土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

第5回アカメ釣り大会ー4

2013-07-26 07:11:00 | アカメ釣り大会
 大会では嬉しいことが幾つもあります。

 アカメを釣り上げるというのは釣り人にとって嬉しいことですが、何年もかかって釣り上げたアカメがこの大会第2号で、釣られた釣り人は芳川満章さんです。

 全長61センチ、芳川さんは5年目にしてこれが初アカメだそうです。そしてさらに、芳川さんは今大会で2尾のアカメを釣り上げます。




 芳川満章さん 本当におめでとうございます。









 続いて、大会第3号を釣られた伊藤正博さんです。



 全長80㎝でした。



イノシシとった

2013-07-26 06:34:00 | 狩猟とナイフ
 2013/7/18
 ミカン畑に仕事に行くと、イノシシが来て土をほじくり返してミミズなどをあさっています。

 周りに仕掛けてあるワナを見回りました。周辺の山の中も、落ち葉をかき分けて餌を探し回った痕がありました。

 ここしばらくはイノシシが悪さをしに来ていませんでしたので、罠に掛かっているかもしれないと想像しながら見回りました。


 痕跡を残した山からミカン畑を挟んで反対側のワナにかかっていました。

   

 先ず括った足とワイヤーを確認します。足は大丈夫そうですが、ワイヤーがかなり傷んでいます。それでも木に巻き付け、その木が足かせのように動きを制限してくれているので、突進によるワイヤー切れもなさそうです。

 
 上あごを括って2点固定したイノシシ なにはともあれ2点固定です。


 夏毛になって、身体には殆ど毛が無いように見えます。

 

完全に夏毛に変わっています。冬毛は抜け落ちまるで豚のようです。それにしてもここまで皮膚の色が白いのは珍しい。

 
 止めをさしたイノシシ

  

 国の事業で今年始まった「平成25年度緊急捕獲事業」で自治体の捕獲報奨金に国から上乗せがあるのです。害獣駆除で殺したらご褒美をやるぞというのです。
 これはその証拠写真として必要なのです。他にイノシシの場合は両耳・しっぽ・牙(1)が必要で何が欠けても報奨金はもらえません。

 私はいつも一人で行動していますので、カメラを腰のベルトに吊るし、三脚と赤色スプレーはリュックサックに入れてあります。

 
  

 山では梅雨明けと同時に「アブ」が出現します。いまや真っ盛り。仕事をしていてもアブにまとわりつかれてうるさくてしかたありません。
 アブは麻酔薬を注入しながら密かに血を吸うなどという陰湿なやり方ではなく、直接的で、刺されると瞬間痛みを感じます。

 私としてはこういう仕事のやり方は好きです。

 しかし、効率は悪そうです。羽音もはでで、ハチのように大きな羽音をたてて周りを飛びまわりますので来たなとすぐに分かります。それでも仕事をしながらアブに集中して気を付けるということは無理で、たまには刺されます。痛いのですぐに追い払いますが、瞬間でも少しは血を吸っているのでしょう。

 アブにとってはイノシシが格好の獲物だとおもわれます。夏毛で毛が薄いので仕事がしやすそうです。このイノシシを仕留めると周りを飛びまわっていた6匹のアブがイノシシにとまって血を吸いはじめました。

 飼育しているイノシシのアブへの対処法を見ていると、頭の周りでは耳をぱたぱたさせて追い払います。腰の周りはしっぽを振り回します。背中はアブがとまったところの筋肉をけいれんさせて追い払います。しかし、アブもしたたかで
簡単には追い払われません。
 イノシシは食いつかれた場所を鉄筋に盛んにこすりつけてアブを追っ払います。

 こちらは皮膚に食い込んだダニです。今話題のマダニ類です。このマダニたちが媒介するウイルスによる死者が高知県でも何人か出ています。私などもっとも危険な環境のまっただ中にいるので、戦々恐々です。
  
  

  

 頭はすっかり皮膚の中。このように完全に食い込んでいる場合、無理矢理引っ張り抜くと頭部はちぎれて皮膚に残ります。

  

 かなり大きなイノシシで、計量すると69㌔ありました。たっぷり太ったメスでした。

第5回アカメ釣り大会-3

2013-07-18 06:13:00 | アカメ釣り大会
 毎回、アカメ釣り大会にはたくさんのメーカーやショップ、団体などから、協賛、後援していただきありがとうございます。

