ブラックフェイス手帳

中央線201系 最後の軌跡

H23.4.28(木)デリーメトロ

2011-05-01 | 韓国・インド・パキスタン
 午前中、時間が空いたので、デリーメトロに乗車。


 イエローラインは4両編成。
 しかし、都心部では混雑し、早く増結すべきである。



 道路の歩道橋からレッドラインを撮影。



 最後にAirport Linkに乗ってデリーメトロ完乗。
 車内は清潔感あり、空いているためインドらしくないが、あまりに空いているので少々心配である。
 運賃設定が高すぎて使われていないような。

 Airport Linkは2駅が工事中で、未開業だった。


【ご注意】
 インドにおいて、鉄道の走行写真の撮影が法的に制限されているのかどうかわかりません。
 当方、データを消去させられる場合も覚悟の上で撮影しております。

H23.4.22(金)デリーメトロ

2011-05-01 | 韓国・インド・パキスタン
 22日は祝日だったのでデリーメトロ乗りつぶしに。
 まずはRajiv Chowkからイエローラインに乗ってグルガオン方面へ。


 終点で走行写真を撮ったが、傾いてしまった。

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 続いてバイオレットラインに乗車。



 走行写真が撮れそうな公園があったので下車したが暑くて体力を消耗。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 その後、ブルーラインに乗って終点Anand Viharへ。


 大きなバスターミナルがあったので見に行ったところ、160番乗り場まであった。


 ところで、デリーメトロの路線図にはさらに2駅先まで運行されているかのように描かれているものが堂々と駅に掲げられているが、現在はAnand Viharが終点である。

 インドの地図はあまり信用できないので、困ったものである。

 乗りつぶしといったお遊びでは笑って済む話だが、業務上でも同じ場面が何度も出てくるのでインド人相手の仕事は疲れる。

H23.2.11(金) デリーメトロの手帳

2011-02-11 | 韓国・インド・パキスタン

 今日はデリーメトロの手帳をもらった。



 路線図にはAirport Linkが載っているが、開業はまだだったような。

 日本では考えられないが、職員名簿のページがあり、電話番号も載っている。
 昨年もらったバンガロールメトロの手帳もそうだったので、インドではそういうものなのか。

デリー、バンコク、バンガロール 3空港雑記

2010-09-26 | 韓国・インド・パキスタン
■デリー(インディラ・ガンディー)空港
 8月下旬にデリー(インディラ・ガンディー)空港に到着すると、新しいターミナルビルになっていた。
 4月に初めてインド出張した際には古いターミナルビルで、なんとなく途上国らしい感じがしたが、きれいなビルに生まれ変わっていた。

 
 なんだかインドらしくなくなってしまったような。
 よくある話だが。


■バンガロール空港
 9月中旬、2ヶ月ぶりにバンガロールへ。
 8月下旬のインド出張で下痢になり、帰国後もくたばったので、4日遅れの出発となった。
 標高950mの高原なので、日本より涼しく快適だった。
 

 帰国は深夜0時30分の飛行機だったので、21時15分頃に市内を出発。
 ところが渋滞にはまる。
 市内から空港までは30km強あるのだが、15分か20分かけてやっとこ1kmほど進むところもあり、22時を過ぎても市内中心部を離れられず、運転士もまいったねぇ、みたいなことを言う。
 渋滞にはまると空港から2時間ほどかかることがあると聞いていたが、それどころでないような気がして、飛行機の予約変更をすべきなのか、しばらくインドに残る同行者に聞いてみたりしたが、23時10分過ぎに空港に到着。

 とんでもない渋滞にはまったが、ここの空港も空港アクセス鉄道の計画があるらしい。 


 この空港の案内放送前に流れるチャイムは、DBの駅で流れているチャイムと同じ。
 ドイツと関係あるのか?


■バンコク・スワンナプーム空港
 広大なスワンナプーム空港はトランジットの際に到着階から出発階に移動できるトランスファー・カウンターが1箇所しかなく、最悪の場合、飛行機を降り、トランスファー・カウンターまで到着階を1km程度歩いて、出発階を再び1kmほど歩いて、平面的にはほぼ同じところ戻ることもあり、歩かされる空港として評判が悪い空港であった。

 今回、飛行機を降りると、トランスファー・カウンターがEASTとWESTの2箇所に増えていた。
 ところが、乗り継ぎ便の搭乗ゲート番号の案内がどこにもないので、EASTに行けばいのか、WESTに行けばいいのか、よくわからない。
 同じように右往左往する客も多く、空港側は便利にしたつもりなのかもしれないが、むしろ乗り継ぎ客にストレスを与えているような気がした。


 WESTまで680m


 裏面を見ると、EASTまで120m

 乗り継ぎ便の案内は出発階に行かないと掲示されていないので、近い方に行った方が安全である。

 しかし、なんで到着階に乗り継ぎ便の案内をしないのだろう。

バンガロール国際空港

2010-07-10 | 韓国・インド・パキスタン
 インド南部のバンガロールは標高900mの庭園都市。
 東京より涼しく、さわやかだった。


 インドにこんなしゃれた空港があるとは思わなかった。




 チケットカウンターに40分並ばされたのにはうんざり。

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 9日5時半過ぎ(日本時間7時半過ぎ)に、バンコク・スワンナプーム空港に到着。


