関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
グルーヴ&ハイトーン (グルーヴってなに・・・?)
2021/11/06 UP
目下、1980年代の日本のレコード(アナログ盤)が海外で大人気だそうです。
たしかに'80年代の日本の音楽シーンって、いま振り返ると世界的にもレアな状況だったかもしれず・・・。
歌謡曲のアイドルが ↓ このレベルだから。
■ セイシェルの夕陽 - 松田聖子 (1983年)
んなこともあって、この記事若干リニューアルしてUPしてみました。
〔 関連記事 〕
■ 「シティ・ポップ」って?
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2020/03/31 UP
収まらない新型コロナ禍。先の見えない不安な世相。
コロナ鬱になりそうなので、グルーヴィで弾んだ曲を集めた記事を再UPしてみます。
だいたい、1970年代後半~1980年代中盤頃。
いまと比べるとぜんぜん不便だったけど、日本中が明るい未来を信じていた時代・・・。
さらに気を晴らしたい方は、→こちらもど~ぞ(笑)
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ちょっときっかけがあって、「シティポップ」と呼ばれているジャンルの女性ボーカルを聴き返してみました。
だいたい、1970年代後半~1980年代中盤頃の作品です。
聴き返して思ったのは、綺麗なハイトーンをもっているArtistが多いこと。
この時代特有のグルーヴ感あるリズムのうえで、ハイトーンが映える映える。
こういうところも、「シティポップ」人気の要因のひとつでは?
ということで、気分のままに10曲ピックアップしてみました。
01.Plastic Love - 竹内 まりや (1984)
このところの「シティポップ」ブームの火付け役となった名曲。
02.DOWN TOWN - EPO Studio Live
山下達郎作曲。シュガー・ベイブのカバー。
「ひょうきん族」のED。お笑い番組のEDにこんな曲が流れていた。そんな時代です。
バブル崩壊直前の1989年10月に番組打ち切りとなったのも、なにか象徴的。
03.Try To Say - 言い出しかねて - 当山ひとみ (1983)
綺麗なハイトーンヴォイス&抜群のグルーヴ感。'80年代前半の彼女のALBUMにハズレなし。
04.雨の日のひとりごと - 八神純子 (1974)
「シティポップ」な曲たくさん持ってるけど、あまりに凄かったのでこちらを・・・。
高校生の時にリリースしたファーストシングル。抜群のハイトーンはすでにこの頃から。
1974年時点で、すでにグルーヴ感を繰り出しているのは驚愕!
05.彼女はモデラート - 石川ひとみ (1982)
この頃はアイデル系といえども、グルーヴ感入っている曲が少なくなかった。
アイドルの枠では括りきれない美声と安定感。
06.真夜中のドア STAY WITH ME - 松原みき (1979)
この曲調のフォーストシングルでいきなりスマッシュヒットとは、やっぱり時代だと思う。
林哲司のメロディラインがきわだつ名曲。
07.雨色のスクリーン - Amy/エイミー (1983)
声質はきもち歌謡曲入っている気もするが、やっぱり曲調はグルーヴィー。
08.Last Summer Whisper - 杏里 (1982)
名盤「Heaven Beach」収録。当時はさほどとも思わなかったが、いま聴くと杏里のグルーヴ感は卓越している。
09.エリア・コード808 - 二名敦子 (1984)
当時、もっともAORやサーフロックに接近していたArtistだと思う。
10.真夜中のジョーク - 間宮貴子 (1982)
リリースから38年! いまや「シティポップ」の人気曲らしい。
たしかにどストライクのサウンドだと思う。
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●1996~1997年にかけて、角松敏生が女性ヴォーカルをプロデュースした「VOCALAND」「VOCALAND2」。
でも、このタイミングでは、時代はすでにグルーヴ感あるリズムを失っていた。
(個人的には1980年代前半にこういうコンセプトアルバムつくってほしかった。きっと超名盤になってたと思う。)
Heart to you ~夜が終わる前に~ - ANNA (「VOCALAND」/1996)
↑の曲たちとはあきらかにリズム感がちがう。これがシンコペ系グルーヴを喪失したリズムか?
そしてかつてのようなグルーヴ&ハイトーン曲は、その後ますます稀少なものとなっていく。
〔 稀少な例 〕
Candy - 具島直子 (1996)
この時代に、ここまで洒落た楽曲をつくり出すとは・・・。
Airport - 今井優子 (1996)
角松敏生作曲。往年の角松サウンドを彷彿とさせる名曲。
もともとグルーヴ感ある歌手だけに、ブランクあいた2018年のLIVEでもしっかりグルーヴ乗ってる。
バックも好演!