 協賛メーカー・ショップなどをご紹介します。
 

 協賛メーカー・ショップなどの一覧です。協賛品を並べた前に掲示させていただきました。










 どっさりと K-TEN。 しばらく釣りから離れているのですが、すてきなルアーをみると、どこかが反応して、ああ!これだ、これを使うと釣れそうだと本気で思ってしまいます。





 昔からの仲間がくじ引きの賞品をつくる作業をしてくれました。毎回、最初から最後までお世話になっています。

 



 JGFAの松浦昌治さんも加わって豪華な景品ができあがっていきます。協賛品をたくさん頂きましたので、セットを作るのも大変です。



 今回はロッドを3本いただきましたので、これは1位から3位までの賞品になりました。

第5回アカメフォーラム-2

2013-07-18 05:48:00 | アカメ釣り大会
 大町さんの次はDNA研究のお二人です。


高 橋  洋(たかはし ひろし)さん
(独)水産大学校 生物生産学科 助教
昭和48年1月20日 兵庫県に生まれる。
主な著書:保全遺伝学入門(訳書),淡水魚類地理の自然史


 演題:AFLP法によるアカメの遺伝的多様性・集団構造分析



 講演の中で宮崎産と高知産のアカメに少しの差異があることが昨日わかったがこれは注目してこれから詳しく見ていく必要があるということでした。

 3人目は

上田修作さん

2012年3月 東京大学理学部卒 現在、東京大学大気海洋研究所行動生態計測分野 大学院生 


演題:アカメの徹底的な遺伝的多様性解析を目指して:次世代シーケンサーを用いたマイクロサテライトDNAマーカーの開発
上田修作・武島弘彦(東京大学大気海洋研究所)・高橋 洋・田上英明(水産大学校)・小松輝久(東京大学大気海洋研究所)


 お二人の講演で、アカメは遺伝的多様性が著しく低いということが共通していました。

 アカメの遺伝子からのアプローチは始まったばかりでこれからどんなことがわかってくるのか楽しみです。分析の精度を高めるには壊れていないサンプルが必要なこと、各地域で20個体以上のサンプルが欲しいといいます。
 今後、私たちもサンプルの採集に協力して、色々な角度から見えてくるアカメの姿がみたいものです。

 サンプルはウロコでも可能ですが、放流を前提にした場合の最高のサンプルとしては、鰭の一部を切り取ってすぐに無水エタノールに保存したものがよいそうです。鰭の一部を切り取ると書くとアカメにダメージが大きいのではないかとご心配になるかとおもいます。この場合、切り取る鰭はサイズで5mm四方ほどで、彼らの生活には問題ない程度だそうです。
 ウロコの場合でも皮膚片の付着したままのウロコをすぐに無水エタノールの入った容器に入れるのが最もよい方法です。
 
 ご協力をお願いします。

第5回アカメ釣り大会-2

2013-07-17 06:12:00 | アカメ釣り大会
2013/07/13 アカメフォーラムが終了してから、釣り大会開始です。フォーラムが予定の時間オーバーしてしまい、あわてて大会本部まで移動しました。
 ミヤちゃん、ダイちゃん、シモちゃん、いつも大会を手伝ってくれる昔からの仲間が来てくれました。県外から初めて来られた方にポイントの案内を頼まれたのですが、私は浦戸湾であまり釣りをしてこなかったので知りません。困っていたらミヤちゃんが説明をしてくれました。

 これまでの大会では、ポイントの案内はきちんとはできていませんでした。やはり遠方から初めて来られた釣り人にはある程度のガイドは必要だと思います。まったく未知の土地では何処へどうやって行くのかさえ大変な事です。次回からは詳しい人が地図などで案内するようにしたらどうかと思っています。

 いつものように、大会本部で上杉と長野は電話がかかるのを待ちます。今日は夕方から雷が鳴り始め、暗くなってくると本格的に。

 第1号は岡田 勝さんからでした。



 標識を付けてサンプルをとってから放流です

 最初の1尾はありがたいものです。

 「ああ、釣れた」とスタッフ一同が一安心するのです。これまで一度もボーズだったことはありませんが、釣り大会でのボーズは考えただけでもゾッとします。まして、高知県版レッドデータブックの『浦戸湾が破壊されたいま』は間違っていますよと証明するための一つだと私は位置づけしているのです。そのアカメ釣り大会でもあり、ボーズはいけません。

 岡田さんの大会第1号は、全長61センチでした。

 岡田さんおめでとうございます。