7月4日
午後、「退院される○○様へ」と書かれた病棟発行の冊子をもらう。
書かれていることについて、看護師さんが説明してくれる。
冊子は、
・日常生活
・手術後の身体の変化について
・性生活について
・婦人科の手術受けられたあなたへ
の4項目で、構成されていた。
日常生活について
日常生活の目安としては、
退院→シャワー・シャンプー
1週間→無理をしない程度の家事、散歩、近所への買い物。
2週間→外来診察(入浴の許可の確認)
美容院(カット)
約1ヶ月→自転車(長距離以外で体に負担をかけない程度)
約3ヶ月→スポーツ
車の運転は、入院生活により集中力が低下すると言われているので、1人での運転はしない。
体力の回復には個人差があるので、体の負担にならない程度から行う。
食事:高タンパクで高カロリーのものを多く摂るよう心掛ける。
便秘気味の時は、乳製品、果物、こんにゃくなどを多く摂
る。
貧血気味の時は、鉄分の多い食品類(レバー、緑黄野
菜、根菜など)
清潔:入浴が許可されても、疲れない程度に
排便:手術により腸の動きが弱くなっているので、
便秘や下痢になりがち。
便の症状にあわせて、薬剤で調節する。
仕事:仕事の開始は、外来診察時に相談する。
上記のことを参考にして生活して下さいって、事だった。
手術後の身体の変化について
*子宮を摘出したら
子宮を摘出した後のスペースは、腸が穴埋めをしてくれる。
また生理は無くなるが、排卵はこれまで通り行われる。
*片方の卵巣を摘出したら
残された卵巣が今まで通り二つ分の働きをする。
女性ホルモンの分泌の変化もない。
排卵は毎月ある。
生理は今まで通りある。
*両方の卵巣を摘出したら
卵巣からのホルモンの分泌、排卵が無くなる。
個人差があるが、卵巣欠落症状(更年期症状)が起こるこ
ともある。
ホルモンの分泌は、副腎が補ってくれるので、完全になくな
ることはない。 生理はなくなる。
こう書いてあったのですが、この説明は、それぞれ単独の手
術をした場合の説明です。
nurse: 子宮を摘出したら・・・排卵はこれまで通り行われます
akubi: 私の場合は、子宮・卵巣両方ともとっているので、
排卵もないでしょ?
nurse:そうですね
と言うやり取りをしたので、今度説明に追加されることを、期待
しています。
★卵巣欠落症状とは
ホルモンのバランスが崩れ、頭痛、肩こり、イライラ、のぼせ、
めまい等の症状が起こること。
しかし、個人差がある。
趣味や仕事に打ち込むなど気分転換を図りましょう。
カルシウムの吸収が悪くなり、骨粗鬆症を起こしやすくなるの
で、カルシウムの多い食品を摂るよう心掛けること。
*帯下(おりもの)・出血について
手術後も膣から帯下がある。
手術後2~3ヶ月すると、組織が盛り上がり、その部分から
帯下や出血が少しあるが、心配は要らない。
そのほか、広汎子宮全摘術を受けられた方へは、
退院後2~3ヶ月して、排尿障害について注意事項が書いてあ
りました。
・頻尿、排尿時痛、尿が濁る。
水分を多く摂ってみる。それでも症状が持続する場合は、
外来受診
・尿漏れ、1回尿量が減ってきた。
残尿があるかもしれないので、骨盤低筋体操を再開する。
それでも症状が持続、痛みなどの出現の場合、外来受診
性生活について
さすがに独身の看護師さんには言いにくいのか、「読んでお
いてください」と言われました。
akubi: まぁ~どっちでもいいし~ (と流す)
nurse:そんなことを言っては駄目ですよ!
大事なことなんだから!
と、叱られました。
性交に必要な膣は今まで通り残っているので、性生活にほとん
ど支障がない。
・性交によって縫った部分が、破れたり出血したりすることはない。
・開始時期は、個人差があるので外来受診時に先生に聞く。
・膣壁からの分泌物があるので、性交時に痛みはほどんどない
と思われる。(両方の卵巣を摘出した場合は、多少分泌物の減
少があるので、市販のゼリーを使用するのもよい。)
婦人科の手術をしたあなたへ
★女性としての自信を持ちましょう
女性らしい体つきは、思春期に作られる、女らしい雰囲気や
仕草などは環境や価値観で変化していくので、閉経後に急に
女らしくなくなるようなことはないので、自信を持って日常生活
を送って下さい。
と言うようなことが書いてありました。
個人的には、別に子宮・卵巣が無くなったらと言って、男になる
はずがないので、改めてこう書かれていることに違和感を持ち
ました。
★パートナーとの性生活を再開しましょう
ふ~~ん、と思いながら読みました。
でも、一番大事なのは、最後に書かれていた
退院後も定期的な婦人科受診を行い、健康管理を行ってい
きましょう。
これだと、思っています。