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■ (矢吹町文京町196-1湧出源泉) 「いやさかの湯」 〔 Pick Up温泉 〕



<(矢吹町文京町196-1湧出源泉) 「いやさかの湯」>
(福島県矢吹町文京197-1、11:00~20:00、水休、300円(食堂利用者は無料)、0248-44-3233)
紹介ページ (msnトラベル)
紹介ページ (食べログ)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)

温泉マニアのあいだでは有名な福島県・矢吹町の食堂のお湯。
「あぶくま高原道路 矢吹中央IC」すぐ南側の交差点にあって、看板も出ている大きめの食堂なのですぐにわかります。

看板には「お食事処 温泉処 いやさか」とありますが、食堂が主役のよう。
とくにうどんが美味しいらしくグルメ系情報サイトでもけっこうでてきます。

週末の昼頃行ったのでPはほぼ満車、食堂も8割方埋まっていました。
個人経営のちいさな食堂を想像していましたが、意外に大きく流行っていました。
このぶんでは浴場もイモ洗いか・・・?、と思いきや、男女湯とも独占でした。


【写真 上(左)】 送迎バスもあります
【写真 下(右)】 浴場へのアプローチ

青いアーチ屋根のかかった渡り廊下をわたってのアプローチ。
窓の広いあかるい浴室。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 男湯の浴室

手前に熱湯槽(みかげ石枠白タイル貼2人)と窓側に適温槽(みかげ石枠青タイル貼3人)、とびらの外に露天(みかげ石枠タイル貼10人弱)の3槽。


【写真 上(左)】 熱湯槽
【写真 下(右)】 適温槽

露天は手前4-5人部分はふかく、おくの3-4人部分は浅めになっていてお湯はぬるめ。
壺庭的なロケで眺望はないものの風はとおります。


【写真 上(左)】 男湯露天
【写真 下(右)】 女湯露天

カラン4、シャワーあり、せっけんのみ、ドライヤーなし。

熱湯槽と適温槽は塩ビ管からそれぞれ50L/min弱と30L/minほどを投入で槽内注吸湯はなく、全量を豪快にオーバーフローするかけ流し。
露天はイオウ系の白い湯の花のでた木樋の湯口から40L/minほどを投入で、こちらも槽内注吸湯はなく全量をざんざこにオーバーフローのかけ流し。
とくに内湯2槽のオーバーフローは感動的で、当然鮮度感は抜群。


【写真 上(左)】 女湯
【写真 下(右)】 豪快なかけ流し

アワつきがありそうなお湯ですが、アワつきはないか、あってもごく少量でしょう。

きれいなうす麦茶色透明のお湯で浮遊物はほとんどなし。
独特のアブラっぽい味+微たまご味に明瞭な甘イオウ臭+ミシン油臭。
オイリーな強ヌルすべとしっかりとしたとろみがきわ立ちます。


【写真 上(左)】 男湯内湯の湯口
【写真 下(右)】 男湯露天の湯口

浴中はよくあたたまり、浴後爽快感がでますが、そのあとからどっとあたたまる力を感じるお湯で、イメージは山梨の「初花」にちかいものがあるかな・・・。
このあたりは、このようなヌルすべ湯が多いですが、ここは頭ひとつ抜けている質感の高い名湯だと思います。

アルカリ性単純温泉(Na-HCO3・(CO3)型) 45.0℃、pH=9.22、435L/min、成分総計=0.3552g/kg、Na^+=105.3mg/kg (97.65mval%)、Fe^2+=0.1、F^-=2.3、Cl^-=18.4 (11.43)、HS^-=記載なし、HCO_3^-=131.8 (47.46)、CO_3^2-=46.8 (34.29)、陽イオン計=106.6 (4.68mval)、陰イオン計=207.4 (4.55mval)、メタけい酸=41.2、硫化水素=記載なし <S63.12.8分析> (源泉名:記載なし)

一郷一会100名湯 (by えんぴつさん)

■ブランドグルメ
〔 いいなづけ 〕
地元矢吹町産の白ウリとキュウリを、酒蔵「大木代吉本店」の大吟醸粕で漬けた無添加の漬物。
産品づくり実践協議会会員の手づくりで、8月中旬に塩漬けしたあと、酒粕に40日~50日ほど漬けるとのこと。
販売所が限られている貴重品です。
それにしても「いいなづけ」、ネーミングがナイスですね。
(「福島県県南地方定住・二地域居住相談所『ラクラスしらかわ』ブログ」などを参考。)

〔 2010/04/27UP (2006/12入湯) 〕


E140.20.26.650N37.11.9.480
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■ 底倉温泉 「そこくらの湯 つたや」 〔 Pick Up温泉 〕



<底倉温泉 「そこくらの湯 つたや」>
(神奈川県箱根町底倉240-1、10:00~19:00、火休、1,050円(タオル付)、0460-82-2241)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE旅行)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (るるぶ.com)

箱根七湯に数えられた由緒ある温泉場の老舗。
近年、日帰り主体の施設に業態転換していましたが、料金2,000円と高かったので未湯。昨年(2005)春に経営がかわり、1,050円の一浴コースができたのでいってみました。
(補足:いまは客室5室の湯宿も兼ねています。)


【写真 上(左)】 蛇骨川側からの外観
【写真 下(右)】 泉源?

