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■ あゆり温泉 「矢吹町老人福祉センター」 〔 Pick Up温泉 〕



あゆり温泉 「矢吹町老人福祉センター」
住 所 :福島県西白河郡矢吹町八幡町442
電 話 :0248-42-2615
時 間 :9:00~22:00 / 第4火休
料 金 :400円(入浴のみ)
※ 現在、あゆり温泉は、施設等の復旧作業を行っており、11月に営業を再開する予定です。(町HPより)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (じゃらんnet)

ヌルすべ湯のメッカ矢吹町にある公共系施設が日帰り対応するもの。
なお、町HPによると、現在、施設等の復旧作業のため休業中で、11月に営業再開予定とのこと。


【写真 上(左)】 温スタ
【写真 下(右)】 温泉利用温室

場所はあぶくま道路「矢吹中央」ICのそば、ロードサイド型大型店が並ぶ交通の要衝にあります。
老人福祉センターのお湯ですが、施設は大ぶりで温泉スタンドはおろか、温泉熱利用の温室まで併設されています。
典型的な公共福祉系施設で脱衣所は広め。ござ敷き木製の脱衣棚が渋い。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 内湯

天井高く窓の広いあかるい浴室に赤みかげ石枠タイル貼20人ほどの大ぶりな内湯。
右手扉から通路を通って向かう露天は屋根がなく開放的。
石庭+コンクリ造20人ほどの無骨な浴槽はちと殺風景かな?


【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 止まっていた湯口.JPG

内湯は左手壁面から滝状に投入で、そばにはコップがおいてありました。
槽内排湯はみあたらず、おそらく投入全量をざんざこにオーバーフロー。
露天は側面注入でこちらも槽内排湯はみあたらず、おそらく投入全量を側溝への上面排湯。
露天には湯口らしき石組みもありますが、ここからは投入なしでした。
お湯の感じからして、どちらもかけ流しかと思いますが、鮮度は露天のほうがよく、とくに手前左手の側面注入のそばのコンディションがいいです。

カラン11、シャワー・ドライヤーあり、シャンプーなし。
土曜13時で6~12人とけっこうな盛況。

内湯は適温、露天はややぬるめ。
お湯はうすく緑色がかってこげ茶の湯の花。露天のほうが多くただよいます。
露天の手前左手側面注入そばでは気泡が舞い、アワつきもありました。
また、両槽で湯中の指先が青白く発光していました。


【写真 上(左)】 露天の湯色
【写真 下(右)】 泉源?

よわい重曹味に微イオウ臭。
矢吹のお湯らしい明瞭なヌルすべ&とろみがある、軽い浴感のやさしいお湯です。
このときは、いやさか、泉坂「カントリーヴィレッジ」、中島「ふれあいの湯」、こことヌルすべ湯を連打しましたが、ヌルすべ度は、いやさか > あゆり > 泉崎 > 中島の順かな?
いやさかのお湯に近いですが、こちらのほうが重曹分がつよくでていてなんとなくニュアンスがちがいます。

矢吹らしいヌルすべ湯をゆったりじっくり楽しめる、なかなかのお湯だと思います。

〔 源泉名:矢吹あゆり温泉 〕
アルカリ性単純温泉(Na-HCO3・Cl型) 50.0℃、pH=8.9、410L/min掘削揚湯、成分総計=746.7mg/kg
Na^+=213.9mg/kg (99.14mval%)、F^-=4.7、Cl^-=78.4 (24.92)、SO_4^2-=0.6、HCO_3^-=322.8 (59.64)、CO_3^2-=33.1、陽イオン計=216.2 (9.38mval)、陰イオン計=440.1 (8.87mval)、メタけい酸=45.8、メタほう酸=30.5 <H17.3.30分析>

<温泉利用掲示>
●源泉温度が52.7度と高温のため、温度調整のため加水をしております。(館内掲示より)
●お湯は一切沸かしていない温泉です。(町HPより)
●ろ過循環は一切していません。(同上)

■ブランドグルメ
〔 矢吹のグーズベリージャム 〕
矢吹町では地元産グーズベリーを加工して「グーズベリージャム」がつくられています。
グーズベリーとはセイヨウスグリのことで、ヨーロッパでふつうに栽培されていますが、日本でも東北地方などで栽培がはじまっています。
ユーザーの声に応えてあえて甘味を抑えたという矢吹のグーズベリージャムは、生産量がすくない期間限定の貴重品です。

〔 2010/10/21UP (2006/12入湯) 〕


E140.20.9.631N37.11.26.628
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■ 小砂温泉 「ホテル 美玉の湯」 〔 Pick Up温泉 〕



小砂温泉 「ホテル 美玉の湯」
住 所 :栃木県那須郡那珂川町小砂3102 (旧 那須郡馬頭町)
電 話 :0287-93-0709
時 間 :10:00~20:00
料 金 :1,000円(16時~ 500円)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (栃木の温泉宿(求人ジャーナル社))

