関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 風向きが変わった? ~ 女神系歌姫の逆襲 ~
■ 【海外の反応】「なぜ日本でだけ…」日本の特殊すぎる音楽産業に米ビルボードランキング全面降伏
10:18~
・洋楽は、邦楽と比べて転調が少ないという特徴
・洋楽は、コード進行やメロディーラインがシンプルで起承転結が明確
・邦楽は、コード進行やメロディーラインが複雑で、転調を効果的に使う
・転調は、代表的な邦楽の特徴
・洋楽は、コード進行のパターンが比較的少なく、シンプルなコード進行で構成される曲が多い
・邦楽は、コード進行のパターンが多様で、複雑なコード進行を持つ
↑ だとしたらこれって、かつて(1970年代)の洋楽と邦楽の関係が逆転してるような・・・
1970年代に、(シンプルだった)ペンタトニックメインの邦楽が、(複雑な)セブンス系統の洋楽に触れて急激に変化したのは確かだと思う。
たとえば、四畳半フォーク→ニューミュージックへの変化とか、「シティ・ポップ」の担い手の多くが洋楽マニアであったことなど・・・。
日本は「なにものも滅ぼさない文化」だから、2000年代以降、メロディやアンサンブルにあふれたサウンドを淘汰してしまった洋楽と異なり、かつてとり込んだ洋楽のエッセンスが潤沢に残っている。
この土壌にボカロPやアニソン系クリエイター集団の繊細な職人芸が加わって、世界でも希な多彩なサウンドを創り出しているのでは?
■ YOASOBI - 群青 初有観客ライブ『NICE TO MEET YOU』2021.12.04@日本武道館
YOASOBIが米国でブレークしたのはコンセプトの面白さや話題性だけでなく、 ikura(幾田りら)のフェミニンなハイトーン、複雑な楽曲構成(コード進行)やアンサンブルに彼らが惹かれたからでは?
■ Grover Washington Jr. - Just the Two of Us (feat. Bill Withers)(1981年)
でも、その原型はじつは洋楽にあったりするワケだし・・・。
一種の先祖返りかもしれぬ。
(こんな曲が1970年代後半~1980年代初頭には洋楽のメインストリームで、そこにリスペクトした邦楽アーティストは少なくない。)
ハナシは逸れるが、日本の「滅ぼさない文化」は、宗教的には神仏習合を生み出した。
古来からある神の道に、新来の仏の教えを見事なまでに融合させたのですね。
だから、寺院の向拝で柏手を打って、「神様にお願いしようね」などというファミリーがふつうにいたりする(笑)
こういう寛容な宗教感は世界でも希だと思うし、こういう文化の多様さや複雑さ、そして禁忌のすくない大らかさが「クールジャパン」のひとつの魅力となって、インバウンドを惹きつけているのでは。
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このところのJ-POPのメインはダンス系で、これはK-POPの系統に近い。
K-POPはワールドワイドをマーケットにおいた音楽だから、どうしても洋楽(とくに米国のシーン)に近いプロダクションが多くなる。
だから、この傾向に偏れば偏るほど同質化に陥り、J-POPはみずからのアドバンテージを失っていくのでは?
幸いにして?、このところメロやアンサンブルの際だった曲が多く出てきているし、日本はこのアドバンテージを活かす方向に進みはじめた気もする。(とくに女性ヴォーカル系)
だから、日本の「女神系歌姫」たちは最大のチャンスを迎えているのかもしれず。
■ 花たん(歌ってみた) - Palette
32ビートまじりの超絶ハイトーン&ビブラート&ヒーカップ。他国の歌い手に、歌えるもんなら歌ってみろといいたい(笑)
■ 96猫(歌ってみた) - 脳漿炸裂ガール
2013年4月Web公開。Ado的な展開はすでにこの頃から。時代がボカロPにようやく追いついた感じか・・・。マスメディアには過激すぎるけど (~~;
おそらく1980~90年代では、日本でもこの手の曲はつくりだせなかった。
テクノロジーや歌唱力の高さもそうだけど、バブル崩壊以降30年間の日本の閉塞した社会情勢が、こういう音楽をつくり出したのだと思う。
他の先進国はこのような「失われた30年」を味わっていないので、この点からも彼女たちの音楽は稀少ではないか。
世界中の音楽ファンが、彼女たちのLIVEを目当てに日本に殺到する。
そんな時期も遠くはないのかも・・・。
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K-POPとの同質化(=流行り曲の金太郎飴化)に嫌気がさしたリスナー層が「昭和・平成の名曲」に逃げ込む傾向も目立つけど、情報のチャネルを広くとれば、じつはそんな状況ではないことがわかる。
■ milet - One Reason
このスケール感は、かつての邦楽が持ち得なかったもの。
■ ME:I (ミーアイ) ⊹ 'Tomorrow' Performance Video
ダンスがキレッキレ。
だけじゃなく、ひとりひとりの声のオリジナリティを感じる。
K-POPコンシャスだけど、本質はJ-POP系の女神系歌姫軍団とみた。
■ 【LIVE】I’M YOUR IDOL/高嶺のなでしこ 2周年記念 Zepp TOUR 2024 「瞬きさえ忘れる。」TOUR FINAL
ハニワ(HoneyWorks)は難曲が多いが、それでこの安定感。
ソロパートを多めにとって、坂シリーズとは異なる質感。
ユニゾンだけじゃなく、コーラスもこなせるのでは?
アニソン系クリエイター集団の実力がうかがわれるテイク。
■ 静息 / ver.Es
かつてのプログレ(プログレッシブ・ロック)を彷彿とさせる縦横無尽な曲展開。
そしてこんなにも複雑な曲構成でも、けっして破綻しない優れた歌唱力。
● Yes - Wonderous Stories(1977年)
英国プログレの代表的グループ。
■ みさき - 私じゃなかった?
2000年代中盤から2010年代初頭に一世を風靡したセツナ系一歩手前のセツナ曲のイメージか。
個々人の自我が強い欧米では、こういう歌詞は(というか発想じたい)生まれてこないのでは?
それにしても、MVがはまりすぎ。
■ ユイカ - クリスマスの日じゃなくていいから
こういう優しく切ないメロを生みだせるのは、もう日本だけかもしれない。
3:25~休符を置いてからの歌詞展開が凄い。
「最後に一つだけ嘘をつくよ、出合わなきゃよかった。」って、結局は「(辛いけど)出会ってよかった」ってことか?
1:04~の「貴方の隣でちょっとだけ勘違いさせて。」という歌詞もあまりに切なすぎる。
外国語に訳して、この微妙なニュアンスが伝わるのかな。
こと歌詞に関していえば、1980年代から邦楽は洋楽よりもおそらく比喩やストーリー感には長けていた。
これは日本語の特質や日本人の心情によるところ大だと思う。
粗っぽくいえば、米国のポップスなんて、つまるところ ”I Love You”、”I Need You”、”I Want You”の連打だったもんな。
よく邦楽は「歌詞が刺さる」と言われるけど、こういう背景があってのことだと思う。
■ TOMOO - コントラスト
往年の洋楽の香りを感じる。
● Marc Jordan - It's Only Love(1983年)
1976年~1983年は、洋楽でAORがディールを得ていた時代。
いまの洋楽シーンからすると、とても考えられない。
■ Poppin'Party - STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜
メディアミックスは日本のサブカルチャー最大の魅力。
”キメ”がばっちりきまるのは、インストの演奏力の高さの証明。
とくに変拍子がらみの大橋彩香のドラムス、個人的に好物なんですけど。
HR/HM(ハードロック・ヘヴィメタ)やプログレハードに親しんでいないと、こういうパワフルかつ繊細なドラムスは叩き出せない。
■ 鬼頭明里 - With a Wish
さりげに転調やドミナントが効いて、簡単にはカバーできない難曲とみた。
こういう振る舞いができるのが女神系歌姫。
■ ヨルシカ - Snake
かつての洋楽のエッセンスを咀嚼してなければ、こういう曲はたぶんつくれない。
● Donald Fagen - New Frontier(1982年)
リズムコンシャスなAORの名曲。
Donald Fagenや彼が所属したSteely Danは、日本のミュージシャンにも大きな影響を与えた。
■ りりあ。riria. - 幸せな約束。
この繊細さや透明感が、日本の女性ヴォーカルのアドバンテージ。
■ Cereus(Covered by)おはよう、僕の歌姫 -Happy End Ver.
傘村トータ氏の名曲をエモーショナルに仕上げている。
低音からハイトーンまで、欠点がみあたらない逸材。
■ Little Glee Monster - Break out of your bubble 10th Anniversary Live(2024.10.20)
この曲のできはリトグリ史上屈指では?
■ 吉澤嘉代子 - 氷菓子
10年選手。
こういう才能あるアーティストを地道に支えてきた層が、日本のポップシーンの質を担保してきた。
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2024/09/08 UP
もはやメロディ崩壊したようにも見えるいまの洋楽。
→ ■ 日本で洋楽が聴かれなくなった理由?
でも、日本にはまだ奇跡的にメロ曲が残っていて、とくにこのところナイスメロの楽曲が増えてきている感じがする。
ひょっとして、風向きが変わってきているのかも。
ことメロディやアレンジの質に関しては、メジャーとインディ(というかYouTubeやTikTok)で逆転現象が起きている感じがする。
このところTVは「昭和の名曲」特集ばっかりだけど、リアタイのこういう優れた才能を、もっととりあげてもいいのでは。
■ Himika Akaneya(茜屋日海夏) - Stereo Sunset (Prod. AmPm)
アイドルグループ・i☆Risのメンバーで声優もこなす多彩な活動。
声優のキャリアがシンガーとして花開く、メディアミックスないまの日本。
こういうおたやかで落ち着きのある曲調は、いまの洋楽にビート疲れした人々に響くのでは。
■ (ナツノセ) feat.花本朔 - 本当だよ
コンポーザー・ナツノセ(Natsunose)のヴォーカルを数曲担当しているほかは詳細不明。
低音からハイトーンまで滑舌ゆたかに縦横無尽に歌いこなす振る舞いは、Adoをも彷彿とさせるもの。
■ MIMI【Covered by Kotoha】 - 愛するように
ハコニワリリィでHanonとユニットを組む歌い手で、HoneyWorksのゲストボーカルも。
こういうかわいい系ヴォーカルは日本ならではでは?
■ SERRA - テノヒラ
ヴォーカルに力感あるし、インストの演奏力も高い。
最近TVで演奏力に欠けるバンドよく視るけど(笑)、こういうユニットもいるんだよね。しっかり。
■ Shiryu+Suno AI - wherever [ MUSIC VIDEO ]
これ、セブンス曲だよね・・・。
ものすごい楽曲の完成度。Suno AIおそるべし!
■ かりん - ヒトリ
ビートを伴わないサウンドなんて、洋楽ではもはやほとんどレア・アイテムだけど、こういう曲が500万回以上の視聴を集める日本のポップシーンの不思議。
かつて「ストリングス」(弦楽器の導入)は洋楽のお家芸だったけど、いまもっとも効果的に使いこなせるのはJ-POPでは。
●【ひぐらしのなく頃に】 ~you / Vocal ~ 【癒月 Ver.】
Vocal Vers.の初出は2005年。
この頃から2015年頃まで、こういう美しい旋律&ヴォーカルのアニメ(ゲーム)曲がかなりつくられていた。
まわりまわっていま、再びこういう曲調が増えてきている気がする。
この手の精細な楽曲は世界でもあまり例がない(と思う)ので、これは貴重では?
→ ■ 女神系歌姫 (ハイトーンJ-POPの担い手たち)【リニューアル】
■ 野田愛実 - butterfly effect
かつてはドラマ主題歌がヒットの王道だったけど、最近はドラマ視なくなったもんな。
世が世ならもっと売れていたであろう佳曲。
■ 橙里セイ - 夏うらら
曲調が往年のウェストコースト・ロック。
● Boy Meets Girl - Waiting For A Star To Fall(1988年)
年代は全盛期より少し下るけど、ウェストコースト・ロックのエッセンスを色濃く残した名曲。
「ウェストコースト・ロック最後の名曲」といってもいいかも・・・。
■ REJAY - Meant to Be
高校生でこの完成度って、ちょっとありえないレベル。
■ tayori - 可惜夜
澄みわたるハイトーンのisui(倚水)がヴォーカルをとるユニット「tayori」。
きっかけがあれば一気にブレークする予感。
■ ミセカイ - 泡沫少女
こういうスケール感あふれる曲が出てくるときは、シーンは本物かもしれぬ。
2022年結成。2022年9月1stSingleリリースの男女混声2人組音楽ユニット。
そうね、本格的に風向きが変わってきたのはこの頃かしら?
ポニキャン所属。ポニキャンはけっこういい仕事してると思う。
■ ClariS - サイレント・イヴ (Covered by)
2022年12月のYouTubeUP。
声質や歌いまわしほ活かしたオリジナル化的カバーが目立ってきたのもこの頃から。
■ HoneyWorks feat.Kotoha - 誇り高きアイドル
ハニワの存在も大きい。これは2021年3月リリース。
アイドルモチーフだけど、メロ展開&アレンジメントはキレッキレで高度。
繊細なキーボードのリフ&カウンターメロが聴きどころ。
落ちサビ&キメつかった緩急・強弱効かせ加減も絶妙。
「見てもいないくせに言うな」
↑ ホントそうだよね。
感想までコピペはさすがにまずいでしょ。
↓
■ バンドワゴンからの離脱をモチーフにした曲が、バンドワゴン的に売れてしまうというジレンマ(笑)
■ 高嶺のなでしこ【HoneyWorks】 - 可愛くてごめん
2022年8月ステージデビュー。楽曲・プロデュースはハニワ(HoneyWorks)。
●坂シリーズとはあきらかに楽曲のイメージが違う。
彼女たちがこの曲でTV生出演した番組視たことあるけど、目が点になってたゲスト多し(笑)
● 【神回】実の妹と一緒に「点描の唄」歌ったら大感動の嵐だった件【Mrs. GREEN APPLE (feat. 井上苑子)】
2018年夏リリース。
最初に風向きのびみょーな変化を感じたのはこの曲あたりか。
メロの美しさだけで聴き手を惹きつけられる曲。
そして女性ヴォーカルのたおやかな美しさ。
■ Soala - すれ違い
曲調が2010年頃のセツナ系。
やっぱりいいわ。この音の流れ。
セツナ系もリベンジ復活?
● First Desire feat.HIRO from LGYankees, 山猿 中村舞子 (2010年)
セツナ系。
妙に奇をてらわず、メロがしっかりしていて楽曲として安定感があった。
この頃の一部のラッパーは、ハイトーンヴォーカルのフォローがやたらに巧かった。
■ tuki. - サクラキミワタシ
高校1年生(16歳)での紅白出場で、その実力を示した逸材。
■ 八木海莉 - know me...
個人的にはJ-POPの保守本流だと思う。
ブレスと共鳴を活かした安定感あふれるヴォーカル。そしてハイレベルなインスト。
とくにフレーズのこまかいベースと腰の据わったドラムスがいい。
こういうLIVEをリアルに味わうのは、ほんとうに音楽の醍醐味だと思う。
■ あたらよ - realize
2020年活動開始のユニットでアートワークや映像もセルフプロデュース。
キャッチ・コピーは「悲しみをたべて育つバンド。」。
ひとみのヴォーカルがやたらにエモーショナルで、キャッチ・コピーを裏切らない仕上がり。
■ 花鋏キョウ - Daisy
このキレまくりの滑舌が、日本のハイトーン女子の大きな武器。
■ AliA - 星空と君のうた
こんな見事なフック&エモーショナルUP曲は、supercell以来かも。
もう出てこないと思ってたけど、いるもんだわ。びっくり。
● くゆり(歌ってみた) - 君の知らない物語 (supercell)
supercellの1stシングル。2009年8月12日リリース。
華麗なメロの名曲で、ハイトーン系歌い手の「歌ってみた」多数。
■ shallm - へミニス
2023年メジャーデビューのユニット。
どこかなつかしいメロディと、ヒーカップがらみのハイトーンヴォイスの融合にインパクト。
往年の王道J-POPの系譜も決して衰えていない。
■ Ayame - 願い
洋楽に造詣の深いReiの楽曲を、透明感あふれるハイトーンで仕上げている。
■ 由薫 - Sunshade(Live Clip " TOUR 2024 Brighter ")
ONE OK ROCKとの関係がふかい新進気鋭のシンガー・ソングライター。
はやくからFMでパワープレイされ、2023年2月に、Toru(ONE OK ROCK)とコラボした「星月夜」でブレーク。
バイリンガルだからこそ、日本語の美しさを表現できる人だと思う。
■ 春吹そらの(Covered by) - あなたの夜が明けるまで
これ1曲で169万回視聴、チャンネル登録者数1.4万人とはおそるべき才能!