場所は宮ノ下から小涌谷へのぼる国道1号沿い右手。
交通量が多く、Pが狭いので要注意。Pは他にもありそうですが詳細不明。
国道と蛇骨川の渓谷にはさまれた細長い敷地に傾斜を利用するように建っていて、屋上がP、建物の前は八千代橋から「太閤の湯」にのびる散策路です。


【写真 上(左)】 休憩所
【写真 下(右)】 底倉全図 (館内掲示)

Pの横の階段を下りると受付。
鉄筋箱形の建物で、箱根の老舗らしい和風情緒はあまりありません。
受付右手のロッカーに荷物をあずけスリッパに履き替えます。
土曜でしたが、開店直後にいったので館内に客の姿はなし。
受付のおくに休憩客用の休憩所、壁に『七湯の枝折』の底倉編が貼ってあり、しっかり「蔦屋」が描かれていました。


【写真 上(左)】 女湯露天
【写真 下(右)】 女湯内湯

浴場は受付階からELVでおりた階下に内湯と露天がそれぞれ男女別にあって、ハダカ移動不可。


【写真 上(左)】 男湯内湯の浴場
【写真 下(右)】 石像

メインの内湯は蛇骨川の渓谷に面し、窓を開けると谷風が吹きあがってきてなかなか快適。
ゆったりとしたつくりの浴場で、あちこちにローマ風石像があったりしてレトロ調。
内床まで伊豆石貼りのなかなか豪勢な浴場です。


【写真 上(左)】 男湯の内湯 (ジャグジー稼働前)
【写真 下(右)】 男湯の内湯 (ジャグジー稼働後)

浴槽は小判型石枠伊豆石貼10人以上の変形浴槽。
入ったときはジェット&ジャグジー作動はなく、底面吸湯も止まっていて全量オーバーフロー状態でしたが、15分ほどするとジュット&ジャグジーが作動し、底面吸湯もはじまってオーバーフローはほとんどなくなってしまいました。


【写真 上(左)】 男湯内湯の湯口
【写真 下(右)】 湯口に4本のパイプ

左手奥側に石の湯口、なかをのぞくと4つのパイプ口があり、真ん中のふたつは熱め、左のはぬるめのお湯が出ています。右のやつは止まっていました。


【写真 上(左)】 男湯露天
【写真 下(右)】 露天からの眺め

露天は、蛇骨川の渓谷を見下ろすものですが、対岸左手にある太閤の岩風呂は見えませんでした。それでも緑に囲まれ風がとおるのでなかなか気持ちがいいです。
石造6-7人屋根つきの浴槽は、岩組みの湯口から熱湯を投入+側面注入で底面吸湯+側面給湯+かるいオーバーフロー。


【写真 上(左)】 男湯露天の湯口
【写真 下(右)】 女湯露天の湯口

カラン内湯に10、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜10時で露天独占、内湯独占~3人とゆったり。

お湯は内湯・露天ともにほぼ適温、無色透明でわずかに白い浮遊物とこまかな気泡がただよいます。
わずかに芒硝塩味でほぼ無臭。
内湯のほうがお湯がよく、重曹系のツルすべととろみを感じるやわらかなお湯。
硫酸塩を含むためか湯中の手先が青白く発光しています。


【写真 上(左)】 女湯内湯の湯口
【写真 下(右)】 析出

芒硝と重曹と食塩がほどよくバランスしている感じで、インパクトはさほどないものの、いかにも箱根らしいおだやかなお湯で、太閤湯あたりにくらべると優しいイメージのお湯のような・・・。

浴後、スタッフの方とすこし話をしました。
ここは江戸時代から自噴している旧底倉源泉をつかっていて、湯量が少ないのでかけ流しはむずかしい(泉源は露天に行く廊下の左手)。
箱根では湯口の湯温がないと塩素殺菌しか認められないが、ここは幸い湯温があるので塩素系薬剤は使用せず、投入銀イオン+紫外線殺菌を併用しているとの由。
湯づかいについてかなり研究されているようでした。(個人的にはジャグシー&ジェットも休止して欲しいですが・・・)

最近できた日帰り施設「てのゆ」は別源泉。
いまの「てのゆ」の場所はかつて「つたや」の別館があり、「つたや」本館からお湯を送っていた。そのなごりが蛇骨川に架かっている小さな吊り橋(?)だとのこと。

宮ノ下あたりは、太閤湯をのぞいて安価で入れる日帰り施設がすくないですが、ここは1,050円で入れるようになり、気軽に使えるようになったのはうれしいことです。

Na-塩化物泉 62.7℃、pH=7.8、湧出量不明、成分総計=1.55g/kg、Na^+=437mg/kg、Ca^2+=45.4、Fe^2+=0.19、Cl^-=681、SO_4^2-=65.2、HCO_3^-=110、メタけい酸=144、メタほう酸=22.2 <H14.11.7分析> (源泉名:温泉村第52号(台帳番号))

<温泉利用掲示> 加水:あり 加温:あり 循環ろ過:あり 塩素処理:なし

〔 HPより(抜粋) 〕
江戸期より箱根七湯のひとつとして『初代蔦屋平左衛門』より継承されている老舗湯宿。
江戸期の昔から敷地内の岩盤より自噴する蛇骨源泉を石畳内に溜めおき、供給する底倉温泉独自の珍しい自噴源泉所有の湯宿。
また、この蛇骨源泉は、現在も江戸期と同じ方式で自然な形で採取・供給している貴重な源泉です。

〔 2010/04/27UP (2006/12/06レポ (2006/06入湯)) 〕


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☆ AORの名曲! Vol.1

前回の、「全曲サビの曲!」にひきつづき、メロ満載の洋楽AOR系アーティストのご紹介。
以前におかきこしたやつも含め、数回にわたってUPします。

気にいったら買ってあげてね。

※ YouTubeの試聴(クリック)は自己責任にてお願いします。

01.Lowdown - Boz Scaggs (1976 Disco Purrfection Version)

■ いわずとしれたAORの立役者Bozの代表曲。
このグルーヴ感はこの時代ならではのもの。

02.Under The Jamaican Moon - Nick DeCaro

■ ”元祖AOR”(^^)ともいわれる今はなき名アーティストの2ndALBUM「Italian Graphity」収録の代表曲。
1974年のOn Saleで、このころはまだAORは”ソフト&メロー”と呼ばれていた。
名プロデューサーでのちにUSポピュラー音楽界の大御所となるTommy LiPumaが参画。

03.More Than Just The Two Of Us - Sneaker

■ Handshakeというマイナーレーべルからのリリースにつき知名度の低いグループだが、これは中ヒットを放った名曲。
エアーサプライっぽいけど、音楽的にははるかに高度。曲調はもろにウェスト・コースト。