 中央線の運用を調べたら71T運用に就いているようだったので、楽しみにして成田へ向かった。

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 ところが、成田到着後に再度運用を調べてみると、なにやらあったらしく、H7編成はトタ区に入ってしまったとのこと。



 八王子駅で東西線を撮って帰宅。


4月27日(月)【韓国】地下鉄3号線

2009-05-06 | 韓国・インド・パキスタン
 中央線の菊秀まで行った後、玉水で地下鉄3号線に乗り換える。
 北西の大化方面に未乗区間であるため、大化行きを待つ。
 反対方面に小田急の9000系のような3000系、3010-3910編成がやってくる。



 12時30分、途中駅まで行く電車に乗車。
 30分ほどすると地上に出て、駅撮りしやすそうな駅があったので、下車する。
 紙杻という駅である。



 まず、ソウルメトロ3000系の3045-3945編成を撮る。



 今度は韓国鉄道公社3000系の3074-3974編成がやってきた。
 そろそろ大化まで行かないと、飛行機の時刻が危なくなってくるのでこれに乗車。
 車両基地が見えたが、ソウルメトロの新3000系がとまっているのが見えた。5月から運行されるらしいが、徐々に旧3000系は置き換えられるのだろう。

 次の三松は地下駅だが、ふたたび地上に出ると団地に囲まれた元堂に到着。
 緑地の多いニュータウン風の街である。
 元堂を出ると緑豊かな丘陵地となり、丘陵を貫くトンネルに入る。
 地下鉄と言うより、相模原線や西神線のようである。
 花井を出て地上に出ると田園地帯となり、やがて郊外線が見えてくる。



 高架の大谷駅を出るとすぐに京義線と交差するが、電鉄化に備えた駅改良工事が行われている。
 このあと、ふたたび地下にもぐり、13時43分、終点大化駅到着。

 3号線の紙杻~大化間(9.2km)は、KORAILの一山線である。
 KORAILの各路線の営業距離はよくわからないのだが、これで2800km程度に乗車し、KORAIL乗車率が90%を越えた。

4月27日(月)【韓国】中央電鉄線で菊秀へ

2009-05-05 | 韓国・インド・パキスタン
 3年前にソウルに行った際に、中央線にも電鉄化の波が押寄せており、清涼里から徳沼まで電鉄線が運行されていた(ただし運行上の起点は龍山)。その後電鉄区間は延伸され、現在は菊秀までとなっている。

 中央電鉄線も中央線の列車も同じ線路を走っており、前日26日に列車で乗車しているので未乗区間というわけではないが、改めて電鉄線で行ってみることにした。
 データイムに徳沼までは毎時4本が運行されているが、菊秀までは毎時2本のみとなり、運が悪いと30分ほど待つこととなる。
 3年前に徳沼まで行ったときも、本数は同じくらいだった記憶があり、帰りの時間を気にした覚えがあるが、今度はもっと少ない。

 さて、回基から321000系8連の先頭車に乗車すると、25人ほどの乗客がいたが、ほとんどがハイカーと思われるおばさんである。10人ほどがピッケルを持っている。
 車内はホリデー快速のような雰囲気である。

 徳沼を出ると、405mのトンネルに入る。南側に旧線があり、くねくねまがったルートだが、新しく、まっすぐなルートに付け替えられている。
 次の陶深駅は相対式ホームの駅で、周囲は高層住宅で埋まっている。この駅だけ見ると毎時2本とは少ないように思うのだが、乗降客はさほど多くはない。
 陶深を出ると、丘陵とその谷間の田園地帯を通る。途中、1415mと210mのトンネルを通りぬける。
 2面4線の八雲駅から折りたたみ自転車を持った高校生か大学生くらいの男が乗ってきた。
 ますます中央本線の山線や青梅線の週末のようになってきた。

 1000mあるかないかくらいの高さの山が見えてきて、こちらは4150mのトンネルに入る。トンネルの長さはトンネルの入り口を注意してみてると表示されている。

 2面4線の雲吉山駅に到着。
 ここでハイカーの半数以上が下車する。
 雲吉山を出ると、湖かと思うような北漢江を渡る。

 南側には廃線跡のトラス橋がある。昔は単線だったようだ。

 川を渡り終えると2面4線の雨水駅に到着。
 ふたたび丘陵の中の低い山をトンネルで貫く。
 1650mと1150mのトンネルがあったが、いずれもトンネルの前後でくねくね曲がった廃線跡が見られた。
 2面3線らしき工事中の駅を通過する。駅で配布されていた路線図によると新院という駅になるらしい。
 景色は変わらず2本のトンネルを通ると側線が次々と分岐し、終点菊秀に到着。清涼里から42.4km地点である。