※ 大混雑につき館内の写真はありません。

旧馬頭町にある温泉ホテルが日帰り開放するもの。
馬頭温泉郷に含める人もいますが、県Webでは、馬頭温泉郷は「広瀬の湯・南平台・小口の湯の3つの温泉で形成」とあるので、独立した温泉とされているようです。

ちなみに小砂(こいさご)というのはここから北東方向の山あいに入った集落の名で、水戸藩ゆかりの窯として知られた小砂焼がいまもつくられています。


【写真 上(左)】 小砂の里
【写真 下(右)】 小砂の登り窯

ここは地味めなお湯の多い馬頭のなかではダントツの人気を誇る人気温泉で、週末、Pはたいてい車で一杯です。
何度も前を通っていますが、こんな状況だし料金も1,000円と高めなので未湯がつづいていました。
一郷一会のなかで話題になることも多く、ついに意を決して入湯(笑)
16時からは500円になりますが、宿泊客と日帰り客が重なって大混雑になりそうなので、おそれをなして15時すこし前に1,000円はたいて突入。(この時間帯なら、割引狙いの日帰り客もチェックインした宿泊客もまだいないと踏んだ。)


【写真 上(左)】 給水所
【写真 下(右)】 ホテル外観

しかし、入館する前から建物よこの給水所で水汲みに群がる人だかりにおののき。
この水はおそらく浴場の打たせ湯「美玉冷泉」とおなじもので、軽いイオウ臭でのどにするすると入っていく芒硝泉系の美味しいもの。

ホテルとは入口が別になっていて、日帰り客がそれだけたくさんいることを物語っています。
ホテルには広めの露天がありますが、現在、宿泊客用となっているようです。
ロビーも脱衣所も広くはなく、脱衣所は衣類とペットボトルでごったがえし。
暗く狭めで無機質な浴室は、ラドンを残すため窓が開かず思いっきり熱気がこもってサウナ状態。
そこに浴客がなんと12人以上!
↑の甘過ぎるもくろみはものの見事にはずれたわけでした。

カラン3はもちろん満杯で、浴槽も浴槽フチもぎっしりで居場所をさがすのにも一苦労。

L字型の入りごこちのいい内湯(黒石枠伊豆石?貼6-7人)とそのよこに打たせ湯の2槽。
打たせ湯は上から冷たい水が落とされています。
「美玉冷泉」をつかった打たせ水風呂は人気の的で、あいても10秒とたたずにふさがってしまい、しかもなかなかあかないのでゲットするのは至難のワザ。
洗い場カランと同じ水質のような気がしたので、あまりにあかないときは、洗い場のカラン水を浴びるのも手かと・・・。

内湯は石の湯口から熱湯を投入で槽内注排湯はみあたらず、ザンザコオーバーフローからみてもかけ流しでしょう。

内湯のお湯はかなり熱めでほぼ無色透明。クリーム&うす茶の湯の花が少量ただよいます。
よわい芒硝石膏味臭。
ヌルすべは感じますが、那珂川「城の台荘」「いさみ館」ほどではありません。

一浴した限りでは、お湯じたいにさほどの個性はないし、ゲキ混みなのでザコザコオーバーフローのわりに鮮度感もさほどではないし、どうなのかな~??といった感じ。
あたたまり感は異様につよいですが、これが熱湯のせいか、こもる熱気のせいか、はたまたラドンの効能なのかは見当がつかず。(たぶん全部でしょう(笑))
ただ、異様なあたたまりのわりに汗の引きが速く、浴後ほてりが残らず、からだが軽くなったような気がして無性に眠くなり、肌がつるつるになりました。

入湯時(2006年)には、放射能泉にさほど入っておらず、こんな印象に終わりましたが、その後、それなりに放射能泉の入湯をこなすにつれ、ラドンの浴感?というか、存在感をなんとなく感じとれるようになってきました。
とくに近頃は、硫酸塩泉系のお湯にただならぬ奥行きを与えるのは、ひょっとしてラドンの存在なのでは?と感じています。(分析書に記載されていなくても感じることがある。)

↑のような状況にもかかわらず1,000円も払って通う人(毎週通っているという同浴者が数人いた。)がいるからには、やはりそれだけの効能があるのかも・・・。
すくなくとも「ラドン泉に入っている」という心理的効果と、サウナ状態の浴室による新陳代謝の効果は確実にあるかと思います。
再訪して、ラドンの効力を確かめてみたい1湯です。

〔 源泉名:塚本源泉 〕
アルカリ性単純温泉(Na-SO4型) 46.5℃、pH=9.2、82.4L/min掘削揚湯、成分総計=0.543g/kg
Na^+=155.5mg/kg (97.55mval%)、F^-=3.2、Cl^-=16.5 (6.12)、HS^-=0.0、SO_4^2-=232.7 (64.36)、HCO_3^-=71.8 (15.69)、CO_3^2-=24.2 (10.77)、陽イオン計=159.6 (6.93mval)、陰イオン計=351.2 (7.52mval)、メタけい酸=32.1、Rn=2.93M.E.(マッヘ単位/kg) <S59.7.19分析>