04.True To Life - Roxy Music

■ Bryan Ferry率いるBritish Rockバンドだが、後期にはAOR的なこ洒落た佳曲を数多くリリース。
スタジオ録音としてはラストアルバムとなった1982年の名盤『Avalon』収録のこの曲は、Roxy Music特有のうねるリズムのうえでBryan FerryのVOCALが冴え渡る名曲。

05.Best Of Me - David Foster&Olivia Newton-John

■ AORの大御所David FosterとベテランOlivia Newton-Johnの気合い入ったデュエット。
'70代後半~'80代初頭、David Fosterのキーボードワークは一世を風靡した。これはAORを代表する名バラード。

06.When Sly Calls (Don't Touch That Phone) - Michael Franks

■ ”Whisper Voice”といわれる独特の声質とBossa NovaやJazzのエッセンスをとり入れたアンニュイな曲調で根づよいファンをもつアーティスト。
これは1983年発表のALBUM『Passionfruit』から、彼らしさがよくでている一曲。

07.All My Life - Karla Bonoff

■ パーラメントのCMで注目を集めたウエスト・コーストのAOR系女性アーティスト。
AOR中興期とされる1988年に発表されたALBUM『New World』からの代表曲。初期の3枚もなかなかの名盤。

08.Butterfly Kisses - Bob Carlisle

■ 80年代後半でもAOR的なテイストを残していたCCM(Contemporary Christian Music)系アーティストのビッグヒット。
わが娘のウェディングをテーマとしたこの曲の盛り上がり方はハンパじゃない。

09.Mystery Girl - The Dukes(Bugatti & Musker)

■ AOR最盛期の1982年リリース。英国の2人組ユニットをウェストコースト系の一流ミュージシャンがバックアップ。
シャープでダンサンブルなAOR。

10.My Everlasting Love - Ray Kennedy

■ 「KGB」というR&B/アーシー系ロック・バンドの元リードヴォーカルだったRay KennedyがDavid Fosterのプロデュースで1980年発表したSOLO ALBUM収録のバラード。
曲の仕上がり、ヴォーカルともに非の打ちどころのないAOR屈指の名曲。

■ 全リスト
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■ 六峰温泉 「六峰温泉」 〔 Pick Up温泉 〕



<六峰温泉 「六峰温泉」>
(長野県諏訪郡下諏訪町町屋敷2256-1、5:30~9:00/11:00~21:00、月休、300円、0266-28-6000、※2010/3末日をもって閉鎖の情報あり
オフィシャルHP (運営企業の(株)六協のHP内、2010/04/19時点で掲載あり)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)

なんと諏訪の名湯、六峰(ろっぽう)温泉が3月末をもって廃止になったという情報をGET。
あまりに惜しいので、記録の意味でUPします。


【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 全景

下諏訪町からR142中山道を和田峠に向かって登っていく国道沿いのドライブインに併設の公衆浴場。
ドライブインなのでPはゆったり。
本棟(このときはそば処「そば蔵」)と浴場は別棟ですが、そば処レジで受付し、階段をおりてのアプローチ。


【写真 上(左)】 受付
【写真 下(右)】 暖簾

2005年に改装したらしい館内は綺麗で、手前に男湯、おくに女湯。
脱衣所はこぢんまり。”温泉”と書いてある洗面台のお湯カランに期待が高まります。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 脱衣所

窓の広い明るい浴室に4-5人の黒みかげ石枠タイル貼浴槽ひとつとシンプル。
浴槽まわりには石膏系の析出がでています。


【写真 上(左)】 脱衣所洗面台のお湯も温泉
【写真 下(右)】 浴室

カラン6以上、シャワーあり、シャンプー・ドライヤーなし。
カランも温泉です。
土曜11時で2人~独占と空いていました。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 洗い場

赤茶に色づいた布製湯の花キャッチャー付きの木樋の湯口から熱湯を投入で槽内注吸湯はなく、豪快にオーバーフローのかけ流し。


【写真 上(左)】 カランも温泉
【写真 下(右)】 湯口

かなり熱めのお湯はごくわずかに茶濁し、黒とうす茶の湯の花を浮かべています。
塩味と芒硝味と金気だし味が合わさったこんぶ茶味(^^)、甘イオウ臭 or 強石膏臭にわずかに焦げ臭がまじる絶妙な湯の香。
きしきしとかなり強めのツルすべが入り混じるインパクトのある湯ざわりで、下諏訪のお湯のなかでは毒沢とともにキャラの立った一湯です。


【写真 上(左)】 ざこざこのオーバーフロー
【写真 下(右)】 湯口&湯色

鮮度感は抜群で湯口そばではアワつきも・・・。
熱湯と鮮度と成分が合わさってかなり強いあたたまりがあり、ときおりカランの水を浴びながらの入湯。

異様にフックのあるあと曳き系のお湯で、出るに出られずついつい長湯に・・・(笑)。
名湯揃いの諏訪でも頭ひとつ抜けたすばらしいお湯だと思います。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 源泉タンク

この名湯が閉鎖とは、かえすがえすも残念。
現在、六峰温泉は下諏訪町の町有ですが、この源泉をつかっていたのはここだけなので、3月末以降はこの源泉にはもう入れなくなります。

このところ、旅館の廃業や温泉浴場の閉鎖が本当に多くなりました。
「観光立国をめざす」といいながら、この実態はなんとしたこと。
これで、先日発表された「高速道路原則無料化という名の休日料金実質値上げ」が強行されると、またまた閉鎖されるお湯が増えるのでしょう。
気になっているお湯があったら早めに行っておいたほうがいいかも・・・。

〔 閉鎖にかかわる情報 (長野日報2010-2-23WeB記事より抜粋引用) 〕
「下諏訪町の総合建設業六協(河西憲昭社長)は、同町町屋敷で営業する六峰温泉公衆浴場を、景気悪化、利用客減少から3月末で閉鎖する。同浴場が温泉を購入している六峰源湯(同町管理)は、供給先が同浴場だけのため、町は同源湯を休止する方向で、六協、地元六区と調整している。22日、町議会全員協議会で報告した。」

