明鏡   

鏡のごとく

個の時代の家族解体と再構築とは

2014-02-07 06:39:14 | 日記
個の時代といわれてひさしいが
女性の社会進出によって夫婦とその子供のみの家族解体が進行している
のは確かである
家族において母子家庭が増えており
扶養するのが女性で扶養されるのが子や親世帯であり
其の女性の夫は個として排除されつつ有るか
まれに父子家庭として成り立つか
父親の親世帯と同居状態となるか
こうしてみると
家族解体というよりも
縦長の家族形態つまり祖父母世帯の協力の上成り立つものとはじき出された個の構図
より単体化した父子家族・母子家族化の構図
が浮かび上がってくるが
日本全体として
あるいは
世界全体として
個というものを推し進めた結果
家族形態が三世代に渡るところには個の排除が起こり
父子家族・母子家族においてもやはり個の排除が起こっているとも言え
最初から個のままのものも少なからずいるが
個を主張するあまりに
個となるものが際立ってくるという構図
家族としての役割は依然としてそこにあり続けるが
役割分担が変わりつつ有るとの実感がそこにあり続ける限り
個を排除する傾向は
やはり見直す地点に来ていると思われる
では家族の形とは
個を排除する傾向を和らげるには
緩やかな繋がりを断ち切らず
程よい協力関係を構築することが必要となってくるであろう