日本共産党の志位和夫委員長は1日の記者会見で、山本太郎参院議員が秋の園遊会で天皇に手紙を手渡したことについて見解を問われ、「国会議員が、憲法上の存在である天皇に対して、政治的対応を求める行動をとるというのは、『天皇は、国政に関する権能を有しない』としている憲法を知らない者の行動だと思います」と述べました。(しんぶん赤旗)
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毎年,春と秋の2回,赤坂御苑で催されます。
天皇皇后両陛下は,衆・参両院の議長・副議長・議員,内閣総理大臣,国務大臣,最高裁判所長官・判事,その他の認証官など立法・行政・司法各機関の要人,都道府県の知事・議会議長,市町村の長・議会議長,各界功績者とそれぞれの配偶者約2,000人をお招きになって,親しくお話しになっています。
皇太子同妃両殿下はじめ皇族方が出席されるほか,春の園遊会には,各国の外交使節団の長以下の外交官・各国の領事館の長とその配偶者・令嬢も招待されます。
なお,各界功績者は,産業・文化・芸術・社会事業などの分野で功労のあった人です。
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『天皇皇后両陛下は,衆・参両院の議長・副議長・議員・・・・・約2,000人をお招きになって,親しくお話しになっています。』とあるように当選回数には関係なく、一期生であろうが山本太郎議員にも、日本共産党の国会議員にも招待状が来ることになっている。(天皇が出席する国会開会式に出席しない日本共産党国会議員団には、宮内庁は招待状を出さないようにしているかも・・・。)
同じように、春秋の叙勲・褒章の受章対象者には「衆・参両院の議長・副議長・議員」と「都道府県の知事・議会議長,市町村の長・議会議長並びに議員」が含まれる。
問題は、天皇からの園遊会招待と叙勲・褒章を受けるかどうかは、日本国憲法第1~8条に対する「政治家としての見識と姿勢」である。管理人が新宿区議会議員6期目の時だったと記憶しているが、黄綬褒章授与の内示が議会事務局長からあった。共産党新宿地区委員会に問い合わせたところ「受章するか否かは本人の自由」ということであったが、天皇・皇后の写真(御真影)が収められている「奉安殿」を毎日拝礼させられ、ヘイタイさんになることが夢だった「国民学校」生徒の管理人は、「天皇からのご褒美」は絶対に受ける気がしなかったので、翌日議会事務局長に回答をした。