同記事によると六峰源湯は1989年(株)六協が掘削。数年後、下諏訪町は「温泉統合計画」に沿って同源湯を同社から買い取り、同社は町から温泉を購入して92年11月以来公衆浴場を営業してきたとのこと。
国道沿いの温浴施設という好立地も未曾有の不景気には勝てなかったということでしょうか。
それにしても、このまま封鎖してしまうにはあまりにも惜しい名湯、いつか復活してくれることを祈ります。

Ca・Na-硫酸塩・塩化物温泉 49℃、pH・湧出量・成分総計不明、Na^+=328.1mg/kg、Ca^2+=436.5、Fe^2+=0.2、Cl^-=362.3、SO_4^2-=1231、他不明 <H14.1.30分析> (源泉名:六峰温泉)

<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:なし かけ流し 殺菌:なし

〔 館内掲示 〕
温泉は源泉かけ流しです。加水・加温は一切ございませんので温度は自然のままです。

〔 2010/04/19UP (2007/08入湯) 〕


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■ 新姥子温泉 「ろくろべえ」 〔 Pick Up温泉 〕



<新姥子温泉 「ろくろべえ」>
(神奈川県箱根町仙石原1246、11:00~17:00(土休日~14:30)事前問合せ必須、500円、0460-84-8208)
オフィシャルHP
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (楽天トラベル)

箱根仙石原の渋~いお宿をレポします。
大箱根CC東側の別荘地内、場所はかなり判りにくいですが要所に看板があります。(下の地図参照)

客室わずか4室のこぢんまりとした旅館で、いまは素泊まり&片泊まり(1泊朝食付)でやっているよう(はやめに相談すれば夕食も可?)。
かなり以前からの営業ながらほとんど馴染み客のみで続けてきたので、雑誌やネットに掲載したのはここ1年くらいからとのこと。
館内は手入れが行きとどいていて居ごこちがよさそう。
お宿の方はとても親切で、話をお伺いしていると、料理にも気をつかっているようでこんどは是非泊まってみたいです。マスコットの黒ネコもいます。


【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 小風呂の浴槽

廊下の奥に大風呂(岩風呂)と小風呂のふたつ。
この日は大風呂湯張り中につき小風呂に入りました。(その後大風呂に入浴客入り視察できず。)
小風呂は狭く貸し切り可でしょう(当日も貸し切り)。
石枠鉄平石敷1-2人の入りごこちのいい浴槽がひとつ。
カラン、シャンプー、ドライヤーあり。
窓の外には林と隣家。窓開け可なので湯気は抜けます。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 湯口&湯色

石膏の析出の出た石の湯口から熱湯の源泉を投入で槽内の排湯筒から湯面排湯+オーバーフローのかけ流し。
ザコザコかけ流しというほどでもないのですが、しっかりと鮮度感があり、湯温も絶妙。よほど湯づかいに熟練されているのだと思います。

ほぼ透明でうす茶色の湯の花ただようお湯は、弱酸味に弱焦げ臭+僅微金気臭。
キシキシとして肌に染み入るような湯ざわりをともなう弱酸性の硫酸塩泉系らしい浴感で、浴後は充実した爽快感が出ます。
”プチ秀明館”ともいえるような実力派のお湯です。

ここの源泉は仙石高原開発(株)による供給温泉で非造成泉です。
泉源は「秀明館」のそばにあるらしく、ここも湯量は降水量の影響を受けるとのこと。
晴天つづきだったこの日の湯量は少なめ。湯量が減ってもけっして加水はしない、あまり少ないときは営業を休止するそうです。

地味なお宿ながら、佇まいやお宿の方の物腰、なによりお湯がすばらしいのでおすすめ。ただし団体でガヤガヤと押しかけるところではないと思います。

単純温泉(Ca・Na-SO4型) 58℃、pH=3.6、湧出量不明、成分総計=461mg/kg、H^+=0.40mg/kg、Na^+=22.7 (21.41mval%)*、Mg^2+=10.5 (18.73)、Ca^2+=39.2 (42.42)、Al^3+=2.50、Fe^2+=0.26、Cl^-=2.74、SO_4^2-=216 (97.40)、陽イオン計=80.0、陰イオン計=222、メタけい酸=158 <H16.9.27分析> (源泉名:仙石高原開発(株)供給温泉)
*) mval%は筆者にて算出したもの、有効桁数等考慮していないので概数です。

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:なし 循環装置使用:なし 消毒処理:なし

〔 2006/04/27日レポ、同年05/01UPに内容補強して2010/04/19再UP 〕


E138.59.58.495N35.15.23.807
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■ 北川温泉 「黒根岩風呂」 〔 Pick Up温泉 〕



<北川温泉 「黒根岩風呂」>
(静岡県賀茂郡東伊豆町北川、6:30~9:30/16:00(13:00~ 金土日祝)~23:00(女性専用タイム19:00~21:00)、荒天時休、600円、0557-23-3997(北川温泉観光協会))
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (るるぶ.com)

昭和初期の北川(ほっかわ)温泉開湯時からある、東伊豆を代表する人気シーサイド露天。
伊東方面からだとR135から看板にしたがい斜め左に入ってすぐの海側のガケ下。
右手のPに車を停め、海側にある受付で料金を払います。


【写真 上(左)】 入口
【写真 下(右)】 案内看板

階段を降りたすぐ先に、開放的な脱衣所と混浴の浴槽。
女性脱衣所は奥のほうに別にあります。
手前から岩風呂(手前と奥の2槽、各6-7人、一部屋根付き)とすこし離れて後からつくったらしい円形浴槽(石造10人)の計3槽。
ともにすぐそこまで波が打ち寄せる、文句なしのシーサイド露天です。


【写真 上(左)】 北川名所です
【写真 下(右)】 浴槽からの眺め

手前岩風呂の脇には「アメリカを見ながら入ツ(?)る野天風呂」と刻まれた石碑があります。
アメリカは見えませんが伊豆大島は見えます。


【写真 上(左)】 アメリカを~
【写真 下(右)】 伊豆大島が目の前

カランなし、アメニティ類一切なし。
正月夕方に行ったので15人近い盛況。
北川温泉に泊まると無料で入れるので浴衣客が目立ちました。
客層はいたって若く、みなヒーリング長湯モード入ってます(笑)。
数人いた女性客は、全員タオル巻入浴していました。(タオル巻きOK、水着入浴不可)なお、夜間に女性専用タイムがあります。


