土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

ラムハンドルハンター(1)

2009-06-29 17:47:00 | 狩猟とナイフ
ラムハンドル・ハンター


画像:ガーバー社の最初のハンティングナイフとして有名で、後のマグナムハンターへと続くシリーズの1番目の製品です。1947年から製造されました。
 
 初期のマグナムが何故ラム・ハンドル・ハンターと呼ばれたのかといいますと、それはこのナイフのハンドルが"Thomas Lamb"氏(工業デザイナー)によるデザインだったことからなのです。氏は、他にも松葉杖の取手や箪笥の引き出しなど多数のデザインでパテントを取っています。ハンドルの下部にある刻印は"Thomas Lamb"氏のパテントNo.が打たれています。

 ガーバー社の初期(1950年まで)のナイフのハンドルはマーフィー氏がデザインしたものを使っていました。すなわちハンドルの後部をスパッと切り取ったような旧型ハンドルです。 ガーバー社は、 マーフィーナイフに魅せられたジョセフ・ガーバー氏がそのセールスを引き受けて、 1939年にスタートしています。創立当時のガーバーのナイフは全てディビット・マーフィー氏の制作したナイフでした。その後数年間、ポートランドで造られていたBARTEAUX(バートゥー)というナイフメーカーのナイフもガーバーで販売されていたといいます。BARTEAUXはキッチンナイフもハンティングナイフもつくっていますが、ハンティングナイフでは後のガーバー社製造のフレイヤー、ビッグハンターのようなデザインのナイフもあります。ガーバーのハンティングナイフに大きな影響を与えたことは間違いないでしょう。

マーフィー氏との蜜月時期も長くはなく数年後には仲違いをしてマーフィー氏はガーバー社を去ります。そしてナイフデザインの使用禁止を求めて訴訟をおこします。彼の主張が認められ1951年からは全てのガーバー製品でラウンドエンドハンドルデザインに変更されるのです。

 ガーバーは太平洋戦争中、ナイフビジネスを中断していました。戦後、再開しますが、以前の唯一のナイフ職人であったマーフィー氏はガーバーを去っていましたので、1945年の再開からは自前でナイフを作り始めました。マーフィー氏の技術を踏襲しようと悪戦苦闘したようです。そして軌道に乗るのが1947年で、この年に社名をGERBER HAND MADE BLADESから
GERBER LEGENDARY BLADESに変更します。
ハンドルのデザインはマーフィー型と呼ばれるカットエンドなのですが、1945年以降のナイフにはマーフィー氏は全く関わっていません。これから数年の努力で、マーフィーナイフ、BARTEAUX以来のネジ等全く使わないアルミ無垢のハンドルとハイスブレードという恐るべき切れ味と質実剛健、世界中にファンを持つ製品群を生み出していきます。
 

 画像:上GERBER MAGNUMとエクスカリバーマークを打刻。下パテントNo.打刻。

 "Thomas Lamb"氏のデザイン特許期間は1947年7月1日から1963年12月16日までであり1954年まで氏のパテントNo.が打たれています。正しくこのナイフのためのデザインでした。1955年からは下部の刻印は "GERBER"になり、1965年から"GERBER MAGNUM"となりマグナムハンターと呼ばれるようになります。ガーバーのハンティングナイフを語る上で欠かす事ができない貴重なナイフです。       


カラスヘビ

2009-06-21 19:49:00 | 生き物色々
2009年6月21日、いつもシマヘビ「しまちゃん(故蛇)」が居た近くで見かけるカラスヘビです。しまへびしまちゃんのページで紹介した穴の中に入っていた恋蛇かもしれません。


画像:カラスヘビ

カラスヘビはシマヘビの黒化型だそうです。その個体は虹彩も黒いそうです。
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虹彩(こうさい)とは、脊椎動物及び軟体動物頭足類の目において、角膜と水晶体の間にある薄い膜。瞳孔の大きさを調節して網膜に入る光の量を調節する役割を持つ。カメラの絞りに相当する。アイリス。

特徴 [編集]
虹彩は、目で色のついた部分である。中央には穴(瞳孔)があり、虹彩の中の平滑筋の働きにより、穴を大きくしたり小さくしたりして、網膜に入る光の量を調節する。ヒトの場合、虹彩の模様が個体によって違うことが知られており、このことを利用して個人認証を行なう場合がある(虹彩認証)。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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このカラスヘビはなかなか大型で1.3メートル以上はありそうでした。ここは毎年田圃で稲をつくっています。そのためカエルをはじめ色々と生き物も多く餌は豊富な環境なのでしょう。

とんぼの棲み分け?