夏雪 - 西沢はぐみ(2011)
リズムが跳ねてて、音に心地よい隙間があって、g&keyがはまりのフレーズを奏でる。
アニメ&ゲーム系ではめずらしい曲調だと思う。
あと、今井美樹、刀根麻理子、辛島美登里や川江美奈子なんかも、ときおりその手の曲があった。
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”グルーヴ”ってなに・・・?
↑でさんざ使い倒したけど、意外に定義がはっきりしていない。感覚だから・・・。
でも、構成する要素はあると思う。
ふだん、ぜんぜん意識してないけど、ちとマジメに考えてみました。
たぶんだけど、
● メリハリ効いてタメがあるけど手数の多いスネアドラム&ハイハット
↑ 昨晩、半分寝ながら書いたのでかなり雑でした(笑) ちょっとお勉強しなおしてきました。
でも、結論からいうと弾き手(聴き手もあるか・・・)の`感性`しかないのでは・・・。
「手数が多い」というのは、おそらく8ビートの他にフュージョン系の16ビートが入ってきているからだと思う。
例.Lowdown - Boz Scaggs ハイハットのキザミ ↓
「メリハリがある」というのは、8ビート系ロックだと、ふつう裏拍(アップビート(^^;)、2拍、4拍)にスネアが入るけど、フュージョン(ジャズ)系混じってここにハイハットが入ってくるからでは?(違うかもしんない(笑))
↑ やっぱりそんな単純な話じゃないと思う。↓ 聴いてそう思った。
Jeff Porcaro - Instructional Video (超貴重な動画)
16ビート系だとハイハットはほとんど常時鳴っているが、ハイハットとスネアの微妙な音のズレが粘りをつくりだしているのでは?
それと↑聴くと、やっぱりスネアとハイハットの音色&アクセントが大きいと思う。
あと、これに三連符が絡んでシャッフルやバウンスのニュアンスが入ってくるあたりか?
それと、たぶん、8ビートと16ビートがインストごとに微妙に入り交じっていて、それがときおりつくりだす”キメ”(インストが一斉にリズム的なアクセントをつくること)がポイントかと。
Time To Stand - Roby Duke (1982)
Keith Edwardsの手数の多いドラムスとJohn Patitucciの深みのあるベースのコンビネーションが、いかにグルーヴ出しに効いているかがわかる。
「タメがあるけど」というのは、シンコペーションですね。あと、裏拍の’タメ’や’アクセント&音色’も大きいと思う。
このシンコペが意外とクセもので、音楽教室では2拍・3拍タイの「タタータ」(タタタタじゃなく)と教えるところもあるようだけど、Pop-Musicでは違うと思う。
どちらかというと「タン、タターン」あるいは「タタタタタタタタ(ーン)タタ」とかの4拍目(8分裏)タイで、次の1拍目がコード(フレーズ)替えして先食いしてくるパターン(正確?には、アンティシペーションといわれるやつ)の方が多いと思う。(だからコード(フレーズ)の先食いがないとシンコペと気づきにくい。)
グルーヴ感では、この先食い系シンコペの存在がすこぶる大きいと思う。
聴いた方がはやいので、こちらを↓ (この人の解説、とってもわかりやすいです)
8:30~「ドラマーがクラッシュ行きたくなる」・・・ これ、なんとなくわかる(笑)
8:50~「優しい(バスドラ系の)シンコペ=譜面にタイとして出てこない(休符になってる)シンコペ」・・・ これ、グルーヴのキモかもしれない。
9:46~「パワー感ありすぎるちょっと邪魔だよ」・・・ タテノリ系でありがちパターン?
12:00~ これって、典型的なグルーヴパターンだと思う。「ベースラインとかギターとか聴いて、そこがシンコペかどうかドラマーが判断する(譜面にないので・・・)」
14:13~「本当はもっと、奥深いんだな~と・・・。一般的に皆さんが知っているようなものじゃないシンコペ」・・・講師さんの嬉しそうな表情からして、ここが最大の「キモ」だと思う。
でも、そこまでいくと裏拍の’タメ’や’アクセント&音色’も複雑に入り交じった、それこそ`感性の世界`なのだと思う。
曲名がそのものずばりの「Syncopation」
Syncopation - Billy Ocean (1984)
(ちょっと、シティポップのリズムとは違うけど・・・。ベースのシンコペだと思う。)
それに、シンコペやってるのはドラムスやベースだけじゃなくて、リード楽器や場合によってはヴォーカルもやるから、それらとの重層シンコペの話(シンコペのお尻を誰がどうやってとり合うかという・・・)も大きいのでは?
