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■ 蛇の湯温泉 「たから荘」 〔 Pick Up温泉 〕



蛇の湯温泉 「たから荘」
住 所 :東京都西多摩郡檜原村2465
電 話 :042-598-6001
時 間 :10:00~18:00(事前確認がベター) / 不定休
料 金 :1,000円
オフィシャルHP
紹介ページ (温泉名人((社)日本温泉協会)/日本の秘湯)
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (Yahoo!トラベル)
紹介ページ (ぽかなびjp.)

東京都で島嶼を除いて唯一の村、檜原村にある自家源泉の湯宿で日帰り対応するもの。
「その昔傷ついた大蛇が川原に湧く湯で傷をいやした」と言い伝えられる古湯で、「日本秘湯を守る会」の会員宿。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 入口のサイン

「屋根と明かり窓の配置がかぶとの形に似ていることから、『かぶと造り』の名がついた。」という独特なかたちの屋根をもつ母屋は、「4階建ての2~4階部分はかつて養蚕に使用され」ていたとのこと。(asahi.com TRAVELより)


【写真 上(左)】 かぶと造り
【写真 下(右)】 都道から

都道沿いのPに車を停めて、雰囲気のあるアプローチを辿っていきます。


【写真 上(左)】 アプローチ
【写真 下(右)】 玄関

館内も古農家風で趣のあるもの。
ヒーリングモードあふれています。


【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 帳場前


【写真 上(左)】 飲食処
【写真 下(右)】 休憩所?

浴場は帳場おくの階段をくだったところで左が男湯、右が女湯です。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 脱衣所

脱衣所は広くはないものの小ざっぱり、窓の下は秋川の渓流。
浴場は二面採光ですが、左手は林、前面は秋川の渓谷に覆い被さるような山肌で、ほどよく暗めで落ちつきのある雰囲気。


【写真 上(左)】 浴室
【写真 下(右)】 秋川の渓流

秋川の流れは澄み切って、とても東京都とは思えません。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 湯口

黒石枠伊豆石敷4-5人の内湯ひとつとシンプルな構成で、白い硫黄系の湯の花のでた木の湯口からややぬる~ぬるめのお湯の投入+熱湯側面注入で側面吸湯+よわいオーバーフロー。
源泉はおそらく非加温or弱加温の源泉で、半循環の湯づかいかと思います。

カラン5、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
連休13時で2人~独占。

ほぼ適温のお湯は、ごくうすく翠白がかって浮遊物はほとんどなく、湯中の指先がわずかに青白く発光しています。
よわい重曹たまご味に甘イオウ臭が湯面でもほのかに香ります。


【写真 上(左)】 湯色
【写真 下(右)】 湯色&湯口

明瞭なヌルすべを感じるすこぶる入りごこちのいいお湯で、なにかクセになるようなフックも秘めています。
総イオウ13.3mg/kgの本格派硫黄泉、湯づかいも悪くなく、イオウ気は奥多摩でも屈指だと思います。


【写真 上(左)】 山ウド
【写真 下(右)】 蛇の湯温泉祭って何?

1,000円はちと高いような気もしますが、pH=10.5の強アルカリ泉は貴重なものだし、癒し系のロケもすぐれものなので、温泉好きは攻めてみてもいいかも。

〔 源泉名:蛇の湯温泉 〕
(アルカリ性)単純硫黄冷鉱泉(Na-(HSiO3)・(CO3)型) 10.6℃、pH=10.5、湧出量測定不能(自然湧出)、成分総計=0.160g/kg
Na^+=48.7mg/kg (94.22mval%)、Cl^-=6.1、OH^-=5.4、HS^-=12.8、チオ硫酸イオン=0.5、SO_4^2-=11.3 (9.64)、HCO_3^-=6.5、CO_3^2-=15.7 (20.88)、HSiO_3^-=48.3 (25.30)、陽イオン計=50.6 (2.25mval)、陰イオン計=109.3 (2.49mval)、硫化水素=<0.1 <H20.2.1分析>

<試験成績表(写)/S43.2.15>
〔 種類:数馬温泉 蛇の湯 1種 〕
10.4℃、pH=9.6、2.9L/min、蒸発残留物(TSM)=165.8mg/kg

■ブランドグルメ
〔 檜原村のじゃがいも 〕
急峻な山地で占められる檜原村では、急傾斜地でも育つじゃがいもが広く生産されています。
とくに栗のような甘味があるとされる人気品種「インカのめざめ」の品質には定評があるようです。
檜原村産じゃがいもから醸造されるじゃがいも焼酎『HINOHARA』もあります。

〔 2011/06/27UP (2011/05入湯) 〕


E139.3.11.927N35.43.21.379
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■ 前日光温泉 「川霧の湯」 〔 Pick Up温泉 〕



前日光温泉 「川霧の湯」
住 所 :栃木県塩谷郡塩谷町船生6978
電 話 :0287-47-1037
時 間 :10:00~21:00 / 原則無休
料 金 :700円(17:00~ 500円)
紹介ページ (塩谷町商工会)
紹介ページ (@nifty温泉)

旧今市市から塩谷町にかけていくつかある地味めのお湯のひとつ。
鬼怒川方面に向かうR121会津西街道と矢板へ向かうR461日光北街道を結ぶ県道77宇都宮船生線沿いにあります。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 入口サイン

県道沿いのPに車を停め、階段を下ってのアプローチ。
受付し、さらに階段を下り、スリッパに履き替えて到達する浴場は露天のみです。


【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 休憩所

手前に開放的な脱衣所。すぐ目の前は水量ゆたかな鬼怒川の流れで、川音が豪快に響きます。
この日は梅雨のさなかで、ほんとうに川霧が立っていました。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 脱衣所

浴槽は鉄平石造りで、川面より浴槽の方が高いので、鬼怒川の流れを見渡しながら入湯できる絶好のロケーションです。
右手6-7人の小浴槽が熱湯、左手12人以上の大浴槽が適温です。
なお、同浴した方のはなしだと、今日は熱めで、ふだんは右が適温、左がぬるめに調整されているとのこと。


【写真 上(左)】 川霧立つ鬼怒川
【写真 下(右)】 浴槽-1

右手浴槽の赤茶に変色した石の湯口からかなりの量の熱湯(たぶん源泉)を投入し、投入量は変動します。
左浴槽へは両槽を仕切る板のスリット越しに流し込み、切欠数ヶ所からの流し出し。
槽内注吸湯は確認できず、お湯の感じからしてもかけ流しかと。
浴槽のすぐよこに泉源があるらしく、加温せずに投入湯量だけで湯温を調整しているようです。


【写真 上(左)】 浴槽-2
【写真 下(右)】 湯口

カラン数確認し忘れ、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
カランはたぶん温泉だと思います。
土曜17時で4人~独占。