聴き流しできないエモーション。
■ Eiーvy - 私にはできない
これもSuno AI使用ですばらしい仕上がり。
楽曲はともかく、ヴォーカルはAIじゃムリだと思っていたが、これ聴くかぎりヤバイ。
Suno AIの使いこなしも、J-POPがピカ一では。
やはりアニソンとボカロの存在が大きいのか。
これだけの美しい旋律や歌声を生み出せる国は、もう日本だけかもしれない・・・。
「シティ・ポップ」と「女神系歌姫」、日本はふたつのキラーコンテンツをもっていると思う。
このふたつは米国にも韓国にもないものだから、じっさいのところ日本はアドバンテージとりすぎでは?
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■ 鈴を転がすような声 ~ 究極のハイトーンボイス ~
■ 名シンガーのもとに名曲あり
これと比例するかのように、TVの昭和や平成の名曲特集は増える一方。
ほとんど毎日だもんね。
それだけニーズがあるということか・・・。
歌が巧い、あるいは名シンガーといわれる人は、やはり素晴らしい楽曲をもっている。
例によって女性シンガー限定で、ビッグネームの名曲を並べてみました。
こんな曲が次から次へとあたりまえのように出てきて、しかもメインストリームにいた時代。
じつは、とっても贅沢な時代だったのかもしれない。
■ 竹内まりや - 元気を出して
■ 松田聖子 - P・R・E・S・E・N・T
■ 松任谷由実 - 守ってあげたい
■ 今井美樹 - Goodbye Yesterday
■ プリンセス プリンセス - M
■ 渡辺美里 - Teenage Walk
■ ZARD - 揺れる想い
■ DREAMS COME TRUE - 何度でも
■ globe - DEPARTURES
■ 華原朋美 - LOVE BRACE
■ 安室奈美恵 - Don't wanna cry
■ 宇多田ヒカル - First Love Live
■ Every Little Thing - Over and Over
■ 浜崎あゆみ - Voyage/ayumi hamasaki 15th Anniversary TOUR ~A BEST LIVE~
■ 中島美嘉 - STARS
■ 平原綾香 - Jupiter
■ 倖田來未 - Brave
■ 西野カナ - 君って
■ 加藤ミリヤ- love is...
■ Superfly – Beautiful
■ 伊藤由奈 - Endless Story
■ 絢香 -みんな空の下
■ アンジェラ・アキ - This Love
■ 逸材! SARI(柴山サリー)
5票総取りで勝利。
コメントにもあったけど、低音の魅力が増しているような気がする。
「いつまでも聴いていた感」が凄い。
【2025/01/07】
【2024/03/26】
【2024/01/05】
【JK時代の「マイ フレンド」】
■ 高校生が ZARD マイ フレンドを 歌ってみた カラオケ (cover)
「原石」を丁寧に磨き上げてきた感。
ここらへんでオリジナルのヒットが欲しいところだけど、いまはソロシンガーに思いっきりアゲインストだから・・・。
■ ずっとあなたに会いたかった(オリジナル曲) 2024.8.3
■ 青い街のいつか(オリジナル曲)
SARI(柴山サリー)の声質のよさが確かめられるオリジナルのバラード曲。
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2024/11/25 UP
■ SARI's Night Fever ダイジェスト
いつまでも聴いていたいフック感。
こういうせつなさを秘めた声質の歌い手は、いそうでなかなかいない。
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2024-09-17 UP
LIVE行ってきました。
メイン客層は、ZARDリアルタイムリスナー層くらいでしょうか?
Wish for grateful luckinessでした🎤横浜ベイホールにお越しいただいた皆様配信をご覧いただいた皆様誠にありがとうございました😆最高の夏になりました🌻ZESTさんの卓越したサウンドに感動が止まりません✨️私はとてもハピネスでラキネスです🍀これからもよろしくお願いいたします🌟… pic.twitter.com/WR3qBUXsXR
— SARI (柴山サリー) (@Sally_20160213) September 16, 2024
出だしはちょっと声が乗っていなかったかも。
分厚いインストに負けてる感じがした。
3.「眠れない夜を抱いて」あたりから声が乗ってきて、前半ラストの8.「遠い日のNostalgia」はかなりよかったと思う。
後半はさらに声が乗ってきて、尻上がり状態。
でもって、アンコールのできが一番いいという・・・。
とくに17.「運命のルーレット廻して」がよかった。
やはり声質抜群だし、音程やリズムの安定感がハンパない。
それと、オリジナル曲もかなり出来がいいと思う。
ZESTについては、この分厚い音像が彼らのサウンドなのかもしれない。
アンコールの手前でインスト回してたけど、けっこうグルーヴが乗っていた。
長らくつづけてきたZARDのカバーバンドの立ち位置からすると、今回SARIを迎えていろいろ思うところはあったのかもしれない。これ↓をみると・・・。
【ZESTとしてやりたいこと、できること 和編】ZARD tribute band ZEST周りの方も心配して下さったり、懸念して下さったりすることがあるので、改めて、私たちがなにをしたいか、ここに書き残したいと思います… pic.twitter.com/AA97hkHzAy
— ZEST_official (@ZESTofficial1) August 4, 2024
じっさい、アンコール前のインストパートで一瞬ヴォーカルが歌ったけど、かなり声質がよかった。
少なくともTVによく出てる3人組のメインヴォーカルよりは、坂井泉水さんに似ていた感じがする。
SARIについては1曲ぐらいオケ曲聴いてみたかった感じはするけど、ツインギター、ツインキーボードと対峙して生で歌うことはそうはないので、いい経験になったんじゃないかな。
■ オケのLIVEパフォーマンス
☆柴山サリー 大阪天保山スペシャルライブ 全三部総集編☆
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2024-09-15 UP
あしたは横浜でSARI(柴山サリー)のLIVEです。
チケットは受付終了となっています。
→ 告知
SARI (柴山サリー) ライブ配信+アーカイブ配信 Wish for grateful luckinessは、販売中です。
2024/10/16(水) 23:00まで販売。→ こちら
ZESTさんとのリハでした🎤まだ一度も合わせていない曲があったのですが、今回で入念に調整できました🤫原曲や8月とは異なる演出があるので、そこに注目してほしいです🕵️ZESTさんと作り上げた集大成をご覧に入れます🌻チケット予約受付中🎫9月16日 神奈川 横浜ベイホールWish for grateful… pic.twitter.com/sFCWCbsprI
— SARI (柴山サリー) (@Sally_20160213) September 14, 2024
9/16 横浜LIVEのリハ ↓
ZESTさんとのリハでした🎤まだ一度も合わせていない曲があったのですが、今回で入念に調整できました🤫原曲や8月とは異なる演出があるので、そこに注目してほしいです🕵️ZESTさんと作り上げた集大成をご覧に入れます🌻チケット予約受付中🎫9月16日 神奈川 横浜ベイホールWish for grateful… pic.twitter.com/sFCWCbsprI
— SARI (柴山サリー) (@Sally_20160213) September 14, 2024
■ Wish for wonderful happiness (2024/08/03)ダイジェスト
■ blinding memory 2024/08/03
↓ ダンスもMCも不要! 声と表情と身振りだけでオーディエンスを魅せられるであろうこの才能は、いまの時代にはすこぶる貴重。
9/16は「遠い日のNostalgia」演るかな? それと「二人の夏」。
どうしても生で聴いてみたい2曲。
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2024-08-10 UP
アーカイブ、まだじっくり聴けていないのですが、↓の動画がみつかりました。
ライブを終えて
↓ でいろいろ書いたけど、↑の動画の歌声を聴くと、やっぱり素晴らしい才能だと思う。
アーカイブ視て感じたことがあったら追記します。
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2024/08/04 UP
昨日は朝霞の花火に行ってしまったので、配信LIVEはリアルタイムで視ていません。
先ほど、アーカイブをざっくりと流しで視てみました。
あくまでも筆者の個人的感想ですが・・・・
・SARI(柴山サリー)の声質、歌い回し、安定感はやっぱり逸品。
・9人のバックにはびっくり。ツインギター、ツインキーボード、ベース、ドラムス、2人のコーラス、1人不明。
・バックの音が厚すぎ、存在感が強すぎる。言い過ぎかもしれぬがフュージョンバンド(あるいはサックスプレイヤーのソロライブ)のゲストヴォーカル的なポシジョン。
・音圧のあるキーボードのユニゾンやカウンターメロがSARIのヴォーカルとぶつかっていた。これはシンガー的にはかなりキツいと思う。すくなくともユニゾンは不要では?
・ドラムスの音が全体に堅い。
・アカペラでも十分オーディエンスを魅了できるすばらしい声をもっているので、次回(9/16)はもうすこしヴォーカルを前に出してくれるとうれしい。
アーカイブをじっくり聴き直して、気がついたことがあれば追記します。
↓ ZARD曲はやっぱりこのくらいのバランスでは?
■ ZARD - 遠い日のNostalgia
■ ZARD - 二人の夏
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2024/08/02 UP
8月になりました☀️明日は Wish for wonderful happiness です❗️暑いかもしれないので熱中症に気をつけてください🥵帽子やタオルがあるといいです🧢グッズは12時から販売します🕛また、終演後も販売します🔚手に入れたものを入れるかばんがあるといいです🛍️… pic.twitter.com/TCxJISjDpF
— SARI (柴山サリー) (@Sally_20160213) August 1, 2024
いよいよ明日(8/3)ですね。
筆者はチケとれなかったので、9/16参戦だけど。
■ 追記
なんとLIVE配信あったですね。
いまさっき購入しました。
↓
→ 申し込みページ
3,000円で、アーカイブ配信は1ヶ月間視聴可能です。
↓ やっぱりSARIの「渡良瀬橋」、絶品だわ。
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2024/05/29 UP
ソロライブ決定。
昨日(5/28)からの発売です。
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2024年8月3日 (土)
「Wish for wonderful happiness」
会場 横浜ベイホール
開場 15:00 開演 16:00
チケット 料金 発売日時 プレイガイド お申し込み
VIP席 30,000円 2024年5月28日18時 SARIスタッフ wishforwonderfulhappiness@gmail.com
一般席 8,000円 2024年5月29日18時 イープラス eplus.jp/sf/detail/4110…
スタンディング 5,500円 2024年5月29日18時 イープラス eplus.jp/sf/detail/4110…
ワンドリンク制 600円
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2024年9月16日 (月)
「Wish for grateful luckiness」
会場 横浜ベイホール
開場 15:00 開演 16:00
チケット 料金 発売日時 プレイガイド お申し込み
VIP席 30,000円 2024年5月28日18時 SARIスタッフ wishforgratefulluckiness@gmail.com
一般席 8,000円 2024年5月29日18時 イープラス eplus.jp/sf/detail/4110…
スタンディング 5,500円 2024年5月29日18時 イープラス eplus.jp/sf/detail/4110…
ワンドリンク制 600円
一般席、8月3日 (土)のやつはうまくとれなかった。(完売かもしれぬ)
で、9月16日 (月)のほうを予約しました。
予想以上の売れ行き?
往年のZARDファンが大挙して入り込んできているのかも・・・。
それと、「SARI」に改名したそうです ↓
■ 改名決定
■ ZARD マイ フレンド 揺れる想い Don't you see! 負けないで 歌ってみた ライブダイジェスト
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2024/04/09 UP
口の悪い面々が、もっと聴きたいモードに入ってる。
強心臓? この独自キャラも魅力?
【ZARD】鬼レンチャン【柴山サリー】
@chidorinoonirenchan2022 パート267丨#柴山サリー パート1 #鬼連チャン #千鳥 #かまいたち #千鳥の鬼レンチャン #モノマネ ♬ オリジナル楽曲 - Kontuna
@chidorinoonirenchan2022 パート268丨#モノマネ #千鳥の鬼レンチャン #かまいたち #千鳥 #柴山サリー ♬ オリジナル楽曲 - Kontuna
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20240409UP
先ほど放送の日テレ「熱唱!ミリオンシンガー」、柴山サリー出てましたね。
得点は500点。神声認定まであと1点!
■ ZARD神声 マイ フレンド 熱唱!ミリオンシンガー
出だしは文句なしだったけど、後半で泉水さん特有の「切なさ」感がちょっと弱かった感じもする。
↓ このレベルの歌唱だったら、501点~で神声認定だったと思う。
■ ZARD+柴山サリー『負けないで』比較
切なさを帯びた声色とキレッキレの歌い回し。
このふたつを兼ね備えた歌い手はほんとうに稀少。
■ ZARD 揺れる想い マイ フレンド 異邦人 遠い日のNostalgia 負けないで 歌ってみた ライブダイジェスト
1:57~の「遠い日のNostalgia」名テイク。
■ 中野ZERO小ホール 公演中止
事情はよくわからんが、仕切り直しで成功させてほしい。
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2024/03/12UP
3/10放送の「千鳥の鬼レンチャン」、録画したやつ視てみたけど、やっぱり柴山サリー凄い。
というか、どんどん巧くなってる。
■ ZARDレンチャン マイ フレンド 負けないで 揺れる想い DAN DAN 心魅かれてく 君に逢いたくなったら… あなたを感じていたい 歌ってみた 千鳥の鬼レンチャン
自分の部屋でリビングのTVから流れて来た歌声、聴き流し不可避だったのは熊田このはちゃんと柴山サリーくらいかな。
それだけ筆者にとっては魅力のある声。
(相方によると、どちらも「これ歌ってるの誰?」って飛んできたらしい(笑))
どっちも左手マイクだ。
どーでもいいけど、好きなんだよね。左手マイクの美声ボーカル。
→ ■ 左手マイクの美声ヴォーカル
柴山サリーはこの記事(熱唱!ミリオンシンガー出場の逸材たちでもとりあげたことあるけど、やっぱり逸材だと思う。
■負けないで/ZARD 【歌ってみた】 柴山サリー
こういうせつなさを帯びた声質を出せるシンガーはほとんどいない。
ほんとうにいい声してると思う。
■【ZARDカバー】テレビ出演で話題!スラムダンク主題歌『マイ フレンド』を歌ってみた | covered by 柴山サリー (歌詞付き・フルver.)
この坂井泉水さんワンアンドオンリーの難曲をここまで歌いこなすとは・・・。
とくに高音に飛ばすときの声の表情がそっくり。
さすがにサビ部の神がかり感は完璧には再現できてないけど、やっぱりすごいテイクだと思う。
ZARDだけじゃないよ。
森高千里も絶品。
■ 大学生が[everysing]で 森高千里 渡良瀬橋 歌ってみた カラオケ (cover)
■ 森高千里 気分爽快 歌ってみた
ZARDと森高千里だけじゃないよ。
■ 岡村孝子 夢をあきらめないで KAN 愛は勝つ 大事MANブラザーズバンド それが大事 岡本真夜 TOMORROW ZARD 負けないで 歌ってみた
聴き飽きしない歌声。
曲そのもののよさを引き出せる才能。
■ ZARD 心を開いて 1人10役 歌ってみた まいにち賞レース
これだけの多彩な歌いまわしもってるから、曲に陰影を与えられるのだと思う。
☆柴山サリー 大阪天保山スペシャルライブ 全三部総集編☆
この才能が本物であることがわかる、オープンな会場でのLIVE。
ニュアンスが繊細で歌いまわしにキレがある。
■ 聖母たちのララバイ/ 日本の名曲残し隊【第5回公演】
深みのあるビブラートと伸びのあるハイトーン。
そして抜群の安定感。
■ ずっとあなたに会いたかった/柴山サリー【オリジナル曲】
まだまだ伸びる才能だと思います。
■ KOKIAの名バラード
KOKIAの歌は、応援ソングぽく聴こえるけど本質はおそらく違う。
人間のよわさをとことん突き詰めて、そこから生まれ出るものを唱っている。
こころで聴く音楽。
社会の閉塞感がますます強まってきて、最近こういうコンセプトの曲がようやく増えてきた感じもする。
時代の先を行きすぎたか・・・。
KOKIAのデビューは日本が本格的に凋落をはじめる1998年(平成10年)。
センシティブなKOKIAの感性ははやくから日本の行く末を感じとっていて、いまになって社会の凋落や荒廃を現実として受け止めはじめた人々がこれに追いついてきた、という構図ではないか。
■ KOKIA / essence -25th Anniversary All Time Best- トレーラー
『essence』 -25th Anniversary All Time Best- [Limited Edition]
2024/11/20 On Sale。
■ KOKIA - 人間ってそんなものね
完璧な理想になりたかったの?
誰かを真似てただけでしょう?
どんな飛び方だってよかったのよ
↑ はっとするような冷徹で辛辣なワードが散りばられめていたりする。
■ KOKIA - 愛のメロディー (Music Video)
■ KOKIA - Moment(今を生きる)
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2020/08/30 UP
個人的にこのアーティストも欠かせないのでつくってみました。
コメントは追って入れます。
まだまだいい曲があるので追加するかもしれません。
これだけの曲をつくりだしているのに、どうして日本でのチャートアクションは地味なんだろう??
