土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

18.8.18 イノシシとった!

2018-08-24 11:36:00 | 狩猟とナイフ

 2018.8.18 イノシシとシカの悪さがひどいので、ミカン畑の周りにククリワナをしかけてあります。
 朝、ミカンの病害虫の防除をしようと出かけると、道路沿いにしかけてあるワナのバネが作動していました。このワナは仕掛けてから、3ヶ月ほどの間に空打ちが2回あったのですが、獲物は捕まえることができなかったワナです。
 掛かっていました。
 こんどはどうだ?と車を降りて覗くと小型(約40キロ)のイノシシが掛かっています。しかし、仕留めると直ぐに処理をしないといけません。小型なのでワイヤーを切ったり、足を切ったりすることはないだろうと夕方までほっといて仕事をしました。
 夕方しとめたのですが、やはり、足を痛めていました。ワナで括られたすぐ上が複雑骨折しており、骨が皮膚を突き破り3倍ほどの太さに腫れ上がっていました。大型のイノシシだと突っかかってきた時、衝撃で足がちぎれていたかもしれません。歳をとるともう60キロ以上のイノシシは相手にしたくありません。


 これは害獣駆除の報奨金をもらうための証拠写真です。報奨金制度ができてとても助かっています。被害の一部が補填できます。


その(8)ラム・ハンドル・ハンター ロングクリップ 何だこれは?

2018-08-23 13:14:00 | 狩猟とナイフ
 
 今回紹介するナイフは、きわめて珍しくおそらく見たことがないという方が大勢を占めることでしょう。筆者もアメリカのオークションで初めて見た時は目を疑いました。「なんじゃこりゃあ?」とつぶやいたことです。


 このナイフです。

 なんだ、アバクロンビー&フィッチ・ハンター(Abercrombie & Fitch hunter)じゃないか。と思われることでしょう。


 上段がA&F hunter〔後期)で下段が今回紹介するナイフです。画像が小さいの判りにくいですが、A&F hunterはハンドルの刻印は右側に(GERBER)、左側が(ABERCROMBIE & FITCH CO.) 、下側にラム・ハンドルの特許番号が打刻されていました。ところが下側のナイフの左側には「ABERCROMBIE & FITCH CO.」がありません。



ハンドル右側の「GERBER」もありません。


 上段がA&F hunterでハンドル下側に「U.S.PAT.2,390,544」が打刻されています。下段は今回のナイフで「GERBER エクスカリバーマーク U.S.PAT.2,390,544」と打刻されています。



 これまで、ラムハンドルでロングクリップブレードはA&Fハンターしかないと紹介されてきました。このナイフはその定説を覆すナイフなのでした。

 オークションの写真は小さく不鮮明で、よくわからなかったのですが、とにかくこれはヘンだ。変だ。どうしても落としたいと頑張って高額でしたが落札しました。送られてきたナイフを見て、やはりこれは凄いと鳥肌がたつような興奮をおぼえた事でした。
 出品した方はごく普通のA&Fハンターだと思い込んでいたようで、説明もガーバーの中でも珍しいA&Fハンターだと紹介されていました。当時は円安で1ドルが120円台の時、1600ドル余りで落札したものです。
 1947年9月に、ラム・パターン・ハンドル(Lamb pattern Handled)を初めて使用して、アバクロンビー&フィッチ・ハンター(Abercrombie & Fitch hunter)が発売され、1953年4月まで販売されます。
 ここからは、筆者の想像です。このナイフはアバクロンビー&フィッチへの納入が終了した後、残っていたブレードを利用して作られたものだと思われます。おそらく極少数だったと思われますので、正規の製品としては流通しなかったのでしょう。エクスカリバーマークがハンドルに打刻されるのが1954年からですので、このナイフは1954年に製造されたものだと考えます。

 先に紹介したその(3)ラム・ハンドル・ハンターの大珍品と前後して製造されたのでしょう。


標識放流468号(本年14号)

2018-08-19 18:47:00 | アカメ調査室

 2018.8.19 また、山中洋希さんから嬉しいメールです。こちらも、またも浦川信元(うらかわしんや)さんが、アカメを釣って、標識放流に協力してくれたそうです。
 浦川さん、おめでとうございます。そしてありがとうございます。
 山中さん いつもお疲れさまです。



釣獲日: 2018年8月19日
釣り人:浦川信元さん
住所 :高知市在住
全長:98cm
標準体長:84cm

 格好がいいアカメですね。アカメのなかのアカメという風貌をしています。



イノシシ獲った

2018-08-18 05:41:00 | 狩猟とナイフ


 2018.8.13 ミカンの畑に仕掛けてあったワナに約80キロのイノシシがかかっていた。
 朝、仕事をしようとミカン畑に到着、仕掛けてあるワナのアタリを見ると防風林がゆさゆさと揺れていました。何かかかっていると見に行くと大きなイノシシが。
 どうしても仕事を進めないといけないので、昼までそのままにしておくことにしました。
 夏のイノシシは仕留めると直ぐに処理をしないといけないのです。気温が高く止めを刺してから体温が中々下がりません。内蔵にガスが発生して臭くなったりするのです。
 昼休み、息子に手伝ってもらって仕留めました。
 大型のイノシシには手こずります。40キロほどのサイズがわたしには丁度良いです。

その(7)ラム・ハンドル・ハンター 梨地試作品

2018-08-17 08:40:00 | 狩猟とナイフ
 ラム・ハンドル・ハンター(Lamb Handled Hunter)は、トーマス・ラム(Thomas Lamb)氏によってデザインされたハンドルを使用し設計されたシースナイフで、1954?年から1964年まで販売されました。使用されたハンドルデザインは、1945年12月に、ニューヨーク市のトーマス・ラム(Thomas Lamb)氏によってU.S.パテント2,390,544が取得され、ガーバー社に使用を認可したものでした。ガーバー社ではそれをラム・パターン・ハンドル(Lamb pattern Handled)と呼びました。
 1947年9月に、ラム・パターン・ハンドル(Lamb pattern Handled)を初めて使用して、アバクロンビー&フィッチ・ハンター(Abercrombie & Fitch hunter)が発売され、1953年4月まで販売されます。刻印は右側に(GERBER)、左側が(ABERCROMBIE & FITCH CO.) 、下側にラム・ハンドルの特許番号が打刻されていました。
 その後、ラム・ハンドル・ハンターとなり、クリップ・ポイントからストレート・ポイントになります。刻印は右側に(GERBER)、下側(ラム・ハンドルの特許番号)にとなります。1955年から下側に(GERBER)のみとなり、1965年からは、マグナム(Magnum)と呼ばれ1969年まで販売されます。刻印は下部に『GERBER のみのものとGERBER・エクスカリバーマーク、GERBER・MAGNUM・エクスカリバーマーク』となります。

(7)で、今回紹介するナイフは1955年の試作品でハンドルが梨地でアルミ無垢のナイフです。

 製品として販売されていませんので、試作でとどまったものだと思われます。アルミキャストのハンドルをザラザラにしたもので、滑り止めとしては後のキャットタングやアーモハイドハンドルよりも優れていると思うのですが。
 他の製品でもそうですが、1950年代というのは、少しでも良い製品をつくろうと試行錯誤しながら開発を繰り返していました。そんなことを想起させるナイフです。











 ハンドル下部に「GERBER」の打刻のみ


ブレードの形状も他の製品とは違い先端に向かって細身になっています



 状態:中古です。使用されており、研ぎ減りはありませんが、研ぎ跡やスレがあります。シースは経年のダメージがありますが、しっかりしています。

 販売価格:180,000円