【写真 上(左)】 大浴槽
【写真 下(右)】 小浴槽

ほぼ無色透明のお湯は、白とアオノリのような濃い緑の浮遊物が浮かび、湯中の指先が青白く発光しています。
鮮度感はとくに右浴槽湯口そばで高く、ここではこまかな気泡も舞っていますがアワつきはありませんでした。
よわいたまご味に芒硝味、湯口で甘イオウ臭、湯面では甘い石膏臭が香ります。
湯口は赤茶変していますが、金気はほとんど感じられませんでした。


【写真 上(左)】 大浴槽から小浴槽
【写真 下(右)】 小浴槽から大浴槽

硫酸塩泉系のきしきしとアルカリ泉系のヌルすべが入りまじる湯ざわりで、鮮度感が高いので入っていてきもちがいいです。
よくあたたまり、浴後はややペトつき感がありました。


【写真 上(左)】 ダイナミックな流し出し
【写真 下(右)】 源泉

湯づかいよくワイルドなロケ炸裂、こんなのが奥多摩あたりにあったらゲキ混み必至ですが、ふつうに空いているのが温泉王国栃木のすごいところ。
東照温泉 「旅籠 福田屋」もそうですが、このエリアは地味ながらイオウのきいた佳湯が多いので、温泉好きは見逃せないところかと。

〔 源泉名:前日光温泉 川霧の湯 〕
(アルカリ性単純温泉(Na-(HSiO3)・(CO3)型) 45.3℃、pH=8.6、湧出量不明、成分総計=909mg/kg
Na^+=256.2mg/kg、Ca^2+=40.6、Fe^2+=0.8、F^-=8.6、Cl^-=232.2、SO_4^2-=288.1、HCO_3^-=23.7、CO_3^2-=7.8、陽イオン計=302.1、陰イオン計=560.9、メタけい酸=37.2、メタほう酸=9.1 <H7.3.15分析>

■ブランドグルメ
〔 塩谷町のトマト 〕
塩谷町のHPでは特産品としてトマトが紹介されています。
今後の産地化を目指して積極的に取り組んでいるのが水耕“トマト”栽培で、従来からの土耕栽培による“トマト”も味がありおいしいと評判だそうです。

〔 2011/06/27UP (2006/07入湯) 〕


E139.44.56.160N36.45.57.420
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■ 湯の網温泉「鹿の湯松屋」 〔 Pick Up温泉 〕



湯の網温泉「鹿の湯松屋」
住 所 :茨城県北茨城市関南町神岡下1435
電 話 :0293-46-1086
時 間 :10:00~16:00(要事前確認)
料 金 :500円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (ぐるなびトラベル)
紹介ページ (るるぶ.com)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (温泉みしゅらん)

北茨城の山あいにある一軒宿で、古くから“心の病”に効くお湯として名を馳せていたようです。
最後は細い未舗装の道を少し走りますが、看板がしっかりしているのでわりと楽に到達できます。
”日本の山里”といった感じのしっとり落ち着いた佇まいが好ましげで、館内も新しくはないものの手入れが行き届いています。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 玄関

浴室は大小ふたつあって、大は家族で入浴中だったので小に入りました。(お湯は同じ)
おくにある小浴室はステンレス製1.2人の小さな浴槽がひとつ。
家の風呂のように狭いですが、1人でゆったりと入れるので逆に贅沢かも・・・。


【写真 上(左)】 渋~い柱時計
【写真 下(右)】 浴室入口

洗い場の壁にはタイル絵が填め込まれ、窓も広くていい感じの空間。
源泉?カランと水カランがありますがどちらも出ておらず溜め湯状態。


【写真 上(左)】 小浴室の浴槽
【写真 下(右)】 小浴室のタイル絵

スイッチで追い炊きができるシステムで、源泉?カランをしばらく投入しているとーバーフローが始まります。
カラン1、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。
土曜14時で独占。


【写真 上(左)】 小浴室のカラン
【写真 下(右)】 小浴槽の湯色

ややぬるめのお湯は、透明度約40cmのこげ茶色のにごり湯で赤茶色の青のり状の細かな浮遊物が目立ちます。
味不明(源泉?カランは無味)で漢方薬を思わせる苦っぽいような独特な薬臭。
源泉?カランは明らかに真水ではないですが、桶に溜めてしばらく置いてみても濁りが全く入りませんでした。浴槽のお湯と違うのかな?

ややぬめりがあって肌に染み込むようなおだやかな浴感があるいいお湯です。
しばらく浸かっていると汗がポタポタと出てきますがほてりはなく、いつまでも入っていたいようなやさしいお湯で浴後には爽快感が広がります。
なんとも効きそうなお湯で、固定客が多いのもなるほどうなづけます。


【写真 上(左)】 大浴室の浴槽
【写真 下(右)】 大浴室のタイル絵

出てきたら大浴室があいていたので偵察しました。
こちらはFRP浴槽2-3人ほどのものですが、洗い場が広いです。
側面注入あるもののオーバーフローはなく、こちらの方がきもちにごりが薄いような感じ。ふたつあるカランはいずれも止まっていました。

派手な宿ではないですがこの日は満室とのことで、やはり固定客を掴んでいそう。
喧噪とは無縁の立地なので、ゆっくりと湯治をするにはいい宿かと思います。
平潟港で揚がった魚料理も自慢のようで、詳しい紹介が載ったページもあります。

■分析表は2種類ありました。
〔 源泉名:鹿の湯 〕
単純炭酸鉄泉((Fe2)-Mg・Ca-HCO3・SO4型) 15.0℃、pH=6.20、約1.2L/min揚湯、総計=357.6mg/kg
Na^+=18.50mg/kg (18.64mval%)、Ca^2+=24.73 (28.49)、Mg^2+=15.67 (29.82)、Fe^2+=26.70 (22.15)、Cl^-=13.95 (9.43)、SO_4^2-=59.00 (29.49)、HCO_3^-=155.0 (61.03)、陽イオン計=87.10 (4.316mval)、陰イオン計=228.0 (4.162mval) <S43.9.10決定>

〔 源泉名:鹿の湯2号泉 〕
規定泉(重炭酸そうだ含有) 19.0℃、pH=8.0、湧出量不明、総計=548.2mg/kg
Na^+=50.00mg/kg (40.55mval%)、Ca^2+=70.96 (54.66)、Cl^-=14.18 (6.10)、SO_4^2-=42.80 (12.60)、HCO_3^-=320.70 (80.20)、陽イオン計=128.0 (6.478mval)、陰イオン計=377.70 (6.542mval) <S33.11.30分析>

〔 由来書より 〕
古老よりの云伝いによれば、創業は古く文明年間の創業と云う。当時一匹の大鹿が猟師に追れ傷つき此の地に来る。身にうけた矢数の傷を、湧き出ずる霊泉にひたり歩行困難なりしを数時間で全治し、何れかに立ち去りけんと。
それを見た里人達はすばらしきお湯の効能に驚き、人呼んで鹿の湯と名告げたりと。

