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■ 武蔵小山温泉 「清水湯」

 

武蔵小山温泉 「清水湯」
住 所 :東京都品川区小山3-9-1
電 話 :03-3781-0575
時 間 :12:00~24:00(日曜:8:00~24:00) / 月休
料 金 :450円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (じゃらんnet)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

超ひさびさに東京のお湯です。
2008年5月に全面リニューアルオープンした人気の温泉銭湯。
東急目黒線「武蔵小山」駅から徒歩5分のところ。
Pは2h無料で13台分ありますが、あたりは人通り多く道も込み入っていて、Pが満車だと抜き差しならぬ状況に陥りそうなので鉄道利用がベターかと。
山の手と下町が入り混じって活気ある、いかにも旧目蒲線らしい街並みで、商店と住宅が混在するエリアに想定外にスタイリッシュな外観をみせています。
エントランスはフロント形式で、銭湯というよりプチスパ銭といった感じ。

さほど広くはないものの(とはいえ銭湯としてはゆったり)、館内はあかるく快適。
フロント前のロビーは和風の前庭を配し、開け放たれた窓から風が心地よく通っていました。
ただ、人気施設ゆえ、お客が多いのはいたしかたないところか。

2階は無料休憩所、岩盤浴(女性専用、料金別途)、サウナ(料金別途)、に銭湯お約束のコインランドリーと設備充実。
この日の男湯は左手で、男女交替あるかは不明です。

なお、2010年に浴槽のナノバブル化が図られていますが、これは2008年10月の入湯レポなので、現況とはちがいがあるかと思います。

浴場は内湯ゾーンにみかげ石造10人ほどの温泉機能浴槽と手前に水風呂。
木目調の高い天井にところどころ瓦屋根などの造作がほどこされ、雰囲気があります。
カラン18、シャワー・ドライヤーあり、シャンプーなし。
土曜17時で浴場内40人ほどの盛況。
洗い場は多いときは7割ほどもタオルやお風呂セットが置きっぱなしにされ、空いているカランをさがすのに苦労しました。
土曜の夕方というタイミングもあってか子ども連れが多く、銭湯というよりスパ銭的客層。

温泉機能浴槽は黒湯でみかげ石の湯口からの投入+ジェット投入。混んでいてほとんど入らず詳細不明。

水風呂はおそらく黒湯源泉で、17℃ほどのびしっと冷たいもの。
石の湯口からの投入とかなりの量の底面注入。別に源泉カラン(常閉)がありますが、底面注入は湯口や源泉カランより冷たい感じがしたので後者を加温しているかも。(泉温は16.6℃)

露天ゾーンはスパ銭などにくらべると小ぶりながら、段差を利用した立体的なつくり。
竹の植え込みやデッキチェア(×3)などもおかれ、空いていれば和めそう。
手前内湯側に黒湯露天(石+鉄平石造4-5人、ジェット付)、階段をのぼったおくに黄金の湯露天(伊豆石?造5-6人)の2槽があります。

黒湯露天は三波石風湯口からの適温湯投入+ジェット、黄金の湯露天は赤茶に変色した石樋の湯口から熱湯を量を変じて投入し、側面排湯と槽内のパイプ加温があります。
いずれも混んでいたので排湯の詳細不明ですが、湯づかいはかなりよかったような記憶。

さて、お湯です。
ここは以前からある黒湯系の自家源泉と2007年に掘削した新自家源泉「黄金の湯」のふたつの源泉をもっています。
上段露天で「黄金の湯」をつかい、その他の浴槽で「黒湯源泉」をつかっています。

【 黒湯源泉 】
透明度20cmほどの黒湯で、蒲田あたりの漆黒黒湯にくらべるとさほど黒くはありません。重曹味+微甘味に黒湯特有の貝化石的な臭い。黒湯お約束のツルすべは中程度。鮮度感は水風呂がベストだったかと思います。

【 黄金の湯源泉 】
透明度20cmほどのきもち緑がかった茶色のにごり湯。
強塩味によわい金気だし味とわずかな苦味をともないます。アブラ臭+金気貝汁臭+αの複雑な湯の香。
化石海水系と思われ、市川の「法典の湯」板橋の「さやの湯処」に似ている感じか。
土類系のぎしぎしがつよく濃度感もしっかりありますが、あたたまりはさほどつよくありません。
とはいえさすがに高張泉。浴後は他の黒湯銭湯にくらべどしりときます。

黒湯も黄金の湯も単体でみるとさほど抜きんでたものではないかも・・・。
ただ、黒湯と化石海水という南関東を代表する泉質を同時に楽しめる施設はきわめて貴重で充分に楽しめます。とくに黄金の湯と黒湯水風呂の冷温交互浴は麻薬的な快感が・・・(笑)
連打して入ると重曹と食塩が肌のうえでケンカしているような感じになり、これはかなり面白いです。

設備充実で2つの源泉が楽しめしかも料金は銭湯価格の450円。
これは温泉好きならずとも通い必至か・・・。

スタッフは親切でフレンドリー。Webをみても懇切丁寧でやる気に満ちている感じ。
周辺住民を基盤に根強い固定客をつかんでいそうな好施設です。

〔 源泉名:清水湯 〕(=黒湯源泉) <H6.11.24分析>
規定泉(重炭酸そうだ)(Na-HCO3型) 16.6℃、pH=8.23、83.5L/min掘削揚湯、成分総計=0.853g/kg
Na^+=218.4mg/kg (92.77mval%)、Fe^2+=0.7
Cl^-=23.2 (6.58)、HCO_3^-=524.7 (87.04)、CO_3^2-=18.0
陽イオン計=238.7 (10.24mval)、陰イオン計=566.5 (9.88mval)、メタけい酸=44.9、メタほう酸=3.3

〔 源泉名:黄金の湯? 分析書画像不鮮明につき詳細不明 〕(=新源泉) <H19.4.24分析>
Na-塩化物強塩温泉 38.6*℃、pH=7.8、260L/min(1,500m掘削揚湯)、成分総計=18.66g/kg
Na^+=6500mg/kg (91.71mval%)、NH4^+=92.7、Mg^2+=82.4、Ca^2+=168.3、Fe^2+=1.6
Cl^-=10510* (236.4*)、Br^-=56.5*、I^-=24.3、HCO_3^-=854.2 (4.50)
陽イオン計=7046 (308.3mval)、陰イオン計=11450 (311.4mval)、メタけい酸=105.7、メタほう酸=10.0、遊離炭酸=49.7
*は画像不鮮明につき、データ誤記の可能性があります。

<温泉利用掲示(公式Webより)>
黄金の湯露天:100パーセント源泉かけ流し

〔 2013/2/20UP (2008/10入湯) 〕


E139.42.38.872N35.37.0.890&ZM=11
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