だから、グルーヴの名曲といわれているテイクは、パーマネントなバンドか、一定の腕利きのスタジオミュージシャンによるものが多いのだと思う。(相手のクセや間合いのとりかたがわかっている。)
よくはわからんが、なんとなく重層シンコペっぽいシティポップ曲 ↓
Mercury Lamp - 杏里 (1984)
リズムの”キメ”があちこちに・・・。
● チョッパーベース(スラップベース)
ベース(サンプリングじゃなくて生の)が元気じゃないと、グルーヴ入りにくい。これは確かだと思う。
Destination - The Warriors (1982)
1980年代前半、英国で台頭したfunka latina(ファンカ・ラティーナ)もチョッパーベース満載!
● カッティング・ギター&単音フレーズ(リフ)
SPARKLE - 山下達郎
とくにテンション・コードまじりで微妙にコード遷移するカッティング・ギター → 山下達郎「Sparkle」の例
達郎サウンドの凄さがわかる解説。
カッティング・ギターだけでグルーヴ感ばりばりに出てる。凄すぎ。
● キーボード(鍵盤)リフ
That's Why - Michael McDonald (1982)
1970年代後半~1980年代中盤に一世を風靡したMichael McDonaldの鍵盤リフ。
キメの多いリズムも当時、大きな影響をもたらした。
● フェンダー・ローズ
The Fool Is All Alone - Bill Champlin (1981)
音色じたいがすでに切ないフェンダー・ローズ。
これはDavid Fosterのフェンダー・ローズが際立つ名曲。
マイ・ピュア・レディ - 尾崎亜美 (1977)
イントロのフェンダーローズ。この時代の音楽を語るに欠かせない音色だと思う。
NIGHT BIRDS - Shakatak (LIVE 1984)
チョッパーベースとカッティング・ギターがリズム、というかグルーヴを支えているのがよくわかるライブテイク。
● 意外とストリングスも絡んでるかもしれない。
STARTING ALL OVER - George Benson (1988)
1988年リリース。ドラムスとベースはすでに往年のグルーヴを失っているようにも思うが、キーボードとストリングスとボーカルが複合してグルーヴ出してる感。とくに3:00~のストリングス。
● これにサックスが絡めば文句なし(笑)
God Will Guide - Jay Hoggard (1981)
saxがグルーブ出しに貢献している例
Jay Hoggard - vibraphoneほか
Chico Freeman - saxほか
Kenny Kirkland - key
Francisco Centeno - bass
Harvey Mason - drums
Paulinho Da Costa - percussion
John Koenig - guitar
あたりかな・・・?
あと、音に適度な隙間があること。これは必須だと思う。
(↑ いろいろ書いたけど、ちなみに、わたくし楽器まともに弾けませんので・・・。嘘かもしれぬ(笑))
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↑にあげた”グルーヴ”は、1970年代後半~1980年代前半のシティポップ、AOR、ブラコンなどのノリのイメージをあらわす”狭義のグルーヴ”です。
(広義だと、リズム感=グルーヴ感や、アップテンポの曲=グルーヴィ-などのニュアンスで使われたりもしますが、それとはぜんぜん違います。)
とくに”狭義のグルーヴ”は、曲のテンポとはほとんど関連がないと思う。
スローバラードでもグルーヴィ-な曲はいくらもあるし、アップテンポでもグルーヴを感じない曲はたくさんあります。
曲のテンポよりも、譜面とのからみ具合の方がはるかに関係してると思う。
ジャスト(譜面どおり)なリズムよりきもち遅らせ気味(後ノリ、タメ)で、「モタり」まで行く前の絶妙のポジョンどり、これがグルーヴ感の要ではないかと・・・。
グルーヴ(groove)は「レコードの溝」に語源をもつといわれ、1980年代中盤からのレコードの衰退に歩調を合わせるように、”グルーヴ”曲も少なくなっていった。
1970年代後半~1980年代前半の楽曲の雰囲気をあらわすのに、ピッタリなことばだと思う。
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フラッシュだけど、思いつくままに5曲ほど。
なるべくボーカルがすくなくて、スローでグルーヴ効いたものをあげてみます。
Sunset Memory - Robben Ford (1983)
これぞ1983年!(笑)。グルーヴの上でハイトーンヴォイスが映える映える。
クレジット。推測ですが・・・。
key : Russell Ferrante
g : Robben Ford
b : Freddy Washington Jr.