幾人の病をいやす 湯のいずみ
これぞ宝の わくと言うらん

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 北茨城のキンキ(キチジ) 〕
キンキ(キチジ)は主に北日本の太平洋側で漁獲されるいわゆる「赤もの」で、その白身は美味で高級魚とされるもの。
北茨城、平潟漁港でも水揚げされ、「鹿の湯松屋」ではキンキの塩焼きが名物料理となっています。

〔 2011/06/26内容補強のうえUP (2003/12/13レポ (2003/12入湯)) 〕


E140.45.15.944N36.50.32.215
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■ 発哺温泉 「西発哺温泉ホテル」 〔 Pick Up温泉 〕



発哺温泉 「西発哺温泉ホテル」
住 所 :長野県下高井郡山ノ内町志賀高原発哺温泉
電 話 :0269-34-2634
時 間 :12:00~20:00(要事前確認) / 不定休
料 金 :700円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (ぐるなびトラベル)
紹介ページ (るるぶトラベル)
紹介ページ (じゃらんnet)

ウインタースポーツのメッカ、志賀高原
ここには多くの温泉宿があって、日帰り対応していることは意外に知られていません。
(ただし、緑色の名湯「熊の湯ホテル」は温泉好きのあいだで有名。)
オフシーズン(冬期以外)は要時間問合せ、冬期は日帰り不可となる宿も多く、日帰り難易度の高いエリアですが、それだけに入れたときはゆったりと鮮度のいいお湯を楽しめます。
また、夏場の志賀高原の宿は料金が安く、空いているうえに涼しいのでさりげにおすすめです。


【写真 上(左)】 左は西館山ゲレンデ、右はブナ平ゲレンデ、左上が当館
【写真 下(右)】 サイン

ここは西館山の中腹にあるリゾホで、火地獄3号という(たぶん)自家源泉をつかっています。
場所は発哺温泉バス停から「薬師の湯」の前を通ってのアプローチとなりますが、ちとわかりにくいので、HPの地図を参照ください。
おそらく西館山スキー場にほぼ面していると思います。

訪れたときは日帰り情報もほとんどなく、まわりに人気もなくて、とても入れそうもなさそうでしたが、玄関から声をかけると、しばらくして宿の人がでてきました。
ダメもとで入浴を乞うと意外にもあっさりOK。
ここはHPに日帰り入浴案内を出していて、受け入れに積極的なようです。

館内はすっきり綺麗で落ちついた大人の宿の趣。
階下におりたおくに男女別の浴場で、手前に掛かる”火地獄”の暖簾が渋い。
脱衣所はそこそこの広さで浴室もゆったり。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 脱衣所

このときは霧がでていてよくわかりませんでしたが、おそらく谷を見下ろすナイスロケかと・・・。


【写真 上(左)】 男湯
【写真 下(右)】 女湯

赤みかげ石枠タイル貼10人以上の大ぶりな浴槽をシンプルに配置。たっぷりふかめで入りごこちのいい浴槽です。
湯温が高いためか、湯もみ板もおいてあります。


【写真 上(左)】 湯もみ板
【写真 下(右)】 しっかりケロリン桶(笑)

カラン9、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
カランは見事なまでに真っ黒に変色しています。
連休13時で独占。


【写真 上(左)】 硫化したカラン
【写真 下(右)】 湯口の湯の花

赤みかげ石の湯口から熱湯を絞り投入で、底面の排湯口は作動なく、切欠からの大量排湯。
湯口の木のフタを外すとクリーム色の湯の花が大量に沈殿していました。


【写真 上(左)】 男湯の湯口
【写真 下(右)】 女湯の湯口

かなり熱めのお湯は、きもち翠がかった透明でクリーム色の湯の花が大量に舞っています。
微たまご味+明礬?味+α。よわいこげ臭にしぶ焦げイオウ臭ですが、何となく人工的な臭い(消毒臭?)も感じられます。
ツルすべに硫黄泉のスルスルとした感触がまじる湯ざわり。


【写真 上(左)】 男湯の浴槽
【写真 下(右)】 給湯施設?

全体に風変わりな個性のあるお湯で、成分総計わずか126.7mg/kgとは思えない存在感。
この特異な個性は、含正苦味-土類泉系で塩素イオン(Cl^-)をほとんど含んでいないことによるものか?

山の温泉ならではのイメージで、こういうのは平地ではほとんどお目にかかれません。
イメージ的には発哺の「天狗の湯」や「薬師の湯」(ともに入湯済未レポ)に近いものがあります。


【写真 上(左)】 沈殿する湯の花
【写真 下(右)】 舞い上がる湯の花

それにしても凄いのは湯の花の量。
濾過してこれですから、非濾過だとどういうことになるやら・・・。
露天はないですが、個性ある自家源泉?を落ちついた浴場で楽しめるいいお宿だと思います。

〔 源泉名:火地獄3号 〕
単純硫黄温泉(Ca-HCO3・SO4型) 54.3℃、pH=6.1、湧出量不明、成分総計=126.7mg/kg
Na^+=2.6mg/kg (17.13mval%)、Mg^2+=1.1 (14.02)、Ca^2+=8.5 (65.41)、Fe^2+=0.03、Cl^-=0.4 (1.48)、HS^-=0.6、SO_4^2-=8.4 (25.22)、HCO_3^-=28.4 (69.73)、陽イオン計=13.2 (0.64mval)、陰イオン計=38.0 (0.67mval)、メタけい酸=24.3、遊離炭酸=46.0、硫化水素=5.2 <H16.9.14分析>

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:なし 循環ろ過装置使用:通常なし(1日5回10分間ずつ濾過装置稼働) 塩素系薬剤使用:濾過装置稼働時に投入

〔 2011/06/15UP (2007/07入湯) 〕


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■ 光源の里温泉 「ヘルシー美里」 〔 Pick Up温泉 〕



光源の里温泉 「ヘルシー美里」
住 所 :山梨県南巨摩郡早川町大原野651
電 話 :0556-48-2621  
時 間 :15:00~19:00(土日祝 10:00~19:00)冬期は時間短縮 / 火休
料 金 :500円/1浴
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (富士の国やまなし 観光ネット)

南アルプス山麓の早川村。1985年に廃校となった旧 早川北中学校の校舎を改修して利用している公営の温泉宿泊施設で、積極的に日帰り開放しています。
手入れの行き届いた清潔感のある建物で、浴場は別棟にあります。


【写真 上(左)】 連絡通路と浴場
【写真 下(右)】 飲泉所

浴場に向かう渡り廊下の途中に飲泉所があり、源泉が注がれ小沢に排湯されていて、沢筋には湯の花も出ています。
中塩味+たまご味にしぶ焦げイオウ臭香り立つ、相当に素性のよさそうな源泉です。
分析スペックでは総硫黄わずか0.4mg/kgで温泉法規定にも乗っていませんが、とてもその程度とは思えません。


【写真 上(左)】 浴場棟
【写真 下(右)】 男湯

別棟の浴場、左が女湯、右が男湯。
男女別の浴室には、適温槽(黒みかげ石枠石貼5-6人)と源泉?水風呂(同3人)。
サウナ?もありますが稼働していませんでした。
カラン5、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜12時で独占~2人。


【写真 上(左)】 女湯
【写真 下(右)】 適温槽の湯口

適温槽は、石の湯口から投入で槽内注排湯は不明(パスカル方式かも?)ですが、端の排湯口からの流し出しもあり。
源泉?水風呂は、石の湯口からチョロチョロの投入で、槽内注排湯はなく最初に入ったときだけオーバーフローがあるのみで、ほとんど溜め湯状態。

お湯は、適温槽と源泉?水風呂ではぜんぜん違います。
適温槽は、やや黄色がかった透明で生ぐさい臭い+金気臭+カルキ臭?の個性的な臭いで味不明。
ちりちりとした湯ざわりは泉質のせいか、はたまたカルキのせいか・・・?


