goo

■ 富士・田貫湖温泉 「休暇村 富士」



<富士・田貫湖温泉 「休暇村 富士」>
(静岡県富士宮市佐折634、11:00~14:00(最終受付13:30)、火休、650円、0544-54-5200)
オフィシャルHP
紹介ページ (MAPPLE トラベル)
紹介ページ (じゃらんnet)

たまには「新設の温泉」いきます(笑)

田貫湖は天子ケ岳のふもとにある人造湖で、ダイヤモンド富士の撮影地、ヘラブナ釣り、湖畔を一周するウォーキング&サイクリングコースで有名なところです。
「休暇村 富士」では、これら自然・歴史・文化・産業などの観光資源や健康づくりをテーマとした「ふれあいプログラム」&「田貫湖ふれあい自然塾」を開催、多くの固定客を集めています。
ここは以前から浴場(お茶風呂)を日帰り開放していましたが、2008/09より温泉掘削に着手、2010/02/01から自家源泉の温泉を導入したのでいってみました。


【写真 上(左)】 外観
【写真 下(右)】 泉源と富士山

さすがに休暇村、ハンパな民間施設など足元にもおよばない豪華施設で、周囲のロケもよく、なるほど人気が高いのもうなづけます。
Pの脇に泉源施設。地場産杉を活用した木槽水槽がひときわ目立ちます。


【写真 上(左)】 館内からの眺め
【写真 下(右)】 利用案内

浴場「天然温泉富士山恵みの湯」は4階。
廊下のおくに手前が男湯、おくが女湯です。
まだあまり知られていないだろうし、日曜とはいえまだ11時だし、独占かせいぜい数人だろ~な、と思いつつ浴場に入ると、いるわいるわなんと13人!
年輩のグループ客がメインだったので、温泉入浴を組み入れたプログラムがあるのかもしれません。
後半、かなり空きましたがそれでもぱらぱらと入ってくるので、日帰り温泉のニーズはけっこうあるのかも。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 浴室入口

富士西麓は温泉がすくなく、しかも朝霧高原温泉「グリーンパーク」が休業(未確認情報)してしまったようなので、よけいに温泉施設に客が集中するのかもしれません。
また、まわりにはレジャースポットやキャンプ場があるので、週末など夕方まで開放すればかなりの入浴客が見込めると思いますが、現在のところ最終受付は13:30。ランチとあわせての入浴がメインとなりそうです。

なお、ここのレストランは眺めがよく雰囲気あり、ランチは味もよく量もあって価格はリーズナブルなのでおすすめかと。


【写真 上(左)】 こ洒落た館内
【写真 下(右)】 パスタランチ

田貫湖の向こうに富士山をのぞむすばらしい眺望の浴場ですが、きもち天井が低いかな?。
それに宿泊客からすると露天はほしいところか・・・。
脱衣所はゆったり、浴場はみかげ石枠石タイル貼10人くらいの内湯ひとつとサウナで水風呂はありません。
カラン8位、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 湯口

富士山&白糸の滝をかたどった湯口(高さ37.76cmで富士山の一万分の一とのこと)からかなりぬるい非加温源泉を投入、別に熱めの側面注入があり、窓ぎわの排湯口への上面排湯でオーバーフローはなし。

適温~ややぬるのお湯はうすく緑がかって、わずかに白い浮遊物と湯面に白い結晶がうかびます。

湯口はたまご味+甘味に明瞭な甘イオウ臭ですが、湯面では弱カルキ臭。
明瞭なヌルすべとよわいながらとろみも感じられ、思いのほかあたたまるお湯。
SO4を含むためか、なんとなくあとを曳くようなイメージがあり、浴後はフッ素がきくためか爽快感があります。
佐野川をうすくしたような感じかな?
源泉の素性は意外によさげなので、非加温源泉槽がほしいところです。

総計261.8mg/kgとうすめながら、pH9.8と浴感を出しやすい高アルカリの泉質なので得をしています。
とくにヌルすべはかなりのもので「美人の湯」をうたっても看板に偽りなしかと・・・。

ここは人気の宿泊施設、しかも温泉が出たということで、今後ますます人気が高まっていくのでしょう。
まわりにさしたる温泉もないので、温泉好きがわざわざ入りにいくようなお湯でもないような気もしますが、お湯は意外に悪くないので、近くに行ったときには寄ってみるのもいいかも?

アルカリ性単純温泉(Na-SO4・(CO3)型) 26.3℃、pH=9.8、56.1L/min掘削揚湯、成分総計=261.8mg/kg、Na^+=74.2mg/kg (86.17mval%)、Ca^2+=8.5 (11.20)、Fe^2+=0.2、F^-=9.0、Cl^-=19.9 (12.84)、OH^-=1.1、HS^-=0.4、SO_4^2-=78.6 (37.61)、CO_3^2-=28.4 (21.79)、メタけい酸イオン=26.9、メタほう酸イオン=13.5、陽イオン計=84.0 (3.75mval)、陰イオン計=177.8 (4.36mval) <H21.8.10分析> (源泉名:休暇村富士・田貫湖温泉)

※泉温26.3℃はアル単規定(25℃以上)ぎりぎりですが、泉温が落ちてもフッ素、メタほう酸で規定泉はクリアできるので、泉温低下に脅える?ことはなさそう、よかったですね (^^)

<温泉利用掲示> 加水:一部あり 加温:あり 循環ろ過:あり 塩素系薬剤使用:あり

〔 脱衣所掲示 〕
(前略)このたび、休暇村富士が天然温泉を掘削し、アルカリ性の肌にやさしいお湯が湧出しました。温泉は富士山の地層、千二百メートルの水脈から湧出しており、ほとんど無色澄明、微硫黄味を有しております。(中略)又、源泉のそそぎ口は、白糸の滝をイメージし、源泉の温度そのままに「かけ流し」になっております。

■ブランドグルメ
〔 富士宮にじます 〕
富士宮市のニジマス養殖は、豊富な富士山の伏流水を利用し、昭和8年に県営富士養鱒場が開設されたのを契機としてはじまりました。
ニジマスの養殖池は市内猪之頭・淀師地区に集中し、あわせて約1,400t前後のニジマスが養殖され、全国でも1、2を競う産地となっています。
また、ニジマス加工品や関連商品も多数あります。
富士宮といえば富士宮やきそばが大ブレークし、「富士宮やきそば学会」が組織されていますが、富士宮にじますにも「富士宮にじます学会」があります。
ちなみにChakuwikiによると、キャッチコピーは「柳の下にどじょうはいないが、ニジマスはいた」らしい・・・(笑)
猪之頭の「鱒の家」は富士宮にじますが味わえる店として有名です。
(静岡農政事務所HPなどを参考。)

〔 2010/03/27UP (2010/03入湯) 〕


E138.33.23.650N35.20.17.345
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

■ 松之山温泉(鷹の湯) 「和泉屋」 〔 Pick Up温泉 〕



<松之山温泉(鷹の湯) 「和泉屋」>
(新潟県十日町市松之山(旧 松之山町)湯本7-1、時間要問合せ)、500円、025-596-2001)
オフィシャルHP-1
オフィシャルHP-2
紹介ページ (るるぶ.com)

松之山鷹の湯温泉街のなかほどにある木造3層10室の老舗宿。
2002年冬に2泊したときは鄙び系でしたが、その後手が入れられて、2005年5月、一郷一会のオフで日帰り入浴したときはそれなりに綺麗になっていました。
最近では「マクロビオティックの宿」としても知られているようです。


【写真 上(左)】 鷹の湯温泉街入口
【写真 下(右)】 鷹の湯温泉街

また、現在も日帰り入浴を受け付けているかは不明。
このところ松之山は人気が高いので、日帰りできない宿、受け入れ時間の制限がきつくなっている宿が増えてきているので要確認です。

木造の建物は木の感触が優。家庭的な接客も好感がもてます。
鯉料理が名物ですが、苦手なので他の料理に替えていただきました。
素朴な家庭料理ながら味がよくボリュームも十分。
とくに松之山産こしひかりは絶品で粒が小さくつやつやと輝いてます。おひつを空にしまくり ^^;) お酒は大潟町の「越後自慢」。


【写真 上(左)】 綺麗になった館内
【写真 下(右)】 男湯内湯

2000年リニューアルの風呂は、男女別の内湯と露天。
男湯内湯はタイル造4-5人。カラン3。
温泉臭が立ちこめる浴室は大きくはないものの渋いつくり。
竹の源泉口(異常に熱い)と石の湯口(ぬるめ)の2ケ所からの投入。
源泉は飲泉可(現在は不可)ですが、ゲキ熱湯なのでコップにためて冷まさないと飲めません。
オーバーフローは多いですが、排湯口らしきものもあります。一部循環か・・・?
でもかけ流し量も多くお湯はかなり新鮮な感じです。


【写真 上(左)】 男湯露天(2002年)
【写真 下(右)】 男湯露天の湯口

男湯露天は、配湯管破損で入浴無理かも?との事前連絡があったのですが入れました。
旅館に囲まれ開放感はいまいちですが、坪庭のような落ちついた風情があります。(まわりは2m以上の雪の壁)。
岩造6-7人。源泉は岩の隙間(灰白色のコケのような析出がたくさん)のようなところからの投入ですごい温泉臭。別にぬるめの竹の湯口もあります。
上面排湯を雨水桝への放流+底面排湯で湯づかいは不明ながら、お湯は内湯よりもいいです。

なお、女湯には2つの内湯があり、ひとつは源泉槽とのこと。露天は男湯より狭そうです。


【写真 上(左)】 男湯露天
【写真 下(右)】 (たぶん)2号井

お湯は淡緑色微濁でうす茶色の湯の花がただよっています。
強烈な鹹味と苦味。墨のような独特の強アブラ臭(=松之山臭 ^^)。

いかにも効きそうな攻めてくる感じの浴感で、長湯すると相当に疲れます。
1・2号井混合の鷹の湯共同配湯を使用。
お湯は全体にぬるめでやはり配管事故による源泉量不足が影響しているようです。それでも十分な浴感は、さすがに日本三大薬湯です。

--------------------------------------------------------
■2005年の状況 (日帰り入浴)


【写真 上(左)】 貸切露天風呂
【写真 下(右)】 貸切露天風呂の湯口

貸切露天風呂が増設されて湯づかいがかわっていました。
内湯、露天ともに以前よりお湯の鮮度が落ちているように感じましたが、貸切露天風呂は松之山臭ぷんぷんのすばらしいもので、以前の露天をかるく上回っています。
ここは必湯でしょう。(※冬期間クローズの場合あり問合せ要)
なお、このときは日帰りでも貸切露天風呂に入れましたが、温泉好きのオフ会だから特別に入れさせていただけたのか、日帰りでもふつうに入浴可かは不明。これも確認要です。

<1号井>
Na・Ca-塩化物温泉 84.0℃、中性、自噴、成分総計=14.75g/kg、Na+=3412.0mg/kg、Ca2+=2013.0、F-=2.3、Cl-=8656.0、Br-=25.7、I-=4.4、陽イオン計=5565.2、陰イオン計=8831.6、メタけい酸=79.3、メタほう酸=242.0、遊離炭酸=36.0  <分析日不明>