ds : Vince Colaiuta
Per : Michael Fisher
sax : David Boruff
Gringo - Little Feat (1981)
・日本のミュージシャンにも人気が高かったといわれるウエストコーストのGroup。
グルーヴはリズムセクションだけで創り出すものでないことが、よくわかる1曲。
LOVE'S INCEPTION - David Diggs (1983)
粘りのあるドラムスと乾いたギターリフの音色が、自然にグルーヴをつくり出してしまう。
anymore - Brick (1982)
1980年代初頭、Dance(Soul)とJazzをミックスしたようなフォーマットを”Dazz”と呼んだ。(Dazz Bandは有名。)
このジャンルの曲は、たいていグルーヴ感を備えていたと思う。
If You're Still In Love With Me - Earl Klugh(1983)
清涼感あふれるミディアムのインスト曲なのに、しっかりグルーヴ効いてる。
ピッキング・ギターもグルーヴと相性がいいと思う。
↑ こうしてみると、やっぱりどれも1983年あたり。(洋楽1983年ピーク説)
1980年代中盤に起こった洋楽の変容については、実体験をこちらに書いていますので、よろしければど~ぞ。
Holiday - Madonna (1983)
初期のMadonnaは、グルーヴ入ってることがわかる。
Say Something Love - Kashif(1983)
リズム・パターンがこれまでのグルーヴ曲とは明らかに異なるが、それでもグルーヴを保っている過渡期の貴重なテイク。
Raspberry Beret - Prince & The Revolution (1985)
Princeは当初から、グルーヴを昇華した独自のリズム感をもっていた感じがある。
" Jungle Love " - Morris Day & The Time (1984)
これもPrince系のリズム。
この系譜はいまにつながっていると思う。
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Endless Story - 伊藤由奈 (2005)
LIVEでは、グルーヴ効いてくるテイクがそれなりにある(リズムセクションのセンス次第だけど・・・)。だから、CDとは別の音色を聴ける楽しみがある。
シティポップはスタジオ録音の段階ですでにグルーヴばりばりに効いてるので(腕利きのスタジオミュージシャン起用してるから)、逆にLIVEは厳しくなる場合があった。
Love is... - 加藤ミリヤ (2007)
これ、1980年代前半だったら、ばりばりにグルーヴ効かせてると思う。
もっと... - 西野カナ (2009)
こういう曲は、シティポップ全盛期にはたぶんぜったい作れなかった。
32ビートの世界をリアルに体験してこなければ、つくれないし、歌えないと思う。
2000年代ならではの名曲。
Let Go - 中村舞子 (2011)
セツナ系では、シティポップ系のグルーヴ効かせるのはかなりむずかしいと思う。曲調も対照的だし。
Shunkan (瞬間) - 藤田麻衣子 (2011?)
メロディやアレンジそのものは、シティポップを凌いでいる曲はたくさんある。
だから、いまは歌う曲選び放題だけど、それだけに選曲のセンスが問われる時代だと思う。
花降らし - pazi(歌ってみた)
↑16ビート系グルーヴと1990年代以降のタテノリビートが複雑に入り交じった曲。
しかしま~、よくこんな曲つくれるし、歌えるな~
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でもって、今回の記事を書くきっかけとなった曲です。↓
熊田このは「to U (Bank Band)」2019/12/30 The Band Night Vol.3 ESAKA MUSE
※ 現在この動画は非公開となっています。
この記事に、「何回か聴いているうちに、なぜかやにわにCarole Bayer Sager思い起こした。声質も唱法も全然ちがうのに。どゆこと??」って書いたけど、日本の歌い手を聴いてAORの女性シンガー思い起こしたのはほんと何年ぶりだろう。
リズムへの乗り方がしなやかで、お洒落。
本来高校生が歌いこなせる歌じゃないと思うけど、ここまで仕上げるとは・・・。
それにハイトーンの艶と伸び、↑の誰にも負けていないと思う。
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いつの頃からか”歌うま”のメインストリームは、声量とヘッドボイスハイトーンで押しまくる、「プチ吉田美和」「プチMISIA」で占められているような気がする。
でも、なんとなくもうお腹いっぱい状態で・・・。
「声量があるのはわかった。歌が巧いのもわかった。でも・・・」という・・・(笑)
このはちゃんの「to U」↑のような、「さりげにこ洒落た曲」が求められてきているような気もする今日このごろ。
富金原佑菜ちゃんや三阪咲ちゃんも、こういうテイク残していそうなので、見つかったらご紹介します。
【 ----- AOR/AC系の記事 ----- 】
→ 洋楽1983年ピーク説を想うに至った経緯
→1983年洋楽ピーク説(名曲編)
AOR系名曲を100曲!
AC全盛期('70年代後半~'80年代前半)のデュエット
AC全盛期('70年代後半~'80年代前半)のリズム
秋向きの洋楽10曲!
