バッハ 2つのヴァイオリンのための協奏曲 古井麻美子 清水里佳子/ 福島章恭&愛知祝祭管
愛知祝祭管弦楽団 福島章恭ブルックナープロジェクトより、最後の動画をYouTubeにアップしました。
独奏の古井麻美子さんと清水里佳子さん。確かな技巧はもちろんのこと、お二人とも豊かな情感を湛えつつも、華のある古井さんと内的世界に遊ぶ清水さんのコントラストが実に美しいと思われます。今回、動画を観ながら、それを再認識しました。
わたくし=福島章恭がバッハをモダン楽器で振るのは実に久しぶりで、テンポ設定をはじめ、ピリオド楽器では考えられない表現となりました。休憩後の長大なブルックナーとの組み合わせを考えると、このやり方は正解であったと思われますし、自分の性に合っていることも認識できました。年明けには、東京とライプツィヒで、「マタイ受難曲」を、ともに古楽器オーケストラで振るわけですが、この体験がどのような影響を与えるのか、我ながら怖くもあり、楽しみなところです。
バッハ 2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1043
ヴァイオリン: 古井麻美子, 清水里佳子
指揮: 福島章恭
愛知祝祭管弦楽団(コンサートマスター:高橋広、団長:佐藤悦雄)
2014年10月26日(日)
愛知県芸術劇場コンサートホール
福島章恭 ブルックナープロジェクトvol.1において、ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲につづいて演奏された演目です。
提供:愛知祝祭管弦楽団
録音:ワオンレコード 小伏和宏
映像:KANON