2009-06-17 06:44:00 | 生き物色々
 トンボの羽化
2009年6月8日、ミカン畑の水槽でトンボの羽化が見られます。最初はヤンマの仲間が羽化していましたが、今はシオカラトンボ、とイトトンボの仲間が羽化しています。


画像:お隣の水槽でのイトトンボの羽化。


画像:お隣の水槽。


画像:我が家の水槽でのシオカラトンボの羽化。

不思議なことに気がつきました。

お隣の水槽で羽化しているのは全てイトトンボの仲間です。私の水槽で羽化しているのはヤンマ類とシオカラトンボ。二つの水槽は 20メートルほどしか離れていません。水槽の違いは水の透明度。お隣は濁っているのですが、うちの水槽はそれほど濁っていません。

これほどはっきり分かれると水質や水底の環境に何か違いがあるとしか思えません。あるいはヤゴのサイズが違うため食べられることをきらって棲み分けしているのでしょうか。どちらにしても?です。

もう一つ、うちの水槽の内側の側面にはカタツムリが161匹取り付いていましたが、おとなりには一匹もいません。高知県は梅雨入り前も、梅雨入り後も雨が少なく乾燥が続いていますのでカタツムリは湿度の高い所へ移動したようなのです。カタツムリやナメクジはミカンの実の皮を食べてキズをつけますので見つけ次第駆除しています。お隣もわたしの所もカタツムリ防除の農薬散布まではしていませんのでほとんど同じ環境だとおもうのですが、これほど違うと首を傾げます。

トンボにしてもカタツムリにしても何処に棲もうがかれらのかってですが、私をおもしろがらせてくれています。

ヤブレガサ

2009-06-12 19:43:00 | 生き物色々

画像:ヤブレガサです。この画像のものは大きくて1メートルを優に越えています。


画像:蕾です。


画像:花が咲きました。

名は体を表すといいます。まさにそのとおり。
葉が破れた傘のよう見えることから名付けられたものなのでしょう。春に若葉が出てきた頃の方が、よりヤブレガサのように見えます。

若芽は山菜として食用になるそうです。来年は食べてみようか。

ミカン畑への通勤途上の道ばたにヤブレガサの群落があります。今、花が満開です。

厳しい生活-2

2009-06-12 19:14:00 | 狩猟とナイフ

画像:2009年6月8日、ミカンの病害虫の防除をしていた息子が発見したイノシシの足です

イノシシは他の生き物と比べて特別に厳しい生活を強いられていることを紹介しました。

ミカンの世話をしていた息子が昼休み、弁当を食べながら「イノシシの足が落ちちょった」と言い始めたのです。「なにい」「イノシシの足が落ちちゅう」「どこへ落ちちょった?」場所を聞いてカメラをつかんで出かけました。ミカン畑のミカンの木の間に落ちているそうなのです。はてなマークが頭の中を駆回ります。

イノシシの足はそう簡単には落ちません。

どうしてミカンの木の下にあるのか。6月いっぱいまで害獣駆除がやられていて、私もミカン畑のまわりにワナを仕掛けてあります。一番の可能性はワナにかかったイノシシが暴れてワイヤーが首に巻き付きでもして死んでしまって、その後始末に参加した他の動物がここまで足を運んできたのか?そのほか●犬がイノシシを襲って倒したものをおこぼれを手に入れた他の動物がここまで運んできたのか。●病気か怪我で死んだものを他の動物が持って来たのか。???????

そういえば数日前、犬が数匹近くの山で吠えていました。だれかが猟犬を放して訓練と称したことをやっていたのかもしれません。

運んで来た他の動物?どんな動物が考えられると思いますか。

さて、私が思いつく動物を羅列してみましょう。
●ヒト
●犬
●タヌキ
●トンビ
●カラス
これぐらいしか思いつきません。ヒトはここは長野の畑だからびっくりさせてやれという悪戯。犬はあんまり可能性はたかくありません。カラスには荷が重すぎると思います。タヌキとトンビが最もうたがわしい。

あとで自分が仕掛けたワナを見回りましたが異常なしでした。