<2号井>
Na・Ca-塩化物温泉 92.4℃、弱アルカリ性、成分総計=15.70g/kg、Na+=3496.0mg/kg、Ca2+=2097.0、F-=2.8、Cl-=9367.0、Br-=27.5、I-=3.3、陽イオン計=5752.7、陰イオン計=9534.8、メタけい酸=67.6、メタほう酸=349.5、遊離炭酸=3.2  <分析日不明>

※なお、現在は3号井の開発により、1.2.3号井の混合泉になっていると思われます。
※また、1号井は「和泉屋」の裏手にある(和泉屋がいちばん1号井に近い)という情報があります。

<温泉利用掲示>(現況、HPより)
■ 女湯(内湯・露天風呂)、男湯(内湯) [源泉常時注入循環濾過方式]
 加水:あり 加温:なし 循環ろ過:あり 塩素剤による殺菌:あり
■ 男湯(露天風呂) [かけ流し方式]
 加水:あり(湯張り時) 加温:なし エアによる循環:あり 定期的な浴槽の消毒:あり
■ 貸切露天風呂 [完全かけ流し]
 加水:なし 加温:なし 循環ろ過:なし 消毒:記載なし

一郷一会100名湯

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 山鳩味噌 〕
おそらく、地元の女性グループ(山鳩会)がつくっていると思われる「山鳩味噌」は地元産の大豆・米のみを使用した長期自然熟成味噌です。
「添加物は一切使用せず、発酵を抑制していないので生きています。」とのこと。
「ほのかに温泉の香りが漂います。」ともありますが、ひょっとして仕込みに松之山温泉をつかっているのか?? 興味シンシン。
((有)湯米心まつのやまHPなどを参考。)

〔 2010/03/27UP (2002/02/21レポ (2002/02宿泊入湯)・2005/05日帰り入湯)) 〕


E138.36.7.480N37.3.42.420
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

■ 大山天然温泉 「こまや旅館」 〔 Pick Up温泉 〕



<大山天然温泉 「こまや旅館」>
(神奈川県伊勢原市大山920、10:00~17:00、水休、1050円(タオル付)、0463-95-2010、※ 現在休業中との情報あり
休、500円(土日祝 750円)、0265-39-2528)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (神奈川の温泉宿(求人ジャーナル社))

いまでこそ寺社参り&温泉というのはあたりまえのコースですが、かつては霊場、古刹と温泉の縁は意外にうすく、門前町と温泉地を兼ねているところは、少なくとも関東周辺では諏訪以外に思い当たりません。
湯前神社や温泉薬師が有名な温泉地もありますが、温泉場が先にあって、その効能が神格化されたケースが多いように思います。
いまとちがって都合のいい場所で温泉掘削ができなかったというのが最大の理由でしょうが、敬虔だった昔の人には霊場のお膝元でお湯を楽しむという発想はなじまなかったのかも知れません。
善光寺の戸倉上山田温泉、弥彦神社の岩室温泉など、いわゆる”精進落としの湯”は参詣地からはなれた道中にあります。

大山(阿夫利神社、大山寺)は、ふるくから関東屈指の山岳信仰(修験道)の霊場で、ふもとにある大山の里には多くの宿坊(参籠所)があって賑わいました。
このあたりは、いまでも神仏混淆の修験道の霊場らしい独特な空気が流れています。
江戸時代からの老舗「こまや旅館」は、おそらくそんな宿坊のひとつだったと思われますが、近年、温泉掘削に成功し、宿泊を休業して日帰り入浴のみで営業しています。


【写真 上(左)】 温泉櫓
【写真 下(右)】 館内

玄関前の狭い駐車場の脇に、誇らしげに「大山天然温泉」と書かれた温泉櫓がそびえ建っています。
館内はふつうの旅館とはすこし違った雰囲気があります。
暗くて狭く入り組んだ廊下のおくの浴場に、おばさんが案内してくれました。
外観はコンクリの無粋な佇まいながら、廊下や客室には気のきいた意匠もこらされていてそれなりの風情があります。


【写真 上(左)】 渋い洗面台
【写真 下(右)】 内湯(大岩風呂)入口

浴場は男女別でそれぞれ内湯(大岩風呂)と露天がありますが、内湯(岩+みかげ石枠石貼3-4人)は使っていないようで当日も空でした。
暗く古びた内湯に対して新設したらしい露天はとても綺麗です。
屋根と木塀と木立に囲まれ開放感はさほどありませんが、背伸びすると鈴川の渓谷が望めます。


【写真 上(左)】 空の内湯
【写真 下(右)】 露天入口

黒みかげ石枠石敷5-6人の露天がひとつで、独楽をかたどった石膏の析出付きの石の湯口から投入+側面熱湯注入。
槽内排湯はなく浴槽フチ全面からかなり潤沢なオーバーフロー。
館内掲示には「加温、非加水、非濾過非循環、消毒用薬剤使用なし」とあります。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 露天-1

カラン6(たぶん源泉)、シャワーあり、シャンプー・ドライヤーはないですが料金からすると欲しいところ。
日曜13時で独占~5人。露天浴場自体広くはないので、5人入り込むとやや窮屈な感じ。


【写真 上(左)】 露天-2
【写真 下(右)】 湯口

適温のお湯は、無色透明で少量の白い浮遊物がただよいます。
弱塩味+弱苦味で弱いながら石膏泉系の甘い湯の香に饐えた?ような臭いが混じった個性的な温泉臭があります。
よわい硫酸塩泉系のキシキシとアルカリ泉系のヌルすべが入りまじる複雑な湯ざわりは通好みか。
湯口そばでは少量ながらアワつきがあり、硫酸塩泉らしい内側から温まるような充実した浴感&浴後感が楽しめます。浴後は肌に張りがでる感じ。


【写真 上(左)】 ざんざこのかけ流し
【写真 下(右)】 湯口&湯色

丹沢南麓には高アルカリでうすめの泉質が多いですが、ここのお湯は硫酸塩泉の特徴がよくでていて、むしろ丹沢の向こう側、道志や秋山のお湯に近いような感じがしました。

浴後、入る前に頼んでおいた釜飯コース(1,300円)を食べました。
炊き立ての釜飯に大山名物の豆腐(冷や奴)と小鉢数品がついてこの値段はまあまあリーズナブルかな。
指定した時間にあわせて炊き上げてくれますが、ついつい長湯・遅刻して釜飯が冷めてしまったのは無念 (^^;

料金1,050円はいささか高いような気もしますが、贅沢な加温かけ流しだし、時間制限もないので許容範囲かな。
紅葉がよさそうなエリアなので、晩秋の一日、大山参詣をかねてゆったりと過ごすのにいい施設かと思います。春の桜もよさそう。

Ca・Na-塩化物・硫酸塩泉 29.0℃、pH=9.5、湧出量不明(1,000m掘削)、成分総計=2.38g/kg、Na^+=369mg/kg、Ca^2+=452、Cl^-=879、SO_4^2-=500、CO_3^2-=8.17、HSiO_3^-=12.5 <H12.5.12分析> (源泉名:伊勢原温泉(台帳番号 秦野第22号))

<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:あり 循環ろ過:なし 消毒用薬剤使用:なし

■ブランドグルメ
〔 大山とうふ 〕
山岳信仰で栄えた大山周辺は、各地を回り信仰をひろめる御師の根拠でもありました。彼らが食していた精進料理に豆腐があり、これに、霊峰大山の良質の水、御師たちに謝礼として送られた各地の大豆などが加わって、名物として定着していったものと考えられています。大山とうふは、豆腐そのものをさす場合と豆腐料理をいう場合があり、地元には豆腐料理店も多くあります。また、早食い競争などもある「大山とうふまつり」も開催されています。
(大山とうふまつり実行委員会HPなどを参考。)

〔 2010/03/27画像補強再UP (2005/10/11レポ (2005/05入湯)) 〕


E139.15.34.549N35.24.57.313
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

■ 信玄温泉 「ホテル1-2-3 F&B 甲府」 (旧「スカイプラザホテル」)



<信玄温泉 「ホテル1-2-3 F&B 甲府」 (旧「スカイプラザホテル」)>
(山梨県甲府市国母8-1-1、7:00~11:00/15:00~23:00、450円(2010/4/28から500円に改定予定)、055-221-7000)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (楽天トラベル)

2003年夏、信玄温泉が「ホテル1-2-3」のパートナー店舗となってからはじめて行きました。
「ホテル1-2-3」とは、1人泊だと基本料金、2人だと+1,050円、3人だと+2,100円という宿泊人数が多くなるにつれ格安になるシステムのビジホチェーンです。
ちなみに、ここは標準ルームで基本料金(朝食つき)4,900~5,700円、これが2人泊だと@3,350円、和室に4人泊だと@2,425円(2010/4/28からの新料金)になります。
「スカイプラザホテル」時代550円だった料金も450円に値下げされています。
なお、2010/4/5~28まで温泉改装工事のため休業、4/28から料金500円に改定予定です。


【写真 上(左)】 のぼり
【写真 下(右)】 案内看板

場所はR20甲府バイパス「国母立体交差点」の脇。(東京方面からだと側道に入って左手)駐車場は3ヶ所で台数はかなりあります。


【写真 上(左)】 露天入口&休憩所
【写真 上(左)】 露天風呂付き浴場の脱衣所

フロントよこに日帰り入浴用券販機、日帰り受け入れに力を入れていることがわかります。
フロントおくに大浴場、そのさらにおくの通路&休憩所を抜け、階段を上がった別棟の2階に露天風呂付き浴場の2ヶ所の浴場。
館内はかなり手が入れられていますが、浴槽配置じたいは「スカイプラザホテル」時代とほとんど変わりません。また、ほとんどの浴槽がみかげ石枠タイル貼です。


【写真 上(左)】 メイン浴槽 (2002)
【写真 下(右)】 メイン浴槽湯口と向こうに打たせ湯

<大浴場>
脱衣所はゆったりしていますが、浴室は窓がちいさめで懐がふかいのでうす暗く、打たせ湯×2が絶え間なく湯気を上げているのでこもり気味。
手前おくに数段高く打たせ湯×2とその前に水風呂。
窓側に数10人は行けそうな大ぶりのメイン浴槽を配置しています。


【写真 上(左)】 打たせ湯&水風呂 (2002)
【写真 下(右)】 メイン浴槽の湯口 (2002)

メイン浴槽は打たせ湯槽からの流し込み+パイプ湯口からの投入でかなりのオーバーフロー+浴槽脇の排湯槽からのパスカル?排湯。
打たせ湯槽は打たせ湯2本からの大量投入で、全量をメイン浴槽への流し出し。

開放感はさしてなくB級も入ってますが、なんとなく味わいのある浴場。
カラン8、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜17時で4~7人と地元客に宿泊客を交えてなかなかの盛況。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 水風呂

<露天風呂付き浴場>
階段を上がって左手が男湯、右手が女湯。このあたりは以前のB級チックな雰囲気は影をひそめています。
脱衣所はこぢんまり。
入ると手前に水風呂(1人)とおくに内湯(10人位)、扉の外に軒下タイプの露天(6-7人)とベンチがあって風とおしよく涼め、富士山や南アルプスのやまなみがのぞめます。内湯も明るく居ごこちのいい浴場。


【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 露天の亀

内湯はパイプからの大量投入で槽内注排湯はなく、全量をざんざこオーバーフローのかけ流し。
ここからあふれたお湯が扉の下を通り露天内床の排湯口に流れ込んでいます。
露天は底面注入でおくのパスカル方式?の排湯槽からの排湯でオーバーフローは少量。
カラン6、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜16時で2~4人と大浴場より空いていました。