【写真 上(左)】 お湯を抜いたときの岩風呂
【写真 下(右)】 円形浴槽

手前岩風呂はかなりの熱湯で空いていますが、お湯はここがいちばんいいです。
奥の岩風呂はややぬるめ。
ともに盛大に黄土色の石灰華のでた岩の湯口から、さわれないくらいの熱湯を滝状に流し込み。
槽内注排湯は不明ですが海側へのオーバーフローがあります。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 お湯の止まった湯口

円形浴槽は、ぬるめのお湯をパイプから少量投入で海側への流し出し。
ぬるめで開放感があるので一番人気ですが、お湯じたいは白濁したなまりまくったものでNG。

岩風呂のお湯はうすく懸濁し、灰茶色の浮遊物が少量ただよいます。
味不明(湯口ゲキ熱で味見できず ^^;)でほぼ無臭。
とくべつな浴感はないですが、なんとなく硬質な湯ざわりがあります。

お湯は悪くはないものの、岩の配置がいまいちちぐはぐでいいポジションがなく、場の雰囲気もどことなくワサついていて、お湯に没頭することはできませんでした。
宿泊客で混雑する夕方を避けていけば、お湯、雰囲気ともかなり楽しめる露天かと思います。

含石膏弱食塩泉(分析書掲示なし)

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 北川あじ鮨 〕
北川沖でとれた新鮮なアジのみを使用した北川の名物寿司で、ひとくちサイズの大きさが特徴。
北川温泉協会の登録商標で、各旅館でそれぞれ趣向を凝らした「北川あじ鮨」を賞味できます。
こういう地場ならではの名物アイテムはいいですね。とっても美味しそう。「北川あじ鮨音頭」っつうのもあります。
(北川温泉観光協会HPなどを参考。)

〔 2010/04/12UP (2005/09/16レポ (2004/12入湯)) 〕


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■ つきよの温泉 「みねの湯 つきよの館」 〔 Pick Up温泉 〕



<つきよの温泉 「みねの湯 つきよの館」>
(群馬県みなかみ町(旧 月夜野町)後閑1739-1、9:00~21:00(要時間確認)、450円、0278-62-1207)
オフィシャルHP
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (群馬の温泉宿(求人ジャーナル社))

かつて群馬県利根郡にあった月夜野町は、2005年10月1日、水上町、新治村と合併し、みなかみ町となって消滅しました。
月夜野の名は「平安の昔、天暦10年(956)仲秋の夜、都の歌人、源順(みなもとのしたごろう)が東国巡行の際にこの地を通り、折りから三峰山に昇る月を見て、『よき月よのう』と感銘の言葉を発した」(上牧温泉「辰巳館」HPより)のにちなむとされています。この風流な町名が市町村合併であっさりと消滅してしまったのは惜しまれます。
ちなみに旧月夜野町内の上越線の駅は「後閑」と「上牧」で「月夜野」駅というのはなく、ランドマークとしては関越道の「月夜野IC」が残るのみです。

月夜野周辺にある真沢温泉、三峰の湯、みねの湯の3湯をあわせ、月夜野温泉郷と称しています。
うち「三峰の湯」と「みねの湯」はともに月夜野温泉ですが、別源泉。
「三峰の湯」は漢字で”月夜野”温泉、「みねの湯」はかなで”つきよの”温泉として区別しているようにも思えますが詳細不明。

場所はわかりにくく、上越線「後閑」駅からだと「望郷ライン」を沼田方向に走り、関越道を渡り返した正面だと思いますが、途中迷ったのでちがうかも・・・ (^^;)

和風と洋風がないまぜにないったこちんまりとした建物、部屋数8のこぢんまりとしたこの宿は、ネット情報によると料理に定評があるようです。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 女湯

浴場は食堂を抜けたおくに男女別の浴場。手前が男湯、おくが女湯。
浴室の扉をあけると好ましげな石膏臭が香ってびっくり。


【写真 上(左)】 男湯
【写真 下(右)】 浴槽からの眺め

窓の広い明るい浴室からは月夜野の町が見下ろせます。
”月夜野”のいわれにちなんで「月光の湯 月の出ている夜(9時過ぎ頃)浴室の電気を消して、ご入浴してみてはいかがですか・・ 月の明かりがとってもきれいです」というはり紙がありました。


【写真 上(左)】 月光の湯
【写真 下(右)】 かなりのオーバーフロー

浴槽は赤みかげ石枠タイル貼8-9人のゆったりした内湯ひとつで、岩の湯口から冷水(源泉?)を少量投入+底面からの大量注入。
入ったときは浴槽フチ全面から潤沢なオーバーフローがありましたが、しばらくすると底面吸湯口が強烈に作動をはじめ、オーバーフローはすくなくなってしまいました。
(湯づかい掲示は「源泉かけ流し、常時新しいお湯を加えながら溢流しつつ浴槽の温度均一保持のため循環装置を使用しています。」という微妙な表現。)
循環ベースながらときおりオーバーフローを多めにし、お湯の鮮度を保っているのだと思います。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 カラン

いずれにしても当日は入れ立ての一番湯と思われ、お湯のイメージはほとんどかけ流しでした。
カラン8、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
冷水カランは赤茶に色づき、若干の金気もあったので、井水かと。
土曜10時で男女湯とも独占。


【写真 上(左)】 湯色&湯口
【写真 下(右)】 湯色

ほぼ適温のお湯はうすい灰白色でうす茶の浮遊物。
硫酸塩泉系らしく、湯中の指先が青白く発光しています。
湯口でよわめの石膏味臭。
アルカリ泉系のヌルすべと硫酸塩泉系のきしきしをかね備えたやわらかな湯ざわりでよくあたたまる、いかにも北毛らしいいぶし銀のようなお湯です。