↓こっちも聴いてね
■ utsuboの音楽遍歴-1 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-2 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-3 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-4 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)【1983年洋楽ピーク説】
■ utsuboの音楽遍歴-5 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
目下、1980年代の日本のレコード(アナログ盤)が海外で大人気だそうです。
たしかに'80年代の日本の音楽シーンって、いま振り返ると世界的にもレアな状況だったかもしれず・・・。
歌謡曲のアイドルが ↓ このレベルだから。
■ セイシェルの夕陽 - 松田聖子 (1983年)
んなこともあって、この記事若干リニューアルしてUPしてみました。
〔 関連記事 〕
■ 「シティ・ポップ」って?
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2020/03/31 UP
収まらない新型コロナ禍。先の見えない不安な世相。
コロナ鬱になりそうなので、グルーヴィで弾んだ曲を集めた記事を再UPしてみます。
だいたい、1970年代後半~1980年代中盤頃。
いまと比べるとぜんぜん不便だったけど、日本中が明るい未来を信じていた時代・・・。
さらに気を晴らしたい方は、→こちらもど~ぞ(笑)
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ちょっときっかけがあって、「シティポップ」と呼ばれているジャンルの女性ボーカルを聴き返してみました。
だいたい、1970年代後半~1980年代中盤頃の作品です。
聴き返して思ったのは、綺麗なハイトーンをもっているArtistが多いこと。
この時代特有のグルーヴ感あるリズムのうえで、ハイトーンが映える映える。
こういうところも、「シティポップ」人気の要因のひとつでは?
ということで、気分のままに10曲ピックアップしてみました。
01.Plastic Love - 竹内 まりや (1984)
このところの「シティポップ」ブームの火付け役となった名曲。
02.DOWN TOWN - EPO Studio Live
山下達郎作曲。シュガー・ベイブのカバー。
「ひょうきん族」のED。お笑い番組のEDにこんな曲が流れていた。そんな時代です。
バブル崩壊直前の1989年10月に番組打ち切りとなったのも、なにか象徴的。
03.Try To Say - 言い出しかねて - 当山ひとみ (1983)
綺麗なハイトーンヴォイス&抜群のグルーヴ感。'80年代前半の彼女のALBUMにハズレなし。
04.雨の日のひとりごと - 八神純子 (1974)
「シティポップ」な曲たくさん持ってるけど、あまりに凄かったのでこちらを・・・。
高校生の時にリリースしたファーストシングル。抜群のハイトーンはすでにこの頃から。
1974年時点で、すでにグルーヴ感を繰り出しているのは驚愕!
05.彼女はモデラート - 石川ひとみ (1982)
この頃はアイデル系といえども、グルーヴ感入っている曲が少なくなかった。
アイドルの枠では括りきれない美声と安定感。
06.真夜中のドア STAY WITH ME - 松原みき (1979)
この曲調のフォーストシングルでいきなりスマッシュヒットとは、やっぱり時代だと思う。
林哲司のメロディラインがきわだつ名曲。
07.雨色のスクリーン - Amy/エイミー (1983)
声質はきもち歌謡曲入っている気もするが、やっぱり曲調はグルーヴィー。
08.Last Summer Whisper - 杏里 (1982)
名盤「Heaven Beach」収録。当時はさほどとも思わなかったが、いま聴くと杏里のグルーヴ感は卓越している。
09.エリア・コード808 - 二名敦子 (1984)
当時、もっともAORやサーフロックに接近していたArtistだと思う。
10.真夜中のジョーク - 間宮貴子 (1982)
リリースから38年! いまや「シティポップ」の人気曲らしい。
たしかにどストライクのサウンドだと思う。
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●1996~1997年にかけて、角松敏生が女性ヴォーカルをプロデュースした「VOCALAND」「VOCALAND2」。
でも、このタイミングでは、時代はすでにグルーヴ感あるリズムを失っていた。
(個人的には1980年代前半にこういうコンセプトアルバムつくってほしかった。きっと超名盤になってたと思う。)
Heart to you ~夜が終わる前に~ - ANNA (「VOCALAND」/1996)
↑の曲たちとはあきらかにリズム感がちがう。これがシンコペ系グルーヴを喪失したリズムか?
そしてかつてのようなグルーヴ&ハイトーン曲は、その後ますます稀少なものとなっていく。
〔 稀少な例 〕
Candy - 具島直子 (1996)
この時代に、ここまで洒落た楽曲をつくり出すとは・・・。
Airport - 今井優子 (1996)
角松敏生作曲。往年の角松サウンドを彷彿とさせる名曲。
もともとグルーヴ感ある歌手だけに、ブランクあいた2018年のLIVEでもしっかりグルーヴ乗ってる。
バックも好演!
