関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 東鷲宮百観音温泉
<東鷲宮百観音温泉> (鷲宮町、8:00~23:00(土日祝6:30~)、 第3火休、700円/3H、0480-59-4126)
公式HP
5月に巨大露天が増設され、湯づかいの変化が気になっていた「東鷲宮百観音温泉」にいってきました。
JR宇都宮線「東鷲宮」駅にもほど近い住宅地にある民営の日帰り温泉施設。Pもけっこうあります。浴場は、「菩薩の湯」と「阿弥陀の湯」があり男女交替制、この日の男湯は後者でした。他に個室付き貸切風呂(3,150円/3h、人気らしい)もあります。
浴室は、内湯ゾーンに、大浴槽(黒みかげ石枠石敷10人、ジャグジー付/ぬるめ)、高温槽(同4.5人/熱め45℃)、水風呂(たぶん井水かけ流し、カルキ臭なし)にサウナ。
既存露天ゾーンに、岩露天(10人/適温)、二段露天(上段:4.5人の立ち湯、屋根付き/ゲキ熱 下段:7.8人/ややぬるめ)と打たせ湯。
新設露天ゾーンに、大露天(黒みかげ石枠石敷40人以上、屋根付/適温)と寝湯(ジャグジー付/ぬるめ)。
新設露天ゾーンは既存露天の階段をのぼった奥からアプローチします。全体にシャープな仕上がりで、狭くて足場が悪く、仮設露天のイメージを引きずっている旧露天ゾーンとは雰囲気がぜんぜん違って別施設のよう。シンボルツリーのソテツ?の向こうに巨大な貯湯槽が見えます。
カラン計22。シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜17時で新旧浴場あわせて60人以上と大盛況、以前のままの脱衣所と洗い場は混雑していましたが、浴槽は客が程度に分散しているのでけっこう空いていました。
いかにも温泉好きらしい年齢層の高い客がメインでファミリー客は少なく、場内はいたって静かです。
巨大露天増設による湯づかい悪化を心配していましたが、お湯は以前と大きな変化はありません。むしろ、岩露天などは以前より湯口からの源泉投入量が増えています。また、新設大露天では潤沢なオーバーフローがありました。
熱交換システムを導入していてほとんどの浴槽に槽内注入があり、湯づかい詳細は不明ですが、湯口はすべて源泉かと思います。
ただ、以前よりお湯(源泉)の変化が激しいように感じ、入ったときの焼けタイヤ臭(これははじめて)から粘土系アブラ臭、さらにアンモニア臭まじりの柑橘系アブラ臭へと変化していったような気がします。味は以前と変わらない強塩味。
内湯大浴槽と露天寝湯は明らかに薄め、新設大露天はきもち薄めかな? 最も強力に感じたのは内湯高温槽と旧露天岩風呂です。それでも源泉自体に力があるので、どの浴槽でも満足度は高く、”スカ浴槽”がないのは驚異的です。
以前いちばん気にいっていた露天立ち湯は、ゲキ熱(温度表示は45℃だったが実際はもっと熱く50℃ちかくいっていると思う)でほとんど入れず評価不能。それでもときおり肩までつかる猛者がいて、”熱湯道場”と化しています(笑)
温泉協会の天然温泉利用証は新旧2種類(「菩薩の湯」内湯と貸切「桔梗の間」)が掲示され、すべて最高評価(完全放流式、加水、加温なし)でした。また、HPやパンフ、館内掲示には「100%の源泉を加水加熱を行わず、掛け流し(ろ過循環等を一切使用しない)で利用しております。」とあります。
一方、「阿弥陀の湯」脱衣所の掲示では、「衛生管理のため循環装置(ヘアキャッチャー)を使用しています。(一部の大型露天風呂は除きます)」「衛生管理のため塩素系薬剤(ピューラックス)を使用しています。」とあり、一部で循環濾過消毒剤投入されているようです。(加水加温はなし)
お湯のよさをウリに固定客をつかんでいる施設ですから、湯づかい情報の掲示は正確にしてほしいです。
ひさびさに行きましたが、やはり力のあるすごいお湯だと思いました。今年の冬はちょくちょく通ってみようと思います。
Na-塩化物強塩泉 57.3℃、pH=7.55、2250L/min掘削自噴、成分総計=18.32g/kg、Na^+=6412mg/kg (91.02mval%)、Ca^2+=439.3 (7.15)、Fe^2+=0.8、Cl^-=11040 (99.18)、Br^-=46.5、I^-=5.7、HCO_3^-=114.7 (0.66)、陽イオン計=6957 (306.4mval)、陰イオン計=11210 (314mval)、メタほう酸=128.5、遊離炭酸=2.6 <H10.11.16分析>
