akubiののほほん日記

のほほんとした日常の一コマを綴っています。

医大病院へ行く

2007年07月08日 10時11分42秒 | 診断されるまで
5月16日 医大病院へ行く。
この日から、息子は修学旅行。
学校での集合時間が、6時45分なので、遅くても7時にはフリーになる。
だから、8時半の受付には余裕で行けるだろう。
ただ、昼からエアコン掃除の予約を入れてしまっているのが、気がかり。

8時35分病院へ到着。
HPでチェックしておいたはずなのだが、玄関は何処?
近くにあった入り口から入ったのだが、よく見ると、そこは夜間出入り口だった。
まあ廊下でつながっているだろう・・・と、お気楽に考え、道なりに進むと、
会計の窓口には、すでに人の列が・・・
こんな調子で、午前中に終わるのだろうか?と、ちょっぴり不安になる。

初診受付票を書き、順番を待つ。
約10分で名前を呼ばれた。
以外とスムーズじゃない!
これなら楽勝かも!

しかし、現実は甘かった。
地図をもらって、産婦人科の受付に書類を提出。
ここからが長い・・・
いくら待っても、名前が呼ばれない。
持参した本が1冊読み終わってしまった。
(まあ、簡単に読める本なのだが)

この日は、初診の人が多かったのか、窓口へ「どれくらいかかるでしょう?」と、聞く人もいた。
やはり、大学病院だ。
仕方がない。
いざとなったら、掃除の予約のキャンセルの連絡をしなくっちゃいけない。

いい加減、待ちくたびれた10時30分頃、やっと名前を呼ばれる。
ただし、予診らしい・・・
私の担当は、研修医なんだとか。
ま、患者からの聞き取りは、研修医任せって聞いているモンね。
別に驚きもせず、質問に答えていく。

これですぐに診察かな?と思ったら、次に呼ばれるまで20分あまり。
結局診察室にたどり着いたのは、11時を回っていた。
1人で、診察室に入ろうとすると、看護師さんが、「今日は1人で来られたんですか?」と、驚いたように言う。
 だって、診察を受けるだけじゃないの?
 1人で来るのが当たり前だと思っていた私は、またまたそんなに重大な問題なの?と、驚いてしまった。

Dr : 先生からどう聞いています?
  
 病気が病気だけに、本人が知っているかどうかの確認なんだろうか?

akubi: ガン細胞が見つかったから、設備の整った病院で検査を受けて下さい、と言われ、今日来ました。
Dr : そうですか。 ともかく診せてもらえますか?

 内診を受けるため、一旦部屋を出て、また10分くらい待つ。
 内診室は2つ並んでいて、隣にも患者さんがいた。
 声は筒抜け。
 聞こえてきたのは、今日来ている人は妊婦さんのようだ。
 私は、今更子どもを持つことを望んでいないが、もしまだ希望しているとしたら・・・ ガンのために子宮や卵巣の摘出をしないといけないとしたら・・・
 隣から聞こえてくる内容は、かなり酷なモノだろう。

Dr : 超音波診断しますね。
    これが筋腫ですね。 内膜・・・やはりお年の割に厚いですね。
    もう一度、細胞を取らせてもらいますね。

  やっぱりね。
  ここを紹介してくれた先生は、「標本を持って行くから、また検査することはないと思う」とおっしゃっていたが、私は、大学病院という所は、後々の資料として、自分の所での標本を欲しがるモノだと思っていたので、絶対にまた細胞を取るモノだと、確信していたのだ。
  看護師さんは、「あの痛み、トラウマになっているかも知れないけど、緊張しないでね。」と、おっしゃる。
  お気遣い無く・・・ 私は鈍いのか、そんなに痛いとも思っていませんよ。念のためナプキンを持ってきておいてよかった~と、思っただけだ。

 内診がすんで、また廊下で待つ。
 本当に、待っている時間の方が長い。
 
 今度は、5分程度で名前を呼ばれた。

Dr : 画像を見た限りでは、初期も初期Ⅰaだと思います。
    体ガンって、本当は内膜ガンって言うんですよ。
    (と、体ガンについて、図を書いて説明してくれる。)
    筋層に浸潤していないか、画像で調べる必要もありますから、
    CT・MRの検査を受けてもらいます。

    と言って、パソコンで空き状況を見て、予約を取っていく。
    CTはラッキーなことに翌日の午後に空きがあった。
    「午前中の方がいいよね?」と言ってくれ、MRは5月25日となった。
    それらの検査で造影剤を使うため、副作用の説明を前もってしておかないといけないらしい。 大変だねぇ~ 先生も・・・と、同情した。

Dr : あと、帰りに採血して帰って下さい。
    画像診断等をみて、全員で今後の方針を話し合い、診断結果は教授から伝えることになっているので・・・
    ただ教授の診察日は、木曜日のみなので、5月31日でいいですか?
    この時は、できたらご主人とかのご家族と一緒に来てもらえますか?
akubi: はい。わかりました。 ありがとうございました。 今後よろしくお願いします。
Nurse: 予約票とかお渡しするモノがありますので、外でお待ち下さい。

   大学病院って、患部は診ても患者を診ない、もっと上から物を言う医者・・・と、勝手に思いこんでいたので、ソフトに接してくれる先生に、意外性を感じたのだった。

 検査や次回の外来の予約票をもらい、採血をすませ、会計を終え、時計を見たら、12時30分だった。
 半日で済んで、ラッキーだと言うことを実感するのは、後日である。

 ともかく今帰れば、なんとか掃除の予約に間に合うだろう。
 ガンとはっきり言われたショックより、そのことの方が気になる私だった。


   



    

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