夏雪 - 西沢はぐみ(2011)
リズムが跳ねてて、音に心地よい隙間があって、g&keyがはまりのフレーズを奏でる。
アニメ&ゲーム系ではめずらしい曲調だと思う。
あと、今井美樹、刀根麻理子、辛島美登里や川江美奈子なんかも、ときおりその手の曲があった。
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”グルーヴ”ってなに・・・?
↑でさんざ使い倒したけど、意外に定義がはっきりしていない。感覚だから・・・。
でも、構成する要素はあると思う。
ふだん、ぜんぜん意識してないけど、ちとマジメに考えてみました。
たぶんだけど、
● メリハリ効いてタメがあるけど手数の多いスネアドラム&ハイハット
↑ 昨晩、半分寝ながら書いたのでかなり雑でした(笑) ちょっとお勉強しなおしてきました。
でも、結論からいうと弾き手(聴き手もあるか・・・)の`感性`しかないのでは・・・。
「手数が多い」というのは、おそらく8ビートの他にフュージョン系の16ビートが入ってきているからだと思う。
例.Lowdown - Boz Scaggs ハイハットのキザミ ↓
「メリハリがある」というのは、8ビート系ロックだと、ふつう裏拍(アップビート(^^;)、2拍、4拍)にスネアが入るけど、フュージョン(ジャズ)系混じってここにハイハットが入ってくるからでは?(違うかもしんない(笑))
↑ やっぱりそんな単純な話じゃないと思う。↓ 聴いてそう思った。
Jeff Porcaro - Instructional Video (超貴重な動画)
16ビート系だとハイハットはほとんど常時鳴っているが、ハイハットとスネアの微妙な音のズレが粘りをつくりだしているのでは?
それと↑聴くと、やっぱりスネアとハイハットの音色&アクセントが大きいと思う。
あと、これに三連符が絡んでシャッフルやバウンスのニュアンスが入ってくるあたりか?
それと、たぶん、8ビートと16ビートがインストごとに微妙に入り交じっていて、それがときおりつくりだす”キメ”(インストが一斉にリズム的なアクセントをつくること)がポイントかと。
Time To Stand - Roby Duke (1982)
Keith Edwardsの手数の多いドラムスとJohn Patitucciの深みのあるベースのコンビネーションが、いかにグルーヴ出しに効いているかがわかる。
「タメがあるけど」というのは、シンコペーションですね。あと、裏拍の’タメ’や’アクセント&音色’も大きいと思う。
このシンコペが意外とクセもので、音楽教室では2拍・3拍タイの「タタータ」(タタタタじゃなく)と教えるところもあるようだけど、Pop-Musicでは違うと思う。
どちらかというと「タン、タターン」あるいは「タタタタタタタタ(ーン)タタ」とかの4拍目(8分裏)タイで、次の1拍目がコード(フレーズ)替えして先食いしてくるパターン(正確?には、アンティシペーションといわれるやつ)の方が多いと思う。(だからコード(フレーズ)の先食いがないとシンコペと気づきにくい。)
グルーヴ感では、この先食い系シンコペの存在がすこぶる大きいと思う。
聴いた方がはやいので、こちらを↓ (この人の解説、とってもわかりやすいです)
8:30~「ドラマーがクラッシュ行きたくなる」・・・ これ、なんとなくわかる(笑)
8:50~「優しい(バスドラ系の)シンコペ=譜面にタイとして出てこない(休符になってる)シンコペ」・・・ これ、グルーヴのキモかもしれない。
9:46~「パワー感ありすぎるちょっと邪魔だよ」・・・ タテノリ系でありがちパターン?
12:00~ これって、典型的なグルーヴパターンだと思う。「ベースラインとかギターとか聴いて、そこがシンコペかどうかドラマーが判断する(譜面にないので・・・)」
14:13~「本当はもっと、奥深いんだな~と・・・。一般的に皆さんが知っているようなものじゃないシンコペ」・・・講師さんの嬉しそうな表情からして、ここが最大の「キモ」だと思う。
でも、そこまでいくと裏拍の’タメ’や’アクセント&音色’も複雑に入り交じった、それこそ`感性の世界`なのだと思う。
曲名がそのものずばりの「Syncopation」
Syncopation - Billy Ocean (1984)
(ちょっと、シティポップのリズムとは違うけど・・・。ベースのシンコペだと思う。)
それに、シンコペやってるのはドラムスやベースだけじゃなくて、リード楽器や場合によってはヴォーカルもやるから、それらとの重層シンコペの話(シンコペのお尻を誰がどうやってとり合うかという・・・)も大きいのでは?