【写真 上(左)】 源泉?槽
【写真 下(右)】 源泉?槽の湯口

異常に冷たい源泉?水風呂は、緑灰色ささにごりのよさげな色味で、細かな黒い湯の花がただよい透明度55㎝。
しぶ焦げイオウ臭+微金気臭で味不明ですが、こちらは飲泉所のお湯に近いイメージがあるので少量ながら源泉投入かと思います。
染みわたるようなパワーのある質感高い源泉ですが、あまりにも冷たすぎ。

源泉をどのように扱うと適温槽のお湯になるのか想像がつきません。
ひょっとして飲泉所や水風呂とは別源泉か? と思うほど・・・。

それにしても、飲泉所の源泉のインパクトがあまりに強いです。
イオウ臭はこのエリアでは屈指のもので、沢に垂れ流すんだったら、源泉?水風呂にもっと投入してほしいところ。

名湯、奈良田や西山の手前にあるので、どうしても地味な存在になりがちですが、見逃すにはあまりに惜しい泉質、湯づかいをもっとくふうすれば、奈良田や西山に比肩するポテンシャルを秘めたお湯だと思います。

筆者後註:このレポは2003/10の入湯によるものです。その後、周辺に湯づかいのいい施設ができているので、いまは適温槽の湯づかいも変わっているかもしれません。

〔 源泉名:不明 〕
Na・Ca-硫酸塩・塩化物泉 17.6℃、pH=9.5、8.59L/min自噴、総計=4.459g/kg
Na^+=1169mg/kg (73.50mval%)、Ca^2+=363.3 (26.21)、Fe^2+=0.05、Cl^-=1078 (44.22)、OH^-=6.9、HS^-=0.4、SO_4^2-=1771 (53.61)、CO_3^2-=20.4、BO_2^-=13.8、陽イオン計=1539 (69.18mval)、陰イオン計=2892 (68.77mval) <H2.8.2分析>

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 白鳳みそ 〕
地元産の良質の大豆と、麦麹、麹、塩だけでつくり、保存料などを一切使用していない手づくり味噌。
製造後、最低1年間みそ蔵で寝かせてから出荷されるという田舎味噌で、通販もされています。

〔 2011/06/15内容補強のうえUP (2003/10入湯) 〕


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■ 高速実質値上げ?

時事通信 6月1日(水)2時49分配信(→記事

「国土交通省は31日、東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方を中心とした高速道路の無料化を6月20日から始める方針を固めた。同時に高速道路料金の「休日上限1000円」を全国で廃止。各地域で行っている高速道路の無料化社会実験も一時凍結する。
無料化されるのは、東北地方一帯の高速道路で、水戸エリアの常磐道も含まれる。対象は東日本大震災の被災者で、地方自治体が発行する罹災(りさい)証明書を料金所で提示すれば、全車種で無料となる。被災者の避難先が全国に及んでいることを踏まえ、対象地域外で高速道路に乗って対象地域内で降りる場合やその逆も、走行した全区間を無料とする。
一方、被災者以外の一般利用者は、復興に向けた物資輸送を支援するため、トラックなど中型車以上に限り、対象地域内のみ無料化する。」
(筆者追記、夜間・通勤割引などは残る見込み。導入検討されていた平日2,000円上限は見送りの見込み。)

とんだ茶番の国会の陰で、ひっそりと発表されていたこのニュース。

整理すると、無料になる対象はつぎの2者
1.東日本大震災の被災者で、地方自治体が発行する罹災証明書所持者
2.中・大型車
(ただし、国交省は第二次補正が通れば1年間全車種を対象とする方針示す)

無料となる区間はつぎの3路線 → 確定情報
1.常磐道、水戸IC~広野IC
2.東北道、白河IC~青森IC
3.磐越道、新潟中央IC~いわきジャンクション

被災者と中・大型車は↑のエリア内で乗り降りすれば無料です。どこから乗ってもどこで降りても、途中本線上の料金所を通らなければ一切無料。
なので、おそらく、水戸、白河ICなどでは中・大型車で大混雑になるでしょう。
手前のICで降りたら何千円も取られるところを、水戸、白河ICで降りればタダ・・・。多少遠回りしても水戸、白河ICまで乗るわな・・・。
だから東京方面に折り返す道路はトラックで大渋滞??

ブレまくる民主党の高速関連政策。
一般観光客の料金体系はほぼ元のかたちに戻るので、多くの国民にとっては「高速無料化」から逆行することになる、あまりにわかりやすすぎる公約違反。

1000円高速で観光客数が増えたエリアのひとつは(たぶん)東北地方。
復興支援のボランティアだってこの制度に助けられた人が多い筈。

1000円高速で客足をとられたといわれる近隣観光地でも、無料化社会実験区間、たとえば中央道「大月~河口湖」間、東富士五湖道路などは元の料金に戻り、富士五湖周辺などはおそらく影響大。

ものごと、一旦値下げしたものが値上がりすると、反動で値下げ前より需要が減るのは世の常。
「被災地支援のためと言われれば、納得するしかない。」というのが世論の流れかもしれぬが、「『震災で予定がくるったのはわかるが、期日ぐらいはハッキリしてほしい。(1000円終了を知らずに)走ってしまって、後で請求書来たらブッ飛んだなんてことが考えられる』と思わぬ高額請求への警戒を強めた。」(J CASTテレビウォッチ)というのが本音のところか・・・?
はやくもWeb上では6/19までに行けるところ(観光地)に行っておく。(でもって、その後は行かない・・・)というカキコ多数。

関東周辺の温泉地でずいぶん増えていた関西方面ナンバーも、6/20以降はめっきり少なくなるでしょう。
ホテルや旅館の廃業ペースがふたたび速まらなければいいですが・・・

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確定情報 (国土交通省発表2011/06/08)→ 詳細

1.上限料金制を廃止(休日1,000円)
2.実施中の無料化社会実験は一時凍結
3.通勤割引、夜間割引、休日割引(大都市圏3割引、他5割引)などは継続
4.平日上限制度(2,000円)は導入せず
5.エコカー割引は導入せず
6.本四とNEXCO乗継割引は導入せず
※ 廃止日:平成23年6月20日(月)午前0時