KOKIAの歌は、他人が歌うとまったく別のものになってしまう。
音楽で人を救うことができる希有のアーティスト。
01.本当の音 (LIVE 2014 / kokia's 2014 spring concert)
〔 From 『moment』(2011)〕
何もかもが飾り立てられ 本当の姿を失ってしまった
私の棲む世界は このままじゃ
あまりにも 悲しすぎる
↑ 2011年にKOKIAが描いたこの景色は、2025年のいま、さらにはっきりと浮き彫りになっている。
02.A GIFT (KOKIA CONCERT TOUR 2010)
〔 From 『trip trip』(2002)〕
03.0からの始まり
〔Single『Memorial days』c/w(2012)〕
もうこれ以上 頑張らなくていいと
誰かに言ってほしかったの
優しい言葉に
寄りかかりたかった
↑ 「自分らしく」「頑張る」などという安易安直な表現は、KOKIAの歌にはでてこない。
04.夢の途中 (KOKIA 15th anniversary concert)
〔 From 『Where to go my love?』(2013)〕
05.大事なものは目蓋の裏 (KOKIA 10周年Live)
〔 From 『Remember me』(2003)〕
06.Into the Light - 光の中
〔 From 『KOKIA outwork collection pieces』(2011)〕
07.祈りにも似た美しい世界 (Live in Paris 2007)
〔 From 『aigakikoeru』(2007)〕
08.大丈夫 だいじょうぶ (The 5th season concert)
〔 From 『moment』(2011)〕
09.I believe ~海の底から~ (KOKIA Live in Paris 2007)
〔 From 『Remember me』(2003)〕
10.infinity (The 5th season concert)
〔From 『AKIKO∞KOKIA 〜balance〜』(2009)〕
11.Current
〔 From 『trip trip』(中国盤のみ収録)(2002)〕
12.孤独な生きもの (KOKIA CONCERT TOUR 2010)
〔From 『REAL WORLD』(2010)〕
恐怖や孤独は 私を 支え続けたずっと ずっと ずっと
※今井美樹Vers.、杏里Vers.もあります。
よろしければどーぞ
■ 4つ打ちとグルーヴ (音のスキマ論-0)
録画したやつ視てみました。
3時間の長尺だけど、どこぞの歌謡祭と違ってぜんぜん飽きなかった(笑)
この番組視てあらためて思うに、ディスコ・ミュージックの変容はやっぱりNew Jack Swingとストック・エイトキン・ウォーターマン (Stock Aitken Waterman/SAW)によるところ大だと思う。
でもって、New Jack Swing&SAWにハウス、テクノが加わったサウンドがいまの洋楽(というかK-POPとダンス系J-POPも含む)のメインストリームになっている。
[~1982年頃までのBCM(ブラック・コンテンポラリー)]
■ A Night To Remember - Shalamar(1982 LIVE)
■ Forget Me Nots - Patrice Rushen(1982年)
16ビートアップ(バック)ビートのシンコペ。基本的には打ち込みなし。
ドラムスはハイハット、ベースはチョッパー多用。
ギターやキーボードのリフがグルーヴ出しに貢献している。
BPMは110程度 ↓
【メトロノーム】16分音符 / 16beat / 110 BPM / Tempo 110 / テンポ 110 / Metronome / 練習用
[Hi-NRG(ハイエナジー)]
■ Memory - Menage (12 single disco mix)
基本的には↑と同様の系統だと思う。
[New Jack Swing]
十六分三連符のスウィング・ビート。BPMは当初は100前後だったといわれるが、のちにもっと速くなる。
[Stock Aitken Waterman/SAW]
お馬さん乗りぱっぱかビート、歌謡曲調のベタメロかループ系が特徴。
BPMはおおむね120以上。
【メトロノーム】16分音符 / 16beat / 120 BPM / Tempo 120 / テンポ 120 / Metronome / 練習用
[ハウス、テクノ]
ハウス、テクノのサブジャンル約46ジャンルを解説【前編】
ハウス、テクノのサブジャンル約46ジャンルを解説【後編】
↑ 「ハウス、テクノのサブジャンル約46」ですって、ワケわかんね~。
BPMは140以上もザラ。
32ビートもふつうに入ってくる。
32ビート曲の例 (Drum'n'Bass/ドラムンベース/)↓
New Jack Swingやハウスが主流になるにつれ、洋楽を離れた人間です(笑)
ま~、音楽なんてべつにムリしてまで聴くもんじゃないから。
聴いてて気持ちよければ、それでよしかと。
■ 風神 / Vaundy (TBS系金曜ドラマ『ライオンの隠れ家』主題歌) / Vaundy:MUSIC VIDEO
Vaundyが、1980年代前半のグルーヴを活かした名テイクをつくってますね。
よほどのリズム感がないと、このグルーヴはつくりだせない。
似たような曲調を志向する(と思われる)人、紅白に出場しただけでもあと2人思い当たるけど、ここまでリズムに乗れていない。
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2022/08/16 UP
8/14放送の『関ジャム』で、先日の山下達郎特集で流せなかったテイクをやっていた。
達郎氏の名言炸裂してたので、UPしてみます。
〔ヴォーカルについて〕
「ボイストレーニングっていうのは基本的に声のメンテナンスの手法。下手な歌が上手くなる訳ではない。」
「『歌っていうものはね・・・』(とか)そういうものでは無い。その人の歌う歌が”歌”」
↑ 歌の巧さは当然の前提として、やっぱり歌い手のオリジナリティということなんだと思う。
〔サウンドのつくり方〕
「1970年代はとにかく選択の余地が少ない。」
「ドラム、ベース、キーボード、ギターを呼んでスタジオ行って、それで演奏して3時間で2曲録って、それにコーラス入れてストリングス入れて、ブラスを入れたら贅沢、みたいな・・・」
「今はまず曲つくるときに、生(楽器)でやるのか? 機械でやるのか? ドラム、シンセベース、シンセサイザーでやって音の選択なんて無限にある。」
「どの音でやるかっていうのを決めるだけでも時間がかかる。」
↑ 選択肢が少なかったから、それだけサウンドづくりに集中できたのかも・・・。
〔アレンジについて〕
「編曲(アレンジ)法=楽器なので、何の音源を使うか、楽器、何を使うか、むしろオーケストレーション。」
↑ たしかに、キーボードパートで生ピアノとフェンダー・ローズじゃ、曲のニュアンスぜんぜん違うもんね。
〔「RIDE ON TIME」のサウンドについて〕
・青山純氏の16ビート(ハイハット)と伊藤広規氏のチョッパーベースと達郎氏のギターのパッセージのアンサンブル。
「ハットの細かいところのニュアンスとか、そういうものに物凄くこだわってつくってた時代」
「演奏が練れてる(ところで)何度もリハーサル。」「それが人間の要素のアンサンブルのいいところで・・・」
■ Tatsuro Yamashita - Sparkle [1986 Live] HQ
ドラムス・青山純氏の名演。
「そういうことやらないのかな? みんな」
↑ 誰かに向けてのメッセージでは?
これきいて、やっぱりグルーヴのキモは、
・16ビート(ハイハット)
・チョッパーベース(スラップベース)
・ギターのパッセージ(とくにカッティングとかリフとか)
がつくりだすアンサンブルにあると思った。
↓ だからこの3要素が揃っていた、BCMやfunka latinaを好んで聴いていたのだと思う。
今じゃ、1曲通しの生の16ビートハイハットなんて、ほとんど聴かない(聴けない)もんな・・・。
(NHKの音楽番組のドラマーさんがときどき演ってる。)
■ -43- - Level 42(1983年のLIVE)
■ Night Birds - Shakatak ( Live from Crossover 2005, Japan )
■ Never Too Much - Luther Vandross
■ 99 - TOTO 1980 LIVE in Tokyo
↑ TOTOがいわゆるふつうのRock Bandと一線を画したのは、Jeff PorcaroのシャッフルドラムスとDavid Hungateのはずむベースラインがあったから。
ギターのSteve LukatherがFred Tackettあたりだったら、3拍子揃って完璧なAORユニットになっていたと思う。
■ Vinnie Colaiuta Plays His Restored 90's Gretsch Kit For The First Time
↑ Vinnie Colaiuta。1980年代は、こんなのがごろごろいたから・・・(笑)
やっぱりリズムセクションの層の厚さが今とは違っていたと思う。
それにしても一度でいいから、達郎氏とマキタスポーツ氏の対談がききたい。
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2022/07/14 UP
New Jack Swingの影響も大きかった。
■ 80'Sマニアのための80'S R&B サーファーディスコ からニュージャックスイングまで
↑ 1980代のグルーヴ系BCMからNew Jack Swingへの移行がよくわかる選曲&編集。
■ New Jack Swing The Best Collection
↑ New Jack Swingが主流になるにつれ、洋楽を離れた人間です(笑)
New Jack Swing のビートは、いまも洋楽の底流になっていると思う。
それに風穴を開けた(と思った)のがSilk Sonic(Bruno Mars, Anderson .Paak)だったんだけど・・・。
【和訳】Bruno Mars, Anderson .Paak, Silk Sonic「Leave the Door Open」【公式】
2022/05/05 UP
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■ 2022年のJ-POP-2で、いまの米国の金太郎飴チャートぶりについて書いたけど、その理由についてつらつら考えてみました。
なにが「金太郎飴」かというと、hip hop系4つ打ちとペンタ音階です。
なので、それについて探っていきたいと思いますが、筆者はいまは楽器もDTMもやっていないので、これから書くことは音楽制作の場からみると的外れなことも多々あろうかと思います。
そのときは笑ってやってください。
1.hip hopとサンプリング
まずは ↓こちらをご覧ください。
■ hip hop ヒップホップの作り方3 定番コード進行、音源と 装飾音の作り方(DTMスクール EDMS)
↑ ても、これって楽器でやったほうが手っ取り早いし楽なんじゃね?
でもって、こちらもどうぞ。↓
■【ヒップホップ】初心者のためのビートメイキング講座
↑ hiphop制作サイドからの視点です。
「楽器を弾けなくてもできる音楽が、いわゆる hip hopの音楽のルーツになっている。」
↑ それはそれで、音楽(POPS)の裾野が広がっていいことだとは思う。
ビートループ、サンプルでもってきちゃばそれでよし。べつにもってこなくてもDTMならいくらもつくれる。
これにサンプリング音源乗っければ、それで一丁上がりってことか・・・。
でもさ、それじゃグルーヴでないわけよ、↑でもいってるけど・・・。
「僕が思うグルーヴです・・・。」
↑ さすがに解説者だけのことある。パワーワードの「グルーヴ」に対する姿勢は慎重。
「僕が思うグルーヴ」ね・・・(笑)
「(天才J Dilla) MPCとかで、こんなに楽器みたいにグルーヴを出せなかったんですよ。いままでは、けど、それをいとも簡単にやってのけたJ Dの・・・」
↑ ????? ふつうに楽器弾いてグルーヴ追求すればいいんじゃね?
楽器弾けても簡単にはグルーヴ出せないけど。
「ドラムトラックがめちゃくちゃしっかり創れてれば、どんなビートもまじでワンランク上のビートになる。」
↑ これはたしかにそうだと思う。バンド・サウンドもそうだもんね。
■【公式ライブ映像】Poppin'Party「キズナミュージック♪」
声優の架空ユニットなのに、これだけのドラムス&サウンド叩き出せるのは立派。
■ Endless Story - Yuna Ito
リズムセクション(というか全員)名演。スロー曲なのにグルーヴばりばり。
■ Everlasting Song - FictionJunction
FictionJunctionが凄いのは、歌姫コーラスだけでなく、インスト陣のサウンドも一流だから。
これはなかでも絶品。歴史に残る名演だと思う。
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でも、メロディのサンプリングってなんでやるの?
メロ(コード進行)が枯渇したから?
それとも往年のグルーヴがほしいから?
・ヴェイパーウェイヴ / フューチャーファンク(シティポップ・サンプリング)の代表曲
■ 【Rainych】 Mayonaka no Door / STAY WITH ME - Miki Matsubara | Official Music Video
・オリジナル
■ 真夜中のドア/Stay With Me - 松原みき
↑ この2曲聴き比べれば、本家どり(サンプリング)して本家以上のグルーヴ創り出すなんて、とうてい無理筋だってことくらいすぐにわかろうかと思うが・・・。
16ビートのリズム音源とか、じつはあるんだけど ↓
■ 16ビートDr&Bass リズム音源
あまりにドハマリの曲、1970年代中盤~1980年代前半にたくさんつくられてるので、どうしても二番煎じになる。
それにヴォーカルとインストに力量ないと、このリズムこなせないし・・・。
■ Lowdown - Boz Scaggs(1976)
David Hungate(b)、Jeff Porcaro(ds)、Fred Tackett(g)、David Paich(key)
■ Destination - The Warriors(1982)
↑ 英国funka latina(ファンカラティーナ)。
16ビートグルーヴ曲に欠かせなかった、チョッパー・ベース(スラップ・ベース)とカッティングギター。
このビートはどう演っても(聴いても)バックビート(裏拍)になる。
4つ打ちにはならない。
日本でも・・・。↓
■ DOWN TOWN - EPO Studio Live
■ また会おね - 矢野顕子 with YMO (1979)
■ Meiko Nakahara(中原めいこ) - Fantasy(1982)
2.最新人気楽曲のリズムパターン
ありがたいことに絶好のWeb記事がみつかりました。↓
「【2021年最新】人気楽曲のリズムパターンを解析(ヒットの秘密は〇〇リズム)」
■ BTS - 'Dynamite' Official MV
↑ おそらく、2021年にビルボードでもっともヒットした楽曲のひとつ。
・BPM114の4つ打ち。2.4拍アクセントでアップビートにも聴こえるが4つ打ち。
・コード進行は6251の循環進行でいたってシンプル。(あまりにシンプルなので、←の筆者さんにアレンジされちゃってる(笑))
■ YOASOBI「怪物」Official Music Video (YOASOBI - Monster)
・BPM168の4つ打ち。これも2.4拍アクセントあるけど典型的な4つ打ちタテノリ曲。
お子ちゃまでも簡単に踊れる(というかハネてるだけでOKという)、すこぶる間口の広い曲。
・コード進行は4536王道進行だけど、一応ブルーノートと転調かましてる。
「(2021年の邦楽シーンは)『売れたいなら4つ打ちにしなさい』と言わんばかりの、トップチャートのほとんどが4つ打ちです。」
↑ これは邦楽だけじゃなく、洋楽でもいえると思う。
「昔から4つ打ちのリズムパターンは人気ですが、ロック系が少し勢いを失い、ここまでエレクトロ系がトップチャートを占めることは無かったので、2021年は圧倒的4つ打ちブームと言えます。」
↑ この筆者さんほんといいとこ突いてるわ。異論ござりませぬ。
3.4つ打ちとペンタ
4つ打ち(キック(バスドラ)を4連でかますリズム)じたいは1970年代以前からあったし、ABBAやミュンヘン・サウンドは4つ打ちだった。
■ Gimme! Gimme! Gimme! (A Man After Midnight) - ABBA
でも、のちに4つ打ちの牙城となるディスコでも、1980年代前半まではシンコペ絡みの16ビートバックビートがメインだったと思う。
■ Got To Be Real - Cheryl Lynn (1978)
■ Feelin' Lucky Lately - High Fashion (1982)
1981年に4つ打ちの ↓ の大ヒットが出たが、まだまだ洒落気とグルーヴは十分に残していた。
■ Daryl Hall & John Oates - Private Eyes
■ 愛のコリーダ/クインシー・ジョーンズ(Ai No Corrida - Quincy Jones)(1981)
これはアップビートだけど、メジャーコードと日本人好みのベタメロが入りまじった不思議なメロディーで、個人的にはBCMとは思えなかった。
予想どおり(笑)日本で大ヒットして紅白でも歌われた。
今から考えると、これがユーロビートの走りだったかもしれぬ。(歌謡曲との親和性という意味で)
1982年くらいから英国エレクトロ・ポップで4つ打ちが増えだして、
■ Relax - Frankie Goes To Hollywood(1983)
個人的に、決定的にやばい(笑)と思ったのは、1985年の ↓。
■ 荻野目洋子 - ダンシング・ヒーロー
4つ打ちベタメロ曲。
(4つ打ちタテノリ曲なのに16ビートヨコノリのクセから抜けられないダンサーさんたち、苦しそう(笑))
もはや「邦楽だからしょーがねぇわな」、と悠長に構えてはいられなかった。
このベタメロの元歌が洋楽(Angie Gold/Eat You Up)だったから。
それにこのころ一気に増え出したサンプリング系の楽曲でもシンコペはとり入れることができたけど、なんとなくラグタイムから綿々とつづいてきたシンコペとは異質のものになってしまった感じがしていた。
■ The Entertainer - Scott Joplin
■ ラグタイムってなに?シンコペーション??【JAZZの歴史Vol.3】-学校では教えてくれない音楽のコト-
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でもって、懸念は現実のものになった。
■Turn It Into Love - Kylie Minogue
はい、きました。
ストック・エイトキン・ウォーターマン (Stock Aitken Waterman/SAW)ですね!