〔 2005年11月20日レポ 〕
公式HP
5月に巨大露天が増設され、湯づかいの変化が気になっていた「東鷲宮百観音温泉」にいってきました。
JR宇都宮線「東鷲宮」駅にもほど近い住宅地にある民営の日帰り温泉施設。Pもけっこうあります。浴場は、「菩薩の湯」と「阿弥陀の湯」があり男女交替制、この日の男湯は後者でした。他に個室付き貸切風呂(3,150円/3h、人気らしい)もあります。
浴室は、内湯ゾーンに、大浴槽(黒みかげ石枠石敷10人、ジャグジー付/ぬるめ)、高温槽(同4.5人/熱め45℃)、水風呂(たぶん井水かけ流し、カルキ臭なし)にサウナ。
既存露天ゾーンに、岩露天(10人/適温)、二段露天(上段:4.5人の立ち湯、屋根付き/ゲキ熱 下段:7.8人/ややぬるめ)と打たせ湯。
新設露天ゾーンに、大露天(黒みかげ石枠石敷40人以上、屋根付/適温)と寝湯(ジャグジー付/ぬるめ)。
新設露天ゾーンは既存露天の階段をのぼった奥からアプローチします。全体にシャープな仕上がりで、狭くて足場が悪く、仮設露天のイメージを引きずっている旧露天ゾーンとは雰囲気がぜんぜん違って別施設のよう。シンボルツリーのソテツ?の向こうに巨大な貯湯槽が見えます。
カラン計22。シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜17時で新旧浴場あわせて60人以上と大盛況、以前のままの脱衣所と洗い場は混雑していましたが、浴槽は客が程度に分散しているのでけっこう空いていました。
いかにも温泉好きらしい年齢層の高い客がメインでファミリー客は少なく、場内はいたって静かです。
巨大露天増設による湯づかい悪化を心配していましたが、お湯は以前と大きな変化はありません。むしろ、岩露天などは以前より湯口からの源泉投入量が増えています。また、新設大露天では潤沢なオーバーフローがありました。
熱交換システムを導入していてほとんどの浴槽に槽内注入があり、湯づかい詳細は不明ですが、湯口はすべて源泉かと思います。
ただ、以前よりお湯(源泉)の変化が激しいように感じ、入ったときの焼けタイヤ臭(これははじめて)から粘土系アブラ臭、さらにアンモニア臭まじりの柑橘系アブラ臭へと変化していったような気がします。味は以前と変わらない強塩味。
内湯大浴槽と露天寝湯は明らかに薄め、新設大露天はきもち薄めかな? 最も強力に感じたのは内湯高温槽と旧露天岩風呂です。それでも源泉自体に力があるので、どの浴槽でも満足度は高く、”スカ浴槽”がないのは驚異的です。
以前いちばん気にいっていた露天立ち湯は、ゲキ熱(温度表示は45℃だったが実際はもっと熱く50℃ちかくいっていると思う)でほとんど入れず評価不能。それでもときおり肩までつかる猛者がいて、”熱湯道場”と化しています(笑)
温泉協会の天然温泉利用証は新旧2種類(「菩薩の湯」内湯と貸切「桔梗の間」)が掲示され、すべて最高評価(完全放流式、加水、加温なし)でした。また、HPやパンフ、館内掲示には「100%の源泉を加水加熱を行わず、掛け流し(ろ過循環等を一切使用しない)で利用しております。」とあります。
一方、「阿弥陀の湯」脱衣所の掲示では、「衛生管理のため循環装置(ヘアキャッチャー)を使用しています。(一部の大型露天風呂は除きます)」「衛生管理のため塩素系薬剤(ピューラックス)を使用しています。」とあり、一部で循環濾過消毒剤投入されているようです。(加水加温はなし)
お湯のよさをウリに固定客をつかんでいる施設ですから、湯づかい情報の掲示は正確にしてほしいです。
ひさびさに行きましたが、やはり力のあるすごいお湯だと思いました。今年の冬はちょくちょく通ってみようと思います。
Na-塩化物強塩泉 57.3℃、pH=7.55、2250L/min掘削自噴、成分総計=18.32g/kg、Na^+=6412mg/kg (91.02mval%)、Ca^2+=439.3 (7.15)、Fe^2+=0.8、Cl^-=11040 (99.18)、Br^-=46.5、I^-=5.7、HCO_3^-=114.7 (0.66)、陽イオン計=6957 (306.4mval)、陰イオン計=11210 (314mval)、メタほう酸=128.5、遊離炭酸=2.6 <H10.11.16分析>
〔 2005年11月20日レポ 〕
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