
お前はそんなにテレビに映りたかったのか?
昨夜のわが憤りをみて、そう思われた方もあったかもしれない。もちろん、それは個人的に残念なことに違いないけれど、そればかりではない。
ミサ曲に於ける合唱団は、ソリストと対等であり、同等の扱いを受けるべきなのだ。まして、大阪フィル500回定期を記念する放映であれば、朝比奈先生によって創設された40年の歴史を誇る合唱団にも光をあてる配慮が欲しかった。その売り込みを怠ったことが大失態なのである。
大阪フィルの演奏会が、日曜日のゴールデンタイムに、全国区のテレビに放映される機会、次はいつだろう(600回定期)? まして、合唱付きのプログラムで。
福島章恭がシェフに就任し、大阪フィル合唱団に、何やら新しい息吹が感じられる、大阪フィル合唱団ここにあり、というアピールを全国的におこなう機会の奪われたことが、とても悔やまれるのだ。
とはいえ、過ぎたことは仕方ない。
これから、その歌声の圧倒的な力で、全国に自ずと名の轟く存在となるよう、団員とともに歩んでゆくほかない。
さあ、今日も「海道東征」の4時間レッスン、張り切っていこう!