4つ打ちベタメロ王道曲。ジュリアナ東京へ一直線。
↓ 日本でも大ヒットしたのは、わかりやすい4つ打ちやマイナーなベタメロ(=歌謡曲メロ)が、日本人の琴線に広くふれたためだと思う。
■ 愛が止まらない - WINK
というか、発端は1984年のこの曲か・・・。
■ You Spin Me Round (Like a Record) - Dead Or Alive
すでにSAWが絡んでる。
【 洋楽1983年ピーク説 】を書くひとつのきっかけになった曲。
「Hi-NRG(ハイエナジー)の先駆けとなった曲」ともされるが違うと思う。
ユーロビートの先駆けではあるが。
2009年、Flo Ridaの「Right Round」のサンプリングでヒット。
■ Flo Rida - Right Round (feat. Ke$ha)
いまの米国のメインストリームにかなり近い。
この手の曲は、サンプリングで上位互換あり得るかも・・・。
・Hi-NRGの代表曲
■ Can't Take My Eyes Off You (君の瞳に恋してる) - Boys Town Gang(1981)
↑ 「You Spin Me Round 」と質感ぜんぜん違うでしょ。
この曲もそうだけどHi-NRGのメインストリームって、 San Franciscoの「Moby Dick Records」だと思う。英国じゃない(Passionレーベルはあるけど)。
(あと、オランダの「Rams Horn Records」かな。こちらのほうはユーロ・ディスコなのでMoby Dickより4つ打ち色が強い。)
**************
追加です。
↑ で シンコペ絡みの16ビートバックビート → (Hi-NRG)(英国NewWavw / エレクトロ・ポップ) → 4つ打ちユーロビートみたいな安易な書き方したけど、そう単純なもんじゃないです。
振り返ってみると・・・。
■ On The Beat - BB & Q Band(1981)
これはバックビートヨコノリの典型曲。
■ You're The One For Me - D Train (1982)
ちょっとコアなニュアンスが入ってくる。
あきらかにベースやリズムセクションの音色が変わってきている。
■ Jungle Love - Morris Day & The Time(1984)
PRINCEの影響下にある曲。さらにエッヂが効いてくる。
ひきずるようなベース、乾ききったギターリフ。
■ Sussudio - Phil Collins(1985)
英国プログレッシブロックの雄・GENESISのPhil Collinsも、この頃にはPRINCEの影響を受けていることがわかる。
エスノやラテンも絡めつつ・・・
■ Genius Of Love - Tom Tom Club(1981)
Talking Heads絡みだけに、リズムセクションの安定感はピカ一。
■ Conga - Miami Sound Machine / Gloria Estefan(1985)
そしてHi-NRG。
■ Maybe This Time (Hi-NRG Mix) - Norma Lewis(1983)
4つ打ちではありません。16ビート系のカッティング・リフ入ってるでしょ。
■ Rocket To Your Heart (Hot Tracks Remix) - Lisa(1982-1983)/Moby Dick
抜群のエナジー感、名曲! Hi-NRGはこのあたりがピークだったと思う。
■ Let's Get Started (Extended Version) - Voyage(1981)
これはフランスのユーロディスコ。Hi-NRGとはちとニュアンスが違う。
■ Do You Wanna Funk? - Patrick Cowley feat. Sylvester(1982)
1984年くらいのイメージあったけど、確認してみたら1982年と以外にはやかった。
これはすでにユーロビート入ってますね。
■ Break Me Into Little Pieces (Extended Mix) - HOT GOSSIP(1985)
ちょうどHi-NRGとユーロビートがシンクロしたのが、このあたりの曲だと思う。
■ Together In Electric Dreams - Giorgio Moroder & Philip Oakey(1984)
この曲も微妙でしたわ。
ミュンヘン・サウンドの立役者なのに、ユーロディスコ(ミュンヘン・サウンド)じゃないし、エレクトロ・ポップのニュアンスも入ってるし、メロディラインはHi-NRGだし・・・。
■ Give Me Up - Michael Fortunati(1986)
ブライトなメロディラインはHi-NRGだけど、リズムは4つ打ち。
小室サウンドに通じるものを感じる。
1984~1986年くらいがちょうど過渡期だったのだと思う。
で、SAW様の時代に突入していくわけですよ・・・。
■ Toy Boy - Sinitta(1987)
4つ打ちに超わかりやすいメロ(笑)
個人的にはアラベスク(Arabesque)やボニーMと、さして変わらんと思うけどね(笑)
■ Hello Mr. Monkey - Arabesque(1977)
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誤解をおそれずにいうと、いまも世界のPOPシーンはこの(SAWの)流れのなかにあると思う。
4つ打ちはそのままに、ベタメロがペンタ(ヨナ抜き音階)に置き換わっただけ。
日本に限らず、世界の多くの音楽のルーツはペンタ(ヨナ抜き音階)や3和音だから、意識せずに放っておくとペンタ3和音の世界に戻ってしまうのかも・・・。
・ユーミンという希有の才能が、ペンタ3和音から離れて洋楽メジャー・セブンスと奇跡的にシンクロした神曲 ↓
いつの時代でも生み出せる曲じゃないと思う。
■ ベルベット・イースター / 荒井由実 【COVER】
→ コード
■ ずっとそばに - 松任谷由実
↑ ユーミンのかくれた名曲。
往年のユーミンの曲はミディアム系でもしっかりグルーヴ効いてた。
4.シティポップの復権
でもっていきなりシティ・ポップです。
なぜかというと、これまで書いてきた曲たちと対極のポジションにいるから。
■ Sparkle - 山下達郎
・16ビートアップビートのメジャー・セブンス曲。
・青山純(ds)、伊藤広規(b)、難波弘之(key)。
↓ こいつを視ておくんなまし。
Kan Sanoが語る、山下達郎の影響を感じる楽曲と再評価の理由
山下達郎といえば、青山純(ds)であり、伊藤広規(b)であり、そしてグルーヴ感あふれる16ビートなんですね。
とくに、故・青山純氏(ds)の存在感。
■ Plastic Love - 竹内 まりや
↑ これも青山純氏のds。
右手1本16ビート!竹内まりやをサポートする青山純の神がかりグルーヴという超貴重な記事があります。
「通常16ビートと言えば、右手と左手で交互にチキチキとハイハットを鳴らしてリズムを刻むのだけれど、青山純はこれを片手(右手)のみで刻んでいる。(略)「チキチキチキチキ とハイハットを鳴らす」感覚と「チチチチチチチチ と、右手1本で鳴らす」感覚の違いと言えば、わかってもらえるだろうか。」
でもって、達郎さんはLIVEのさなかでこの違いを聴き分けていたそうな。
そして、大御所ドラマー、故・村上 “ポンタ” 秀一さんのお言葉。(孫引きです。)
「いまの若者に生音を聴かせたい。どうしても聴いて欲しい… 目の前で観る音楽は全然違うんだよ。スティックを振る音、身体の動き、ミュージシャン同士のアイコンタクト、そういう空気を感じて欲しいんだよ」
■【ドラム】追悼…村上 ”ポンタ” 秀一 氏 -世界のミュージシャン-【thebassman】
それと、Web検索してる途中で ↓ こんなのが引っ掛かったので・・・ ひと言。
山下達郎の曲、どこを切り取ってもサビ(川谷絵音)
「達郎サウンドって何だろうと考えると、“ファンク”という言葉が出てくる。ファンクとは、16ビートに乗せて体が勝手に揺れるような音楽で、ループフレーズが多い。その反面、いなたく(泥臭く)なってしまいがちでそのいなたさに慣れていない若者はそんなにハマらない傾向にある。」
↑ ふ~ん、そういう風に16ビートを捉えてるんだ・・・。
「ただ達郎さんの場合、歌メロがキャッチーであり、誰にも似ていない唯一無二の声で歌うため、どんなサウンドでも心地よくなるのだ。というか達郎さんのサウンドにはいなたさがない。」
↑ ふ~ん、達郎氏の本質って、「メロのキャッチー」さと「声質」なんだ・・・。
なるほど、そういう捉え方もあるのか・・・。ある意味みょーに納得(笑)
達郎さんだけじゃないと思うけどね。
■ 水銀燈/Mercury Lamp (1984オリジナル) - 杏里
(LAレコーディング作品)
■ 水銀燈/Mercury Lamp (『16th Summer Breeze』リマスター) - 杏里
↑ 同じ曲、同じオリジナルヴォーカルなのに、これだけグルーヴ感が違う。(むろん、グルーヴ効いているのは1980年代のオリジナル。)
グルーヴ感ってこれだけ微妙。サンプリングで上位互換、できるわけないと思うが・・・。
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↑にあげた”グルーヴ”は、1970年代後半~1980年代前半のシティポップ、AOR、ブラコンなどのノリのイメージをあらわす”狭義のグルーヴ”です。
(広義だと、リズム感=グルーヴ感や、アップテンポの曲=グルーヴィ-などのニュアンスで使われたりもしますが、それとはぜんぜん違います。)
とくに”狭義のグルーヴ”は、曲のテンポとはほとんど関連がないと思う。
スローバラードでもグルーヴィーな曲はいくらもあるし、アップテンポでもグルーヴを感じない曲はたくさんあります。
曲のテンポよりも、譜面とのからみ具合の方がはるかに関係してると思う。
ジャスト(譜面どおり)なリズムよりきもち遅らせ気味(後ノリ、タメ)で、「モタり」まで行く前の絶妙のポジョンどり、これがグルーヴ感の要ではないかと・・・。
それと、生ドラムスのスネアとハイハットは絶対必要。
でも、グルーヴってたぶんリズムセクションだけで出せるもんじゃない。
だからグルーヴの名曲といわれているテイクは、パーマネントなバンドか、一定の腕利きのスタジオミュージシャンによるものが多いのだと思う。(相手のクセや間合いのとりかたがわかっている。)
詳しくは→こちらをみてね。
グルーヴ(groove)は「レコードの溝」に語源をもつといわれ、1980年代中盤からのレコードの衰退に歩調を合わせるように、”グルーヴ”曲も少なくなっていった。
1970年代後半~1980年代前半の楽曲の雰囲気をあらわすのに、ピッタリなことばだと思う。
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(筆者のいう)”グルーヴ”曲の例 (Slow~Midテンポでも出てるパターン)↓
■ Gringo - Little Feat(1981)
・日本のミュージシャンにも人気が高かったといわれるウエストコーストのGroup。
グルーヴはリズムセクションだけで創り出すものでないことが、よくわかる1曲。
■ Anymore - Brick(1982)
1980年代初頭、Dance(Soul)とJazzをミックスしたようなフォーマットを”Dazz”と呼んだ。(Dazz Bandは有名。)
このジャンルの曲は、たいていグルーヴ感を備えていたと思う。
■ True To Life - Roxy Music(1982)
歴史的名盤『Avalon』収録のグルーヴ曲。
これは「意図的に」グルーヴを創り出していると思う。
↑ やっぱり1980年代前半になってしまう(笑)
■ サントリービール『純生』CM 1981 Loveland Island - 山下達郎
こんなダンス(ステップ)なら・・・なんも文句はありません(笑)
ちょいと聴いてみておくんなまし ↓
■ 2015年12月20日 山下達郎 40th Anniversary Special Part 2 ~音楽制作40年の軌跡~ ナビゲーター・クリス松村
ひょっとして、邦楽1983年ピーク説も成り立つのか・・・?
30:47~
「非常にスローモーになってますよね。だけどそれを、要するに本音言いたくないんで、やれハイレゾだなんだって、これだけプログレスしてるんだってことを、あたかもほんとに進化しているように見せかけていかないと商品性がないから、マーケティングがないから・・・。もう、はっきりしてるんですよそんなことは・・・。」
↑ すこぶる辛辣なコメントだけど、本質を突いているかも。
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思いつくままに勢いで書いたので、とりとめのない記事になりすみませぬ。
後日、手を入れて読みやすくします。
〔 関連記事 〕
■ グルーヴ&ハイトーン (グルーヴってなに・・・?)
■ ザ・カセットテープ・ミュージック
■ コードづかいとコード進行(丸サ進行とメジャー・セブンス)
■ 名曲の裏に名コード進行あり
■ 「シティ・ポップ」って?
■ 日本にシティ・ポップはなかった??
■ 2022年のJ-POP-2
■ サザンのセブンス曲
■ 山下達郎の名曲
■ Happy New Year
あけましておめでとうございます。
今年はおだやかな年になりますように。
【高嶋ちさ子の!ザワつく!音楽会】2024年12月31日(火)放送
↑ で貴重映像多数放映中です。
録画してるので、あとでじっくり視てみます。
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紅白の大トリMISIA&矢野顕子さんの共演凄かった。
これ1曲だけでも視る価値あった。(あとはB'zか・・・、マイクトラブルをものともしない歌唱力は圧巻だった。)
あのMISIAの鬼気迫る歌唱は、矢野顕子さんが触媒となってもたらされたものだと思う。
■ 矢野顕子 with YMO また会おね1979
■ 矢野顕子 ライブアルバム 『荒野の呼び声 -東京録音-』 トレイラー[公式]
矢野顕子さんにとっては、紅白の大トリといえども、単に「音楽を楽しむ」ひとつの場に過ぎないのかもしれず・・・。
だからこそあの余裕か。
ほんとうに辨天さまの化身かも。
今年は巳年。
巳(蛇)は辨財天の使者ですから、新年を迎えるに降臨されたのかも。
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今年はなんとなく、「楽曲のよさ」そのものが評価される年になるような気がする。(期待を込めて)
希有の才能・梶浦由記さんと歌姫たちとのコラボが復活することを切に願います。
■ into the world - Kalafina
■ FictionJunction – Parade (from HIGHWAY STAR PARTY 2023)Official Live Performance
■ Kalafina - Mirai 未来
■ Everlasting Song - 梶浦由記(&FictionJunction)
これまで何度も貼り付けてるけど、やっぱりこのLIVE神だわ。
WAKANAとKEIKOのいるFictionJunctionは、やっぱり格別。
〔 Solo Parts 〕
0:27~ / 3:46~ 貝田由里子
0:57~ / 4:15~ KAORI (織田かおり)
2:48~ / 6:26~ KEIKO (窪田啓子)
3:18~ / 6:57~ WAKANA (大滝若菜)
■ とびっきりの?アルバム曲
アルバムまるごと聴く(というか流す)のがあたりまえだった1980年代。
歳を重ねるほどに輝きを増す、ビッグネームのアルバム曲をいくつかピックアップしてみました。
■ サザンオールスターズ - 夕陽に別れを告げて (『KAMAKURA』 1985年)
個人的にいろいろあった時期、しかも湘南に通っていた時期でもあってひときわ思い入れが強い。
初期サザンのサウンドは、この『KAMAKURA』で終わりを告げたと思う。
原 由子氏のキーボードがいかに優れものかがわかる、サザン屈指の名曲。
杏里は1980年代前半、もっともよく聴いていたアーティスト。
UP曲もバラードも、ひときわ海辺に似合った。
材木座や久留和あたりで、飽きもせずよく聴いていた。
■ 杏里 - Heaven Beach (『Heaven Beach』 1982年)
タイトル曲の「Heaven Beach」、やっぱりこれは神曲だと思う。杏里の作曲能力の高さを物語る曲。
~ Love Make Me Strong
あの素晴らしい日々が遠く 空を舞いおりて来る ~
■ 杏里 - Long Island Beach (『WAVE』 1985年)
杏里屈指の名バラード。
1980年代前半ならではの聴き飽きしない洒落たメロディーライン。ブライトだけど切なさも。
■ 角松敏生 - Crescent Aventure (『ON THE CITY SHORE』 1983年)
1983年リリースの角松敏生の3rdALBUM『ON THE CITY SHORE』。
個人的にはこの作品が角松のベストだと思っている。
粋でいなせだった角松敏生の当時のサウンドを象徴する名曲。
■ 松田聖子 - セイシェルの夕陽 (『ユートピア』 1983年)
聖子ちゃんは圧倒的なアイドルだけど、じつはアルバム・オリエンテッド(アルバム全体としての完成度を重視するスタイル)なアーティストでもあった。
とくに初中期の『Pineapple』(1982年)、『Candy』(1982年)、『ユートピア』(1983年)、『Canary』(1983年)あたり。
これは『ユートピア』収録の人気曲で作曲:来生たかお、編曲:大村雅朗。
シティ・ポップとして聴いてもまったく違和感がない。
■ 山下達郎 - FUTARI (『FOR YOU』 1982年)
※ベースカバー 原田賢扶 歌詞あり Fender Japan JazzBass
「SPARKLE」「LOVELAND, ISLAND」など代表曲揃いの名アルバム『FOR YOU』。
A面ラストのこのバラードも、文句のつけようのない仕上がり。
■ 松任谷由実 - ずっとそばに (『REINCARNATION』 1983年)
このころのユーミンならではの母性を感じる曲で、聴くほどにしみじみといい。
バックのサウンドのキレッぷりがハンパない。
■ 今井美樹 - The Days I Spent with You (『flow into space』 1992年)
これは1990年代だけど、数ある今井美樹の名曲のなかでも屈指のできなので・・・。
曲構成も素晴らしいけど、歌詞が珠玉。
FMの「泣ける名曲」特集などで、好き者連中がリストしたりする。
2000年の”Club Hemingway”でのLIVEと思われる。
この曲はアレンジによって相当イメージがかわるけど、このLIVEは屈指の出来映え。
■ HEART BEAT(小さなカサノバと街のナイチンゲールのバラッド) (『Heart Beat』 1981年)
ぶっちぎりの名曲&名演。
コメントにもあるけど、この曲を名曲と言わずして何を名曲と言うのか。
この動画は払暁のハイウェイの映像もあいまって、一箇の芸術作品として昇華されている。
↓ の3作を「佐野元春初期三部作」ともいい、共通した空気感が流れている。
4th.ALBUM『VISITORS』(1984年)以降、佐野元春はほとんど1作毎に作風を変えていく。
その中には名曲も少なくないが、やっぱり筆者的にはリアルタイムでヘビロテしていたこの3作に戻ってしまう。
1st.ALBUM 『BACK TO THE STREET』(1980年)
2nd.ALBUM 『Heart Beat』(1981年)
3rd.ALBUM 『SOMEDAY』(1982年)
これは1981年リリース『Heart Beat』収録の名曲。
7:58というアルバム曲ならではの長尺の大曲で、佐野元春のメロディメーカー&ストーリーテラーぶりがいかんなく発揮されている。
■ カバーソングの醍醐味 ~ 2024年の注目曲 ~
べつに見えたからってどーなのよ、という次元のハナシですが・・・(笑)
YOSHIKIが XYの構成にメンバー13人(いまは14人)を要した理由がなんとなくわかる。
プロモート的にどうしてもDANCEは入れておきたい?
