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■ 「ゆめみ処ここち湯 海老名店」

【 写真は行方不明捜索中です ^^;; 】

<「ゆめみ処ここち湯 海老名店」> (海老名市、10:00~25:00、平日650円(土日祝750円)*会員各50円引、0120-14-0265)
オフィシャルHP

2004/10/5にオープンした相鉄グループの温泉スパ銭。相鉄線「かしわ台」駅の改札を出て左に行き、セブンイレブンの角を右に曲がり坂を下っていくと左手にある相鉄ローゼンの奥。徒歩3分位。T岡設計による典型的な和風スパ銭。シックな色調の落ち着いたつくりで、全体にオープンエアの空間が広くとられていて気分がいいです。

浴室は、内湯ゾーンに機能浴槽群(真湯、強カルキ臭)、サウナ、水風呂(カルキ臭)となごみの湯(温泉、みかげ石枠石タイル貼7.8人)。たちこめるカルキ臭に辟易し早々に露天に避難。
露天ゾーンは塀に囲まれていますが広々として居心地がいいです。寝湯群・歩行浴槽・眺望湯は真湯で強カルキ臭。右手奥に洞窟風の薬草スチームサウナ。
温泉浴槽はすべて鉄平石造で、源泉槽のここち湯(一部岩造4.5人、縦長の一辺出入り)、ぬくもりの湯(7.8人、東屋付)、まどかの湯(10人以上)、涼みの湯(3人)と壺湯(1人×3)。
カラン31(一部セパレート式)、シャワー・シャンプーあり、ドライヤー有料(10円/3分)。平日18時で40人以上と盛況ながら、キャパがあるのでゆったりと入れました(とくに源泉槽が空いていたのはラッキー)。

ここちの湯は岩の湯口(奥に金属パイプ)からかなりの量を投入で脇の排湯槽への上面排湯。たぶん槽内注排湯はなく、”源泉かけ流し”の掲示があります。
なごみの湯は石の湯口から投入+側面注入で側溝への上面排湯+オーバーフロー。
ぬくもり、まどか、涼みはこの順で流し込み、おのおの湯口、側面注入、底面吸湯などがある循環仕様。壺湯は底面注入+檜湯口からの少量投入でオーバーフロー。
ここちの湯以外はいずれも”循環”の掲示があります。
ここちの湯は、泉温37.7℃に対し、投入45℃位、浴槽41℃位なので加熱はあるかと。浴槽まわりは赤茶に変色し、温泉臭からしても除鉄・濾過なしの源泉かけ流しかと思います。

ここちの湯と他の温泉槽ではお湯が全然ちがいます。
他の温泉槽は、うす茶色(?)ほぼ透明で味不明、くどい感じのうがい薬臭+タール臭(消毒剤臭?)。淡泊で軽めの浴感ですが、ツルすべはここちの湯より強いです。

ここちの湯は、たぶん緑がかった茶色のささにごり。湯口でしっかりとした塩味(重曹分のせいかややまろやか)+弱金気味+α(このαがくせもので、めがねさんが”ポテトチップス味”と表現したのも判る気がします (^^;)。明瞭な金気臭+微焦げ臭+弱アンモニア臭+糊臭+微泥臭+微臭素臭?+僅微イオウ臭?+αと複雑なもの。湯面ではやや金気臭が弱まり相対的にアンモニア臭が強まっています。水海道の「きぬの湯」から糊臭と泥臭を弱めてアンモニア臭を強めたような感じで同系かと。
食塩泉らしいしっかりとした浴感とほてり感がありよく発汗しますが、重曹泉系のツルすべもあります。さらに何となく肌に染み入るような奥深さも感じられるいいお湯です。(メタほう酸=198.5mg/kgが効いてるのかな?) けっこうさっぱりとする重曹泉系寄りの浴後感。浴感は、YEBISUさんご指摘のとおり柏・ゆの華のイメージが若干かぶるかと思います。

はっきりいって、循環槽はたいしたことないですが、ここちの湯はかなりのすぐれもの。このお湯に入るだけでも訪れる価値は充分あるかと思います。ただし、適温のうえに狭いので週末など入浴待ちの行列ができるかも・・・ (^^;;

神奈川方面では「いこいの湯多摩境店」とともに評価の高い温泉スパ銭で、鮮度とパワーで攻めるいこいに対してこちらは濃度感と個性的な温泉臭がポイントかな?
料金も手頃だし施設のバランスもいいので、今後ますます人気が上がっていくお湯かと思います。

Na-塩化物温泉 37.7℃、pH=7.7、130L/min(約1,301m掘削揚湯)、成分総計=10.99g/kg、Na^+=3932mg/kg (94.16mval%)、NH4^+=41.5、Fe^2+=2.8、Cl^-=6094 (95.87)、Br^-=20.5、I^-=8.2、HCO_3^-=424.7、陽イオン計=4166 (181.6mval)、陰イオン計=6552 (179.3mval)、メタけい酸=72.9、メタほう酸=198.5 <H16.6.30分析>

〔 2004年11月19日レポ 〕
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