買物へ行った時、その店の外の自販機で、ガチャンと出てきた。いまだ自販機に慣れない何処かのお母さんがお金を入れ、ガチャンとやったらその音で腰を抜かして後ろへへたり込んだ、という話を聞いて面白くて笑ったが、これもどこか可笑しかった。白がmilkで黒がコーヒーのエスプレッソ。上手いネーミングで洒落ている。milk with espresso となっているので、milkが主で、それにespressoを混ぜているのだな、と思って下の説明を読むと、「エスプレッソにミルク、」と何とも曖昧な説明になっている。エスプレッソが主で、それにミルクを混ぜたとも取れるし、エスプレッソやミルクを混ぜた、とも取れなくもない。英語のwithもそういう意味合いもなくはないようだ。でも飲んでみると、少しだけこんがりした香りのするコーヒー牛乳なのだな。だから、やはりmilkが主の、英語のmilk with espresso というのが一番適切のような気がした。エスプレッソ入り牛乳という感じだったのだが、なんとその後に、100%エスプレッソです、となっていて、おまけに大きく、「100%ESPRESSO」とゴールドで書いてあるのだった。缶を傾けて飲んでいたら、頭上に秋空が広がっていたのだ。