卓越したヴォーカルを擁しながら、新たなヴォーカルの加入は、”J”がらみの話題性が欲しかったから?
■ XY - TALK(Official Live Performance)
もはやキンタロー飴と化した”J”&”K”&”SK”系に嫌気がさした?、リスナーが向かった先は ↓
【リズム・コンシャス系】
■ Vaundy LIVE "怪獣の花唄" | 2023.03.26 Vaundy one man live tour "replica" (JAPAN/TOKYO)
2020年5月の配信限定リリースながらじわじわと浸透し、今年もこの曲はよく聴かれていた。
Vaundyは、1980年代のグルーヴを体現できる貴重な才能だと思う。
■ milet×Aimer×幾田りら - おもかげ (produced by Vaundy) / THE FIRST TAKE
歌姫たちとの相性もばっちり。
■ 【MV】Creepy Nuts - オトノケ(Otonoke)
キレッキレな音像。
巷にはびこる「なんちゃってRAP」とは明らかに一線を画している。
【王道バンドサウンド系】
■ Mrs. GREEN APPLE – Dear【LIVE from ゼンジン未到とヴェルトラウム〜銘銘編〜】
今年ほとんど「一人勝ち」状態だったユニット。
こういうスケール感ある難曲や「点描の唄」のようなバラードの完成度も高くてリスナー層の幅が広い。
■ Omoinotake | 幾億光年 【Official Music Video】
1990年代初頭から綿々とつづく王道的なバンド・サウンド。
ツボにはまったコード進行&メロ展開。適度なリズムブレークと、ここ一番の落ちサビ。
売れるべくして売れた感。
■ SPYAIR『オレンジ』Music Video(『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』主題歌)
キャリアが長いだけあって、サウンドもヴォーカルも安定感抜群。
いつの世でもこういうサウンドは求められているのだと思う。
【サウンド的に意識高い系】
■ tuki.『サクラキミワタシ』Official Music Video
この類い希な才能が、紅白でどのくらいインパクトを与えられるか?
■ 羊文学 - Burning (Official Music Video) [TVアニメ「【推しの子】」第2期エンディング主題歌]
なんとグランジ系じゃわ。
サウンド志向のリスナーにとってはたまらんユニットかと。
■ ヨルシカ - だから僕は音楽を辞めた (Music Video)
ボカロ系曲調のハイトーンヴォーカル。
メディアでのとり上げはさほどではないと思うが、じわじわとフォローを増やしている模様。
本当は、Webではこういう曲が好んで聴かれているんじゃないかと思っている。
たとえばこういう曲とか ↓
■ 静息 / ver.Es
2:18~は、おそらく32ビート。
32ビートと超絶ハイトーンを違和感なくこなせる日本の「女神系歌姫」は、ワールドワイドでもアドバンテージをとっていると思っている。
[関連記事]
■ 風向きが変わった? ~ 女神系歌姫の逆襲 ~
■ 女神系歌姫の歌ってみた15曲
【メロディ志向系】
この系統は、今年は圧倒的に昭和(とくに1980年代)に振れましたね。
連日のように「昭和の名曲」特集。
■ 松田聖子 - チェリーブラッサム
今では考えられない生中継。
この状況でこの振る舞い&安定感。
文句なしのアイドルだわ。
■ 異邦人 - 久保田早紀
もはや国民的名曲?
デビュー曲にしてこのサウンド、この歌唱力、そしてこの美貌。
天は彼女に二物も三物も与えた。
■ ルビーの指環 - 寺尾聰
今年は本当にTVでよく聴いた。
しかし、こんな「オトナな」曲がオリコンで10週連続週間1位とは、いまから考えると信じられぬ。
いまでは聴くこともめずらしくなった、ドミナントセブンスがらみのセブンス&16ビートアップビートのシンコペーション。↓
@klabomusic 【作曲】シティポップのコード進行 寺尾聰『ルビーの指輪』に隠されたドミナントセブンスの美味しい使い方とは? #作曲 #dtm #シティポップ #citypop #寺尾聰 #寺尾聡 #寺尾聡ルビーの指環 #ルビーの指環 #ヒット曲 #昭和歌謡 #歌謡曲 #daw #cubase #jpop #klabomusic #立川恵三 ♬ オリジナル楽曲 - 作曲・DTM講座 Klabo Music
■ 名曲 22-2 【音楽理論】寺尾聡「ルビーの指輪」から学ぶ「ナポリの6度」
↑ 「月光」まで出てくるとは深すぎじゃわ。
■ いとしのエリー - サザンオールスターズ Live at サザンオールスターズ キックオフライブ 2018
圧倒的なメロディ感。
しみじみと染みる初期サザンの代表曲。
それにしても、どの番組もそうだけど、名アーティストの名曲安易にカバーして下位互換(ないし崩壊)させる暴挙は、いい加減やめにしてほしい。
出演できないんだったら、ふつうにオリジナル曲のLIVEクリップ、フルで流してほしいわ・・・ ↓
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2024/12/05 UP
この歌番組、録画してほとんど早送りor飛ばしで視たけど、それでも正直キツかった。
↑ の記事へのコメントが、番組への評価を語り尽くしてる。
別に芸人のリスペクト曲なんて、知りたくもないし・・・。
出演できないんだったら、ふつうにオリジナル曲のLIVEクリップ、フルで流した方がいいのでは?
■ 浜崎あゆみ / M
浜崎あゆみ、けっこう声出ていたと思う。
代表曲をシンプルなステージでフルで歌った方がいいのでは?
■ 世界中の誰よりきっと / 中山美穂 & WANDS
この難曲中の難曲に挑むとは、無謀すぎるにもほどがある。
■ AI(あい),玉置浩二 - Story(LIVE) 韓国語・日本語 字幕
玉置浩二に触発されて、AIの歌唱力が上がってる感。
これがコラボの醍醐味。
キー曲肝煎りの歌謡祭なんだから、このくらいのパフォーマンスを聴かせてほしい。
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2024/11/26 UP
最近、歌番組でやたらにカバー曲が目立つ。
これだけカバーが多いとその内容も玉石混交で、最近とくに目立つのは下位互換した場合けっこう炎上すること。→ 関連記事1、関連記事2
たしかに、オリジナル曲をカバーして聴き手にインパクトを与えられるのは、
1.よっぽど似ているか
2.本人の歌唱の質を凌駕(上位互換)しているか
3.自身のオリジナリティで楽曲の解釈を変えそれがハマった場合
くらいしか思いつかない。
いずれにしても、カバーする歌い手に相当な技倆が求められるということ。
これほどの技倆を備えた歌い手はそうそういるワケではないから、当然スカも増えるワケで、マキタスポーツ氏が「楽曲カバー免許制」(笑)を提唱?した気もわかるような気がする。
■ 【カラオケバトル公式】前人未到の12冠達成者 堀優衣 歌唱まとめ
↑ 振り返ってみると、カラバトU-18黄金の世代の歌があれだけ面白かったのは、彼女らが↑の3点(とくに2と3)を備えていたからだと勝手に思っている。
そこで、今回はカバーソングの醍醐味が感じられる名テイクをいくつかアップしてみたいと思います。
まずは「カラバトU-18黄金の世代」から。
■ 【カラオケバトル公式】川嵜心蘭:Mr.Children「しるし」(森アナイチオシ動画)
歌に複雑な感情を乗せられるオリジナリティ。
■ 原藤由衣「私はピアノ - 高田みづえ」2022/09/04 原藤由衣 Birthday ワンマンライブ 溝ノ口劇場
美声。だけど単なる「歌のお姉さん声」とは一線を画す粒立ち感あふれる声色。
いそうだけど、なかなかいない存在。
■ シルエットロマンス・cover佐々木麻衣さん^^
艶やかで深みのある声質とテクニックを兼ね備え、とくに昭和ムード歌謡歌わせたら敵なし。
■ 【Theモーツァルト】三阪咲「Finally」フル歌唱Ver
この子のステージングは華がある。
音のゆらし方やまわし方が絶品。
■ カムフラージュ / 竹内 まりや Covered by 舞乃空(まのあ)
一聴では際立つ個性は感じられないけど、聴き進むほどに惹き込まれる不思議なボーカル。
丁寧な歌唱で、歌詞が心地よく入ってくる。
■ 【カラオケバトル公式】佐久間彩加:スピッツ「楓」/2022.12.25 OA
どんな曲も「彩加カラー」に染め上げてしまうオリジナリティ。
抜群のリズム感が、歌にキレとフックをもたらす天才肌の歌い手。
(複数見られる歌い出しの赤バーは、おそらくハンマリングと思われる。(減点となっていない。))
■ 富金原佑菜「流星群 (鬼束ちひろ)」2018/09/17 あべのAステージ
1:15~「いつだって」はおそらく「非整数次倍音」。
すこぶる複雑な声質で、破綻しそうでしないぎりぎり感が凄い。
■ 熊田このは アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN) / MISIA
MISIAの難曲を、ここまでオリジナル化できる才能はほんとうに貴重。
透明感あふれるハイトーンのヒーリング力は唯一無二。
■【カラオケバトル公式】鈴木杏奈:LiSA「炎」(森アナイチオシ動画)
個人的には絶対音感の持ち主だと思っている。
名テイクたくさんあるけど、これは屈指の名唱。
↑ こういうハイレベルなテイクが本当にカラバトで歌われていた。
面白かったのもあたりまえか・・・。
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最近のモノマネ軍団の歌唱も軒並みハイレベル。(→ 関連記事)
単に似ているだけでなく、オリジナルになかったニュアンスを吹き込んでいるテイクがあったりする。
■ Don't wanna cry / 安室奈美恵 Covered by 大村唯維
深みと倍音と声の伸び。そしてリズムキープが抜群に巧い。
■ ワインレッドの心 / 安全地帯 Covered by 赤澤駿一郎
声にただならぬ色気あり。
こういう才能はレッスンで掴めるものではないと思う。
■ SAY YES / CHAGE and ASKA Covered by KINZとK-ing
とくにASKAのそっくりぶりには唖然。
声質がいいのでオリジナルの歌声も高レベルでは?
■ [歌まね/よよよちゃん]中島みゆき『銀の龍の背に乗って』1人7役で歌ってみた!-1 GIRL 7 VOICES (Japanese Singers Impressions)
この人の歌の巧さは驚異的。
曲の魅力を引き出す才能は天下一品。
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■ 【君の知らない物語】鈴木愛理、supercellの神曲をカバー【アニソン神曲カバーでしょdeショー‼︎】
よくぞこの超難曲に挑んだ。
この曲のカバーとしてはベストテイクとはいえないが、この真っ向勝負&いっぱいいっぱい感は聴き応え十分。
これがカバーソングの醍醐味か。
■ 君の知らない物語 (supercell)- くゆり(歌ってみた)
個人的には「君の知らない物語」のカバーのベストテイクと思っている名唱。
supercellの人気曲「君の知らない物語」を見事に歌いこなし、その卓越した完成度はニコ動のコメント群がよく物語っている。
ときおり繰り出す繊細なビブラートと(ヒーカップじゃない)高音への跳ねが絶品。
■ ベルベット・イースター / 荒井由実 【YUMING COVER】
ユーミンのカバーはじつはかなりと難しい。
これはユーミンのメロディの素晴らしさを引き出したナイステイク。
■ ClariS『サイレント・イヴ』リリック Music Video (Illustration: きさらぎゆり)
ClariSはさりげに実力派。
本家バージョンにフェミニンさをチャージしたようなたおやかなオリジナル感。
■ 【姉妹で歌う】心做し/蝶々P feat.GUMI
ボカロPの楽曲のカバーはふつう「歌ってみた」で投稿され、投稿者は「歌い手」と呼ばれる。
「歌い手」はアマチュアメインだが、実力派がゴロゴロ。
プライムタイムのTVで学芸会やってる場合じゃないと思うが・・・。
これは名曲「心做し」を姉妹で「歌ってみた」
どちらも低音からハイトーンまで、まったく隙がなく、しかもたぶん倍音もってる。
おそるべき実力派姉妹。
【神回】実の妹と一緒に「点描の唄」歌ったら大感動の嵐だった件【Mrs. GREEN APPLE (feat. 井上苑子)】
点描の唄はここ数年で屈指の名曲だと思う。
これは兄と妹のナイスカバー。
■ 桜 - 中村舞子/ Sakura - Nakamura Maiko
どんな曲でもフェミニンで切なさあふれるテイクに仕上げてしまう類い希なオリジナリティ。
■ ZARD+ミリオンシンガー柴山サリー『負けないで』
似ているうえになにか違うニュアンスが乗っている気もする。
■ 森恵 - 茜色の約束
この人はほんとうに歌が巧い。
いきものがかりの曲のよさを、十二分に引き出している。
■ 元祖[歌うまCollection] DOOR'S SC.12.11 HY cover/366日 『遥海』(草ケ谷遥海)
あふれ出るエモーション。
日本に押し込めておくのが惜しい才能。
■ ななみなな - やさしいキスをして / DREAMS COME TRUE【歌ってみた】
本家とは異なる繊細な質感があるような気がする。
■ 【荒牧陽子×愛内里菜】ライオン(cover)で初コラボ!【マクロスF OP】《Lion japan anime opening》
名手2人の貴重なコラボ。
どちらも倍音ばりばりなので、ハイトーンを重ねてもけっしてうるさくならない。
■ 荒牧陽子ガイドボーカル集 BoA(メリクリ)
ガイドボーカルの域をはるかに超えている。
■ 中島美嘉/雪の華 (Yuki no Hana/Mika Nakashima) Cover.花たん(hanatan)
中島美嘉とはことなるニュアンスの「雪の華」。
花たんならではのバイオリンのようなハイトーンがはまりまくり。
■ 【カラオケバトル公式】城南海 「月のしずく」柴咲コウ/2016.1.27 OA(テレビ未公開部分含むフルバージョン動画)
あふれる情感が、歌に命を吹き込む。
カラバトの強者たちが一目おいていた理由がわかる。
■ 薬師丸ひろ子 - 時代 (2013年10月)
女優ならではの表現力あふれるステージング。
声質のよさと絶妙なビブラートが相まって聴き応えのある名唱に。
■ 【絶対女王・新妻聖子🎤「白日」歌唱動画】関ジャニ∞のTheモーツァルト音楽王No.1決定戦
J-POP系のカバーはあまり歌わないけど、この人にカバー歌われると本家はけっこうしびれると思う(笑)
■ I Love You 新妻聖子 Seiko Niizuma
新妻聖子の歌唱力の高さを実感できる名カバー。
■ 夏川りみ Rimi Natsukawa 島唄
カバーでこういうスケールのある世界観を創り出せる歌い手はほんとうに数えるほど。
石垣島が生んだ希有の歌姫。島唄を唱わせたら天下一品。
■ 華原朋美 Tomomi Kahala - DEPARTURES (live)
これをカバーと呼んでいいかわからないが、おそらくいろいろな想いが交錯してつくりあげた歴史的名テイク。
■ ~冬景色~ はいだ しょうこ
唱歌はもともとうつくしいメロディをもっているので、良質なカバーで曲のよさが引き立ったりする。
音楽一家で育ち、国立音大附属高校声楽科→宝塚歌劇団というエリートキャリア。
うたのおねえさんって、音楽の素養が豊かで声質の綺麗な人が多い。この人とくに美声です。
■ 中島美嘉-朧月夜~祈り(朦朧月夜~祈願)
唱歌をカバーしてこの驚愕のオリジナリティ。
まだまだつづけます。
ps.
