カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

同音異義語

2012-10-03 | エッセイ

トリミング、というと写真のトリミングを思い浮かべる。とにかく容量(サイズ)を大きくして撮っておいて、後で見たい部分だけトリミングでという人もいると思う。デジタル主流になってからはそれも一つの知恵となった。個人で簡単にできるようになったからだ。フィルムのカメラで写真を撮っていた世代としては撮るときに、トリミングはあまり意識されなくて、そのときの枠取りが決め手だとして撮る人がほとんどだったと思う。そこでかなり精神を集中させるわけだ。今は違って来た。
昨日、カットの安い床屋があった!ということを書いた。ところが最近は人間様よりも犬のお手入れの方が高くつきそうな時代だ。犬の「トリミング」などと看板に出ている。始めは何の事かと思った。写真のトリミングくらいしか知らなかったから・・・。でも何かいじくりまわすのだなというイメージくらいは湧いた。

ワープロを使っていると、変換のところで言葉選びをせよ、ということで自動的に同音異義語が表示される。これを長く使っていると、頭の中はダジャレの応酬になってしまうのでは、と以前、blogに書いた覚えがある。落語家やダジャレ好きのおじさんなら、これを利用するとダジャレ語彙が倍増するかもしれない。私はそういった興味は無いけれど・・・。

そう思いつつ・・・、
blogページなどを見ると、広告として「コーヒーの資格を取ろう」などというのが出ている。コーヒーひとつとっても資格の時代らしいのだ。学ぶことがいろいろあって、やり出せばキリが無いし、面白く楽しい面もあるのだろうと思う。しかし、「コーヒー教室」に留まらず「資格」の話になるか・・・・。またそこでひと儲けをたくらむ学校、講師陣が出現したりもするのだろう。「コーヒーを飲む」のに資格が無いと飲んではいけません、などとはならないだろうな、などとバカなことを考えていたら、今度は「紅茶の資格を・・・・」というのが出ていた。紅茶にも資格というものがあるらしい。入れ方にはいろいろあるのだろうし、飲み方にも何かあるのだろうが、もうどうであるにしろ「美味しく飲めた人が一番」と言いたい。

「資格の時代」という言葉を入力して文を作っていると、「資格、刺客」などと出てくる。「刺客の時代」・・・・・恐ろしや。 私の好きな◆も出てくる。おまけに、■、□、なども・・・・。全部「シカク」なのだ。これがワッと出てきて忙しい雰囲気になる。人間の頭とは良くしたもので慣れてくると目当ての文字以外はあまり目に入らないようになり、瞬時にその言葉だけを選ぶようになっていく。慣れとは恐ろしいというか不思議なものである。ペンで手書きの時は、そういった同音語の言葉選びは頭の中でもほとんど行われず、余計な経緯を経ずして始めからその言葉のみが想念として浮かんでいるように思う。そういった違い、だ。他人の頭の中のそういった部分はあまり解析しないようにしてもらいたい。



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