だから、グルーヴの名曲といわれているテイクは、パーマネントなバンドか、一定の腕利きのスタジオミュージシャンによるものが多いのだと思う。(相手のクセや間合いのとりかたがわかっている。)
よくはわからんが、なんとなく重層シンコペっぽいシティポップ曲 ↓
Mercury Lamp - 杏里 (1984)
リズムの”キメ”があちこちに・・・。
● チョッパーベース(スラップベース)
ベース(サンプリングじゃなくて生の)が元気じゃないと、グルーヴ入りにくい。これは確かだと思う。
Destination - The Warriors (1982)
1980年代前半、英国で台頭したfunka latina(ファンカ・ラティーナ)もチョッパーベース満載!
● カッティング・ギター&単音フレーズ(リフ)
SPARKLE - 山下達郎
とくにテンション・コードまじりで微妙にコード遷移するカッティング・ギター → 山下達郎「Sparkle」の例
達郎サウンドの凄さがわかる解説。
カッティング・ギターだけでグルーヴ感ばりばりに出てる。凄すぎ。
● キーボード(鍵盤)リフ
That's Why - Michael McDonald (1982)
1970年代後半~1980年代中盤に一世を風靡したMichael McDonaldの鍵盤リフ。
キメの多いリズムも当時、大きな影響をもたらした。
● フェンダー・ローズ
The Fool Is All Alone - Bill Champlin (1981)
音色じたいがすでに切ないフェンダー・ローズ。
これはDavid Fosterのフェンダー・ローズが際立つ名曲。
マイ・ピュア・レディ - 尾崎亜美 (1977)
イントロのフェンダーローズ。この時代の音楽を語るに欠かせない音色だと思う。
NIGHT BIRDS - Shakatak (LIVE 1984)
チョッパーベースとカッティング・ギターがリズム、というかグルーヴを支えているのがよくわかるライブテイク。
● 意外とストリングスも絡んでるかもしれない。
STARTING ALL OVER - George Benson (1988)
1988年リリース。ドラムスとベースはすでに往年のグルーヴを失っているようにも思うが、キーボードとストリングスとボーカルが複合してグルーヴ出してる感。とくに3:00~のストリングス。
● これにサックスが絡めば文句なし(笑)
God Will Guide - Jay Hoggard (1981)
saxがグルーブ出しに貢献している例
Jay Hoggard - vibraphoneほか
Chico Freeman - saxほか
Kenny Kirkland - key
Francisco Centeno - bass
Harvey Mason - drums
Paulinho Da Costa - percussion
John Koenig - guitar
あたりかな・・・?
あと、音に適度な隙間があること。これは必須だと思う。
(↑ いろいろ書いたけど、ちなみに、わたくし楽器まともに弾けませんので・・・。嘘かもしれぬ(笑))
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↑にあげた”グルーヴ”は、1970年代後半~1980年代前半のシティポップ、AOR、ブラコンなどのノリのイメージをあらわす”狭義のグルーヴ”です。
(広義だと、リズム感=グルーヴ感や、アップテンポの曲=グルーヴィ-などのニュアンスで使われたりもしますが、それとはぜんぜん違います。)
とくに”狭義のグルーヴ”は、曲のテンポとはほとんど関連がないと思う。
スローバラードでもグルーヴィ-な曲はいくらもあるし、アップテンポでもグルーヴを感じない曲はたくさんあります。
曲のテンポよりも、譜面とのからみ具合の方がはるかに関係してると思う。
ジャスト(譜面どおり)なリズムよりきもち遅らせ気味(後ノリ、タメ)で、「モタり」まで行く前の絶妙のポジョンどり、これがグルーヴ感の要ではないかと・・・。
グルーヴ(groove)は「レコードの溝」に語源をもつといわれ、1980年代中盤からのレコードの衰退に歩調を合わせるように、”グルーヴ”曲も少なくなっていった。
1970年代後半~1980年代前半の楽曲の雰囲気をあらわすのに、ピッタリなことばだと思う。
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フラッシュだけど、思いつくままに5曲ほど。
なるべくボーカルがすくなくて、スローでグルーヴ効いたものをあげてみます。
Sunset Memory - Robben Ford (1983)
これぞ1983年!(笑)。グルーヴの上でハイトーンヴォイスが映える映える。
クレジット。推測ですが・・・。
key : Russell Ferrante
g : Robben Ford
b : Freddy Washington Jr.