【写真 上(左)】 源泉看板
【写真 下(右)】 月夜野のリンゴ

北毛のなかでもかなり地味なお湯ですが、貴重な自家源泉なので湯めぐりマニアは訪れる価値ありかと。

アルカリ性単純温泉 28℃、pH=9.2、湧出量不明、成分総計=0.30494g/kg、Na^+=86.5mg/kg、Ca^2+=5.6、Fe^2+=0.10、Cl^-=92.0、SO_4^2-=92.0、HCO_3^-=34.8、CO_3^2-=20.0、陽イオン計=93.04、陰イオン計=179.0、メタけい酸=28.9、メタほう酸=4.0 <H4.7.18分析> (源泉名:みねの湯(つきよの温泉))

<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素消毒:あり

■ブランドグルメ
〔 月夜野りんご 〕
昼夜の温度差がおおきい月夜野町は、りんごの産地で観光農園も多くあり、「月夜野りんご」としてブランド化されています。
品種は多様で、群馬県園芸試験場北部試験地で品種改良された新品種も栽培されています。
なかでも「あかぎ」×「ふじ」の交雑実生から選抜育成された「ぐんま名月」はめずらしい黄色のりんごで、密が多く濃厚な甘味と香りもち、生産量がすくないこともあって”幻のりんご”として一部で珍重されています。出荷は11月上旬。
(月夜野りんご観光組合HPなどを参考。)

〔 2010/04/12UP (2006/11入湯) 〕


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■ 和銅鉱泉 「ゆの宿 和どう」 〔 Pick Up温泉 〕



<和銅鉱泉 「ゆの宿 和どう」>
(埼玉県秩父市黒谷822-1、11:00~15:00(混雑時日帰り入浴不可、要問合せ)、840円、0494-23-3611)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (楽天トラベル)

”秩父七湯”にも数えられる歴史ある和銅鉱泉の“薬師の湯”。
(”秩父七湯”とは、ふつう新木の湯・鳩の湯・柴原の湯・千鹿谷の湯<以上現存>鹿の湯(白久)・梁場の湯・大指の湯を云うらしいですが、和銅や不動の湯が入っていることもあり、はっきり定まっていないようです。)

これまで何度となく前をとおっているものの、なんとなくお湯がいいイメージがなく、未湯だったお湯。
外観はさしたることもないですが、館内はかなり手が入れられていて高級宿の趣。
フロントの対応もしっかりとしたもので想定外の好感度。


【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 浴場フロア

フロント階からELVで降りた階下に浴場があります。
左が秩父地方で産出される秩父蛇紋岩を敷きつめた岩風呂「岩鏡」、右が樹齢二千年の古代檜を使った木風呂「檜扇」でそれぞれ露天つき。毎日23時に入れ替えがあるので、宿泊すると両方入れます。この日は「檜扇」が男湯、「岩鏡」が女湯でした。


【写真 上(左)】 「檜扇」内湯-1
【写真 下(右)】 「檜扇」露天-1

脱衣所はまあまあゆったり。
ここは大浴場のほかに貸切風呂や貸切岩盤浴(別料金)があり、日帰りでも入れるよう。若いカップルの姿が目立ったのはそれ狙いか・・・?。

「檜扇」やや暗めながらなかなか雰囲気のある浴室で、扉の向こうに露天があります。
露天の向こうに横瀬川の流れ。
カラン7、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
日曜13時で4人~独占。


【写真 上(左)】 析出
【写真 下(右)】 「檜扇」内湯-2

浴場の内床にはクリーム色の析出がでています。
内湯、露天ともクリーム色の析出のでた湯口から投入で、露天のほうは湯量・湯温ともに変動。ともに底面注入&吸湯ありでオーバーフローなし。
また、露天湯口の手前には別にお湯を入れているところがあって、ここのお湯はより源泉にちかいような感じがしました。


【写真 上(左)】 「檜扇」露天の湯口
【写真 下(右)】 「檜扇」露天の別の湯口

お湯は内湯と露天で若干ちがい、露天のほうが濃度感がありお湯がいい感じ。


【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 内湯の湯口

内湯は適温でほほ無色透明で浮遊物なし。
露天はうすく懸濁し白い浮遊物あり。味不明、ほぼ無臭でカルキは内湯、露天ともにほとんど感じず。
かなりしっかりとしたヌル(ツル)すべのやわらかなお湯で、よわいとろみも感じられます。
よわい青白発光と奥行きのある浴感があり、硫酸塩が存在を主張しているのかも・・・。
浴後はすっきり涼やかに収まるなかなかにいいお湯で、いい意味で予想を裏切られました。

秩父の日帰り施設は週末混みますが、ここはゆったりしていて空いているので、穴場的につかえる一湯だと思います。

規定泉(メタほう酸)(Ca・Na・Mg-HCO3型) 10.5℃、pH=7.7、3.5L/min自然湧出、成分総計=0.53g/kg、Na^+=38.1mg/kg (26.32mval%)、Mg^2+=19.8 (25.94)、Ca^2+=59.6 (47.28)、Fe^2+=0.08、Cl^-=23.6 (10.33)、HS^-=0.4、SO_4^2-=41.1 (13.37)、HCO_3^-=294 (75.26)、陽イオン計=119 (6.29mval)、陰イオン計=361 (6.41mval)、メタけい酸=27.6、メタほう酸=9.0 <H17.1.13分析> (源泉名:和銅鉱泉)

※ 名称は「和銅鉱泉」ですが、メタほう酸=9.0mg/kgを含むれっきとした温泉法上の温泉です。

〔 HP掲載 〕
秩父七湯のうちで最も古い歴史を持つ和銅鉱泉の“薬師の湯”。
和銅鉱泉は武田信玄公が和銅金山を開始した当時より開業したと称する古き歴史を有しております。
昔この鉱泉を近郷の人々が目薬や切傷に使用し特効したと伝えられており、当和銅鉱泉が“薬師の湯”と呼ばれるようになりました。

