akubiののほほん日記

のほほんとした日常の一コマを綴っています。

春の味

2008年03月04日 21時06分01秒 | 退院してから
先月の28日に解禁されたイカナゴの新子漁。
イカナゴ(玉筋魚)は、大きさ20センチにもなる魚で、その稚魚のことを新子(シンコ)と関西は呼んでいます。
だいたい大きさは2センチくらいでしょうか。
2月の終わりから4月にかけてが、漁の時期らしいです。

これを、クギ煮にするのが、この時期関西の風物詩になってます。
郵便局には、エクスパックを使ったイカナゴ便なるものもあるし・・・

クギ煮とは、お鍋に醤油、みりん、お酒、ザラメ糖を煮立て、皮付き生姜を加えて一煮立ちさせたところに、水揚げされた生のイカナゴを入れ、煮汁がほとんど無くなるまで煮込みます。
炊き上がったイカナゴは茶色く曲がっているんです。
それが、錆びた曲がった釘にみえることから「イカナゴのクギ煮」と呼ばれるようになったそうです。

朝水揚げされたイカナゴの新子が、その日のお昼過ぎに店頭に並ぶんですが、1時過ぎのこともあれば、もっと遅れることもある。
おまけに天候やその日の水揚げ量によっては、入荷されないこともあるんですよね。

じっとスーパーで待つ方もいらっしゃるようですが、私にはそこまでの根性がない。
手にはいるのは、偶然その場に居合わせたときと、夕方に行ったときに残っているとき。

今年は、石油高の影響もあるのか、値上がりしていると報道されていました。
そのためか、夕方スーパーに行ったとき、あったんですよねぇ。
1キロ入りのパックが、ゴロゴロと!

もちろん、買いましたわよ。
でも1キロだけ。
近くにいたおばさまは、2パックカゴにいれていらっしゃいましたが・・・

夕食のメニューは、豚汁。
先に、クギ煮から。
煮込んでいる間に、豚汁の調理にかかりました。
お醤油のいい匂いを嗅ぎながら・・・

う~~ん、食欲が刺激される。

クギ煮は、30分ほどで出来あがり。
これで白いご飯を食べると、いくらでも食べられそうですが・・・
きょうは、1膳だけで我慢。

根性試しをやっている気分です。



コメント (2)
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