<温泉利用掲示>
加水:温泉が不足した場合、加水する事があります。 加温:適温へ調整するため、加温する事があります。 循環ろ過装置使用:なし 塩素系薬剤使用:なし

〔 現地掲示 〕
この温泉「美玉の湯」は千二百米地下から湧出した天然ラドンを含む霊泉です。
ラドンは細胞に刺激を与え新陳代謝を活発にし細胞を若々しくよみがえらせ全身が健康になります。
「美玉の湯」及び「美玉冷泉」を交互に入浴すると一層効果があります。
この温泉の源泉温度が49℃ですので源泉そのままで御入浴いただいて居ります。(以下略)

一郷一会100名湯(takayamaさん)

〔 2011/09/25UP (2006/09入湯) 〕


E140.8.24.672N36.46.52.751
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■ しあわせ温泉(しあわせ源泉) 「温泉民宿 しあわせ荘」 〔 Pick Up温泉 〕



しあわせ温泉(しあわせ源泉) 「温泉民宿 しあわせ荘」
住 所 :千葉県南房総市千倉町川口68 (旧 安房郡千倉町)
電 話 :0470-43-1244
時 間 :要事前確認
料 金 :500円
オフィシャルHP
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (Yahoo!トラベル)
紹介ページ (ぐるなびトラベル)
紹介ページ (じゃらんnet)

旧千倉町にある自家源泉の湯宿のひとつが日帰り対応するもの。
源泉名は”しあわせ源泉”。
温泉地名は、”千倉海岸温泉”としているWeb情報もありますが、県資料によると、”しあわせ温泉”となっていて、”千倉海岸温泉”は「夢みさき」です。

房総半島の最南端を走るR410、白浜あたりはずっと海沿いを走りますが、千倉が近づくと陸側に入り、替わって県道251から南下する生活道路が海沿いを辿ります。
しあわせ荘はこの生活道路沿い、千倉市街からすこし南下したところにあります。
道の向こう側は海。黒潮洗う外海の荒磯です。
千倉港からも近く美味しい魚が楽しめそうですが、HPなどによるとやはり磯料理が名物のようです。


【写真 上(左)】 館内
【写真 下(右)】 浴室入口

8室のこぢんまりとした宿。
冷鉱泉でWeb情報でも日帰り可能時間がわからないのですが、ちょうど日曜10時すぎに通りかかったので攻めてみました。
(日曜のこの時間帯は泊まり客がチェックアウトし、かつ、お湯を落とす前なので冷鉱泉沸かし湯でも入れることが多い。)
読みが当たってあっさり入浴OK。

なんとなく色気のない建物ですが、外観・館内ともに綺麗です。
ロビーの右奥、手前が男湯、奥が女湯で、両方とも入浴可でした。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 女湯

こじんまりとした浴場にタイル貼一部赤みかげ石枠3人くらいの浴槽ひとつとシンプル。
保温用のフタを外して入ります。
カラン4、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
カランも温泉かもしれません。
日曜10時で男女湯とも独占。


【写真 上(左)】 蓋掛けされた浴槽
【写真 下(右)】 男湯の浴槽

タイル壁につけられた石づくりの湯口は止まっていて、その下あたりから強力側面注入。
排湯はなぜかメモがないのですが、軽いオーバーフローとあるので、槽内排湯はあるかと思います。

ほぼ適温のお湯は、うすく黄色がかった透明で浮遊物なし。
よわい塩味重曹味でほぼ無臭。


【写真 上(左)】 止まっていた湯口
【写真 下(右)】 湯色

ツルすべのあるあたたまりのつよいお湯で、スペックなりの濃度感もあったので、掲示どおり加水はないかと思います。
ただ、鮮度感がさほど感じられなかったのはいたしかたないところか・・・。
それでも温泉らしい浴感は充分楽しめるので、温泉好きは攻めてみるのも一興かと思います。

〔 源泉名:しあわせ源泉 〕
Na-塩化物冷鉱泉 17.0℃、pH=8.0、63L/min掘削揚湯、成分総計=2.149g/kg
Na^+=647.5mg/kg (85.96mval%)、Mg^2+=37.2 (9.34)、Ca^2+=13.5、Fe^2+=0.2、Cl^-=774.1 (66.64)、SO_4^2-=232.2 (14.74)、HCO_3^-=369.2 (18.47)、CO_3^2-=1.5、陽イオン計=731.8 (32.76mval)、陰イオン計=1377.0 (32.76mval) <H2.7.16分析>

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素系薬剤使用:不明

■ブランドグルメ
〔 千倉の野ぶき 〕
野ぶきは日本原産の野菜で、佃煮にしたものは「キャラブキ」、早春にでる花茎は「ふきのとう」と呼ばれて親しまれています。
千倉町の直売所「まんぼう」HPで旬の野菜として紹介され、亀屋本店「千倉夢みさき内売店」で、野ぶきとかつおを合わせた佃煮「おかあのきゃら」が売られているので、千倉地元の名物と思われます。

〔 2011/09/25UP (2007/12入湯) 〕


E139.57.58.035N34.56.23.041
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