洗面所の水栓が壊れた。いやはや。その10日ほど前からレバーが固くなり、もうほとんど力まかせに捻らないと水が出ない状態ではあったのだ。でかいペンチでレバーのところを掴み捻っているうちにバルブの中がバカになったらしく、急に空回りし始めたかと思いきや、水が一気に噴き出した。水が飛び散る中、これまた固くなった元栓をペンチで壊さないように軽く掴んで回して閉め、とりあえずは静かになった。修理屋を呼んで調べてもらったらやはり水栓ごと取り替え、ということになった。中の機構が完全にお釈迦になったようだ。ペンチで捻ったのは私だが、30年以上も前に取り付けた水栓だし、それ自体が既にガタがきていたのだろう、とにかく取り替えということで良い結論に達したようだった。簡単な取り換え工事だが素人にはやはり少し難しい。totoの新しいものの中からで比較的安いのを選び、それが少し割引されて数千円。割引率が低い。工事費が1万円ほど。計2万円弱。でも高いという感じだなぁ、もう少し安くならないものかな、水栓というのが選んだのを素人でも簡単に取り換えられて格好も良いものであるなら申し分ないのにな、とこのような小さなことであれこれと思うのだった。小さなことではあるがこういったことは直らないと本当に困るのである。付け替えた後の水栓のなんと滑らかでスムースな動き! 前が前であっただけにとりわけ心地好い感覚であることよ。
右(水)が新しく取り替えたもの。
左(湯)が30年前からのもので、固く、あまり使わない。