【写真 上(左)】 ものすごい内湯のかけ流し量
【写真 下(右)】 内湯から流れ出す排湯

<お湯>
メイン浴槽は適温~ややぬる、打たせ湯槽はやや熱、2階内湯は適温~やや熱、2階露天はややぬる。
投入湯口はおそらくすべて源泉。
掲示によると泉温44.0℃を非加熱利用とのことで、湯口は投入量の多いところでやや熱めくらいの湯温を保っているので、おそらくごく近い泉源からの直引きかと思います。


【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 露天の湯口

きれいな黄金色のお湯には浮遊物はほとんどないものの、こまかな気泡がただよい、ほぼ全槽でアワつきがあります。
アワつきの量は、2階内湯 = 打たせ湯槽 > メイン浴槽 > 2階露天の順で、お湯の鮮度もこの順番です。


【写真 上(左)】 露天の排湯
【写真 下(右)】 湯色&湯口

甲府モール泉らしい弱重曹塩味に金気(湯口のみ)モール臭。
このモール臭はさほどつよくはないものの、岡谷の「諏訪湖ハイツ」に似た個性あるもの。
はっきりとしたツルすべにアワつきのヌルがのり、メタけい酸系のとろみも感じられる湯ざわりやさしいお湯です。

以前入ったときは腐葉土状の浮遊物がうかび、濃度感ももっとあったような気もしますが、いまのお湯でも相当なもの。
とくに、2階内湯の湯口そばと打たせ湯槽は白濁するほどの気泡と潤沢なアワつきがある鮮度抜群のお湯で、気持ちいいことこのうえありません。
温泉パワーに元気をもらえるようなフレッシュで力づよいお湯です。

つよいあたたまりを絶妙な温度の水風呂(井水だと思う)で冷ますのが異様に快感。
ここに限らず、甲府のお湯は水風呂をそなえているところが多くていいですね。

単純温泉(Na-HCO3型) 44.0℃、pH=7.6、425L/min(掘削揚湯)、成分総計=0.7419g/kg、Na^+=133.6mg/kg (74.87mval%)、Mg^2+=12.2 (12.89)、Ca^2+=12.3、Fe^2+=0.2、Cl^-=54.3 (19.54)、HCO_3^-=381.9 (79.95)、陽イオン計=170.6 (7.76mval)、陰イオン計=436.9 (7.83mval)、メタけい酸=114.3、遊離炭酸=19.3 <H16.10.21分析> (源泉名:HOTEL1-2-3F&B甲府)

〔 館内掲示 〕
温泉力100% 「ゆ」が自慢です!
源泉100%掛け流し湯 しかも毎日湯抜き清掃
ボイラーによる加熱や水などを加えず、「源泉100%」のお湯をそのまま湯船に溜めています。豊富な湯量だから循環せず「掛け流し」で湯を使っています。だから温泉力100%!!

※当ホテルの温泉の湯は、地下1000~1500mより汲み上げている為に、湯と共に多少の砂が混ざって、湯舟に沈下しております。

---------------------------------
■「スカイプラザホテル」時代のレポ (2002/09/28レポ (2006/06入湯))
(甲府市、6:00~24:00、550円、055-228-3431)

これも甲府の温泉銀座にあるビジホの湯。
R20甲府バイパス「国母」立体の脇にあります。(東京方面からだと側道に入って左手)新(2階、露天付き)・旧(1階)ふたつの浴室があり、両方入れました。
1階のほうが人気があるようですが、まずは2階から攻めました。


【写真 上(左)】 外観 (2002)
【写真 下(右)】 エントランス (2002)

明るい2階の浴室は、内湯(タイル貼7-8人)、水風呂、露天(タイル貼4-5人)ですが、露天は軒下タイプでベランダ湯といった感じ。
カラン6、ドライヤーなし。土曜15時で独占。


【写真 上(左)】 2階浴場 (2002)
【写真 下(右)】 2階内湯の湯口 (2002)

内湯は、金属パイプから60L/minほどもドコドコと源泉?を投入で、槽内排湯なしのオーバーフローのかけ流し。
となりの水風呂もかけ流しで、あふれたお湯が扉の下をくぐって露天ゾーンまで流れ出しています。


【写真 上(左)】 2階露天 (2002)
【写真 下(右)】 ざんざこです (内湯/2002)

露天は底面注入し排湯槽からの排湯で、オーバーフローはなくややなまった感じ。
うすい麦茶色透明のお湯のなかには、こまかな浮遊物とときおり気泡が流れてきます。
重曹味+金気味、金気臭+弱モール臭で、重曹泉系のツルすべが明瞭。
内湯ではけっこうなアワつきが・・・。

1階浴室には内湯(タイル貼、7.8人)、水風呂とお湯の出てない打たせ湯槽があり、こちらは暗くて熱気がこもった感じ。
カラン5、シャンプーなし、ドライヤー有料。こちらも2人~独占と空いていました。


【写真 上(左)】 旧分析書 (2002)
【写真 下(右)】 湯づかい掲示 (2010)

金属パイプの湯口から大量投入で、湯口そばにはコップがおいてありました。
排湯は浴槽脇の排湯槽からで、オーバーフローはないもののたぶんかけ流しかと・・・。
お湯は2階とほぼ同様ですが、アワつきがみられず2階の内湯のほうがお湯がいい感じがしました。

ここは熱湯揃いなので、水風呂がありがたいです。
とくに2階の内湯と水風呂往復は極楽浄土 ^^)
こんなにいいお湯とは思ってなかったので大満足。碇(廃業)貢川と同系の名湯では・・・?
分析表は掲示も受付にもなしですが、廊下に説明書あり。湧出量=800L/min自噴は立派!

43.2℃、pH=7.62、湧出量=800L/min自噴、蒸発残留物=0.58g/kg、密度=0.9989、ラドン0.62マッヘ/kg <S57.10.12分析>
と、ここまで書いておきながら、「成分:天然ラドン・ミネラル・天然イオン他多量に含有されています」と、いきなりのモードチェンジは何故 ^^;)(単純温泉?)

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

〔 2010/03/26UP (2002/09/28レポ (2006/06入湯)・2010/03入湯) 〕


E138.33.19.694N35.38.2.520
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

■ 竹倉温泉 「錦昌館」 〔 Pick Up温泉 〕



<竹倉温泉 「錦昌館」>
(静岡県三島市竹倉13番地、9:00~19:00、500円、0559-75-3433)
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (るるぶ.com)

伊豆の玄関口にあたる三島、沼津あたりは”口伊豆”とよばれ、温泉のイメージはあまりありませんが、さりげに個性的なお湯があります。
とくに三島の竹倉温泉では伊豆にはめずらしい鉄泉系のお湯が湧いています。


【写真 上(左)】 看板-1
【写真 下(右)】 看板-2

昭和10年開湯の竹倉温泉には「錦昌館」「伯日荘」「みなくち荘」の3軒のお宿があっていずれも日帰り可でしたが、現在「伯日荘」は休業しているようです。

場所は県道142三ツ谷谷田線からすこし入ったところ。鉄道でいうと函南駅と三島駅のちょうど中間くらい。
この県道142はR1東海道の枝線のような道で、ふつう観光客は通りません。
そんなこともあって、歴史の古い温泉地のわりになじみがうすいのかもしれません。


【写真 上(左)】 伯日荘
【写真 下(右)】 浴場入口

手前に「伯日荘」、おくに「錦昌館」、すこし離れて「みなくち荘」。
「錦昌館」は3軒のうちいちばん大きな宿で、宴会なども積極的に受けているよう。
林に囲まれ落ちついた趣をもつ湯宿です。


【写真 上(左)】 女湯
【写真 下(右)】 女湯の源泉カラン

廊下のおくに男女別の浴室。右手が女湯、左手が男湯で男湯のほうが明るく広め。
コインランドリーが置いてあるので湯治宿としてもつかわれているのかも・・・。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 男湯

二面採光の明るい男湯は内床も伊豆石仕上げの豪勢なもの。
窓の外には泉源施設らしきものがみえます。
赤みかげ石枠石タイル貼伊豆石敷10人弱の内湯ひとつとシンプル。
カラン6、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。
宿名入りのオリジナルケロリン桶あり。
土曜11時で2人~独占とゆったり入れました。


【写真 上(左)】 オリジナルケロリン
【写真 下(右)】 チョロチョロの湯口

湯口からのチョロチョロ投入とタイルの割れ目からの熱湯投入で後者がメイン。
べつにカランがあって、捻ると冷たい源泉がでます。
この源泉カランは泉源施設?との位置関係からして泉源直引きかもしれません。
窓側側溝への上面排湯ですが、オーバーフローなく投注入量よりもすくない感じがするので、どこかに槽内排湯があるかも。
浴槽まわりは鉄分で赤茶に色づいています。


【写真 上(左)】 源泉の引き込み口
【写真 下(右)】 男湯の源泉カラン

ほぼ適温のお湯はいかにも鉄泉らしい透明度30cmの赤茶色のごり湯で、赤茶の酸化鉄らしき浮遊物がただよいます。

鉄サビ味+弱重曹味で投注入湯はかなりつよめの鉄サビ臭。
不思議なことに湯面では鉄サビ臭や饐えたようなFe3臭?はさほどつよくなく、むしろ石膏泉的なやわらかな湯の香が感じられます。


【写真 上(左)】 湯口&湯色
【写真 下(右)】 鉄泉らしい色味です

湯ざわりは鉄泉系のぎしぎししたもので、色味も群馬、伊勢崎の五色温泉に似ているものの、それよりやさしい湯ざわりでよくあたたまります。
分析上はSO4は出ていませんが、なんとなく鉄泉と石膏泉が混じったようなニュアンスのお湯かと。

想定以上にいいお湯で満足。
伊豆エリアでは貴重な鉄泉にゆったりと入れるなかなかのお宿だと思います。

規定泉(総鉄イオン) 13.3℃、pH=7.1、湧出量不明、成分総計=279mg/kg、Na^+=9.3mg/kg、Mg^2+=9.0、Ca^2+=19.3、Fe^2+・Fe^3+=13.1、Cl^-=10.5、SO_4^2-=10.0、HCO_3^-=137、陽イオン計=52.8、陰イオン計=158.5、メタけい酸=44.2、遊離炭酸=23.7 <H21.3.19分析> (源泉名:竹倉温泉1号)

※宿の人にきいたところ、「『伯日荘』とは井戸がちがう。」とのことでした。

<温泉利用掲示> 加水:記載なし 加温:あり 循環:あり 塩素系薬剤使用:あり

■ブランドグルメ
〔 三島(箱根西麓)人参 〕
箱根の西麓にある三島の畑は排水がよい火山灰土で、しかも耕土がふかいため古くから根菜類の栽培が盛んで、とくに人参は「箱根人参」とも云われ定評があったようです。
戦前の長根種から戦後短根種に品種が移ってもその品質に変わりはなく、各地へ出荷されています。人参焼酎など加工品も開発されています。
(三島青果(株)HPなどを参考)

〔 2010/03/26UP (2009/08入湯) 〕


E138.56.56.215N35.6.45.835
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

■ 大平台温泉 「対岳荘」 〔 Pick Up温泉 〕



<大平台温泉 「対岳荘」>
(神奈川県箱根町大平台312、12:00~15:00(最終入場)、750円、0460-82-2094)
オフィシャルHP
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (るるぶ.com)

