明鏡   

鏡のごとく

『ルンタ』

2015-09-30 15:31:29 | 日記


ドキュメンタリー映画『ルンタ』を見る。

チベット語で『風の馬』。

山の中、丘の上、青い空の下、いろとりどりの旗が祈るようにはためく音が、なんだか馬がかけている音に聞こえると、インドに亡命しているチベットの人を援助している人がいう。

焼身自殺をした多くのチベットの人のことを、生きて死んだ記憶を、輪廻の途中の悪夢のように、辿る。

とぎれとぎれに記憶を失うように、暗闇で目をつぶる。

悪夢が現実を踏みつける。


人は人を管理するために、何年も牢獄に入れ、電気ショックを与えたという。

失神すると水をかけて、また電気ショック。

肋骨が折れては面倒なので、電気ショックを与えるらしい。


やられればやられるほど、憎しみが膨れ上がる。


中国に侵略されたチベットは今も、侵略され続けている。

誰だろう。

中国が侵略するわけがないと言っているものは。

いままさに侵略しているというのに。

目の前のことに目を背ける、目の見えないに等しいものには風の馬の音もきこえない。


外国メディアに告発し、山にこもって、隣国に逃げきった僧と、亡くなった僧。

抵抗運動で監獄に入れられ、指に釘を打たれ、吊るされたものの、折られた足。

ぼりぼりと足が折られる音もきこえない。



言葉が奪われて、土地が奪われて、逃げて、それでも生きて、死んでゆく。

輪廻の中。


人はかわるのだろうか。





ソフトバンクの日本人差別をなくすために

2015-09-30 10:08:34 | 詩小説


 数年前、民団新聞において、ソフトバンクが在日の人だけ半額になるという記事が載っていたと告発されていたが、民主党政権や他の政党も知らぬ存ぜぬでうやむやであった。

 その後も、隠されている税金の仕組みや、理不尽な世の中、それを知らされない戦後、日本の異常さに、気づいたものは数多かった。

 日本人はそのような隠された在日の人への優遇措置に憤慨していたが、やっと現自民党政権で、まともなことをやってくれるということか。

 隠され続けた日本人を小馬鹿にした料金設定に、日本人差別を是正するために、頑張って欲しいところである。

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 高市早苗総務相は29日の閣議後会見で、年内にまとめる携帯電話料金の引き下げ策について、「料金プランの多様化」「端末代の透明化」「格安スマホの普及」の3テーマを軸に検討する考えを示した。来月から有識者による会議で具体案を練り始める。

 「料金プラン」では、大手3社のスマートフォンの利用料金について、電話をそれほどかけず、動画もあまり見ない人向けのプランがつくれないか検討する。いまのプランは、どちらかをよく使う人向けに偏り、しかも3社ともほぼ横並びだとみて問題視している。

 「端末代」では、端末を値引く代わりに通信料金を割高にして、通信料金から端末代を回収する事業モデルの是正をめざす。

 「格安スマホ」では、格安事業者が大手から通信回線を借りる際の賃貸料を引き下げるなどして、利用者が払う料金の引き下げ競争を促せないか検討する。