ds : Vince Colaiuta
Per : Michael Fisher
sax : David Boruff
Gringo - Little Feat (1981)
・日本のミュージシャンにも人気が高かったといわれるウエストコーストのGroup。
グルーヴはリズムセクションだけで創り出すものでないことが、よくわかる1曲。
LOVE'S INCEPTION - David Diggs (1983)
粘りのあるドラムスと乾いたギターリフの音色が、自然にグルーヴをつくり出してしまう。
anymore - Brick (1982)
1980年代初頭、Dance(Soul)とJazzをミックスしたようなフォーマットを”Dazz”と呼んだ。(Dazz Bandは有名。)
このジャンルの曲は、たいていグルーヴ感を備えていたと思う。
If You're Still In Love With Me - Earl Klugh(1983)
清涼感あふれるミディアムのインスト曲なのに、しっかりグルーヴ効いてる。
ピッキング・ギターもグルーヴと相性がいいと思う。
↑ こうしてみると、やっぱりどれも1983年あたり。(洋楽1983年ピーク説)
1980年代中盤に起こった洋楽の変容については、実体験をこちらに書いていますので、よろしければど~ぞ。
Holiday - Madonna (1983)
初期のMadonnaは、グルーヴ入ってることがわかる。
Say Something Love - Kashif(1983)
リズム・パターンがこれまでのグルーヴ曲とは明らかに異なるが、それでもグルーヴを保っている過渡期の貴重なテイク。
Raspberry Beret - Prince & The Revolution (1985)
Princeは当初から、グルーヴを昇華した独自のリズム感をもっていた感じがある。
" Jungle Love " - Morris Day & The Time (1984)
これもPrince系のリズム。
この系譜はいまにつながっていると思う。
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Endless Story - 伊藤由奈 (2005)
LIVEでは、グルーヴ効いてくるテイクがそれなりにある(リズムセクションのセンス次第だけど・・・)。だから、CDとは別の音色を聴ける楽しみがある。
シティポップはスタジオ録音の段階ですでにグルーヴばりばりに効いてるので(腕利きのスタジオミュージシャン起用してるから)、逆にLIVEは厳しくなる場合があった。
Love is... - 加藤ミリヤ (2007)
これ、1980年代前半だったら、ばりばりにグルーヴ効かせてると思う。
もっと... - 西野カナ (2009)
こういう曲は、シティポップ全盛期にはたぶんぜったい作れなかった。
32ビートの世界をリアルに体験してこなければ、つくれないし、歌えないと思う。
2000年代ならではの名曲。
Let Go - 中村舞子 (2011)
セツナ系では、シティポップ系のグルーヴ効かせるのはかなりむずかしいと思う。曲調も対照的だし。
Shunkan (瞬間) - 藤田麻衣子 (2011?)
メロディやアレンジそのものは、シティポップを凌いでいる曲はたくさんある。
だから、いまは歌う曲選び放題だけど、それだけに選曲のセンスが問われる時代だと思う。
花降らし - pazi(歌ってみた)
↑16ビート系グルーヴと1990年代以降のタテノリビートが複雑に入り交じった曲。
しかしま~、よくこんな曲つくれるし、歌えるな~
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でもって、今回の記事を書くきっかけとなった曲です。↓
熊田このは「to U (Bank Band)」2019/12/30 The Band Night Vol.3 ESAKA MUSE
※ 現在この動画は非公開となっています。
この記事に、「何回か聴いているうちに、なぜかやにわにCarole Bayer Sager思い起こした。声質も唱法も全然ちがうのに。どゆこと??」って書いたけど、日本の歌い手を聴いてAORの女性シンガー思い起こしたのはほんと何年ぶりだろう。
リズムへの乗り方がしなやかで、お洒落。
本来高校生が歌いこなせる歌じゃないと思うけど、ここまで仕上げるとは・・・。
それにハイトーンの艶と伸び、↑の誰にも負けていないと思う。
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いつの頃からか”歌うま”のメインストリームは、声量とヘッドボイスハイトーンで押しまくる、「プチ吉田美和」「プチMISIA」で占められているような気がする。
でも、なんとなくもうお腹いっぱい状態で・・・。
「声量があるのはわかった。歌が巧いのもわかった。でも・・・」という・・・(笑)
このはちゃんの「to U」↑のような、「さりげにこ洒落た曲」が求められてきているような気もする今日このごろ。
富金原佑菜ちゃんや三阪咲ちゃんも、こういうテイク残していそうなので、見つかったらご紹介します。
【 ----- AOR/AC系の記事 ----- 】
→ 洋楽1983年ピーク説を想うに至った経緯
→1983年洋楽ピーク説(名曲編)
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↓こっちも聴いてね
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