大平台の温泉街から少しはなれた国道1号沿いにある私学共済事業の直営施設(しがくのやど)。
大平台の温泉施設はほとんどが共同配湯ですが、ここは自家源泉をつかう貴重なお宿です。


【写真 上(左)】 上質感ある館内
【写真 下(右)】 中庭

国道沿いながら建物は奥まっているので喧噪はなく館内は別世界。
シックで質感のある和風の建物はよくメンテされていて居ごこちがよさそう。
階下に男女別の浴室と家族風呂。
家族風呂は日帰りで利用可かわからず、先客もいたのであきらめました。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 脱衣所

浴室は黒みかげ石枠伊豆石貼10人弱の入りごこちのいい内湯ひとつとシンプル。
窓の外は早川の渓谷を見下ろし一面の緑。秋の紅葉は見事かも。
カラン6位、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
日曜16時で前の国道は大渋滞なのに、独占~2人とゆったり。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 浴槽&景色

白い石膏の析出がわずかに出た石の湯口から30L/minほども適温のお湯を投入し、槽内注排湯はなく全量をざんざこにオーバーフローのかけ流し。

湯温は38℃ほどとかなりぬるめ。
泉温61℃の源泉に加水をかけて湯温調整していますが、ここまで湯温を落とさなくてもいいのでは?(分析書に浴槽温度42℃とあるので、ふつうはもっと熱いのかも。)


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 湯色

無色透明で微薬味無臭。
スペックほどの塩味が感じられないのは加水のせいか・・・?
やわらかな湯ざわりはあるものの、浴感は淡泊。おだやかにあたたまり、浴後は爽快感が出ます。

週末PMの国道1号線は渋滞の名所です。
この沿道には、函嶺(底倉)、太閤湯(宮ノ下)、塔之沢上湯大衆浴場、和泉・湯蔵かっぱ天国(湯本)などの日帰り可施設があり、さりげにかけ流し率も高いのですが、施設が小ぶりなのとPが小さく停めにくいので意外につかわれていません。(で、「天山」に集中する。)
底倉に大きめの日帰り施設「ての湯」ができましたが、ここは高料金がネック。
そのなかで、対岳荘は広めで停めやすいPがあって、料金も箱根にしては手ごろなので、利用しやすい施設かと思います。

Na-塩化物泉 61.2℃、pH=9.3、湧出量不明、成分総計=1122mg/kg、Na^+=357mg/kg、Cl^-=448、SO_4^2-=152、HCO_3^-=18.9、メタけい酸=65.9、メタほう酸=8.99 <H9.1.23分析> (源泉名:対岳荘 第1号源泉(温泉村第123号))

<温泉利用掲示>
加水:あり(源泉(61℃)が高いため) 加温:なし 濾過循環:なし 消毒処理:なし

〔 2010/03/20UP (2006/08/10レポ (2005/11入湯)) 〕


E139.4.30.370N35.14.8.040
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

■ 湯の瀬温泉 「吉野家」 〔 Pick Up温泉 〕



<湯の瀬温泉 「吉野家」>
(長野県小諸市山浦988、10:00~20:00、500円、0267-22-3308)
紹介ページ (小諸市観光協会)
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (長野の温泉宿(求人ジャーナル社))

千曲川の河畔、板張りの吊り橋「大杭橋」のたもとにある一軒宿が日帰り開放するもの。
たたずまいは湯宿というより釣り宿の趣。
千曲川は魚種の豊富な川として知られており、ヤマメ、イワナ、アユ、ハヤ(ウグイ)、フナなどを狙う太公望が各地から集まります。
ここもそんなお客に支えられているような感じがあり、料理も佐久鯉、千曲川の鮎やハヤなど地元でとれたものがメインのようです。


【写真 上(左)】 対岸から大杭橋と吉野家
【写真 下(右)】 大杭橋

千曲川にかかる板張りの吊り橋「大杭橋」をわたっていく雰囲気あふれるアプローチ。
橋が車の重量で揺れて、けっこうスリルがあります。ただ、重量のある車は、反対側(宿側)の道から行ったほうがいいかも・・・。
(後註:現在「大杭橋」は、「老朽化に伴い、当面の間、『車両通行止め』としましたのでお知らせします。」(「こもログ」2009/11/27)とのこと。)


【写真 上(左)】 看板-1
【写真 下(右)】 看板-2

ちょうど漁の端境期だったからか、なんとなしに活気がなく営業しているか疑問でしたが、声をかけるとおくから親切そうなご主人がでてきました。
信州秘湯会の会員宿なので、日帰り受付は手慣れた感じ。

浴場はふたつあって、おくは狭め、手前は広めとのことで、当日はほかにお客がいなかったので広めのほうに貸し切りで入れました。
脱衣所はこぢんまり。
木づくりの浴室は天井の高い趣あるもの。思いのほかきれいでリニューアルをかけたのかも・・・。


【写真 上(左)】 浴室
【写真 下(右)】 浴槽

木枠石タイル敷5-6人の入りごこちのいい浴槽ひとつとシンプル。
ところどころ黒く変色したヒノキ?の湯口からたぶん加温源泉を投入で、ほかに熱湯の側面注入で側面吸湯。
掲示に「湯量すくないので循環」とあります。

カラン3、シャワー・シャンプーあり。ドライヤーなし。
土曜15時で独占貸切。

なぜか浴室内に甘イオウ臭がただよっています。
浴槽の手前にあるカランの水は甘イオウ臭が香り、まったく旨味を感じない風変わりな味で、これは井水だと思います。(源泉スペックともちがうイメージなので・・・)


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 カラン

適温~ややぬるのお湯は、くらめだったので色不明。わずかに茶色の浮遊物がうかびます。
成分なりかそれ以上のしっかりとした重曹塩味があり、おそらく加水はないと思います。
ヒノキ湯口の臭い+αがしますが、お湯じたいの香りはさして感じられません。
湯面でもよわいイオウ臭がしますが、これは湯の香ではなく、浴場内にこもっている甘イオウ臭かと・・・。

ツルすべのうらに硫酸塩系のキシキシ。
メタけい酸によるものと思われる圧倒的なとろみがここのお湯の個性だと思います。
湯中の指先がよわく青白発光、湯ざわりからしても硫酸塩成分を含んでいるような・・・。(分析書には記載なし)

すこぶる当たりのやわらかなお湯で入りごごち抜群。
あたたまりはさほどつよくないので、いつまでも入っていたくなるしみじみといいお湯です。

鮮度感はさすがによわいものの、妙に説得力のあるお湯は玄人好み。
かけ流しのお湯が多いこのエリア、循環ということでいささか損をしているような気もしますが、お湯のレベルじたいはかなり高いように思いました。

Na-塩化物温泉 32.3℃、pH=7.8、湧出量不明、成分総計=2598.7mg/kg、Na^+=827.0mg/kg (84.57mval%)、Ca^2+=84.7 (9.92)、Fe^2+=0.6、Cl^-=1361.3 (94.06)、HCO_3^-=121.8 (4.95)、陽イオン計=979.5 (42.53mval)、陰イオン計=1485.2 (40.44mval)、メタけい酸=111.9、メタほう酸=13.7 <H16.2.4分析> (源泉名:吉野2号)

<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:あり 循環ろ過:あり 消毒減菌:あり

〔 夢地蔵尊の由来 〕(地蔵尊脇由来書より)
是に安置し奉る地蔵尊は百八十六年前の昔、寛政七年正月十三日沙彌是三山畑八右衛門が秩父板東西國の百観音霊場を巡拝し夢に見ていた願いを成就し、武州狭山市南入曽金剛院大日堂の境内に建立せる地蔵尊であります。爾来、村民並に近郷の人々は夢の希望を叶え給える地蔵尊なるが故に「夢地蔵」と呼び厚く信仰し、願主吉野久次郎も亦信者の一人でありましたが、去ぬる日『我が地を信州小諸千曲川の傍なる湯の瀬に移し、温泉を堀り、人々の身心の健全を守るべし』との夢のお告げを受けました。以来、幾多の辛酸を嘗め歳月の経ること十有星霜宿縁の地に温泉の湧出するを得、大願成就して人々の歓喜するところとなりました。(中略)仍って、夢地蔵尊をこの地に奉還し、永く温泉の守護を願い奉る。(以下略)

■ブランドグルメ
〔 布引いちご園のイチゴ 〕
川魚つながりで「千曲川のつけば」(つけば漁で獲ったハヤ(ウグイ)料理)にするつもりでしたが、あらためて調べてみると、「つけば」は小諸より上田や更埴のほうが本場のようなので、そこらへんのお湯のときに紹介します。
でもって、イチゴにしました。

東日本でイチゴの産地というと栃木、茨城、静岡などが知られていますが、長野にもいくつかイチゴ園があります。
小諸市の御牧ヶ原は「みまきいちご」と呼ばれる原種のイチゴが自生していたといわれ、全国でも早い時期から栽培が行われ、日本で初めての缶詰イチゴジャムもここでつくられたそう。
「いちご平」という地名も残り、じつは「イチゴのふるさと」のようなところです。
「布引いちご園」はその「いちご平」に平成11年に開園した人気のイチゴ園で、出荷もしています。
現在の栽培品種は「章姫」「紅ほっぺ」「アルビオン」。
いちご狩りは、収穫したイチゴをそのまま食べるので、できるだけ薬剤に頼らない栽培を目指しているとのこと。
(「布引いちご園HP」、長野県資料などを参考。)

〔 2010/03/20UP (2009/04入湯) 〕


E138.25.27.353N36.17.56.649
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

■ 喜連川早乙女温泉 「喜連川早乙女温泉 (旧 健康の湯センター)」 〔 Pick Up温泉 〕



<喜連川早乙女温泉 「喜連川早乙女温泉 (旧 健康の湯センター)」>
(栃木県さくら市(旧 喜連川町)早乙女2114、9:00~21:00、1,000円、600円(18時~)、028-686-4126)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (温泉みしゅらん)

城下町喜連川の名湯です。
いつも混みあっているので、館内の写真はありません。
また、このレポは2002年時点のものをベースにしているので、現時点ではかわっているところもあるかも・・・。
以前は「健康の湯センター」と称していましたが、いまは、まんま「喜連川早乙女温泉」となっているようです。

早乙女温泉は氏家寄りの町はずれにある独自源泉の日帰り施設で、個性的な喜連川のお湯のなかでもひときわ異彩を放ち、温泉好きのあいだで根づよい人気を誇ります。
ちなみに”早乙女”は、”そうとめ”と読みます。”さおとめおんせん”というと温泉マニアのあいだではモグリとおもわれるので要注意・・・(笑)

場所は国道からすこし入ったところ、喜連川方面からくると鋭角に右折する国道からの分岐がわかりにくいので要注意です。
駐車場に着いたとたん、ただようイオウ臭と側溝から立ち上る湯気が、早くもただならぬ存在感を放っています。

有名施設ですが気どりのないたたずまいと雰囲気がいいです。
入って左右に休憩所兼食事処、正面が浴場。
左手はカラオケOK。右手のはカラオケのない”VIPルーム”。
ここのカラオケは有名で、苦手な方は”VIPルーム”のチョイスがベター。
ただ、”VIPルーム”は混んでいて貸し切りのこともあるので、そういうときは否応なく「早乙女温泉恒例カラオケ歌謡ショー」の観客と化さなくてはなりませぬ (^^;

