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■ 1980年代中盤の夏ソング

ただいま断捨離の最中ですが、棚の奥の奥から学生時代に聴いていたテープのリストが大量に出てきました。
あの時代、こういうのを聴いていたという記録の意味で(笑)、テープ1面(約45分)分の例をUPしてみます。
おそらく1984年頃のやつだと思います。

洋楽ばっかり聴いていた記憶があるけど、このリストみると邦楽もかなり聴いている。
サザン、角松、杏里など、洋楽のなかに散りばめてもまったく違和感がない。
それと、Fusionがかなり入っている。今から考えると、ボーカル曲だけだと重たくなるので清涼剤的に入れていた感じがする。

01.Love Somebody - Rick Springfield

1984年リリースのサントラ『Hard to Hold』からのシングルカット曲で全米でヒットした。
この前にリリースされた『Working Class Dog』(1981年)、『Success Hasn't Spoiled Me Yet』(1982年)の2枚も清涼感あふれる好アルバム。

02.ふたりだけのパーティ - サザンオールスターズ (cover)

1980年リリースの3rdアルバム『Tiny Bubbles』のA-1曲。桑田さんの曲のなかでもかなりのハイトーンとされる。
荒削り感あるけどスムーズに入ってくるSAS初期の名曲。

03.Dilemma - Kalapana

1977年リリースの『Kalapana III』から。
Kalapanaは1975年の1stアルバムからリアルタイムで聴いていて、サーフロックはこの頃もかなり聴いていた。
Kalapanaの他にもPablo Cruse、Island Band、Cecilio & Kaponoなど、サーフロック系がかなりリストに入っている。

04.Head Over Heels - The Go-Go's

1981年デビュー、1985年に解散したアメリカのガールス・バンド。
これは1984年リリースの『Talk Show』収録曲でたしかスマッシュ・ヒットしたと思う。
この頃はこんなシンプルに跳ね跳ねの曲が、メインストリームでもふつうにヒットしていた。

05.Say You Will - J.D. Souther (w/Linda Ronstadt)

1984年リリースの『Home By Dawn』からの佳曲。
日本では「You're Only Lonely」のヒットで知られ、『Home By Dawn』はあまり話題にならなかったが実は佳曲揃いの名盤。

06.Off Shore - 角松敏生

角松敏生の傑作『ON THE CITY SHORE』(1983年)のA-1を飾る代表曲。
グルーヴ感ばりばりで、洋楽のなかに散りばめてもまったく違和感がない。

07.Walk Away Renee - John O'Banion

東京音楽祭に出場したり、角川映画の『里見八犬伝』の主題歌(1983年)を歌ったりで、日本ではベタなイメージの強い人だが、実際はアルバム・オリエンテッドなAOR系のミュージシャン。
これは1981年リリースの1stアルバム『John O'Banion』収録のThe Left Bankeのカバー曲。

08.Deserted Beach - Dan Siegel

1980年初頭~1990年にかけて、シーサイドイメージの好メロ曲を量産したFusion系キーボードプレイヤー。
これは1982年リリースの3rdアルバム『Dan Siegel』からの1曲で、ホーンセクション絡みのブライトで繊細な旋律が耳に心地よい。

09.Nielsen Pearson - Hasty Heart

当時、好き者のあいだで妙に評価が高かったReed Nielsen/Mark Pearsonのアルバム『Blind Luck』から。
ベタつかずきりりと引き締まった仕上がりは、Bill Schneeプロデュースが効いているのかも・・・。

10.Last Summer Whisper - Anri (杏里)

1982年リリースの名盤『Heaven Beach』収録のミディアム曲。
角松と同様、グルーヴ感ばりばりで、洋楽の強者のなかに放り込んでもまったく遜色がない。

11.Wait for Me - Daryl Hall & John Oates

1979年リリースの『X-Static』収録曲でシングルカットされてスマッシュヒット。LIVEでもよく演奏された彼らの代表曲。
こんな洒落っ気のある曲がシングルで切られてヒットするとは、やっぱり時代だと思う。

12.How 'Bout Us - Champaign

1981年リリースの1stアルバム『How 'Bout Us』に収録されヒットしたブラコン系のミディアム曲。
この当時結構みられた白人と黒人の混成バンドで、男女ボーカルのかけ合いも絶妙。
色気のあるSaxの音色がこの時代を象徴している?

こんなのが出てくるようじゃ、断捨離はむずかしいかも・・・(笑)


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※ 関係ないけど、さっきまでこの記事書きながら録画したカラバト視てた。
「黄金の世代?(カラバトU-18が強い件)」の記事の内容(というか、ここで紹介している子たちの実力の凄さへの評価)に変更ありません。


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