関係ないけど、AxaのCMで流れてる↓の曲、スケール感ばりばりでいいですね。
超ひさびさに、CM聴いて洋楽検索した。
■ I Got You Babe - El Perro del Mar
■ 祝! アンジェラ・アキ復活
この人の真っ向勝負どストライクな曲がヒットすると、世の中が明るくなるような気がする。
来年は、シンガー・ソングライター ”アンジー” として、もっともっと名曲を送り出してほしい。
■ アンジェラ・アキ『Again』
-願いは 叶うよ 叶うよ 叶うよ~ -
ポジティブな曲歌ったら唯一無二。
この時世、彼女の歌に背中を押してもらいたい人は、たくさんいると思う。
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2024/03/19 UP
NHK「SONGS」の大泉洋特集視てて、あらためてピアノの弾き語りの難しさを感じた。
■ This Love (English Subs)
ヴォーカルもピアノも、すべてが語っている。
~ 約束と言う 私達のコンパスだけでは この恋は方角を見失うの ~
3:38~
約束と言う 私達のコンパスだけでは
この恋は(Faug F#m7 D#m7-5) 方角を見失うの
↑ オーギュメント&ハーフディミニッシュの威力
名コードに乗った名フレーズ。
シンガー・ソングライター、アンジェラ・アキの新曲が聴きたい。
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2024/02/07配信リリース。
アンジェラ・アキ「この世界のあちこちに」Lyric Video
「クランクイン!」 2023/11/22 04:00公開
『アンジェラ・アキ、10年ぶりに日本再始動! ミュージカル『この世界の片隅に』の音楽を担当』
「シンガー・ソングライターとして曲を書くことと、ミュージカル音楽作家として曲を書くこと。その1番大きな違いは、視点です。シンガー・ソングライターとして曲を作るときは私の個人的な視点で書きますが、ミュージカルの場合はキャラクターの視点。」
(↑の記事より)
↓ アクセス数に比べて異様に多いコメント数。
それだけ待ち望んでいたファンが多いということか。
■ アンジェラ・アキ「この世界のあちこちに」 Teaser
アンジー節、健在!
ピアノの旋律も声色も。
うれしすぎる。
”歌” そのものだけで人々を魅了できる人。
個人的には、日本が生んだ至高のシンガーソング・ライターのひとりだと思う。
ミュージカルも楽しみだけど、シンガー・ソングライター ”アンジー” として、もっともっと名曲を送り出してほしい。
■ アンジェラ・アキ武道館2014 トレーラー映像
■ アンジェラ・アキ 告白 【コメント付】
■ アンジェラ・アキ『夢の終わり 愛の始まり』
■ Home - ANGELA AKI MY KEYS 2006 in Budokan
■ アンジェラ・アキ『サクラ色』
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つぎはkalafinaかな?
→■ 伝説のユニットkalafina
■ 年末の名曲
もう、そんな余裕もなくなってしまったのかな。
でも、寒波がきて寒さだけは年末らしくなってきたので、個人的に年末を感じる名曲をアゲてみました。
■ 【ロッヂで待つクリスマス】松任谷由実/歌おうfavorite songs 171
■ Rina Aiuchi (愛内里菜) - Magic✨ - Live!
■ ClariS『サイレント・イヴ』リリック Music Video (Illustration: きさらぎゆり)
■ 地上に降りるまでの夜 - 今井美樹
■ 中山美穂 「Midnight Taxi」
ご冥福をお祈りいたします。
■ きっと - 藤田麻衣子
■ SoulJa - SoulJa / Way to Love~最後の恋~feat.唐沢美帆
■ Suara 「舞い落ちる雪のように」 | WHITE ALBUM | エンディング
■ 荒牧陽子ガイドボーカル集 BoA(メリクリ)
■ 「Over and Over」MUSIC VIDEO / Every Little Thing
■ Kumada Konoha(熊田このは) :You Raise Me Up (Full)
■ YES-YES-YES / オフコース
■ 西野カナ『君って』 Live Performance-Kana Nishino “Kimitte”
■ globe / 「DEPARTURES(from LIVE DVD globe the best live 1995-2002)」
■ 倖田來未-KODA KUMI-『あなただけが』~ 20th Year Special Full Ver. ~
■ Toshiki Kadomatsu (角松敏生) - I Need You
■ OVERSEA CALL - 杏里
■ 青山テルマ feat.SoulJa / そばにいるね
■ 今井美樹 あなたがおしえてくれた Miki Imai-anatagaosietekureta
■ sorakara oritekuru LONELINESS - 杉山清貴
■ シャ・ラ・ラ(サザンオールスターズ) - 桑田 佳祐 & 原 由子 -(1982年)
→ 歌詞
曲全体からあふれる「幸せ感」が1980年代。
「横浜じゃトラディショナルな彼のが」
↑ ”横浜” ”トラディショナル”というワードイメージが聴き手のあいだで共有されていて、そこから広がる音の風景。
いまの説明チックなJ-POPの歌詞とはあきらかに一線を画している。
そういえば、この頃「ハマトラ」ってトレンドだったな。
サウンドイメージとしては ↓ こんな感じか?
■ とみたゆう子☆海のキャトル・セゾン☆
■ FictionJunction – Parade (from HIGHWAY STAR PARTY 2023)Official Live Performance
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■ CM JR東海 X'mas Express 深津絵里 1988年
CMだと、やっぱりこれかな。
セリフも大道具もワンコロもなんもない。それでも伝わるクリスマス感。
■ 歌は世につれ ~炭鉱のカナリア~
J-POPの風向きが変わっていた感じもあるし→(記事)、来年はひさびさに面白い年になるかもしれません。
■ 静息 / ver.Es
この複雑なストーリー感を、わずか4分台の楽曲で描き出すとは・・・。
こういう音世界は、おそらくぜったいに昭和の時代ではつくりだせなかった。
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2024/03/04 UP
2024年3月1日、日経平均株価は3万9910円82銭で取り引きを終え、終値として史上最高値を更新しました。
でも、ぜんぜん好景気感ないけどね・・・。
でも、まぁ、そんなこともあるので、数曲追加してリニューアルUPしてみました。
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2023-09-23 UP
前例のないことなので、どういう影響が出るかはよくわからぬが、
もう、日本は後戻りのできないところまで、来てしまったのかもしれません。
こういう苛烈な時代に出てくる音楽が、どういうものになるかはもはや想像の域を超えています。
'90年代以降現在に至るまで、多様な文化で育ってきたいまの50~60歳代の世代は現役(第一線)としてもっともっとたくさんの名作を生み出せるチャンスがあったはず。
でも、時代に流されてか、勝ちパターンに安住してか、キンタロー飴的な安直な内容が時代を追うごとに増えていった。
それを棚に上げて過去の名作にすがるのはなんだか情けない気も。(自分も含めてですが・・・)
1990年までに前の世代が素晴らしい作品をたくさん残してくれて、その恵まれた環境で育ちながら、結局このていたらく??
社会に対する責任感も、自身のなりわいへの矜持もなく、忖度を常とし、ただ漫然と時を重ねて・・・。
つくづくいまの50~60歳代の罪(不作為だとしても)は重いと思う今日このごろ。
■ answer - 遥海/2020年5月20日On Sale
再生数わずか3.2万回。
個人的には、いまの日本で屈指の歌唱力かと。
聴く人が聴けば、素通りできないと思うが・・・。
こういう才能を埋もれさせてしまうのは、J-POP界にとっても不幸だと思う。
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2023/07/07 UP
「歌は世につれ 世は歌につれ」ということばがあります。
このところ1980年代の「シティ・ポップ」が再評価されているけど、あの音はあの時代でしか生み出せなかったと思う。
2006年くらいからセツナ系がメジャーになって、ボカロ曲も増えてきたけど、やっぱりこういう曲はこの時代でしか生み出せなかったと思う。
いま、このふたつの流れを聴き比べてみると、とても同じ国のPop Musicとは思えない。
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冷え込み、凋落、分断、閉塞感・・・、そんな言葉ばかりが目につくこの頃。
そこはかとなく感じていた日本の凋落を、ここ数年で多くの人々が逃れられない現実として実感したのではないでしょうか。
でも、まだまだ日本の底力は尽きていない(と思いたい)。
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最近、TVでやたらに聴くこの曲。↓
■ 夏のクラクション - 稲垣潤一/1983年7月21日On Sale
こんな余裕かましたオトナの歌が巷にあふれていた1980年代前半。
これまで書き散らかした記事をまとめるかたちで、1980年代前半からJ-POPの曲調の変遷を追ってみます。
■SPARKLE - 山下達郎/1982年1月21日On Sale(FOR YOU)
さらさらと乾いたカッティングギターに達郎のハイトーンが乗る爽快感あふれる名曲。
この時代を代表する曲調。
■ Summer Focus - Anri 杏里/1983年6月5日On Sale(Bi・Ki・Ni)
夏といえば杏里。ブライトでグルーヴ絡みのシーサイドチューン。
■ Fantasy - 中原めいこ/1982年12月21日On Sale(2時までのシンデレラ-FRIDAY MAGIC-)
中盤からのあふれる「グルーヴ」。
やっぱり、この時代の楽曲のキモは「グルーヴ」だと思う。
→ グルーヴ&ハイトーン (グルーヴってなに・・・?)
■ P・R・E・S・E・N・T - 松田聖子/1982年5月21日(Pineapple)
名盤『Pineapple』のA-1曲。作曲:来生たかお、編曲:大村雅朗。
初期の松田聖子の楽曲の多くは「シティ・ポップ」だった。
1980年代前半といえばサザン(初期サザン)なしには語れない。
■ 涙のアベニュー - サザンオールスターズ/1980年3月21日On Sale(タイニイ・バブルス)
暗喩や圧韻だらけ。行間で語る歌詞がオサレなサウンドに絶妙に乗っている。
→ サザンのセブンス曲
☆ユーミンの母性曲
1980年頃、迷い?があったとも語るユーミン。
そのを打開したのが1981年の「守ってあげたい」だと思う。
これはユーミンの「母性」を感じさせる曲だった。
ここからの数年間でリリースした「ずっとそばに」「ノーサイド」を合わせて、個人的にはユーミンの3大母性曲だと思っている。
■ 守ってあげたい/1981年6月21日On Sale
これカノン進行だよね。でもベタつかない。
■ ずっとそばに/1983年2月21日On Sale(REINCARNATION)
バックのインストのフレーズどりが神すぎる。個人的にはユーミン屈指の名曲。
→ ユーミンの名曲
たしかにこの時代(1980年代前半~中盤)、男性が同世代の女性に無意識的にでも「母性」を求める流れがあったのかもしれぬ。
それだけ女性サイドにも余裕があったのでは・・・。
(マキタスポーツ氏のコメント)-----------------------------
POPSっていうのは、もう、すべからく、もう、パクリの歴史なんだよ。
だって、みんなが大好きなものとかの共有財産をどのようかにしてカスタマイズして、その時代の大衆に当てていくってっていうことの作業をずっとやっているのが商業音楽としてのPOPSであって・・・。
まぁ、(19)85年以降だと思いますけど、だんだんヒップホップとか、ああいうアートフォームが出てくるじゃないですか。
そしたら結局、あの人達っていうのは、元ネタをどのようにかにして批評して編集していくっていうこととかが、当たりまえになっていく。
だから、サンプリングとかが当たりまえになって以降のアーティスト、あるいはフリッ●ーズ・●ターとか、まぁ、小●田●吾さんとか、あの辺の人達になると、確信犯的に「元ネタはこれですよ」ってこととかも言っていく、ことになるんですね。
要するに、「こういうマジックですけど、これ東急ハンズで1,000円ね」って言ってくマ●ー審司的な手の内を明かすっていうことが、1個あったんですよ。
で、それ以前の(きわの?)アーティストだったんですよ、彼(佐野元春)は。
だから充分編集マンとしていろんな要素とかをとり入れながら、自分のサウンドっていうのをつくってたし、アーティスト像とかもコントロールしてつくってた。
つくってたんですけど、やっぱ基本的に言わないんですよ。
だからのちのち、元ネタとかが当たりまえに検索できる時代になったときに、「佐野元春の元ネタは、(ブルース・スプリングスティーンの)『ハングリー・ハート』だ!」とか、鬼の首とったように言うけど(笑)、いゃ、佐野元春さん以前からもいろんなアーティストとかも、そんなこと当たりまえに・・・。
「筒美京平さん見てみろ」ってな、話じゃないですか・・・。
これは、ネガティブな要素も含むかもしらないけど、パクリであることをふまえた上で、これだけちゃんとしたものとかを、普遍性のあるものをつくり上げた、この曲がやっぱ素晴らしいんじゃないかと。
(コメントおわり)-----------------------------
あまりにも芯喰ったコメントなので、ながながと引用してしまいました。
筆者が思っていることを語り尽くしてくれている(笑)
あっ、それと、これ東京五輪のはるか前、おそらく2017年頃のオン・エアーですから念のため。
■ ハートビート - 佐野元春(小さなカサノバとナイチンゲールのバラッド) / 1981年2月25日On Sale(Heart Beat)/LIVE1983
パクリにせよなんにせよ、ここまでのオリジナリティや普遍性に昇華できる才能。
これが「アーティスト」なんだと思う。
→ 『たまらなく、アーベイン』 ~1980年代前半の音楽の空気感~
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1984年以降、洋楽も邦楽も大きく変容したけど、日本の景気は絶好調でまだまだ弾んだ曲調が多かった。そして一億総中流のもとでの不倫ブーム?
■ 恋におちて -Fall in love- 小林明子(Covered)/1985年8月31日On Sale
「土曜の夜と日曜の 貴方がいつも欲しいから」
流麗なメロと歌詞のギャップがエグすぎる。
■ My Revolution - 渡辺美里/1986年1月22日On Sale
意表をつく転調。初期の小室サウンド。
ここから1990年代後半まで小室サウンドがJ-POPシーンを席捲する。
■ 世界でいちばん熱い夏 - プリンセス・プリンセス/1987年7月16日On Sale
圧倒的な躍動感。音楽の醍醐味はアンサンブルにあることを教えてくれる。
いまに至るまでプリプリを超えるガールズバンドはおそらく出ていない。
↓ CMとのコラボもハイレベルだった。
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音楽は「炭鉱のカナリア」ともいわれます。
これから向かう時代の空気感を、いちはやく曲調であらわすというのです。
確かに、思い当たるフシはあります。
■ 空から降りてくる LONELINESS - 杉山清貴/1989年5月17日On Sale(here & there)
「祭りのおわり感」がハンパじゃない、杉山清貴の名曲。
■ 瞳がほほえむから - 今井美樹/1989年11月8日On Sale
バブル崩壊直前のリリース&ヒット。
景況が悪化し、世相がすさむにつれてこういうやさしい曲想のヒット曲は少なくなっていく・・・。
■ ANNIVERSARY〜無限にCALLING YOU〜 - 松任谷由実
1989.06.28 Release 23th Single 「ANNIVERSARY〜無限にCALLING YOU〜」
バブル最盛期に、どうしてこういう内省的な歌がつくれたんだろう。
■ 最後のニュース - 井上陽水/1989年12月21日On Sale
1989年12月21日、バブル崩壊直前のリリース。
筑紫哲也さんも陽水にも、これから来る時代の先が見えていたのかもしれず・・・。
→ バブル崩壊直後(1991年)のテープリスト
バブル崩壊直後(1991年)、筆者が聴いていた曲です。(すべて洋楽ですが・・・)
メロディアスなレディ・ソウルやスムースジャズ、そしてAOR系の残党がメインでした。
邦楽では今井美樹や小室サウンドをよく聴いていた。
■ No Wasted Moments - Bill Champlin(1990年)
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バブル崩壊後の1990~1995年頃にかけてはメロディの綺麗なヒット曲が多く生まれた。
■ 揺れる想い - ZARD/ 1993年5月19日On Sale
一世を風靡した坂井泉水さんの透明で切ない歌声は唯一無二。
上位互換に成功したカバーはひとつたりとも聴いたことがない。
■ 渡良瀬橋 - 森高千里/1993年1月25日On Sale
いま聴いてもフックだらけの素晴らしいメロディ。
この曲は森高千里本人しか歌いこなせないと思う。
■ ただ泣きたくなるの - 国分友里恵/1995年On Sale
1994年中山美穂のヒット曲のオリジナルテイク。
☆シブヤ系
■ 東京は夜の七時 - PIZZICATO FIVE /1993年12月1日On Sale
洋楽の影響を隠さなかった最後のムーブメントでは?
個人的には思わせぶりなあざとさが鼻についてあまり好きなシーンではなかったけど、この曲はよくできている。
当時の都心のオサレ感が表現されたクールなアイテム。
1996年頃まで、バブルの再来はなかったものの景況の落ち込みはそこまで深刻ではなく、曲調もそのような世相を反映していた。
■ ら・ら・ら - 大黒摩季/1995年2月20日On Sale
曲調も歌詞にも余裕が感じられる。
■ Don't wanna cry - 安室奈美恵/ 1996年3月13日On Sale
ビートとメロのバランスがいい時代でもあった。
■ アジアの純真 - PUFFY/1996年5月13日On Sale
井上陽水&奥田民生という才能が仕掛けたテクニカル・チューン。
抜群のインパクトで売れるべくして売れた。
■ LOVE BRACE - 華原朋美/1996年7月22日On Sale
キワどいくらいにフェミニンなイメージを打ち出していたこの頃の華原朋美。
いま聴き返してみるとエンディング感がハンパない。
そして、↓ が1997年1月1日On Sale。
■ YOU ARE THE ONE - TK presents こねっと
こういうコラボは2000年代に入って影をひそめたと思う。
この曲もまた終末感を帯びている。
1990年代初頭にバブルは崩壊したけど、1996年頃まではなんとか景気は維持していて、世間の空気もさほど悪くはなかった。
(ただしロスジェネ世代は、バブル崩壊後の1991年前後ごろからの約10年間に就職活動を行っていた世代とされる。)
一般に、日本が本格的な凋落を始めるのは1997年あたりとされているので、この曲たちはそのぎりぎりのところで世に出されている。
小室氏はこれから向かう日本の行き先を感じとっていたのでは?