あと、ここのスタッフの対応はとてもフレンドリーでこれも好感。
民間の日帰り温泉施設としてはかなりの成功事例ではないでしょうか?
ただ、以前「700円(平日)、900円(休日)、500円(16時~ 毎日)」という料金設定が↑のように値上げされています。
2hくらいの一風呂コースがほしいところ。

浴室は、15人以上はいける岩+タイル造の内湯がひとつといたってシンプル。
大きなサッシュを開放しているので窓側は半露天的な雰囲気。
外にはデッキチェアーがあって涼めます。
イオウ成分の析出で真っ白けにコーティングされた湯口から、ややあつめのお湯を投入で潤沢なオーバーフローは見事。当然、かけ流しとのことです。
なお、べつに有料個室(ホプションで家族風呂入浴可)もあります。

連休初日の土曜18時で10~15人とまあまあゆったり入れました。(混んでいるときはふつうに20人以上)
カラン10、シャンプーなし・ドライヤーあり。

真っ黒に変色したお湯カランやシャワーからはあつい源泉が吹き出すので要注意。
石鹸はありますがまったく効かず、これで洗髪するのは相当に気合いがいるかと・・・(笑)

やませみさんが、「湯口はおそらく希釈」と指摘されていましたが、湯口より濃厚な感じのカランのお湯を湯口の温度まで水でうすめると、ちょうど湯口と同じくらいの塩味になるのでご指摘のとおりかと思います。
脱衣所にある洗面所のお湯カランからもあつい源泉が吹き出るのにはおののき。

お湯は、緑白色のにごり湯で透明度50cm。(色味は七変化で、午前中の鮮度がいいときはうすく翠がかった透明、午後、人に揉まれてくると硫黄泉らしい緑白色の濁りを帯びてくる。)

松之山に似た強塩辛味+微苦味(お湯カラン)で第二露天風呂に似た墨のようなアブラ臭(臭素臭?)と軽油臭(下手するとシンナー系、火を点けたら引火しそう・・・)と硫化水素臭が入りまじった何とも個性的で強烈な温泉臭がします。
なにしろ温泉分析書にさえ「硫化水素臭と特異臭を有する。」と掲載されているくらいですからタダゴトではありません。
浴槽内にはこれを嗅いで恍惚となっている中毒患者多数 (~~;

高張泉特有の強い浴感、いかにもほてりそうな感じのお湯ですが、不思議なことにほてりはあまり強くありません。
それでもなぜか長湯できないのは、温泉臭に酔ってしまうせいかも・・・?
よわいキシキシ感があり、浴後はペトペトしっとり。
肌に残った墨系アブラ臭がしだいに甘いイオウ臭に変わっていきます。
う~、こいつはたまらん ^^)
このイオウ臭が翌日まで残っていたのにはオドロキです。
(書いているうちに行きたくなってきた・・・ ^^ )

あまりに個性的なお湯なので好き嫌いは分かれるかと思いますが、イオウとアブラ両方楽しめるお湯は関東ではとても貴重。
どうきびしく見積もっても、関東で5指に入るのはまちがいない名湯だと思います。

※平成14年の分析では泉温が上がり、硫化水素も増えているようです。湧出量は267.6L/min動力揚湯(1300m)。

<平成14.6.18分析>
含硫黄-Na・Ca-塩化物泉 73.4℃、pH=7.4、成分総計=15848mg/kg、Na^+ =4816.0 (77.47mval%)、Ca^2+=1169.5 (21.58)、F^-=2.8、Cl^-=9564.9 (99.28)、HS^-=12.4、陽イオン計=6049.9 (270.39mval)、陰イオン計=9662.4 (271.74mval)、メタけい酸=52.9、メタほう酸=73.2、硫化水素=5.6 (源泉名:喜連川早乙女温泉) 

<平成3.5.24分析>
含硫黄-Na・Ca-塩化物泉 64.0℃、pH=7.6、成分総計=15820mg/kg、Na^+ =4946.0、Ca^2+=1123.0、F^-=2.3、Cl^-=9419.0、HS^-=13.3、陽イオン計=6123.9、陰イオン計=9542.8、メタけい酸=56.2、メタほう酸=85.5、硫化水素=3.8 (源泉名:喜連川早乙女温泉)

<温泉利用掲示> 加水:あり 加温:なし 循環ろ過:なし 消毒:不明

〔 HP掲載 〕
「地下1300mから動力ポンプでくみ上げ、浴槽から約15m高い貯水タンクに一度入れ、高低差を利用し73℃の高温泉を水で加水し温度調整後浴槽に流し入れています。」

加水せざるを得ない理由として、浴客の湯づかれと、機械類が1ヶ月で故障してしまうということを説明しています。
たしかに加水でこのものすごいお湯、加水しなかったらたしかにヤバいかも・・・。
(でも温泉好きとしてはやっぱり非加水槽がほしい気が・・・(笑))

一郷一会100名湯

■ブランドグルメ
〔 喜連川温泉なす 〕
高温の喜連川温泉の温泉熱を利用して栽培されるナス。
温泉を熱交換機で温風に変え、ハウス内の保温につかいます。
減農薬や有機栽培にも取り組み、「道の駅」などでも人気の地域ブランド野菜です。
出荷期間は秋~翌春のいわゆる”越冬ナス”で、おもに露地栽培のものがでにくくなる冬期に生産されるそうです。

〔 2010/03/19UP (2001/11/13・2002/10/15レポ・一郷一会100名湯記事を統合し加筆 (2001/11以降数しれず入湯) 〕


E140.0.44.980N36.42.3.100
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

■ 吾妻峡温泉 「天狗の湯(仮浴場)」 〔 Pick Up温泉 〕



<吾妻峡温泉 「天狗の湯(仮浴場)」>
(群馬県東吾妻町(旧 吾妻町)大字三島6632、10:00~21:00、200円、0279-67-2683) 〔2010/03/10をもって営業終了〕
紹介ページ (@nifty温泉)

先日(2010/03/10)、営業終了となったので、記録の意味でUPします。

群馬県吾妻の八ッ場(やんば)ダム建設予定地周辺には、地元対策としていくつかの温泉が開発されました。
ふつう八ッ場4湯と称されるのは、下流から吾妻峡温泉「天狗の湯」、温井温泉「岩陰の湯」、林温泉「かたくりの湯」、横壁温泉で、温井温泉以外はR145沿いにある「八ッ場ダム広報センター」で入手できる”やんば散策マップ”に場所が載っています。
吾妻峡温泉「天狗の湯」以外は町外者も入浴可ですが、施設の性格上、夕方などの混雑時を外しマナーに充分注意して入るお湯だと思います。


【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 脱衣所

吾妻峡温泉「天狗の湯」については、玄関よこに「町外の方のご利用はご遠慮ください この施設は八ッ場ダム建設に伴い地域の振興を図るため計画されている温泉施設の仮施設として建設されたものです 地元の方を中心に利用していただきます 町外の方は、原町の吾妻町温泉センターをご利用ください」との掲示があるので原則はいわゆる”ジモ専”です。(→ 管理運営に関する規則

しかし、これまで入浴をお願いして断られたことはなく、断られたという話しもきいたことがないのでレポします。(なぜか「@nifty温泉」にも載っている ^^;)
ただし、原則はあくまでも”ジモ専”なので、入れたらラッキーぐらいに考えておいたほうがいいかと・・・。

場所はわかりにくく、上記のガイドを入手して迷いながら行くことになります。
4湯のなかではいちばん規模の大きな施設で、休憩所も併設しています。
入って左手が受付、正面が休憩所。右手にすすむと浴場です。


【写真 上(左)】 浴場
【写真 下(右)】 風格ある木組み天井

男女別の浴室は窓の広い明るいもの。
木組みの天井も高く、居ごこちは抜群です。
赤茶に変色した黒みかげ石枠タイル貼6-7人の浴槽と大ぶりのかけ湯槽。
浴槽はたっぷりふかめで入りごこちのいいもの。
硫化して黒くなったカラン2、シャワー・ドライヤーあり。シャンプーなし。
土曜11時で3人~独占でした。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 かけ湯槽

浴槽は塩ビパイプから50L/min程度の投入+かけ湯槽からの流し込み。
当然のごとく槽内注排湯はなく、全量をザンザコにオーバーフローの見事なかけ流し。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 かけ湯槽の湯口

ややぬる目のお湯は、気持ち黄色がかった?透明で黒と灰白色の湯の花がただよいます。
弱塩味+焦げ味+微金気味、焦げ臭+微硫化水素臭+微ラムネ臭+微金気臭+微ドクダミ臭+弱ミシン油臭の複雑でデリケートな味臭はお湯の新鮮さを裏づけているかのよう。
キシキシ感とほどよい重さのある浴感は絶妙で、ぬる湯ながら発汗がすごいです。
浴後は独特の爽快感がでてあとを曳きまくるお湯は、やはり群馬屈指の名湯だと思います。


【写真 上(左)】 ザンザコです
【写真 下(右)】 湯色&湯口

ONKEN21さんの情報(温泉みしゅらん掲示板2010/03/06)によると、GW頃を目途に「本浴場」(現在工事中)が営業を開始する見込みとのこと。
大規模な施設で貯湯タンクもあるそうなので、このお湯の再現はむずかしいでしょうが、湯づかいのレベルの高い吾妻エリア、かけ流し槽はどうしても欲しいところです。

Ca・Na-塩化物・硫酸塩温泉 泉温・pH・湧出量不明、成分総計=2.66g/kg、Na^+=414mg/kg、Ca^2+=452、Fe^2+=0.54、Cl^-=720、SO_4^2-=926、HS^-=0.29、NO_3^-=8.08、陽イオン計=876、陰イオン計=1691、メタほう酸=41.4、硫化水素=0.0 <分析年月日不明> (源泉名:天狗の湯)

〔 2010/03/17UP (2004/04/18レポ (2004/04他数回入湯)) 〕


E138.44.6.020N36.33.54.250
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

春向けの10曲

南風が吹いていよいよ春ですね。
で、なんとなく春っぽい曲と渋めのAOR系いってみます。
気にいったら買ってあげてね。

※ You-Tubeの試聴(クリック)は自己責任にてお願いします。

1.アンジェラ・アキ - サクラ色

前も書いたけど、春を代表する名曲だと思う。
弾き語りでここまで演れるとは、おそるべき才能!

2.Miriam Stockley - Umoya

■ 南アフリカ共和国出身のFemale Vocalist。英国へ移住後、ADIEMUSのメイン・ヴォーカルとして活躍。
ヒーリング・ミュージックを担う女性Vocalのひとりで、こういうエスニックでスケール大きな曲をうたいこなせるのはアフリカ出身のゆえんか?