■ブランドグルメ
〔 秩父のしゃくし菜 〕
秩父地方でふるくから栽培されているしゃくし菜は、正式名を体菜(たいさい)といい、明治初期に中国から伝来した非結球白菜系の野菜です。葉のかたちが杓子(しゃくし)に似ているので秩父ではこう呼ばれます。おもに漬物(しゃくし菜漬け)として製造・販売されていますが、最近では秩父のブランド産品化をめざし、いろいろなメニューが考案されています。
収穫期は10月末から11月で、秩父の晩秋の風物詩として広く親しまれています。
(『SAITAMAわっしょい!』HPなどを参考。)

〔 2010/04/11UP (2008/12入湯) 〕


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■ 富里シティ温泉 「 サルビアの湯」 〔 Pick Up温泉 〕



<富里シティ温泉 「サルビアの湯」>
(千葉県富里市七栄298-7、※ 新施設に移行、使用源泉も変更 → 旧施設のデータ:800円、10:00~24:00)
現施設(湯郷 ななえ)オフィシャルHP

八日市場市(現匝瑳市)にある米倉温泉(あうんの湯)からローリー運搬していた日帰り温泉施設。2005年に経営が替わり自家源泉使用に移行して、現在は「ななえの湯」となっています。
(後註:現在はさらに経営が移行?して、東日本温泉(株)(湯郷グループ)傘下となって、「湯郷 ななえ」に改称されています。)

場所は、東関道「富里」ICから約2km、国道296「七栄」信号と「七栄東」信号のあいだの道路沿い。
「サルビアの湯」時代はあまり目立ちませんでしたが、いま(湯郷 ななえ)は目立つ看板が出ているのでわかりやすくなっています。

館内は意外に広く1階に浴場とヘアーカット、2階に食事処や個室があります。
男女別の浴場には、内湯(みかげ石枠側面タイル貼平石敷15人以上)、サウナ、水風呂(冷たい、カルキ臭なく白い浮遊物あるので井水かも)と露天(岩枠石敷20人以上)。
浴室は採光が悪くやや暗め、露天はほぼ半露天で開放感はありません。
なんとなく仮設浴場的な雰囲気があって、温泉マニアには受けるかも・・・(笑)
全体にモノトーンで無機質な浴場ながら、機能的でつかい勝手は悪くないです。
セパレート式洗い場20、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜12時で3~8人。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 露天-1

内湯、露天ともに赤褐色に染まった岩の湯口から大量投入。
黒湯につき槽内注排湯不明ですが、オーバーフローはほとんどありません。


【写真 上(左)】 露天の湯口
【写真 下(右)】 湯口&湯色

ほぼ適温のお湯は、濃紅茶色の黒湯で透明度60cm位。湯口そばでは白く泡だっています。
微重曹味+薬品味に化石肥料臭+カルキ臭。
弱い重曹系のツルすべと温まり感のあるかなり入りごたえのあるお湯で、浴後は重曹がきいて肌がすべすべになります。
お湯はさほどなまった感じはなく、ローリーにしてはいい状態に思えました。


【写真 上(左)】 湯色
【写真 下(右)】 「あうんの湯」の分析書

温浴施設が少ないエリアのわりに、知名度がひくく、穴場の施設だったようです。
なお、「あうんの湯」のローリーについては、脱衣所掲示に源泉名「あうんの湯」(所在地記載なし)とあり、泉温が手持ちのデータと合致するのと、フロントに訊いたところ「八日市場の方から源泉を運んでつかっている」とのことだったので、間違いないと思います。

成分総計=2.91g/kg、HCO_3^-=1774mg/kg (96.77mval%)という、きわめて純度の高い重曹泉で、ローリーでも充分な浴感があったので、源泉はかなりの実力派かと思われます。(現時点で源泉地に温浴施設なし、温スタ?はあるらしい)

Na-炭酸水素塩冷鉱泉 17.6℃、pH不明(弱アルカリ性)、湧出量不明、成分総計=2.91g/kg、Na^+=658.7mg/kg (96.74mval%)、Cl^-=16.0 (1.50)、HCO_3^-=1774 (96.77)、陽イオン計=686.5 (29.61mval)、陰イオン計=1812 (29.97mval)、メタけい酸=67.6、メタほう酸=13.2 <H15.11.25分析> (源泉名:あうんの湯)

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 富里のスイカ 〕
富里は関東というか、全国でも有数のスイカの産地です。(全国2位の出荷量らしい)
昭和8年から栽培が始まり、昭和11年には皇室にスイカを献上したという筋金入りの名産地です。
スイカによる街おこしに熱心で、すいかまつりスイカロードレーススイカ模様のガスタンクまであって、その盛り上がりかたはハンパではありません。
収穫期は5月から8月。通販などではこちら一つのツルから一玉だけしか収穫しない贅沢な一果穫り(いっかどり)のものが人気を集めているようです。
(富里市HPなどを参考。)

〔 2010/04/11画像補強再UP (2006/03/21レポ (2004/秋入湯)) 〕


E140.19.37.610N35.43.59.910
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■ 郡山三穂田温泉 「郡山三穂田温泉」 〔 Pick Up温泉 〕



<郡山三穂田温泉 「三穂田温泉」>
(福島県郡山市三穂田町駒屋四十坦原16-19、6:00~22:00、500円、024-954-2626)
オフィシャルHP
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (福島お宿情報 (福島県旅館ホテル生活衛生同業組合))

郡山市内にたくさんある民間温泉施設のひとつで、お湯のよさで知られるもの。
てっきり日帰り施設だと思っていましたが宿泊もできます。


【写真 上(左)】 看板-1
【写真 下(右)】 看板-2

場所は郡山市の西郊、郡山南ICから数kmの県道55郡山矢吹線沿い。
土曜の昼で建物前のPはほぼ満車。相当な人気施設のようです。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 脱衣所

入ってすぐの休憩所は年輩客メインの地元客で大賑わい。
手前が男湯、おくが女湯、さらにおくに大理石風呂(別途料金2,000円/h)があります。
浴室はさほど広くないものの、浴槽はみかげ石枠タイル敷10人ほどのゆったりとしたもの。
窓の広いあかるい浴室で、窓の外には露天がつくれそうな前庭があります。
(後註:2009年6月、露天風呂が増設されています。)
また、温泉宅配もやっています。