ま~、休日5割引が残ったのはまだしもだけど、首都圏から離れた観光地への影響は避けられないわな・・・。 
それにしても、しょ~もない条例ひとつ通すのにも1ヶ月近い周知期間を確保するこの国で、どうしてこんな重要な施策が6/8公表の6/20施行???
政策の整合性もガタガタ・・・。

つ~か、そもそも日本の高速道路って、償還主義(料金収入=費用)をとってるので、建設費や金利が償却された時点で無料になるはずなんですが・・・(→ 資料
※ 厳密には維持管理費分は残る、それとネックはプール制

追記、各地の反響 (6/10収集)
■ 北陸3県、1000円高速終了で観光客の反動減懸念(→ 日経新聞 2011/06/09 6:12
・無料化実験による効果で観光客数が1割増えたというだけに、天橋立観光協会(京都府宮津市)は「(無料化終了で)遠距離からの観光客に旅行を手控える動きが出るのでは」と警戒。

■ 四国知事会議、福島第一原発事故を受けての国の防災基本計画の早期見直しや、高速道路の「休日上限1000円」の継続など、5項目の緊急アピールを採択。(→ YOMIURI ONLINE 2011/06/09
・四国支社管内の通行台数は、09年9月で前年比29%増の約19万2千台。四国の3区間で無料化の社会実験が始まった10年6月以降はさらに増えて今年4月には21万8千台。3年前に比べると41%増えていた。(asahi.com 2011/0609)

■ 船もう1隻もない 高速上限廃止 フェリー業界"恨み節" (→ 産経経済 2011/06/02

『滴』 今井美樹 (Chorus:川江美奈子)
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■ 塩原温泉(上塩原) 「河童」 〔 Pick Up温泉 〕



塩原温泉(上塩原) 「河童」
住 所 :栃木県那須塩原市大字上塩原238 (旧 那須郡塩原町)
電 話 :0287-32-2364
時 間 :要事前確認 / 不定休
料 金 :250円(原則、料理を注文しないと不可?)
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE旅行)
紹介ページ (るるぶ.com)
紹介ページ (じゃらん観光ガイド)
紹介ページ (食べログ)

※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。


上塩原にあるすっぽん料理店の自家源泉のお湯。
ふつう、すっぱん料理を食べないと入浴できないとされていますが、「タイミングによっては食べなくてもOK」という情報を入手し、突入してみたらこの日はあっさり入れました。
ただ、原則は料理を食べないと不可なのかもしれず(たぶんそうだと思う)、TEL確認をおすすめします。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 お店の暖簾

かなり有名なお店で、「塩原 河童」で検索すると、グルメ系サイトが多くヒットします。
この日も店内はお客でにぎわっていました。
ちなみにメニューは4,200円のフルコースのみのようです。

R400から元湯に向かう道の右手にあるので、温泉好きはたぶん目にしているはずですが、このあたりまで来たら心はもはや名湯、元湯に飛んでいるので(笑)、その意味では穴場的立地。


【写真 上(左)】 浴場
【写真 下(右)】 入口

店のよこに簡素な湯小屋で浴室は男女別(というか空いているほうに入る、この日は左)。
脱衣所はこぢんまり。高い天井で湯抜きも備えているのでこもりがなく快適な浴室。
カラン2(たぶん温泉)。お店はにぎわっていましたが、浴室は2つとも空いていました。


【写真 上(左)】 銘板
【写真 下(右)】 脱衣所

伊豆石敷っぽい2人ほどの浴槽に、褐色変して緑のコケにふちどられた岩の湯口から投入し、かなりの量を切欠から流し出すかけ流しかと思います。


【写真 上(左)】 右の浴槽
【写真 下(右)】 右の浴槽の湯口

適温~ややぬるのお湯は微濁して白い浮遊物とこまかな気泡をたたえ、指先の青白発光と、かすかにアワつきもあったかも・・・?
重曹味+弱塩味+芒硝味におだやかな湯の香。


【写真 上(左)】 ザンザコです
【写真 下(右)】 カランも温泉?

明瞭なツルすべとつよめのとろみときしきしが入り混じる複雑な湯ざわりで、適度な濃度感もあって入り応えがあります。
ツルすべは重曹成分、とろみはメタけい酸によるものかと思います。


【写真 上(左)】 左の浴槽
【写真 下(右)】 左の浴槽の湯口

イメージ的にはやわらかでやさしいお湯ながら、鮮度感が高いためかつよいあたたまりがあります。

とくに”これ”といった決め手がある訳ではないですが、ほどよくバランスのとれた佳湯で、中・上塩原方面では、「松の井荘」(未レポ)とならんでトップを争うお湯かと思います。


【写真 上(左)】 泉源施設?
【写真 下(右)】 すっぽんの養殖場?

流れ星さんの「湯めぐり日記」のレポ(2005/08/27)に、「(一郷一会・関東周辺100名湯に)選定したのはみしゅらん掲示板のこわもて論客(笑)ウツボさんだから、」とありますが、この時点ではわたしは未湯で、選定はわたしではありません。

流れ星さんのご意見どおり、わたしも塩原で元湯のつぎに位置するお湯だとは思いませんが(個人的には塩の湯畑下のほうが上だと思う。)、レベルが高いお湯であることはまちがいありません。
こういうスグレもののお湯があたりまえのようにある塩原温泉、やはり懐がふかいです。

〔 源泉名:畑カッパ・上塩9 〕
Na-塩化物・炭酸水素塩温泉 56.8℃、pH=7.3、341.5L/min(掘削自噴)、成分総計=1.782g/kg
Na^+=454.2mg/kg (90.39mval%)、Ca^2+=18.6、Fe^2+=0.3、Cl^-=394.0 (50.45)、チオ硫酸イオン=0.2、SO_4^2-=69.9 (6.61)、HCO_3^-=573.8 (42.79)、陽イオン計=501.9 (21.74mval)、陰イオン計=1038.8 (22.03mval)、メタけい酸=153.7、メタほう酸=40.4、遊離炭酸=46.8 <H2.12.18分析>

一郷一会100名湯(元100湯)

■ブランドグルメ
〔 塩原「河童」のすっぽん料理 〕
上塩原の温泉を利用して養殖されるすっぽんを賞味できるお店。
自家養殖のすっぽんを注文を受けてから選別して調理に入るというこだわり。
わたしは食べたことありませんが、当然、味はよいのでは。

〔 2011/06/06UP (2008/11入湯)) 〕


E139.47.22.910N36.58.39.750

【 BGM 】
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■ うぬめ温泉 「うねめ温泉」 〔 Pick Up温泉 〕



うぬめ温泉 「うねめ温泉」
住 所 :郡山市富田町字大徳南31-3
電 話 :0120-54-6262 /024-951-8801
時 間 :5:00~24:00 / 原則無休
料 金 :400円
紹介ページ (郡山市観光協会)
紹介ページ (うつくしま観光プロモーション推進機構)