3.Kazu Matsui Project Feat. Robben Ford - Sunset Memory

■ Kazu MatsuiがRobben FordをFeat.しているが、実質はRobben Fordのソロアルバムにちかい。
Robbenは本来ブルージーな曲調を得意とするギターリストだが、1983年リリースという時代の空気を受けてすこ~んと抜けまくったここちよいAOR系チューンとなっている。

4.BB & Q Band - On The Beat

■ '80年代初頭のディスコ・ミュージックを代表する佳曲。ジャック・フレッド・ペトラス&マウロ・マラヴァシというイタリア系のプロデュースでやたら洗練度が高い。
CHIC、Shalamar、Hi Fashion、Changeなどとともに高い人気を誇ったユニット。

5.Vanessa Williams - THE SWEETEST DAYS

■ アフリカ系アメリカ人初のミスアメリカとして有名。ブラック系のわりにくせのない声質をもつ人でメロディアスなバラードに強み。これは1994年の名バラード。

6.華原朋美 - I'M PROUD

■ なぜかおもむろに入れたくなった(笑)。小室哲也の才能炸裂。華原朋美も女優志望だったとは思えないすぐれもののの声質。

7.Earl Klugh - Wishful Thinking

■ デトロイト出身のFUSION(Smooth Jazz)系ギタリスト。
アコースティックギターメインの繊細な音づかいの独自のスタイルをもつ。
1984年リリース「Wishful Thinking」収録の佳曲。

8.Celtic Woman - A New Journey - You Raise Me Up

■ 日本でもかなり売れた「Celtic Woman」の1曲。改めてきくとやはりケルト系は完璧に普遍性をもっていると思う。

9.Marc Jordan - Margarita (1983)

■ AOR系アーティストの一人。洒落たバックに虚無感ただようボーカルが不思議と快感。収録アルバム「A Hole In The Wall」は'83年AOR全盛期の終焉を飾る名盤。

10.Amy Holland and Michael McDonald - All I Know

■ たしか米国版昼メロのサントラ版のよ~なものに収録されていたような気がする。
奥さまのAmy Holland(Vocalist)と甘~いデュエット。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

〔 温泉地巡り 〕 磯部温泉

内容更新して再UPです。



〔磯部温泉について〕
<プロフィール>
碓氷川河畔にある磯部温泉は、宿数10軒ほどの中規模温泉地です。
大型旅館が多いものの、全体にしっとりと落ちついた空気がただよっています。
「温泉マーク発祥の地」として有名で、これは万治四年(1661)、付近の農民の土地争いに対して幕府(評定所)から出された評決文『上野国碓氷郡上磯部村と中野谷村就野論裁断之覚』の添付絵図に磯部温泉を記した温泉マークがふたつ描かれ、調査の結果、この温泉マークは日本最古のものと判明したといういわれによるものです。(「足湯」脇の説明板より)


【写真 上(左)】 古地図
【写真 下(右)】 日本最古の温泉記号

”磯部せんべい”もよく知られていて、温泉街には磯部せんべいのお店がたくさんあります。
これは小麦粉と砂糖を鉱泉水で練り上げ、薄く焼いたもの。
鉱泉水が含む炭酸成分がふくらしの役目を果たしていると云われ、有馬の炭酸煎餅に近いものかもしれません。また、鉱泉水を使った温泉粥も名物のようです。
シーズンには愛妻橋下に磯部梁もかかり、鮎を味わうことができます。


【写真 上(左)】 磯部梁
【写真 下(右)】 妙義山のそばにあります

磯部は文学と縁が深く、童話「舌切雀」発祥の地(巌谷小波がこの地の伝説をもとに「舌切雀」を執筆したらしい)と云われ、島崎藤村をはじめ多くの作家が滞在し筆をとりました。
磯部公園内にはこの地を訪れた萩原朔太郎、北原白秋、室生犀星らの詩碑が建てられています。

<歴史>(「足湯」脇の説明板などを参考)
「東鑑」のなかに「磯部村此所に塩の湧き出る所あり」との記載があり、鎌倉期から鉱泉の湧出があったとみられます。
天明三年(1783年)、浅間山大噴火の折りに湧出量を増したものの、冷泉のゆえかもっぱら外傷治療のために利用され、浴用とされたのは天保十二年(1841年)大手萬平氏による温泉場開設からと伝わります。

明治期、信越本線が軽井沢まで開通する以前は霧積と同様に避暑地として賑わったらしく、その後も「磯部」駅に近く交通の便がいいことから相応の賑わいを見せたものと思われますが、いまはわりあい静かな温泉地となっています。
平成8年、新源泉「恵みの湯」が開発され、平成13年には公営の日帰り施設「恵みの湯」が開設されました。


【写真 上(左)】 恵みの湯
【写真 下(右)】 恵みの湯の内湯

この施設の開設時には温泉旅館との共栄共存についていろいろと議論されたようで、「恵みの湯」のフロントに旅館のパンフが置かれているのが目につきます。
なお、平成15年12月には旧源泉の湧出所があった「長寿館」前に新源泉を使った足湯も開設されています。(この足湯、なぜかやたらにお湯がいいときがある。)


【写真 上(左)】 足湯
【写真 下(右)】 ここにも温泉記号が・・・

<温泉>
かのベルツ博士が”胃腸の名湯”として賞賛したというお湯は、低温ながら効能ある良泉として知られていたようです。
明治19年に内務省衛生局が編纂した全国の鉱泉リスト「日本鉱泉誌」をやませみさんが整理された「明治の鉱泉リスト」によると、塩ノ久保鉱泉(おそらく磯部と思われる)の成分濃度を示す固形分(いまの蒸発残留物重量に相当)は28.993g/Lで、和倉、田麦(山形)、武庫川、有馬などを抑え、堂々の全国一位に輝いています。
同資料に記載されている泉質は炭酸泉、泉温は16.6℃で、磯部の旧源泉は炭酸分を含む冷鉱泉であったことがわかります。

また、このあたりは以前”塩の窪”と呼ばれていて、塩気の強い鉱泉の湧出があったことがうかがわれます。
もともと湧出量の多い温泉ではなかったらしく、冷鉱泉ということもあって、こぶりの冷たい源泉槽と上がり湯用の大きな真湯槽という組み合わせの浴場が多かったようです。

大きな期待を担って掘削された新源泉は、52.6℃、149L/minの含銅・鉄(2)-Na-塩化物・炭酸水素塩強塩温泉。成分総計33.3g/kgは化石海水系の強食塩泉では珍しくないですが、副成分になるほど重曹分を含んでいるのはとても貴重。
浴感もホテホテ系の強食塩泉とは趣が異なり、入るほどにおちついてくるような質感をもっています。


【写真 上(左)】 湯づかい変更前の「かんぽの宿」の源泉槽
【写真 下(右)】 貴重な磯部源泉槽 (はやし屋)

いまはほとんどの施設で新源泉を使っているので、149L/minという湧出量はけっして潤沢とはいえないですが、湧出量の少ない高濃度冷鉱泉を使う伝統をもつ温泉地ですから、やりようはあるかと思います。
じっさい、「はやし屋」ではすばらしいお湯が楽しめました。

磯部の旧源泉は枯渇した、あるいは一部の宿で使われているという情報が錯綜し、定かではありません。
「旭館」でNa-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉がつかわれているという情報もありますが詳細不明。
takayamaさんの「群馬の温泉ページ」に掲載されている県薬務課作成の温泉統計(平成11年度温泉利用状況)には、磯部温泉で源泉4(内 利用揚湯泉3、未利用自噴泉1)となっています。
利用源泉のうちひとつは新源泉「恵みの湯」、もうひとつはR4号井( 「かんぽの宿磯部」では「R4号井及び恵みの湯混合泉」使用)で、3つめの利用泉はおそらくR11号井と思われます。

温泉みしゅらん掲示板にR11号井についてのONKEN21さんのカキコ(2001/09/30)があります。
孫引きですが、貴重な情報なので引用します。(出所:2001/9/28(金)付上毛新聞19面社会面)

「安中市嶺(磯部温泉北方)にある市所有の温泉の源泉「R11号井」から、今月下旬、温泉が再び湧出した。昨年3月からくみ上げられず、市が原因を調査していた。現在地下約309mから約33℃の湯が毎分270L湧出している。
R11号井は30年以上前に市内の天然ガス業者が掘り当て、地元の土産「磯部せんべい」の原材料用の予備泉にするなどしていた。市の調査で、温泉をくみ上げる揚湯管と空気を入れるエア管が古くなっていたことが判明。市が今月17日から、1,200万円かけて両方の管を取り替えるなどの工事をした結果21日から再湧出した。
その成分から、この温泉は神経痛や筋肉痛、慢性消化器病などに効果があるという。
市は入浴施設のある「恵みの湯」(郷原)、「R4号井」(同)の源泉も所有している。
R11号井の湧出量は恵みの湯を大幅に上回っており、市は市民が使えるような活用策の検討に乗り出す。」

この記事は2001年のもの、その後R11号井が供用開始されたというハナシはききませんが、その後どうなったのでしょう。
また、この記事から推測すると、「磯部せんべい」の原材料用の本泉というのがべつにありそうです。(そんなはなしもどこかできいたことがある。)

そのほか、やませみさん提供の資料によると「舌切り雀源泉」(CO2-Na-HCO3・Cl冷鉱泉泉温不明 pH=6.5 ER(蒸発残留物)=15.34g/kg」というのもあるようです。

なお、「恵みの湯」開発以前の資料「温泉資源の利用状況及び泉質等一覧表」(県資料/平成6年3月末日現在)によると、源泉4(内 利用揚湯泉2、未利用自噴泉2)、Na-塩化物泉1、Na-塩化物・炭酸水素塩泉2、含二酸化炭素-Na-炭酸水素塩・塩化物泉1で、いずれも深度~450mとなっています。

〔 2010/03/08UP 〕
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

■ 磯部温泉 「かんぽの宿磯部」(磯部簡易保険保養センター) 〔 Pick Up温泉 〕



<磯部温泉 「かんぽの宿磯部」(磯部簡易保険保養センター)>
(群馬県安中市郷原22、11:00~15:00、18:00~20:00、600円、027-385-6321)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (楽天トラベル)

磯部温泉の「かんぽの宿磯部」は、「恵みの湯」との混合ながら旧源泉系と思われる「R4号井」をつかっている貴重な施設です。
ここは2004年はじめに湯づかいが変わっていて、その後足が遠のいていましたが、先日(2010年2月)ひさびさに再訪してみました。

「恵みの湯」とは「愛妻橋」を挟んだ対角に立地。
典型的な”かんぽの宿”のつくりで、さほど新しくはないもののよくメンテがきいています。
日帰り受け入れに力を入れていて、各種食事つきプランも設定しています。

受け入れ時間11:00~15:00、18:00~20:00というのは、宿泊客で混みあうチェックイン~夕食までの時間をはずして、しかも18時から仕事帰りの地元客をとれるという、なかなか合理的な設定。(宿泊客が夕食をとっている18:00~20:00というのは、じつは浴場はガラガラで、日帰り入浴のかくれたゴールデンタイム。)
また、以前はたしか600円だった料金が450円になっていて、ますます利用しやすくなりました。


【写真 上(左)】 館内
【写真 下(右)】 浴場

男女別の浴室は、大浴槽(石枠タイル貼15人、水道水)とジェット槽(同3人、水道水?)と温泉浴槽(同5-6人)があります。
以前の「源泉槽」は「温泉浴槽」に改められていました。

大浴槽は石の湯口から投入で底面吸湯があるものの、相当量のオーバーフローがありました。
温泉浴槽は、木の湯箱から直接浴槽に注入しているので、投入湯にふれることはできません。たぶん槽内注吸湯でよわくオーバーフロー。

カラン10、シャワーシャンプー・ドライヤーあり。
土曜15時で3~2人。

温泉浴槽はほぼ無色透明で浮遊物なし。
かなり強い塩味に消毒臭。
しっかりとしたツルすべとかなりの濃度感があるので加水はすくないと思いますが、ろ過がばっちりきいていてなんとなく奥行きが感じられないような気もします。
それでも、つよいあたたまりと浴後の湯づかれ感があるのはさすがに磯部。


