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中国とアメリカの外交政策

2017年02月10日 | 憲法・平和・人権・防衛
毎日新聞は、『米ホワイトハウスは9日、トランプ米大統領が中国の習近平国家主席と電話協議を行い、歴代米政権が堅持してきた台湾を中国の一部とみなす「一つの中国」政策を「尊重する」意向を伝えたと発表した。両国の関係が緊張していたが、今回の電話協議で、関係の立て直しを図った格好だ。』と報じています。
外交政策は、大統領が替わったからと言って簡単に変更できるわけではないと思っています。
その一例が日本と中国との関係だと思います。

中国国家主席の蒋介石が、中国侵略の責任は日本国民にはないと演説したましたが、中国人民共和国が建国されたときに、周恩来国家主席が同趣旨の演説をしたことを管理人は知りました。




1945年8月15日、蒋介石総統の告文
1945(昭和20)年8月15日午前11時(日本時間)、蒋介石総統が、重慶より全中国と全世界に向けてラジオ放送されたものの一部。翻訳、長谷川太郎氏
(前略)
 わが中国の同胞よ、「既往をとがめず、徳をもって怨みに報いる」ことこそ、中国文化の最も貴重な伝統精神であると肝に銘じて欲しい。
 われらは終始一貫、ただ侵略をこととする日本軍閥のみを敵とし、日本人民は敵とししない旨を声明してきた。今日敵軍はすでに連合国に打倒されたので、一切の降伏条項を忠実に遂行するよう、もちろん厳重に監督すべきである。しかし、けして報復したり、更に敵国の無辜の人民に対して、侮辱を加えてはならない。われらはただ日本人民が、軍閥に駆使されてきたことに同情を寄せ、錯誤と罪悪から、抜け出ることだけを望むのである。もし暴行をもって敵の過去の暴行に応え、奴隷的侮辱をもって、誤れる優越感に報いるなら、怨みはさらに怨みを呼び、永遠に止まる所ががない。これはけしてわが正義の師の目的ではなく、我が中国の一人一人が、今日特に留意すべきところである。
(以下略)






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