郡山市の北西の住宅街にある日帰り温泉。
場所はわかりにくいので↓の地図を参照ください。郡山高校の北側あたりです。
エントランスの看板のうえにラブホらしき「HOTEL Uneme」のサインが乗っているのがお茶目(笑)。
思いのほか大がかりな施設で食事処や休憩所もあります。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 脱衣所

脱衣所も広くてゆったり。脱衣棚の上に扇風機がたくさん仕込まれているのも実用的で優。
窓の広いあかるい浴室に黒みかげ石枠タイル貼10人以上の大ぶりな浴槽がひとつ。
窓からは庭園が望めますが、天井低めでややこもり気味なのは残念。
カラン10、シャワー・ドライヤーあり。シャンプーなし。
カランも温泉だと思いますが、金気は感じないので除鉄しているかも。
日曜9時で独占かと思いきや、3~5人ほどもいてなかなかの盛況。

赤茶に色づいた石の湯口は二段になっていて、上段は金気味重曹味に金気臭が香りたぶん源泉、下段は循環湯だと思います。
強力底面吸湯でオーバーフローなしの循環仕様。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 湯口

かなり熱めのお湯はかすかに懸濁して浮遊物なし。
湯面はほぼ無臭、重曹泉系のツルすべが明瞭でとろみも感じられます。
よく温まるお湯ですが、循環のためかいささか鮮度感に欠けるのは残念。

上段湯口のお湯はかなりよさげだったので、これをかけ流しすればかなりハイレベルのお湯になる筈ですが、近隣住民の固定客をしっかりとつかんでいそうなので、これはこれでいいのかも・・・。

なお、ここは郡山の人気施設「なりた温泉」(小池商事グループ)の系列のようです。
また、「うねめ」のネーミングは、郡山に伝わる「采女伝説」にちなむものと思われます。(ちかくに”うねめ町”というのもある。)

〔 源泉名:うぬめ温泉 〕
Na・Ca-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉 43.0℃、pH=8.0、30L/min動力、成分総計=1.896g/kg
Na^+=531.4mg/kg (96.29mval%)、Fe^2+=1.4、F^-=2.3、Cl^-=208.3 (24.49)、SO_4^2-=172.5 (14.95)、HCO_3^-=879.9 (60.06)、陽イオン計=551.2 (24.00mval)、陰イオン計=1263.0 (24.01mval)、メタけい酸=48.6、メタほう酸=27.6、遊離炭酸=5.6 <S62.3.26分析>

■ブランドグルメ
〔 うねめ牛 〕
6軒の肥育農家が24か月以上市内で育てた黒毛和牛の雌牛のうち、日本食肉格付協会の定める肉質等級上位の4・5級に認定されたものからさらに厳選された、郡山の誇るブランド牛です。

〔 2011/06/06UP (2006/12入湯) 〕


E140.20.12.189N37.24.18.185&ZM=8
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■ 南房総岩井温泉 「グランビュー岩井」 〔 Pick Up温泉 〕



南房総岩井温泉 「グランビュー岩井」
住 所 :千葉県南房総市久枝527-16  (旧 安房郡富山町)
電 話 :0470-57-3311
時 間 :15:00~20:00
料 金 :500円(夏期1,000円)
オフィシャルHP
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (ぐるなびトラベル)
紹介ページ (るるぶトラベル)
紹介ページ (じゃらんnet)

南房、岩井海岸そばにあるコンドミニアムホテル。
じゃらんでやたら安い朝食付プランがあったので泊まってみました。
泊まるまで知りませんでしたが、ここは夕方に日帰り対応もしています。
このエリアは日帰り温泉がすくないのでこれは貴重です。
ホテルといっても、リゾマンを改造したようなこぢんまりしたもので、その分格安で泊まれます。


【写真 上(左)】 ロビー
【写真 下(右)】 客室

場所は、かなりわかりにくいので↓の地図をご覧ください。。
フロントで受付。浴場はなんと12階でELVでのアプローチ。


【写真 上(左)】 お風呂セット
【写真 下(右)】 ここが浴場

廊下はふつうのマンションタイプでその1室が浴場になっているイメージ。
こういうのははじめてです。


【写真 上(左)】 男湯入口
【写真 下(右)】 女湯入口

おくが女湯、手前が女湯。脱衣所はま~ま~の広さ。
扉をあけると天井ひくめのかなりこもり気味の浴室。換気はしていますが窓があかないので湯気の排気が追いつかないようです。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 浴場

黒みかげ石枠タイル貼10人以上の予想外に大きな浴槽と、おくにサウナもあります。
広い窓の外は町並み越しに海が広がるなかなかの眺望。さすがに12階です。


【写真 上(左)】 浴槽からの眺め
【写真 下(右)】 額縁のような窓

カラン12、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
おそらくカランも温泉使用だと思います。
土曜夕方で3~7人。お風呂セット持参の地元客が目立ち、銭湯としてつかわれているようです。


【写真 上(左)】 カランも温泉
【写真 下(右)】 ザンザコオーバーフローの夜の浴槽

湯口はなく、底面からの大量注入でよわい底面吸湯に大量オーバーフロー。(朝はオーバーフローは減っていた。)
お湯の鮮度感からして新湯メインの半循環かと・・・。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 湯色

たっぷくふかめの浴槽に湛えられたお湯には、少量の白い浮遊物。
鉱泉的な口の中を上すべりするような味。やわらかな湯の香でカルキはほとんど感じられません。
きもちきしきしの湯ざわりであたたまりもつよく、予想以上にいいお湯です。
ただ、こもり気味のうえにあたたまり湯なので、水風呂が欲しいところ。
また、宿泊客の入浴は23時までですが、せめて24時くらいまでは開放して欲しいところです。


【写真 上(左)】 注意書き
【写真 下(右)】 部屋の風呂も当然のように温泉

部屋の風呂もおそらく温泉ですが、こちらはカルキがつよくて感心しません。あと、部屋の流しも温泉かと思います。
この惜しげもないつかい方からしてみると、自家用の井戸を掘ったら、その井水が温泉規定を満たしてしまったのではないかと・・・。
(岩井(久枝)には源泉がいくつかありますが、ここは比較的あたらしい新源泉のようです。)


【写真 上(左)】 なんと部屋の流しも温泉です
【写真 下(右)】 ↑の掲示

〔 源泉名:南房総岩井温泉 〕
規定泉(メタけい酸)(Na・Ca・Mg-HCO3・SO4・Cl型) 20.5℃、pH・湧出量不明、成分総計=0.526g/kg
Na^+=62.5mg/kg (41.00mval%)、Mg^2+=16.3 (20.20)、Ca^2+=44.1 (33.16)、Cl^-=49.4 (20.52)、SO_4^2-=66.7 (20.52)、HCO_3^-=181.9 (43.99)、NO_3^-=2.1、陽イオン計=137.4 (6.63mval)、陰イオン計=330.3 (6.77mval)、メタけい酸=55.7 <H21.5.26分析>

