[2023-11-30『1945ヒロシマ連続講座2016』「ヒロシマ通信」メンバーのみなさんへ]を転載します。
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【 今日の通信=広島被服支廠と(久しぶりの)たより抄録 】
壊されかかっていた広島の被服支廠が、国の重要文化財として指定されて残されることになりそうです。保存を求める市民の声が届いた大きな動きとして歴史に記録すべき出来事ですが、その運動を引っ張ってきて8月に亡くなった中西巌さんの偲ぶ会が今度の日曜日に開かれます。被服支廠の敷地内で、原爆の時にここにいた、と指し示す中西さんのお話をうかがったことがあるのですが、今度の保存への流れ、どんなにか喜んでいらっしゃるでしょう。
今日のもう1枚は、久しぶりに読者から届いたメールから作りました。南京を訪ねて時のこと、書いてくれませんか? という呼びかけに応えてお一人から届いた原稿の他、自費出版の本の紹介も。
【 テレビ番組のお知らせ 】
■12月1日(金) 15:19~15:50 NHK BS1「神様の木に会う〜巨樹「巨樹と戦争(東京、香川、長崎)
・・・・・・「巨樹」と「戦争」。人間の何倍も生きる巨樹は、人間が繰り返してきた戦争を何度も見てきた。東京タワーの近く、大イチョウは東京大空襲で幹を黒く焼かれても生き抜き、見事な紅葉を魅せる。そして長崎の2本の被爆クスノキ。原爆の焼け野原に立つ壮絶な姿。枯死寸前から自らの生命力で蘇った奇跡のような真実に迫る。被爆者が巨樹に寄せる想い。瀬戸内海の小豆島、巨大龍のようなビャクシンの巨樹と元特攻兵の老人をつなぐ絆とは?
■12月1日(金) 16:05~16:56 NHK NHK特集 「遠野物語をゆく ~柳田國男の風景~第1部」
・・・・・・「遠野物語」は、岩手県遠野地方に伝わる逸話を集めたもので、今からおよそ百年前に発表された。番組では、そこに描かれた四季折々の風景を訪ね、映像と奈良岡朋子の朗読、そして武満徹の音楽によって物語の世界を再現する。第1部では、山の女神の伝説、山人のたたり、水神の恵み、カッコ花、雪女などの物語が語られる。柳田國男は、こうした伝承から日本人の考え方や知られざる歴史を探ることができると、民俗学を創始した。(初回放送日: 2021年11月23日)
■12月2日(土) 05:10~05:15 NHK 語り出す建物「原爆ドーム」
・・・・・・昭和20年8月6日に、一瞬で多くの人々の日常が奪われた惨劇を今に伝える建物は、平成8年に世界文化遺産に登録された。今回私たちは、ふだん立ち入りが許されない建物内部に8Kカメラを据えて撮影を実施した。原爆資料館の元館長へのインタビューを交え、平和への願いと核廃絶を世界に向けて発信する“物言わぬ証人”の姿を伝える。
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管理人は、「ヒロシマ通信」主宰の竹内良男さんに『宇品の広島被服支廠は、これこそ「負の遺産」ではなく、日清戦争以来の「加害の歴史」と原爆投下後の「被害の歴史」である「戦争の遺産」ではないでしょうか。』とコメントしました。
(了)