【写真 上(左)】 浴槽-1
【写真 下(右)】 外は庭園

浴室に入ったとたん好ましげな湯の香につつまれ、期待が高まります。
カラン6位(たぶん源泉)、シャワーあり。シャンプー・ドライヤーなし。
浴場もイモ洗いと思いきや、ちょうど昼どきだったからか2-4人と空いていました。


【写真 上(左)】 浴槽-2
【写真 下(右)】 湯口

湯の花キャッチャー付の石の湯口から気泡で白濁したお湯を大量投入、槽内注排湯はなく全量をざんざこオーバーフローの文句なしのかけ流し。
お湯の鮮度感は抜群です。

適温~ややぬるのお湯は緑色がかって気泡がたくさん。こんなよさげな湯色は郡山といえどもなかなかお目にかかれません。


【写真 上(左)】 湯色
【写真 下(右)】 湯づかい掲示

重曹芒硝金気味に微苦味を加えた複雑な味。甘イオウ臭+ミシン油臭の郡山臭(笑)に金気臭がまじる湯の香がすこぶるつよく、ひょっとして郡山一かも・・・。
とろみと指先の青白発光があり、硫酸塩もしっかり存在を主張しています。
つよいツルすべとアワつきのヌルの裏で硫酸塩泉系のきしきしが効いています。
特有のあと曳き感があってなかなか脱出できません。

鮮度感、湯の香、湯ざわり、どれをとっても一級品で、名湯ぞろいの郡山でも1.2を争うすばらしいお湯だと思います。

分析書は見あたりませんでした。(下記はHP掲載データ)
Na-塩化物・硫酸塩温泉 53℃、pH・湧出量不明(800掘削) <分析日不明> (源泉名:郡山三穂田温泉 2号源泉)

※ 脱衣所掲示にはアルカリ性単純温泉とあったので、2号泉は1号泉より成分濃度が高いと思われます。

<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:なし 循環ろ過:なし 消毒:なし

■ブランドグルメ
〔 高旗ぶどう 〕
三穂田町の高旗ぶどう生産組合が運営する高旗ぶどう園では8月下旬から10月にかけてぶどう狩りが楽しめます、品種はデラウェア、キャンベル、ナイアガラ、スチューベン、巨峰など。ジンギスカン料理などの施設もあるので、ファミリーで楽しめそうです。

〔 2010/04/04UP (2009/03入湯) 〕


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■ 猿ヶ京温泉 「湯元長生館」 〔 Pick Up温泉 〕



<猿ヶ京温泉 「湯元長生館」>
(群馬県利根郡みなかみ町(旧 新治村)猿ヶ京温泉1178、8:00~20:00(要時間確認)、600円、0278-66-1131)
オフィシャルHP
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (楽天トラベル)

猿ヶ京温泉の老舗旅館で”湯島旧四軒”のうちの一軒で共有泉湯島の配湯を受けています。
国道から離れたしずかな高台にあります。
建物は、けっこう年季入っていますが、大規模豪華宿の多い温泉地ではこういう宿の方がお湯がよかったりするので期待できます。

日帰りは内湯か露天どちらかの選択。
露天がウリ(猿ヶ京の名物、野天風呂の元祖らしい)のようなのでこちらにしました。


【写真 上(左)】 飲泉所
【写真 下(右)】 アプローチの階段

建物脇にある飲泉所のよこを通り、林のなかの階段を下っていきます。
手前に開放的な男湯用の脱衣場と一段ひくく男湯露天。そのおくに一段高く女湯露天があります。


【写真 上(左)】 女湯
【写真 下(右)】 脱衣所

周囲は緑濃く、眼下に赤谷川の流れを見下ろすナイスロケ。
カラン水のみ、その他アメニティなし。土曜13時で男女湯とも独占でした。


【写真 上(左)】 男湯からのながめ
【写真 下(右)】 赤谷湖も見えます

男湯露天は、岩枠丸石敷30人以上の広いもの。女湯露天は6-7人でこぶりです。
岩の湯口から熱い湯を湯滝状に40L/min以上の投入で、湯口そばには柄杓が置いてありました。


【写真 上(左)】 男湯
【写真 下(右)】 男湯の湯口

槽内注排湯はなくオーバーフローはかけ流しでしょう。
男湯の湯口脇には女湯からの排湯がザンザコに流され、川の方に放流?されているので配湯量は相当にありそうです。


【写真 上(左)】 湯色&湯口
【写真 下(右)】 析出

お湯は湯口のそばでは熱め、端でぬるめで好みの湯温を選べます。
無色透明で白とうす茶の湯の花が舞っていて、湯船には石膏系の析出がでています。
よわい石膏味に石膏系のおだやかな湯の香。
よわめのとろみと明瞭なきしきしがあり、肌に染みてくるような硫酸塩泉の浴感。
温熱感はさほど強くないのに、ふしぎとあたたまり汗がとまりません。
”おとなしそうに見えて実は凶暴”系なお湯 (^^ の典型かと・・・。

上毛らしいいぶし銀のお湯を落ちついた雰囲気で堪能できる、いい露天だと思います。

Ca・Na-硫酸塩温泉 55.5℃、pH=7.6、湧出量不明、成分総計=1.21g/kg、Na^+=130mg/kg、Ca^2+=218、F^-=2.1、Cl^-=100、SO_4^2-=652、メタけい酸=54.3、メタほう酸=11.1 <H14.11.8分析> (源泉名:共有泉湯島)

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:なし 循環ろ過装置使用:なし 消毒剤使用:なし

■ブランドグルメ
〔 猿ヶ京のおやき 〕
”おやき”といえば信州がメッカですが、群馬でもよくつくられていて猿ヶ京のいくつかの宿では名物アイテムとなっています。
「小麦粉をこねた生地にみそや季節の野菜を入れ、平らに丸めてほうろくで焼く」のが上州流のようです。
(「秘密のぐんま」HPを参考。)

〔 2010/04/04UP (2005/11/6レポ (2005/07入湯)) 〕


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