※ 規定泉(メタけい酸)ながらNa・Ca・Mg-HCO3・SO4・Cl型のストレートフラッシュ温泉です。
総計(濃度)も0.526g/kgとそれなりにあり、井水転用とあなどれないものがあります。

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり 循環ろ過装置使用:あり 塩素系薬剤使用:あり

〔 脱衣所掲示 〕
温泉成分により、お湯ににごりや温泉特有の臭いが出る場合がございます。

■ブランドグルメ
〔 岩井の黒アワビ 〕
南房総はアワビの名産地ですが、岩井海岸でも黒アワビが獲れ、岩井民宿組合では9月~11月にかけて”黒アワビ祭り”が開催され、「夕食に岩井の海で育てた黒あわびが1枚付く海鮮プラン」などが提供されます。

〔 2011/06/06UP (2010/12入湯)) 〕


E139.50.51.141N35.5.12.940
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■ 四万(日向見)温泉 「中生館」 〔 Pick Up温泉 〕

 

四万(日向見)温泉 「中生館」
住 所 :群馬県吾妻郡中之条町大字四万乙4374
電 話 :0279-64-2336
時 間 :10:00~15:00(要事前確認) / 不定休
料 金 :500円
※ 現在、日帰り入浴中止となっている模様
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (Yahoo!トラベル)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (じゃらんnet)

四万温泉も奥まった日向見(ひなたみ)地区、そのさらに一番おくにある湯宿です。
日向見川沿いにはこれより奥に宿はなく、四万湖沿いの「こしきの湯」をのぞくと四万最奥のお湯です。
日向見薬師や共同浴場「御夢想の湯」の上手おくにあります。
「御夢想の湯」はこれまではあまり目立たず、温泉好きをのぞいて訪れる人は多くありませんでしたが、2006年1月に改装され、アプローチやPも整備されて、観光客が大勢訪れるようになりました。
お湯もずいぶんとなまり気味になっていて残念です。

 
【写真 上(左)】 日向見薬師
【写真 下(右)】 御夢想の湯

近年、関東有数の人気温泉観光地と化した四万は、温泉口の「せせらぎの湯」、山口の「山口露天風呂」あたりで観光客をくい止め、日向見や「御夢想の湯」は知る人ぞ知る存在として残しておいた方が、長い目でみると”吉”と出るような気がしないでもないですが、これは温泉好きの身勝手か・・・?

 
【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 玄関

なんということのない佇まいながらどこか落ちついた雰囲気があって、いかにも温泉好きの固定客をつかんでいそう。
昼ごろ訪ねたところ、まだお湯が入っていないとのことで、夕方再突入。
館内はすっきりと清掃されていてきもちがいいです。

 
【写真 上(左)】 主浴場入口
【写真 下(右)】 女湯 「槙の湯」入口

浴場は廊下&階段をおりてのアプローチ。

 
【写真 上(左)】 女湯 「槙の湯」
【写真 下(右)】 女湯 「槙の湯」の湯口

浴場は3つあります。
女性専用の内湯は「槙の湯」、それ以外は”男湯”とことわりがないので混浴かも。
メイン浴場は内湯が「薬師の湯」、露天が「月見の湯」と名づけられていて、19~21時は女性専用となります。
対岸にある名物露天「かじかの湯」は、5月中旬~10月中旬入浴可で水着、バスタオル着用OK。ここも19~21時は女性専用です。

 
【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 「薬師の湯」

「薬師の湯」。階段下にたたずんで、窓のそとに日向見川の渓流と瀬音。湯治湯の風情にあふれた浴場です。
正面、鉄平石造の内湯は右手が2人、左手も2人ほどに仕切られて、右手が熱め、左手はややぬる。

 
【写真 上(左)】 「薬師の湯」からの眺め
【写真 下(右)】 渋いです

左手にとってつけたような石造1-2人の露天は、なぜか真ん中に大きな石が据えられて入りにくいもの。
さらにそこから対岸に懸かる橋を渡った右手おくに露天「かじかの湯」があります。

 
【写真 上(左)】 洗い場?
【写真 下(右)】 ケロリン桶

シャンプーあり。カラン・シャワー・ドライヤーなし。
土曜夕方で独占~2人。

それぞれの浴槽はお湯の感じがちがいますが、湯色はほぼ無色透明で硫酸塩泉系らしく、湯中の指先が青白く発光しています。

 
【写真 上(左)】 「薬師の湯」の浴槽
【写真 下(右)】 「薬師の湯」の湯口

「薬師の湯」は、それぞれ石の湯口から投入で湯口そばにはコップが置いてあります。
右浴槽から左浴槽への流し込みもあって、左浴槽端の上面排湯口からの排湯。

 
【写真 上(左)】 「薬師の湯」の右浴槽
【写真 下(右)】 「薬師の湯」の左浴槽

右の浴槽は、ほこほことした石膏味臭か明瞭で、きしきしとした湯ざわりにとろみが加わる正統派石膏泉的イメージ。
左の浴槽は、やや芒硝味がつよく、薬品臭を思わせるシャープな香りを感じましたがたぶん芒硝薬臭かと・・・。
このように湯口の投入湯のイメージがちがうので、別源泉かもしれません。

 
【写真 上(左)】 「月見の湯」
【写真 下(右)】 「月見の湯」の浴槽

露天「月見の湯」は、石膏まみれの石の湯口からの投入と、注入の2ケ所の投注入でオーバーフロー。
投入湯は「薬師の湯」右、注入湯は「薬師の湯」左の湯口のお湯に近く、浴槽のお湯も「薬師の湯」2槽の中間のようなイメージ。
混合泉のような、なんとなくぼやけたイメージがあります。

 
【写真 上(左)】 「月見の湯」の湯口
【写真 下(右)】 「かじかの湯」への橋

---------------------------------
さて対岸の期間限定露天、「かじかの湯」です。
「月見の湯」の横から日向見川にかかる橋を渡ってのアプローチ。
時期によっては「御夢想の湯」のPから見えるので要注意。

 
【写真 上(左)】 「御夢想の湯」からの橋
【写真 下(右)】 橋の上から

川岸の岩肌に据えられた石づくりの浴槽は、真ん中で仕切られ、手前が2人、おくが3人ほどの大きさ。
目の前に日向見川の渓流が流れる野趣あふれるロケーション、このときはすでに盛りを過ぎていましたが、秋の紅葉は絶品でしょう。

 
【写真 上(左)】 対岸から
【写真 下(右)】 夏の「かじかの湯」

おくの浴槽は落ち葉がたまり、湯口はなく注入・排湯ともに不明で30℃前半のぬる湯(というか冷たい)。
手前の浴槽はホースからの投入と、底から、気泡とともに熱湯が湧き上がってきます。

 
【写真 上(左)】 下手から
【写真 下(右)】 上手から

パイプを仕込んでいる様子もないので、これはひょっとして足元自噴かも?
ややぬる目のお湯は石膏味によわい塩味を加え、つよいとろみも感じられて、対岸の浴槽とはあきらかにニュアンスがちがいます。
ひじょうにやわらかな湯ざわりのすばらしいお湯で、ここのお湯がいちばん気に入りました。

 
【写真 上(左)】 「かじかの湯」
【写真 下(右)】 右浴槽の湯色

ここのお湯が足元自噴だとすると、四万では貴重な足元湧出泉ということになります。
やませみさんの資料によると、「中生館」は『薬師の湯(中生館の湯)』と『中生館露天の湯』をもっているようなので、「かじかの湯」は『中生館の露天の湯』使用では?