■ HOWEVER - GLAY/1997年8月6日On Sale
映像も含めて、あとから振り返ってみると暗示的な歌だった。
■ Over and Over - Every Little Thing/1999年1月27日On Sale
世紀末にものされた、凜とした透明感あふれる名曲。
すでに歌詞に「しがない世の中」という言葉が入ってきている。
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2000年代に入ると日本経済の変調はいよいよ顕在化し、曲調にも影を落とすようになる。
■ SEASONS - 浜崎あゆみ/2000年6月7日On Sale
のちの「セツナ系」のはしりともいえる曲調。
■ 流星群 - 鬼束ちひろ/2002年2月6日On Sale
鬼束ちひろのキャラは不確実な時代の象徴だった。
■ Endless Story - Yuna Ito/2005年9月7日On Sale
節々にただよう諸行無常感。
■ 三日月 - 絢香/2006年9月27日On Sale
”太陽”や”サンシャイン”ではなく、”月”がモチーフとなっている。
「つながっている」「強くなる」といった2000年代以降のパワーワードが入ってきている。
↓ こういうポジティブなのもあったけどね。
■ 何度でも - DREAMS COME TRUE/2005年2月16日On Sale
■ 天体観測 - BUMP OF CHICKEN/2001年3月14日On Sale
タテノリ、ストロークギター、2~3キーのわかりやすいサビ。
コピーバンド&楽曲多数。
バンドサウンドに限っていえば、いまだに「天体観測」の呪縛から解放されていないと思う。
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そして「セツナ系」の時代。
「セツナ系」の全盛期は2007~2011年の5年間くらいだったと思う。
■ もっと... - 西野カナ/2009年10月21日On Sale
こういう曲は、1980~1990年代にはたぶん生み出せなかった。
歌詞がよりいっそうパーソナルなものになっていく。
■ 童子-T - 願い feat.YU-A/2009年12月16日On Sale
RAPとハイトーン女性ボーカルのコラボが目立った「セツナ系」。
曲の粒も揃っていた。
■ Because - LGYankees Feat.中村舞子/2008年9月17日On Sale
切なさを帯びた中村舞子の歌声は「セツナ系」にジャストフィットしていた。
■ 23:45 - Juliet/ 2010年8月25日On Sale
ギャル系3人組ユニットJulietは2009~2010年にかけて多くのスマッシュヒットを放ち、その多くはナイスメロを備えた「セツナ系」だった。
これはこの時代の空気感が伝わる名曲。
「レコチョク」メインのブレイクが、すでにこの頃にはあたりまえになっていた。
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ふつう「セツナ系」には数えられないけど、エモーショナルな名曲がつぎつぎと生まれたのもこの時期。
メロディのうつくしさやエモ感からみると、1980年代を凌いでいると思う。
■ サクラ色 - アンジェラ・アキ/2007年3月7日On Sale
屈指の実力をもつシンガソングライター。本格復活希望。
■ Flavor Of Life - 宇多田ヒカル/2007年2月28日On Sale
イントロなしのサビ入り。
よほどの歌うまじゃないと速攻で崩壊する超難曲。
■ ORION - 中島美嘉/2008年11月12日On Sale
こういう難曲が「黄金の世代」を育てたと思う。
■ あなただけが - 倖田來未/2010年9月22日On Sale
プロであれば「歌が巧い」のはあたりまえだった。
■ Butterfly - 木村カエラ/2009年6月1日On Sale
こういうテクニカルな曲がヒットしたりしていて、まだペンタ全盛にはなっていない。
■ キミトセカイ - 初音ミク 佳仙 (歌ってみた)/2011年5月配信
ボカロ系の好メロ曲。
歌い手の佳仙さんは透明感の高い繊細なエンジェル系ハイトーンが特徴ながらさりげに艶と力感も備え、このハイトーンつづきの難曲を余裕を残して歌い切っている。
☆クリエイター集団の名曲
2005年頃からは、ボカロやアニソンと密接な関係をもつ、いわゆる「クリエイター集団」といわれるユニットが完成度の高い名曲をものしていた。
リードをとっていたのは主にハイトーン系女性ボーカルで、そのレベルはすこぶる高く、「歌い手」による名カバーも多かった。
■ 君の知らない物語 - supercell/2009年8月12日On Sale Covered byくゆり
supercellは、コンポーザーのryoを中心にイラストレーターやデザイナー参画するクリエイター集団。
リードボーカルがいないため、ボカロ・初音ミクや適宜女性ボーカルが抜擢された。
これはニコ動上歌い手として活動していたガゼル/nagiをゲスト・ボーカルに迎えて制作された名曲。
透明感にあふれるnagiのボーカルは多くのフォロワーを生んだ。
■ こなたよりかなたまで(OP Imaginary Affair) - KOTOKO(I've(アイブ、アイヴ))/2005年9月30日On Sale(COLLECTIVE)
I've(アイヴ)は札幌市本拠のクリエイター集団で、とくにゲームやアニメに多くの名曲を提供している。
KOTOKO、詩月カオリ、川田まみなどすぐれた女性ボーカルを多くかかえ、その楽曲のレベルの高さには定評があった。
■ ずっと前から好きでした Destiny feat.花たん - HoneyWorks/2014年1月29日On Sale
HoneyWorks
HoneyWorks(ハニーワークス、通称ハニワ)は『告白実行委員会〜恋愛シリーズ〜』で知られるクリエイター集団。
そのメロディアスでフェミニンなサウンドには定評があり、「ハニワ曲」とも呼ばれて愛される。
2011年くらいからJ-POPのメインシーンは「坂道シリーズ」やジャニタレの寡占状態に陥り、マニアックなボカロやアニソン系とは明確にマーケットが分化した。
マイナージャンルでは曲やテイクのできがよくても、なかなかメジャーヒットにつながらないという構図は2015年くらいから顕著となり現在までつづく。
だからいい曲がつくれなくなっているワケではなく、従来からの音楽好きよりも、じつはゲームやアニソンマニアの方が良質な音楽に触れているのではないかと思っている。
彼らは、作品のクオリティに対しての再生数が伸びないことを「過剰埋没」というが、「過剰埋没」している名テイクがじつはたくさんある。
(シーンが細分化しているゲームやアニソンの世界から、名曲を掘り起こしてくる作業はかなり手間がかかる。)
1980~1990年代だったら、こういう実力のあるクリエイターたちはメジャー歌手の裏方にまわり名曲を創り出すパターンが多かったが、いまはシーンが細分化されすぎてなかなかメジャーヒットに結びつけられない。
これも時代のかかえるジレンマでは。
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リーマンショック、そして東日本大震災。
出口の見えない閉塞感。
■ 遠くても - 西野カナfeat.WISE/2009年3月18日On Sale
リーマンショック後、東日本大震災前の2009年3月18日リリースのセツナ系。
■ SUPER MOON - 藤田麻衣子
東日本大震災がもたらしたものは、やっぱり重すぎる。
震災後の2011年3月20日に現れたスーパームーンを歌った曲。
ここでも「つながる」がキーワードになっている。
■ 夜空。- miwa feat. ハジ→/2015年8月19日On Sale
2008年頃の”セツナ系”よりセツナさを増している。
そしてどうしようもない閉塞感。
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1990年代以降のJ-POPはコード進行のパターン化(とくに王道進行の寡占化)が進み、メジャー・セブンスはおろか、マイナーセブンフラットファイブやナインス(テンションや分数コード)の使いこなしも減って、アーバンな曲じたいも次第に少なくなっていく。
多くの日本人は、根っこにヨナ抜き音階(ペンタトニック)やダウンビートが入っているので、コンスタントに洋楽を意識する局面がないと、どうしてもセブンス(四和音)やアップビートから遠ざかっていく。
最近では洋楽も急速にペンタ化やダウンビート化(というか4つ打ち化)が進みつつあるし、70~80年代に洋楽の影響を受けた多才なアーティストたちも第一線を退きつつある。
2015年以降、日本でペンタ化・4つ打ち化(あるいはほぼフォークソング化)が進んだこと、そして海外からのシティ・ポップの再評価が進んだ背景には、こんな要素もあると思う。
また、2000年以降はテクノロジーの発展もあって楽曲の多様化が進み、「なんでもありの時代」(一部のボカロやアニソンなどで音楽的にすこぶる高度な楽曲がつくられる時代)になったが、聴き手がこれについてこれなくなり、とくに2015年以降はメジャーシーンで平易なペンタ化が進んだというのが持論。
→ これらの曲聴くと、2000年以降のJ-POPがいかに多様化したかがわかる。
でも、聴き手は細分化され、シーンは分断してメジャーヒットした曲は多くない。
■ ハロ/ハワユ - リツカ(歌ってみた)
2010年10月11日歌ってみた投稿。
私的な内面(日々の悩み)に向かう曲が増えてきている。
時代はこの頃よりさらに苛烈になっていると思うが・・・。
■ 空奏列車 - めありー(歌ってみた)
2015年2月Web公開とみられるボカロ曲。
不確実、不安定、先の見えない世界。
■ 徒夢 feat. 初音ミク- 花たん(歌ってみた)/2011年3月30日原曲配信
救いようのない無力感。
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思い返してみると、
~1970年代前半
ペンタの時代
1970年代前半~中盤
ペンタとセブンスの拮抗時代
1970年代中盤~1980年代中盤
セブンス優位の時代
1980年代中盤~2014年
J-POP 進行(小室進行含む)の時代
(2003年くらい~ ボカロやゲーム曲(一部アニソン)などの高度でマニアックな音世界、メジャー化例は少ない)
2015年~
ペンタ回帰の時代
そして・・・
2020年~
ペンタからの脱却の時代??(シティポップ人気、コード進行ブームやヒゲダン・ワンオクの人気)
2021~2022年
ペンタからの脱却の試行錯誤にもがいた年?
↑ こんなイメージがある。
空前のヒット曲不作といわれた2021~2022年。でも、いよいよ風向きが変わりつつあると感じる動きも・・・。
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2007年頃~、”セツナ系”の隆盛と歩調を合わせるように、聴き手が前向きになれるような曲は少しづつ出てきていた。
■ Again - アンジェラ・アキ (2007年)
梶浦由記さんと歌姫たちが生み出すテイクは、壮大で高揚感にあふれていた。
それは1980年代のシティ・ポップとはあきらかに異なる質感をもっていた。
■ Everlasting Song - FictionJunction (2009年7月12日のLIVE)
■ 未来 - Kalafina (2013年)
メロディ。ハーモニー、アンサンブルの質を揃えた名ユニット。
2019年3月の解散はほんとうに痛い。
→ 梶浦サウンド総ざらい!(&「炎」-homura)
→ 伝説のユニットkalafina
→ FictionJunctionの秘密?
■ I Will Be There With You - 杏里/Anri(JAL 企業PV/2011年)
1980年代の杏里にはなかった旋律。
■ ここにあること - 桜ほたる(歌ってみた)
2011年秋、震災後のWeb公開とみられるボカロ曲。
思いっきりはじけた感じがする名曲。
■ 夢の途中 - KOKIA/2013年3月20日On Sale
海外での評価が高い、日本を代表する歌姫。
■ ヒカリヘ - miwa/ 2012年8月15日On Sale
どちらかというと、いまの時代にアジャストしている曲のような気がする。
時代を先取りしすぎたか?
■ Hero - 安室奈美恵/2016年7月27日On Sale
J-POPの質感が変わったか? と感じた曲。
この名曲でもオリコン最高位6位。五輪のテーマソングとしてはよく流されたが、時代の空気にはそぐわなかった?
■ 栞 - 天野月 feat.YURiCa/花たん/2016年11月23日On Sale
閉塞した世界から花開いていく感じの曲。これも早すぎたか。
■ YOASOBI「群青」 from 初有観客ライブ『NICE TO MEET YOU』2021.12.04@日本武道館/2020年9月1日On Sale
一聴”応援ソング”っぽいけど、歌詞を聴き込むと、巷にあふれる”自助的応援ソング(がんばろうソング)”とは明らかに一線を画していることがわかる。
Just The Two of Us進行をこんなふうに使うとは・・・。
1980年代のお洒落感とはちがう解釈ではまってる。
「本当に変わっていくかも」と感じた1曲。
■ 【公式ライブ映像】Poppin'Party「キズナミュージック♪」
アニソン系でもはじけるブライト感をもつ曲が増えてきた。
■ One Reason - milet/2021年9月10日On Sale
これまでのJ-POPとは明らかにスケール感がちがう。
■ キャラクター - 緑黄色社会/2022年1月26日On Sale
ひさびさに聴いたヨコノリ含みのグルーヴ曲。
■ おもかげ - milet×Aimer×幾田りら (produced by Vaundy)
2021年12月17日リリース。
あたらしいJ-POPを象徴する3人のコーラス。これは来たと思った(笑)
Vaundyのような才能が出てきて正当に評価されるのも時代の流れの必然では?
■ 星月夜 - 由薫/2023年2月8日On Sale
内省的な曲想だけど、スケール感を帯びてどこか希望を感じさせる。
■ サクラキミワタシ - tuki.
わずか15歳。
サウンドだけで勝負できるかもしれないあたらしい才能。
歌は株価と同じで、時代を先に織り込むともいいます。
おそらく日本社会はこれからさらに苛烈な方向に向かうと思うが、こういう曲たちを聴くと、ひょっとしてそうはならない芽もでてきているのかもしれません。
■ 女神系歌姫の歌ってみた15曲
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2024/12/18 UP
■ Newjeans《 How sweet 》2024 FNS music festival day 1FNS歌謡祭 | #newjeans #ニュージーンズ #fns歌謡祭
ダンスの巧さや、R&Bとの親和性からみて、J-POPはこの路線ではK-POPを凌駕できないと思っていた。
でも、いろいろゴタついているみたいだし、今後どうなるのかな?
■ ME:I (ミーアイ) ⊹ 'Tomorrow' Performance Video
J-POPで対抗できるとしたら↑のユニットかも。
ダンス巧いし、なによりメンバーひとりひとりの歌声に個性がある。
透明感あるハイトーン女子揃いなのはかなりの強みかと。
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ダンス系のガチ勝負ではきびしいかもしれないけど、↓の路線でいったらJ-POPはワールドワイドでも敵なしでは?
■ tuki.『サクラキミワタシ』Official Music Video
メジャーシーンに躍り出た逸材。
やっぱりハイトーン系か・・・。
■ 静息 / ver.Es
この複雑なストーリー感を、わずか4分台の楽曲で描き出すとは・・・。
こういう音世界は、おそらくぜったいに昭和の時代ではつくりだせなかった。
そして、織りなす歌声はやっぱりハイトーン。
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リアルシーンだけでなく、最近はSuno AI曲でもかなりのナイステイクがみつかる。
■ 「出逢いの奇跡」(bright side mix)、作詞:chat GPT、作曲演奏歌唱:Suno AI
■ 私にはできない/ Eiーvy【MV】
Suno AI曲でもハイトーン女子系がメインか?
本当に、この路線(フェミニン&ヒーリングなハイトーン系)では日本がダントツトップでは?
個人的には、これからの世界の音楽シーンは、再びヒーリングを求めに来ると思っているので、日本は大きなアドバンテージを握っているかと・・・。
正直いって、TVの音楽番組で●芸会レベル垂れ流してる場合じゃないと思う。
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実力派のハイトーン女子を発見するのは、ボカロ系やクリエイター集団系のハイトーン曲の「歌ってみた」がおそらくベストステージ。
たとえば、
■ 心做し - 花たん 【歌ってみた 】
■ glow - MARiA(メイリア) 【歌ってみた 】
■ 君の知らない物語 - SorAZ(そらあず) 【歌ってみた】
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最近のボカロPでいうと、やっぱり傘村トータ氏かな?
ということで、歌唱力をえげつなく問われる傘村トータ氏の名曲「あなたの夜が明けるまで」の「歌ってみた」をとりあえず12人ピックアップしてみました。
TVの音楽番組ではけっして視えないJ-POPの本当の実力がみえてくる。
■ あなたの夜が明けるまで【原曲】
リズムやビートでごまかせないので、声質や声色、歌い回し、そしてブレスを活かした表現力までがシビアに問われる。
オーラス前の「あなたを忘れないよ」のこなしが超絶難易度かつ聴きどころ。
■ 薄荷あをい
■ あやん
■ 花譜
■ 蒼星すい
■ くろくも
■ 青空 陽 / himari.