【写真 上(左)】 温泉浴槽
【写真 下(右)】 温泉浴槽の湯口

「温泉に入った」という感じのするお湯で、これはこれでいいのかも知れませんが、以前のすばらしいお湯(→ 〔湯づかい変更前 (2004/01/02)〕)を知っているだけにやはり残念。
それでも、〔湯づかい変更後(2004/01/31)〕のお湯にくらべればかなり濃度感は回復しています。

現在、露天風呂増設工事中。(3/10オープン予定)
露天の増設をきっかけに、以前のすばらしい湯づかいを復活してもらえないかな。

Na-塩化物・炭酸水素塩泉 43.2℃、pH=7.5、湧出量不明、成分総計=18.7g/kg、Na^+=6157mg/kg、Fe^2+=1.2、Cl^-=6960、HCO_3^-=4753、陽イオン計=6352、陰イオン計=11741、メタほう酸=281 <H9.12.17分析> (源泉名:R4号井及び恵みの湯混合泉)


〔湯づかい変更前 (2004/01/02入湯/2004/01/24レポ)〕
-----------------------------------------------
磯部というとついつい「恵みの湯」に行ってしまいますが、なんとここには源泉槽があるときき、たまらず突入しました。

14時半頃行ったのですが、15~16時は浴室清掃で入浴不可とのこと。
30分しか入れないというのはショックですが強行突入しました。

男女別の浴室は、大浴槽(石枠タイル貼15人)、ジェット槽(同、×3)、源泉槽(同5.6人)とあって、大浴槽とジェット槽はお湯の行き来があります。
大浴槽は石の湯口から投入で底面吸湯ありオーバーフローなしの循環仕様。
ジェット槽はジェット注入に側面吸湯あり。
源泉槽は、石の湯口から投入で槽内注吸湯なしの全量オーバーフローですが、湯口の奥で熱いお湯とぬるいお湯の2系統が混合されていたのが気になります。
この源泉槽まわりだけクリーム色と赤茶の析出物で見事に変色しています。

カラン10、シャワーシャンプー・ドライヤーあり。
正月2日の14時で5~6人。
いかにも湯馴れていそうな方々で、大浴槽やジャグジー槽には目もくれず、みな源泉槽に集結していました ^^)


【写真 上(左)】 変更前の浴室
【写真 下(右)】 変更前の源泉槽

大浴槽とジャグジー槽のお湯は、無色透明、味不明で微カルキ臭?。
わずかなツルすべはありますが、はっきりいってたいしたお湯じゃないです。

注目の源泉槽のお湯ですが、微黄色で細かな浮遊物がただよい微濁。
いかにも成分が濃そうな色味は、八塩「神水館」や塩沢「高林閣」の源泉槽のお湯の感じに似ています。

弱塩味+重曹味、磯の香+セメント臭+タール臭(微カルキ臭?)と複雑怪奇な臭い。
かなりのツルすべととろみ感があり、さほど熱くもないのに温まり感が半端じゃなくダラダラと発汗します。
とても疲れるお湯で長湯できず、出たあとは水シャワーが心地いいほどほてって「恵みの湯」より全然つよい浴感。
施設側もこのお湯の威力を知ってか、源泉槽のよこにはベンチが置かれています。

やはり相当に力のあるお湯で、古くから”西毛の名湯”として知られた磯部温泉の片鱗にふれた思いがしました。
ここは気に入りましたが、30分しか入れなかったのは何とも残念。
次回は源泉槽のよこでトドになりながら、まったりと過ごしたいと思いました。

分析表には、「R4号井及び恵みの湯混合泉」とありましたが、R4号井というのは自家源泉でしょうか。
旧磯部源泉の重曹泉は枯渇したという情報もありますが、旧源泉の可能性はあるのかな?。

〔湯づかい変更後 (2004/01/31入湯・レポ)〕
-----------------------------------------------
「かんぽの湯磯部」は1/24にレポしてますが(入ったのは1/2)、お湯が全然変わっていましたのでレポします。

前回、源泉槽はツボはまりのお湯でしたが30分しか入れなかったので、今日こそあのお湯を堪能しようと突入しました。ところが・・・。

源泉槽が目に入ったとき、みょ~に無色透明なので嫌な予感はしたのです。
身を沈めると鼻をつくカルキ臭。

お湯は前回よりかなり熱く、湯口からは前より大量のお湯が投入されており、前回は(たしか)作動してなかった筈の底面吸湯が元気よく作動しています。(オーバーフローはありましたが・・・。)

お湯は前回とは似ても似つかぬもので、固い湯ざわりで温泉らしさはほとんど感じられません。
他の浴槽は今回は完全に真湯でしたが、それともほとんど変わらない感じ(TT)
おそるおそる湯口の味をみると完璧な無味。
熱湯なのでその場は温まりますが、上がるとすぐに冷めてきます。
むなしくなってきたので10分も入らずに撤収。洗いに徹しました。

いったい、成分総計=18.7g/kgの高張泉をどのように扱うとこのようなお湯になるのでしょう?


【写真 上(左)】 変更後の源泉槽
【写真 下(右)】 泉源??

脱衣所のよこにつぎのような貼り紙が出ていました。
○ 本温泉は、源泉に加水、加温しています。また、レジオネラ属菌の発生を防ぐなど、安心して入浴いただけるよう循環ろ過し、衛生管理に努めています。
○ 温泉を使用している浴槽は「源泉槽」です。その他の浴槽には真湯を使用しています。平成16年1月10日 総支配人

これをみると1/10に湯づかいが変わったとしか考えられません。
従業員にききましたが「よくわかりません」とのこと。
だいたい、「源泉に加水、加温して、循環ろ過している浴槽」って、ふつう「源泉槽」とはいわんのではないかい?

保健所の指導でも入ったのでしょうか?
そうなるとあのすばらしいお湯はもう味わえないということでしょうか? 
ここは、従業員の応対もよく、心情的には応援したい施設ですがホントに残念です。

■ブランドグルメ
〔 磯部せんべい 〕
磯部温泉の炭酸水をつかって焼き上げた磯部の名物で、いわゆる”鉱泉せんべい”の代表格。
米ではなく小麦粉を原料としているのは小麦文化圏、上州らしく、瓦せんべいのような軽くサクサクとした歯ざわりに特徴があります。
磯辺温泉周辺には磯辺せんべいのお店がたくさんあります。
(安中市資料などを参考)

〔 2010/03/06UP (2010/02入湯)他 〕


E138.51.9.091N36.17.59.811
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

■ 高峰温泉 「高峰温泉」 〔 Pick Up温泉 〕



<高峰温泉 「高峰温泉」>
(長野県小諸市高峰高原704-1、11:00~14:00(受付)、原則無休、500円、0267-25-2000)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)

「標高2,000m雲上の温泉」「ランプの宿」として有名な日本秘湯を守る会会員宿。
浅間山から西に延び、信州佐久と上州吾妻を境する浅間連峰(烏帽子火山群)の尾根上にあるロケ絶佳の宿です。
標高2,000mといっても、佐久側からチェリーパークラインという元有料道路経由で楽に到達できます。
この道はもろ南傾斜面なので標高のわりに雪が少なく、晴天率も高いので冬場でもアプローチはわりあい楽です。


【写真 上(左)】 アサマ2000スキー場
【写真 下(右)】 見晴らしのよいロビー

夏は涼しく、春の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色とそれぞれにすばらしく、浅間山や篭ノ登山の登山ベースとしても愛用されるめぐまれた立地にあります。
また、北斜面にあるアサマ2000スキー場は、雪質がよく東京から近いわりには遅くまで滑れるゲレンデとして知られています。

車坂峠から未舗装路を車で数分ですが、冬はゲレンデとなるので、11/21~4/20頃まではアサマ2000スキー場の駐車場から雪上車での送迎となります。
そうなると時間が極端に限定されるので晩秋に駆け込みで行ってきました。

(後記註:現在の状況)
冬期間(11月21日~4月20日頃)はアサマ2000スキー場第3駐車場より雪上車送迎
9時45分・10時15分・13時00分に運行(天候等により変更あり、要問合せ)
日帰り入浴料金+雪上車乗車料金(税込) 大人1,500円 子供1,400円


【写真 上(左)】 ウッディーな館内
【写真 下(右)】 昭和39年頃の浴場(館内掲示写真)

ウッディーで明るい館内はシックな大人の雰囲気。
浴室は、1階にランプの湯(男女別)、2階に高峰の湯(男湯)、四季の湯(女湯)の4つがあり、日帰り入浴できるのはランプの湯です。


【写真 上(左)】 ランプの湯男湯
【写真 下(右)】 ランプの湯女湯

こぢんまりとした脱衣所、扉をあけると浴槽の向こうに展望が広がるすばらしいロケーション。
浴室は予想以上にせまく、加温槽(木造3-4人)、源泉槽(1-2人)のふたつで、湯口や浴槽まわりはクリーム色の析出に覆われ、浴舎のたたずまいとあいまってすばらしい雰囲気。
カラン6、シャワー・シャンプー・ドライヤーなし。


【写真 上(左)】 加温槽
【写真 下(右)】 源泉槽

土曜12時で最初独占でしたがしだいにふえて最後は7人(イモ洗い)。
紅葉の時季が終わってもこの盛況ですから、シーズン中は待ち状態なのかな?
でも、2~3人の時間が長くてじっくりとお湯を楽しめました。


【写真 上(左)】 飲泉用の舛
【写真 下(右)】 女湯の湯口

加温槽は、2本の金属パイプから投入でひとつは高温で40L/min、もうひとつはたぶん源泉の冷たい水で7L/minくらい。
かるいオーバーフローと側面吸湯があり、掲示されていた天然温泉利用証には「放流一部循環濾過式、加水なし、加温あり」とあるので、半循環のようです。

冷たい源泉槽は、金属パイプから9L/min程度を投入。
槽内注排湯なしの全量オーバーフローは、源泉かけ流しでしょう。
源泉槽の湯口からは飲泉もできます。

加温槽のお湯は、透明度50㎝の緑がかった乳白色のにごり湯。
源泉槽のお湯(水)は、緑白色のささにごりで、こまかな針状の白い湯の花がたくさんただよっています。
どちらも絶妙によさげな湯色。


【写真 上(左)】 湯色
【写真 下(右)】 析出&湯色

ともに弱重曹味+苦味+たまご味。
しぶ焦げイオウ臭にラムネのような清涼感のある臭いをまじえた絶妙の温泉臭で、この香りが浴室内に立ちこめています。
総硫黄=1.2mg/kgのわりには硫黄泉のイメージが強いお湯かと思います。
重曹泉ながらどちらかというと土類系のキシキシが勝った湯ざわりで、ほてりのない上品な浴感。
源泉槽では少ないながらアワつきもあって、鮮度のよさが感じられます。