いずれにしても、四万最奥の立地で、いかにも四万らしい硫酸塩泉をすぐれもののロケで楽しめる味わいぶかい湯宿、日帰り中止になってしまったのはとても残念です。

〔 源泉名:薬師の湯 〕
Ca・Na-硫酸塩温泉 48.2℃、pH=8.9、9.6L/min自然湧出、成分総計=1.13g/kg
Na^+=113mg/kg (29.95mval%)、Ca^2+=229 (69.31)、Cl^-=47.1 (8.64)、SO_4^2-=662 (89.95)、CO_3^2-=10.2、陽イオン計=346 (16.5mval)、陰イオン計=720 (15.4mval)、メタけい酸=67.4 <H13.3.26分析>

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:冬期用に加温設備あり 循環ろ過:なし 塩素系薬剤使用:なし

〔 2011/06/03UP (2006/10入湯) 〕


E138.46.35.280N36.41.39.870
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■ 新戸倉温泉 「戸倉国民温泉」 〔 Pick Up温泉 〕



新戸倉温泉 「戸倉国民温泉」
住 所 :長野県千曲市大字戸倉字芝宮2228-2 (旧 埴科郡戸倉町)
電 話 :026-275-0457
時 間 :8:45-21:45 / 毎月2日休(土日の場合は翌週火に振り替え)
料 金 :300円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (じゃらん観光ガイド)
紹介ページ (千曲市観光協会)

東信、戸倉上山田温泉は、古くから善光寺参りの精進落としの湯として栄えてきた信州有数の歓楽温泉地。
千曲川を挟んで西岸に戸倉・上山田温泉、東岸が新興の新戸倉温泉です。
ここは、一郷一会のオフで、「万葉超音波温泉」「戸倉観世温泉」上山田「亀の湯」などとともに集中攻撃しましたが、軒並み高レベルのお湯のなかでもとくに印象に残った一湯です。

メイン道路から引き込んだ住宅地のなかにある、こぢんまりとした公衆浴場。
場所は”大正橋”南側、戸倉図書館北東側の裏手の路地。わかりにくいので↓の地図を参照ください。

大きく”国民温泉”と看板がかかった外観は、何ともいえない味があります。
番台のある銭湯仕様で、ゆったりとした脱衣所の向こうにやわらかな午後の日ざしが差し込む浴場がみえます。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 湯口

あかるい浴室にタイル貼10人以上のくじら型のかわいいタイル貼り浴槽。
タイルの縁が描くゆるやかな曲線と、尻尾の部分に据えられた女神?像が味わいをだしています。
全体に手入れが行き届き清潔なイメージ。

濃紺の大きなタイルの湯口から50L/minほども大量に投入されていますが、しっかりとコップがおいてあるかけ流しなのにはびっくり。
ざんざこオーバーフローと、べつに底面排湯と浴槽外に噴水状にお湯が出ている排湯口が2ケ所あるので、(たぶん)パスカル方式併用の理想的な湯づかい。
湯量豊富な自家源泉ならではの贅沢な湯づかいです。

HPにも「循環ではない、放流式かけ流し天然温泉」とありますが、加温はあるかと思います。
カラン10(たぶん源泉)、シャワー・シャンプーあり、ドライヤー有料。
日曜13時で6~7人。みな常連さんらしく、整然かつゆったりと入浴しています。
それにしても信州の浴客は、どこでも模範的にマナーがいいです。(気まじめな信州人ならでは?)

やや熱めのお湯は、翠がかった透明で湯中に気泡が流れています。
よわいたまご味に軽めのしぶ焦げイオウ臭ですが、イオウ気は万葉よりよわいもの。
鮮度感抜群のうえにかなりの量のアワつきがあって、ヌルすべ+アワつきのヌルが楽しめるすこぶるきもちのいいお湯です。

ここでおどろいたのはその浴感。
成分総計=332.6mg/kgとはとても思えない力感をそなえたお湯で、発汗がハンパじゃなく長湯できません。
しっかりと温まり、浴後充実した爽快感が出る感じは、アワつきともあいまって山梨の韮崎旭温泉を思い起こしました。

このエリアのなかでも成分は濃い方ではないし、イオウ気がとくにつよいわけでもありません。
でも、なにかあとを曳くような不思議な魅力をもつお湯です。
浴槽の佇まいといい、力感あふれるお湯といい、このエリア屈指の名湯かと思います。

〔 源泉名:戸倉国民温泉2号泉 〕
アルカリ性単純温泉(Na-Cl・SO4型) 38.5℃、pH=8.97、湧出量不明、成分総計=332.6mg/kg
Na^+=88.5mg/kg (91.25mval%)、Ca^2+=6.2 (7.33)、Fe^2+=0.4、Cl^-=65.0 (42.16)、HS^-=1.4、SO_4^2-=52.4 (25.12)、HCO_3^-=42.7 (16.13)、CO_3^2-=18.6 (14.29)、陽イオン計=97.2 (4.22mval)、陰イオン計=181.7 (4.34mval)、メタけい酸=50.3 <H13.12.19分析>

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり(30分に1回程度加温源泉を注入) 循環ろ過装置・貯湯タンク使用:なし 殺菌剤等の使用:なし

〔 HP掲載 〕
殿方用・ご婦人用 あわせて毎分 250リットルの新湯を放流式にて、提供させていただいております。(浴槽・カラン・シャワーに使用。)

一郷一会100名湯

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 千曲川のつけば料理 〕
つけば料理は、”つけば”と呼ばれる産卵場(ないしはこれに見立てた漁場)にやってくるウグイ(ハヤ・アカウオ)を主に投網で漁獲し、塩焼き・田楽・唐揚げなどで味わう料理。
松代藩の殿様に献上したというほどの歴史と格式をもつ東信の春の名物料理です。
信州でも千曲川が本場で、旬の4月から6月にかけて千曲市、上田市などの流域に数十軒もの「つけば小屋」が掛けられるそうです。
旧戸倉町の千曲川緑地にある「川萬寿」(せんます)はとくに有名です。
(「川萬寿」HPなどを参考。)

〔 2011/06/03内容補強のうえUP (2004/03/27レポ (2004/02入湯)) 〕


E138.9.7.666N36.28.59.702
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