■ CIEL
■ こはならむ
■ WHITEBOX
■ usamin
■ Lucia
■ me
■ CHOCO CAT?
■ Cereus
■ 春吹そらの
↑ 全員J-POPユニットでメインVo.とれるレベルかも・・・。
■ 1980年代洋楽のメロディ20曲!
■ Starship - We Built This City
■ The Go-Go's - Head Over Heels
■ Tracey Ullman - They Don't Know
■ REO Speedwagon - Keep on Loving You
■ HOT GOSSIP - Break Me Into Little Pieces (Extended Mix)
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2024/10/12 UP
先ほど、放送してたテレ朝の「音楽のプロが選んだ最強サビ名曲 BEST100」。
邦楽にも名メロはたくさんあるけど、好メロといったらやっぱり1980年代の洋楽。
全曲サビ的なメロ曲がゴロゴロ。
とりあえず、これまで書いた記事から引っ張ってきました。
01.Hall & Oates - Wait For Me (LIVE)
〔 From 『X-Static』(1979)〕
リリースは1979年だけど1980年代にもよく聴かれていた名曲。
1980年代前半のHall & Oatesは、いまではとても信じられないほど日本での人気が高かった。
02.Paul Young - Everytime You Go Away
〔 From 『The Secret Of Association』(1985)〕
■ 1985年のヒット曲で、日本でもよくかかっていた。
洋楽のメインストリームがAORからPOPに移行していくさなかの時代の雰囲気をよく伝えている。
03.Bryan Adams - Heaven
〔 From 『Reckless』(1984)〕
おそらく彼の最高傑作と思われる『Reckless』収録のロッカバラード。
メロにしろアンサンブルにしろ、まったく捨て音がない完成度。
04.Elton John - Nikita
〔 From 『Ice On Fire』(1985)〕
英国では国民的な英雄。1997年9月に発表した故ダイアナ元皇太子妃への追悼歌「Candle In The Wind」でつとに有名。
天才的なメロディーメイカーぶりがこの曲でもいかんなく発揮されている。
05.Van Halen - Jump
〔 From 『1984』(1984)〕
メガヒットの多くも好メロ曲だった。
Van Halen歴史的名盤『1984』からのヒット曲。
あまり指摘されないけど、ベースにプログレ・ハード入ってると思う。
06.OMD - Joan Of Arc
〔 From 『Architecture & Morality』(1981)〕
オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダーク(Orchestral Manoeuvres in the Dark)という長~い名前の英国のバンド。
直訳すると「暗闇で演奏するオーケストラ団」で、ますます訳わからず(^^)。ヒット曲「エノラ・ゲイの悲劇」で知られる。
この曲が収録された1981年発表の3rdALBUM『Architecture&Morality』は、メロディのかたまりのような類いまれな名盤。
1980年代前半は、英国でも好メロ曲があふれていた。↓
■ 第2次British Invasion ~ 英国のElectro Pop/New Wave系15曲 ~
07.Think Out Loud - After All This Time
〔 From 『Think Out Loud』(1988)〕
Little River BandのPeter BeckettとAORマニアは避けて通れない名盤『Knock The Walls Down』(1979)で知られるSteve Kipnerがカリフォルニアで結成したデュオユニット。
1988年といえばAORの全盛期はとうに過ぎているが、Steve Lukather(g) 、Michael Landau(g) 、Randy Goodrum(key)、Paulinho Da Costa(per)などを迎えてメロディアスなAORサウンドを展開している。
作曲はPeter Beckett、Co.Producer/EngineerはHumberto Gatica。
生まれるべくして生まれた名曲。
08.Whitney Houston - Where You Are
〔 From 『Whitney』(1987)〕
Whitneyの最高傑作とも評されるLP『Whitney』収録の名バラード。
才人Kashifのプロデュース。
KashifのセルフALBUMはもっとごつごつとしたサウンドだが、これはWhitneyのハイトーンを活かした透明感あふれる仕上がり。
こうして聴き返してみると、Whitneyがいかに綺麗な声質を持っていたか、あらためて実感する。
Marcus Miller(b)、Paul Leim(ds)のリズムセクションも抜群の安定感。
09.James Ingram & Patti Austin - How Do You Keep The Music Playing
〔 From 『It's Your Night』(1983)〕
クインシー・ジョーンズ(Quincy Delight Jones II)の秘蔵っ子、James IngramとPatti Austinが1983年に放ったヒット・ソング。
Arranged:Quincy Jones
b:Nathan East、Ds:Leon Ndugu Chancler、G:George Doering, Paul Jackson Jr.、Piano:David Foster、Syn:David Paich
すこぶるメロディアスな曲調を名うてのミュージシャンが完璧にサポート。とくにDavid Fosterの関与が大きいと思う。
10.Boys Town Gang - Can't Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)
〔 From 『Disc Charge』(1981)〕
1967年のFrankie Valliの楽曲のカバーだが、Hi-NRG(ハイエナジー)として見事にオルジナル化されている。
「君の瞳に恋してる」の邦題がはまりまくってた。
リリースは1981年だが、DISCOで次第にヘビロテされるようになり、日本でのブレークは1982年末から1983年にかけて。
Hi-NRGもこの頃がピークで、次第にユーロビートへと移行していく。
【 洋楽1983年ピーク説 】を裏づける神曲だと思う。
11.Christopher Cross - Sailing
〔 From 『Christopher Cross』(1979)〕
これまで何回も上げてるけど、やっぱり外せない神曲。
オリジナル感あふれるハイトーンがオンコード含みのメジャー・セブンスに乗って、ハンパじゃない透明感。
Victor FeldmanのPercussionも絶妙に効き、Michael Omartianのアレンジも冴え渡っている。
しかし、こういう曲が日本国内でも大ヒットしていたとは、いまから考えると信じられぬ。
12.Journey - Don't Stop Believin' (Live 1981: Escape Tour - 2022 HD Remaster)
〔 From 『Escape』(1981)〕
Journeyもピークは1980年代前半だと思う。
あまりに売れたため「産業ロック」とも揶揄されたこの系統のフォーマットは、しかし煌びやかなメロディで彩られていた。
それにしても凄いSteve Perryのヴォーカル。
Steve PerryなくしてJourneyなし!
13.Chicago - You're The Inspiration
〔 From 『Chicago 17』(1984)〕
1982年に「Hard To Say I'm Sorry/素直になれなくて」のヒットを放ったバラード系の次作。
プロデューサーは全盛期のDavid Foster。
Peter CeteraとDavid Fosterの共作でPeter Ceteraのハイトーンも絶好調の好テイク。
14.David Foster & Olivia Newton-John - Best Of Me
〔 From 『The Best Of Me』(1983)〕
AORの大御所David FosterとベテランOlivia Newton-Johnの気合い入ったデュエット。
これはAORを代表する名デュエットだと思う。
Olivia Newton-Johnは本来MORの人だけど、こういうAOR的なこなしができるのは、やっぱり実力あってのこと。
アレンジャーとして入ったJeremy Lubbockのフェンダー・ローズが効きまくってる。
15.Giorgio Moroder & Philip Oakey - Together In Electric Dreams
〔 From 『Giorgio Moroder & Philip Oakey』(1985)〕
■ '70年代~'80年代初頭にかけての欧州のディスコ・シーンの中核をなした「ミュンヘン・サウンド」。代表格にSilver Convention、Donna Summer、Boney M.、Baccaraなどがいた。(→こういうの)
4つ打ちベースでベタなメロディが特徴で、日本でもけっこう人気があった。(ある意味ABBAもそうですね。)
個人的には「ミュンヘン・サウンド」がメジャーコード方向に洗練されて、グルーヴと流麗なストリングス(ないしはシンセ)が入ってきたのがHi-NRG(ハイエナジー)だと思っている。
これは、「ミュンヘン・サウンド」の代表的なプロデューサーGiorgio Moroderが1985年にリリースしたヒット曲。
1985年といえばHi-NRGの代表曲は概ね出揃っているが、やはりHi-NRGとは微妙に質感が異なる。
「Let's Get Started」/Voyage なんかも同じようなポジションだと思う。
16.Marc Jordan - It's Only Love
〔 From 『A Hole In The Wall』(1983)〕
Marc Jordanは、1st ALBUM『Mannequin』や2nd『Blue Desert 』をベストに推す人が多いが、じつはこの3rd『A Hole In The Wall』も甲乙つけがたい名盤。(このALBUM、米国未発売かも?)
とくに、この「It's Only Love」と「She Used To Be My World」は屈指の仕上がりの名バラード。
17.ABC - All Of My Heart
〔 From 『The Lexicon Of Love』(1981)〕
1980年代初頭に英国で流行したフォーマット、funka latina(ファンカラティーナ)の一派。
funka latinaには好メロ曲が多かった。
Roxy MusicのBryan Ferryを意識していると思われるMartin Fryのヴォーカルだが、いまいち及んでいないのがなかなか香ばしい(笑)
そういえば、この時点ではRoxy Music解散前だったな。
■ Roxy Music - More Than This(1982)
1982年、「More Than This」という意味シンなタイトルのヒット曲を残して、全盛期のRoxy Musicは解散した。
18.Cyndi Lauper - All Through The Night
〔 From 『She's So Unusual』(1983)〕
やんちゃなイメージの強い人だが、じつはバラードも絶品。
きらきらと輝くメロディは、1983年の洋楽の空気感を象徴するもの。
19.George Benson & Vicki Randle - Late At Night
〔 From 『In Your Eyes』(1983)〕
ふつうguitaristの範疇で語られる人だが'80年代初頭から中期にかけてAOR的な名盤を多く残した。
これは1983年発表のALBUM『In Youe Eyes』収録で、「真夜中のふたり」という邦題がつけられていた雰囲気あふれるバラード。
このALBUMは、Paul Jackson, Jr., David Spinozza(g)、Richard Tee, David Paich, Robbie Buchanan, Steve Porcaro, Greg Phillinganes(key)、Marcus Miller, Will Lee, Anthony Jackson, Nathan East(b)、Steve Gadd, Jeff Porcaro, Carlos Vega, Steve Ferrone(ds)、David Sanborn, Randy Brecker, Jerry Hey(horns) etc.とバックミュージシャンの豪華さがただごとじゃなく、安定したパフォーマンスと楽曲のよさが堪能できる名盤。
20.Prince And The Revolution - Purple Rain
〔 From 『Purple Rain』(1984)〕
いま改めて聴きなおすと、Princeが希代のメロディメーカーだったことがわかる。
『Purple Rain』は『1999』(1982年)とともにPrinceが生んだ歴史的名盤。
■ 玉石混淆の?歌謡祭
飛ばし&早送り大半ながら、すべて視切った自分を褒めてあげたい(笑)
そんななかで、録画を二度視した実力派アーティストたちがいた。
■ 幾田りら
@agechaan #ハミング #幾田りら #fns歌謡祭 ♬ オリジナル楽曲 - age_chaan
幾田りらの共鳴の効いたフェミニンな声色とリズム感はやっぱりただごとじゃない。逸材。
それと、バックのキーボード女子!
■ C&K
声がいいし、独特のスケール感をまとっている。
○ 富金原佑菜×三阪咲「Y (C&K)」2018/09/17 あべのAステージ
↑ 公共の電波使ってカバーするなら、このくらいの仕上がり(オリジナリティ)がほしい。
■ 羊文学
おそらくテレビでは初見か?
TV画面越しでもオーラを放っていた。
■ タイトル未定 - 鼓動
こちらは主役というより、曲のできとバックバンドのパフォーマンス。
曲は札幌のI'VEじゃないかと思ったが、札幌の音楽ユニットTRIPLANEのメンバー・江畑兵衛氏作だった。
札幌には名コンポーザーが多い。
バックは武部聡志氏のバンドの模様。
どーりでキレッキレのはずだわ・・・。
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■ Imaginary Affair - KOTOKO(「こなたよりかなたまで」OP)
高瀬一矢氏(I've)作曲の名曲。
■ For our days - 川田まみ(I've)
↑ こういうレベルのアーティストが、もっと出てもいいと思う。
■【公式ライブ映像】Poppin'Party「キズナミュージック♪」
↑ 似たようなコンセプトのユニット何組も出すより、たとえばバンドリ!あたりから呼んできた方がよっぽど「歌謡祭」では?
トレンドの声優達だし、ガールズ・バンド、世界的にも貴重なんだから。
■ ヨルシカ - だから僕は音楽を辞めた
羊文学出たんだから、ヨルシカもって、さすがにムリな相談か・・・。
■ ヨルシカ / だから僕は音楽を辞めた(Covered by コバソロ & こぴ)
だったら、コバソロ & こぴさんでもいいじゃん。↑
「歌謡祭」にふさわしい才能、いくらもいるのに、どーしてどの歌番もキンタロー飴になる?
■ 追悼 中山美穂さん
中山美穂さんの作品を積極的に聴きに行ったという記憶はあまりないけど、いまひとしきり聴いてみると楽曲もテイクもあまりに粒ぞろい。
しなやかなグルーヴ感と雰囲気出しの巧さは、シティ・ポップ~アダルト・コンテンポラリーの代表アーティストして位置づけられてもいいほどのレベル。
中山美穂さんの曲の上位互換カバーをほとんど聴いたことがないのは、それだけ余人をもって替えがたいオリジナルな歌唱力を備えていたからだと思う。
You-Tubeの動画にはどれも複数の追悼コメントが付いている。
1曲1曲それぞれに、しっかりとファンがついているのだと思う。
まだまだ存分に活躍されて、これからのJ-POP界に刺激を与えつづけてほしい存在だった。
心からご冥福をお祈りいたします。
■ You're My Only Shinin' Star (1988.02 Release/12th Single)
作詞・作曲・編曲:角松敏生
シティ・ポップシンガーとして、その名を高めた角松敏生氏作の名曲。
シンコペ& ”キメ” がらみのグルーヴ曲をここまで歌いこなせるとは、よほどリズム感がいいのだと思う。
■ ラストシーンに愛をこめて (1986.08 Release)
作詞:岡田冨美子/作曲:鈴木キサブロー
やさしくたおやかなフェミニン・ヴォイスで美しいメロディを歌い上げた名曲。
声質がよく余韻が残るから「音の隙間」が活きる。
■ 花瓶 (1988.02 Release/6thALBUM『CATCH THE NITE』収録)
作詞・作曲・編曲:角松敏生
角松敏生氏ならではの難曲を、ここまで歌いこなすとは・・・。
■ Diamond Lights (1988.12 Release/8thALBUM『angel hearts』収録)
作詞:戸沢暢美/作曲:鳴海寛/編曲:瀬尾一三
1980年代ならではのカッティングギターが効いた弾む曲調。
抜群のリズム感がここでもいかんなく発揮されている。
■ Try Or Cry (1988.12 Release/8thALBUM『angel hearts』収録)
作詞:康珍化/作曲:CINDY/編曲:小島良喜
ブリッジやカウンターメロのサックスをメローに響かせられる振る舞いは、声質に魅力があることの証。
■ Midnight Taxi (1990.01 Release/17th Single)
作詞・作曲:飛鳥涼/編曲:十川知司
飛鳥涼氏の作品。ビブラートを強調する人じゃないけど、絶妙なゆらぎ感が心地よい。
■ 愛してるっていわない! (1990.10 Release/20th Single)
作詞:安藤芳彦/作曲:羽場仁志/編曲:樫原伸彦
フジテレビ系ドラマ『すてきな片想い』の主題歌。
16ビートシンコペ、シャッフルビート、4つ打ちとめまぐるしく変化するリズム。
余裕をもっての歌いこなしは、やはり優れたリズム感によるもの。
■ Mellow (1992.04 Release/24th Single)
作詞:一咲/作曲・編曲:井上ヨシマサ
R&B系のマナーもしっかり。
こういう曲をもっていると、LIVEは抜群に面白くなる。
■ あなたになら… (1993.07 Release/27th Single)
作詞:中山美穂/作曲・編曲:久石譲
才人、久石譲氏の作品。
今井美樹を思わせるほどのたおやかなフェミニン・ヴォイス。
↑ の「Mellow」と続けて聴くと、歌の引き出しの多さがよくわかる。
■ Thinking about you~あなたの夜を包みたい (1996.02 Release/33th Single)
作詞:小竹正人/作曲:Maria/編曲:大谷和夫
女優ならではの表情あふれるステージング。
繊細なメロまわしと複雑な符割り。
この曲、並みのシンガーが歌ったらふつうに崩壊すると思う。
■ 遠い街のどこかで… (1991.11 Release/23th Single)
作詞:渡邉美佳/作曲・編曲:中崎英也
フジテレビ系テレビドラマ『逢いたい時にあなたはいない…』主題歌。
表情、身振り、声の乗り、そしてバックサウンドとのバランス・・・。
これは神テイク。
■ ただ泣きたくなるの (1994.02 Release/28th Single)
作詞:国分友里恵・中山美穂/作曲・編曲:岩本正樹
TBS系ドラマ『もしも願いが叶うなら』主題歌。
イントロからアウトロまで捨て音一切なし。
完璧にJ-POPのレジェンド曲。
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