浴後は湯切れよく肌がすべすべとなって爽快感がありますが、しばらくするとからだの芯からほこほことした温まり感が立ち上がってきます。


【写真 上(左)】 こまかな湯の花
【写真 下(右)】 源泉槽からのながめ

う~、これはたまらん。
やはりすばらしいお湯で、源泉槽と加温槽の冷温交互浴は快感の極致 ^^)
近くにあったら通い必至の名湯だと思います。        

Ca・Na・Mg-炭酸水素塩温泉 26.2℃、pH=6.6、湧出量不明、成分総計=1521.9mg/kg、Na^+=85.5mg/kg (23.29mval%)、Mg^2+=40.2 (20.73)、Ca^2+=175.5 (54.85)、Fe^2+=0.2、Cl^-=7.4 (1.29)、HS^-=0.3、SO_4^2-=125.0 (15.99)、HCO_3^-=819.7 (82.60)、陽イオン計=307.3 (15.97mval)、陰イオン計=952.6 (16.26mval)、メタけい酸=67.2、メタほう酸=16.4、遊離炭酸=177.5、硫化水素=0.9 <H6.11.28分析> (源泉名:高峰温泉)

*建物所在は小諸市、源泉地は東部町(現東御市)なので、源泉は東部町側から引いているかと思いますが、それでも鮮度感は充分です。

一郷一会100名湯(by 福沢 湯キチ氏)

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 小諸(御牧ヶ原)の白いも(白土馬鈴薯) 〕
小諸市の御牧ヶ原では標高約800mの気候と粘土質の土壌を活かして白いも(白土馬鈴薯)が栽培されます。
ふつうのじゃがいもにくらべ肌が白く、でんぷん質が多いのでホクホク感が高いとのこと。
栽培量がすくなく、ほとんどが関西方面の高級飲食店に流れているようですが、近年、地域ブランド化のうごきが活発となり、ポタージュスープやニョッキの開発、商品化がなされています。
(「小諸市営農支援センターHP」などを参考)

〔 2010/03/07UP (2003/11/09レポに加筆 (2003/11/入湯)) 〕


E138.27.48.134N36.24.23.316
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

■ 雨畑湖温泉 「VILLA雨畑・すず里の湯」 〔 Pick Up温泉 〕



<雨畑湖温泉 「VILLA雨畑・すず里の湯」>
(山梨県早川町雨畑699、11:00~20:00、500円(土日祝 750円)、0556-45-2213)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (早川町HP)
紹介ページ (温泉みしゅらん)

700有余年前、すでに京の御所に献上されたといわれる類いまれな硯石で、”和端渓”(端渓は中国有数の銘硯)の異名をとる雨畑硯は、山梨県早川町雨畑の特産です。
雨畑にはまた、すぐれた泉質をもつ温泉があります。


【写真 上(左)】 旧浴場
【写真 下(右)】 校庭の面影が・・・

1983年に閉校した旧硯島小・中学校の跡地を利用して建てらた湯宿が日帰り開放するもの。
以前は六角形の浴舎で親しまれていましたが、2003年にリニューアル、和モダン系のこじゃれた施設に生まれ変わっています。(以前の浴舎は、いまはつかわれていません。)
運営はひきつづき3セクの南アルプス邑硯の里協会によるもの。

南アルプスのふところふかい雨畑、アクセスはそれなりにやっかいですが、雰囲気のよさと好みの泉質で、すでに3回入湯している気に入りのお湯です。


【写真 上(左)】 雨畑湖
【写真 下(右)】 館内 (2006)


県道37南アルプス街道を大島で早川方面からそれて南西へ向かうと雨畑湖、その湖畔にキャンプ場をしたがえてあります。
なお、この道をさらに進むと井川雨畑林道となって、山伏(やんぶし/2014m)肩の峠を越え数十kmを走破すると静岡県の井川に抜けられます。
舗装はかなり進んでいるようですが、浮き石、落石が多いらしく未だに未走破。かなりよさげなのでいつか攻めてみたいです。(林道走りはけっこう趣味だったりする ^^; )


【写真 上(左)】 中庭
【写真 下(右)】 プロバンス風な浴場棟

こんな山奥とは思えないシックで和モダンな建物。フロントの対応もばっちり親切。
別棟に男女別の浴室。
和モダンといってもよくあるやつ(^^)ではなく、和とプロバンスをミックスしたような個性あふれるもの。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 サインもおしゃれ

脱衣所はゆったり広め、風とおしよくつかい勝手がいいです。
浴室には手前に小浴槽(石タイル貼4-5人)ととなりあって窓側にメイン浴槽(同7-8人)。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 デッキ

二面採光のあかるい浴室。サッシュの外はウッドデッキで、とくに夏場はサッシュが開け放たれるので開放感抜群。
デッキからは雨畑湖と南アルプス前衛の山々がのぞめ、ヒーリングモード全開のすばらしい浴場です。
デッキのよこには貯湯槽らしきものがあります。
女湯には露天もあります。


【写真 上(左)】 女湯内湯 (2006)
【写真 下(右)】 女湯露天 (2006)

カラン4、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
日曜15時で独占~10人(2006年)。日曜15時で3人~独占(2007年)。


【写真 上(左)】 浴場-1 (2006)
【写真 下(右)】 浴場-2

小浴槽はやや熱め、陶製のロハスの湯口から投入でメイン浴槽への流し出し&底面排湯?。
メイン浴槽はややぬるめ、小浴槽からの流し込み&ぬる湯底面注入&熱湯側面注入で側溝への上面排湯。


【写真 上(左)】 湯口 (2006)
【写真 下(右)】 貯湯槽

ぬる湯底面注入は間欠注入で、これはなんとなく源泉のような感じがしました。
また、浴槽まわりにはうすく石灰華もでています。


【写真 上(左)】 メイン浴槽
【写真 下(右)】 小浴槽

<2006年>
小浴槽はほぼ無色透明で黒と茶と白のこまかな浮遊物。湯口も湯面もカルキ臭で味不明。
このときはメイン浴槽に気をとられてあまり記憶にないのですが、あきらかに真湯の浴感ではなかったような気がします。

メイン浴槽は灰青色にうすにごり茶と白の浮遊物。
味不明、よわいいぶし系イオウ臭。
土類系のぎしぎし+イオウのスルスルに重曹のツルすべが加わるすこぶる複雑な湯ざわりで、やたら入りごこちのいいあと曳き湯。
浴後は肌がすべすべに・・・。


【写真 上(左)】 浴場-3 (2006)
【写真 下(右)】 湯色 (2006)

<2007年>
小浴槽はほぼ無色透明で湯口はカルキ臭ながら湯面ではほとんど感じず。
今回はメイン浴槽のお湯をよわめたような浴感を明らかに感じました。

メイン浴槽は灰青色にうすにごり(前回よりにごりはややうすめ)クリーム色の湯の花大量浮遊。
味不明でいぶしたようなイオウ臭が明瞭。
湯ざわりは前回と同様で、浴後は肌がすべすべになって特有の爽快感がでます。
このときは、女湯もにごりがあったようです。


【写真 上(左)】 浴場-4
【写真 下(右)】 湯色 (右がメイン浴槽)

かなり個性的なお湯で、”単純硫黄冷鉱泉”のくくりでは単純にかたづけられないものがあります。
成分構成はCa・Mg-HCO3・SO4型(含正苦味-重炭酸土類型)というめずらしいもので、それがこの個性的な浴感に影響していることはまちがいないかと・・・。

お湯のイメージは、南アルプスをはさんで反対側の小渋温泉「赤石荘」(ここもよい!)に似たものを感じました。


【写真 上(左)】 湯の花がたくさん
【写真 下(右)】 洗い場からデッキ

循環にしてこのクオリティ、弱加温でかけ流ししたらどれほどのお湯になるか、ちょっと想像がつきません。(湯量的にはできると思う。ただ、加温コストが・・・)
お湯の鮮度はさして高いとはいえませんが、個人的にはかなり好みの泉質。
なにより施設全体の雰囲気がすばらしいのでおすすめです。

単純硫黄冷鉱泉(Ca・Mg-HCO3・SO4型) 14.2℃、pH=7.44、330L/min動力、溶存計=0.505g/kg、Na^+=17.2mg/kg (12.02mval%)、Mg^2+=17.2 (22.76)、Ca^2+=80.5 (64.42)、Cl^-=5.1 (2.33)、HS^-=3.2、SO_4^2-=68.6 (23.79)、HCO_3^-=264.8 (72.21)、陽イオン計=116.9 (6.24mval)、陰イオン計=341.7 (6.01mval)、メタほう酸=6.8、硫化水素=1.3 <S61.11.27分析> (源泉名:早川町大字雨畑字499-1)

〔 2010/03/01UP (2006/10・2007/04 他入湯) 〕


E138.19.56.960N35.24.8.662
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

■ 大川温泉 「磯の湯」 〔 Pick Up温泉 〕



<大川温泉 「磯の湯」>
(静岡県東伊豆町大川、11:00~18:00(土日祝、7・8月 ~20:00)、荒天時休、500円、0557-22-0248)
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (るるぶ.com)

東伊豆名物シーサイド露天。ここは大川温泉の海側にあるわりに地味めのもの。
R135を南下してくると湯小屋の青い屋根に白文字で”露天風呂”とあり目立ちますが、アクセスはちょっと複雑。
大川温泉の看板を右折しすぐを左折、R135沿いに少し走ると温泉組合の5~6台のP(入浴者は無料)があります。
Pの脇の階段を降りて、排水溝のような狭いトンネルで国道をくぐるとすぐ横に出ます。


【写真 上(左)】 排水溝のような狭いトンネル
【写真 下(右)】 利用案内

男女別の整備された脱衣所の向こうに岩枠コンクリ造5.6人の露天がひとつ。
このあたり特有の岩がごろごろしている磯に面していますが、側面を塀にかこまれているので開放感はさしてありません。
前の海岸は釣りのポイントらしく、釣り人がたくさんいました。
シャワー付カラン1、シャンプー、ドライヤーなし。
正月15時で独占。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 背伸びすると釣り人

側面注入と水カラン(止まっていた)があり、槽内排湯は見あたらず海側へのオーバーフローがあります。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 海へ排湯

ほぼ適温のお湯はやや懸濁し、ごく少量の灰白色の浮遊物。
よわい塩味でほぼ無臭。
よわめのヌルすべととろみが感じられるやわらかで入りごこちのいいお湯。
やや個性に乏しいですが、浴後の湯切れよく、さっぱりとする上品なイメージのお湯です。


【写真 上(左)】 湯色
【写真 下(右)】 海の眺望

伊豆のシーサイド露天としてはロケ的にやや地味ながら、逆にほかが混雑するオンシーズンなど、穴場的に使うにはいいお湯だと思います。

含石膏芒硝弱食塩泉(分析書掲示なし)

〔 浴場掲示 〕
●磯の湯温泉 ナトリウム、硫酸塩温泉 特に(ケイ酸)H2SiOが70.4%含まれているので湯ざめしにくい  レジオネラ菌の心配は有りません。
●源泉は湯船の山側から出ています。

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 銘菓 成金豆 〕
以前なにかで知って、みょ~に気になっていた(^^)伊豆大川のお菓子です。
絹さやえんどうのことを東伊豆では「成金豆」といいます。
なんでも、絹さやえんどうを栽培してお金持ちになった人がたくさんいたからとのこと。
甘く煮たえんどう豆を羊羹で包み、絹さやをかたどった銘菓「成金豆」は、大川温泉「清月堂本店」の名物です。
また、この店ではサザエのかたちをしたかわいい最中「波の子」も売っています。

〔 2010/03/01UP (2005/09/16レポ (2004/12入湯)) 〕


E139.4.47.685N34.50.14.463
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )