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■ 湘南ちがさき温泉 「野天湯元・ちがさき・湯快爽快」

<湘南ちがさき温泉「野天湯元・ちがさき・湯快爽快」> (茅ケ崎市茅ケ崎3-2-75、10:00~翌3:00、900円(土日祝1,100円)会員各100円引、0467-82-4126)
オフィシャルHP

湘南に本拠をおく湯快爽快チェーンが2004年秋に温泉を掘削・導入した温泉スパ銭。
JR相模線「北茅ヶ崎駅」より徒歩1分なので、仕事で湘南に行った帰りによってみました。
館内は2層で、こてこてにつくり込む「湯快爽快チェーン」にしてはあっさりとしたつくり。浴場は2階、飲食処の奥。
右が男湯、左が女湯で固定制。脱衣所はまあまあゆったり。

内湯ゾーンはメイン浴槽、機能浴槽、サウナ、水風呂ですべて真湯。壁面まわりにカランを配置した巨大な銭湯風で上質感はあまりありません。
露天ゾーンは手前中庭風のスペースに打たせ湯、泡風呂、ジャグジー。
その奥に温泉の「野天元湯風呂」、壁面沿いに信楽壺湯、うたた寝の湯、いちばん奥にサウナ風のうたた寝の蒸湯があります。
カラン32(内セパ式6)、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。平日18時で20~30人とそこそこの入り。

断言はできませんが、お湯の感じからして温泉使用は「野天元湯風呂」のみだと思います。
(他の浴槽のお湯もそれなりにやわらかく、湯口に少量の析出がでていたりするので、けっこう成分のある井水かゲキ希釈で温泉をつかっているかも・・・?、カルキは強いのと弱いのがある。)
水風呂もたぶん井水で、カルキ臭よわめで入りごこちのいいものでした。

ということで、「野天元湯風呂」のみレポします。
岩枠鉄平石敷10人以上、一部屋根付きの露天で、茶色に変色した岩の湯口からのぬる湯投入+熱湯側面注入で端から大量上面排湯。
適温~ややぬるのお湯は、きもち黄色がかった透明でわずかに白い浮遊物。
4-5g/kg程度の中塩味+弱薬味。湯口はほぼ無臭で湯面で薬品系タール臭+礒の香。
源泉は鉄分を含んでいますが、お湯から金気は感じられないので除鉄があると思います。
とくべつな湯ざわりはないですが、よわいとろみがあります。

そこそこの濃度感と温まりがあり、温泉らしい浴感もありますが、成分総計=31480mg/kgの強食塩泉のイメージにはほど遠く、館内掲示は「加水なし」とありましたが、かなりの加水希釈があると思います。(ないとしたら源泉スペックじたいがはげしく変化している。)
ベースは化石海水型だと思いますが、SO_4^2-を含んでいたりするので、海岸温泉の性格も兼ね備えているかもしれません。
かなり濃厚で面白い泉質ですが、湯口からして(たぶん)希釈していたのは残念。かけ流しはむりとしても、非希釈源泉にふれられる場がほしいところです。

正直、千葉や埼玉など化石海水のメッカにくらべたらたいしたお湯ではないので、わざわざ他県から入りにいくほどでもないように思いますが、人口が多く温泉じたいが貴重なエリアなので、この程度の湯づかいでも充分なんでしょう。
じっさい、地元の方らしいお年寄りがけっこう目立ちました。

Na-塩化物強塩温泉 33.0℃、pH=7.9、湧出量不明(掘削揚湯)、成分総計=31480mg/kg、Na^+=10920mg/kg (90.98mval%)、Ca^2+=546.0、Mg^2+=142.9、Fe^2+=2.9、Cl^-=18980 (99.05)、Br^-=74.5、I^-=3.2、HS^-=0.2、SO_4^2-=27.3、HCO_3^-=189.8、陽イオン計=11920 (522.1mval)、陰イオン計=19290 (540.5mval)、メタけい酸=71.2、メタほう酸=38.9、遊離炭酸=163.3 <H16.3.17分析> (源泉名:湘南茅ヶ崎温泉(湯快爽快温泉 野天湯元 茅ヶ崎の湯)

<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:あり 循環装置等使用:あり 塩素系薬剤使用:あり

〔 2008年5月28日レポ 〕
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