 駅はまだ工事中で、2面4線のうち1面を使って運行している。

 菊秀の向こうでは工事が進められていたが、これは在来線の付け替えではないかと思う。

 菊秀の駅前は農村風景が広がり、ソウルに通勤する人が住むような住宅はまったく見られなかった。

 日本でもあるような田舎町に、真新しいきれいな駅舎がひとまず開業といったところだろうか。
 何年かたったら大変貌しているかもしれない。

 ここから電車を使ってくださいということだろう。P+R駐車場があった。

4月27日(月)【韓国】1号線と中央線の車両

2009-05-05 | 韓国・インド・パキスタン
 ソウルの1号線と中央線の乗換駅である回基駅のホームで30分ほど駅撮り。
 撮った順に紹介する。



<韓国鉄道公社321000系>
 9時半頃、中央線用の321002-321902編成(8連)が回送されて1号線の城北・議政府方面へ。車庫に向かっているのだろう。



<韓国鉄道公社321000系>
 中央線、龍山行き。321006-321906編成。



<京春線1809列車>
 清涼里9時30分発の東春川行き。冬ソナファンの日本人のおばさんが乗っていそうである。



<ソウルメトロ1000系>
 1010-1910編成が1号線のソウル方面へ。



<ソウルメトロ1000系>
 1006-1906編成。



<韓国鉄道公社1000系>
 1076-1176編成。
 昔はブラックフェイスだったが、公社化にともなう塗装変更でブルーになった。
 しかし、新型車両の導入とともにだんだん淘汰されているのだろう。



<韓国鉄道公社1000系>
 メモは取れなかったが、いくつかの編成を寄せ集めた1062-1162編成。
 1076-1176編成と前面のデザインが若干異なる。



<韓国鉄道公社5000系>
 5006-5106編成。
 少々塗装が落ちている。
 こちらも昔はブラックフェイスだった。



<韓国鉄道公社5000系>
 5030-5130編成。



<韓国鉄道公社321000系>
 中央線、龍山行き。321003-321903編成。



<韓国鉄道公社321000系>
 9時52分頃、中央線用の321015-321915編成が回送されて1号線の城北・議政府方面へ。



<ソウルメトロ1000系>
 ようやくやってきた、ソウルメトロ1000系抵抗車、1013-1913編成。
 1974年登場であるため、今回は撮っておきたかった。
 これを待っていたので、撮影終了。

4月27日(月)京釜電鉄線の通勤風景(Seoul Rapid 乗車記)

2009-05-02 | 韓国・インド・パキスタン
 京釜線の天安駅に7時に到着し、次に乗車するのは7時23分発の「Seoul Rapid」である。
 「Seoul Rapid」の概要については「4月27日(月)京釜電鉄線の通勤風景(セマウル号からの観察)」に記載したので省略する。
 


 さて、乗車する電車はソウル8時49分着であるためトイレをすませ、T-moneyカードをタッチして改札を通る。電鉄区間はどこもICカードが使える。

 天安以北は複々線化されているとはいえ、電鉄線の本数はさほど多くはなく、ピーク時間帯で快速2本を含め時間あたり7本しかない。
 これから乗車する7時23分発の前の電車は7時10分の各駅停車である。

 ホームに向かう際、座るために乗車目標位置に並んでいる客がいることを想像したが、大ハズレで、ざっとホームを見渡した限りで20人いるかいないか、といったところであった。

 ひとまずホームのソウル方の先端に向かうと、電車が入線してくるのが見えた。

 5069-5169編成である。

 行先表示を見ると、これが「Seoul Rapid」であった。2号車に乗車。
 なお、Rapidを漢字で表記する場合、「急行」となっている。

 7時23分、定刻に出発。
 出発時に2号車には20人ほどいたが、出発後に後ろの車両から移ってくる人がおり、その一部は1号車に乗り移り、最終的に23名となった。
 新聞読む人7人、読書をする人3人、携帯電話で通話している人1人、携帯の画面を眺めている人1人、イヤホンをして英会話の本を見ている人1人、その他は居眠りや考え事などをしていた。
 走行しているのは緩行線である。さきほどソウルから天安まで乗車したセマウル号から列車線を走行する通勤電車があるのかどうか観察していたが、まったく見られなかった。今乗ってる電車は緩行線を走行していることからしても、Seoul Rapidは緩行線を走るように思える。しかし、いつ列車線に転線するかわからないので、観察しておく必要がある。
 最初の停車駅、平井で若干乗車があり、2号車は27人となった。しかし、その後3名が3号車から移ってきて、さらに1名がやってきた。ここで7人がけシートがおおむね5人程度で埋まる。
 さきほどから、後ろの車両から乗り移ってくる客が見られるが、これはソウル駅に到着してわかった。ソウル駅の出口が先頭車の先にしかないため、後ろの車両から乗り移ってくるのである。

 7時34分、上り列車線に1面1線のホーム、上り電鉄線用として1面2線のホームがある成歓駅に到着。停車中に列車線をムグンファか何かが通過していった。ここで7人がけシートがおおむね6人程度で埋まる。
 7時42分、上り列車線に1面2線のホーム、上り電鉄線用として1面1線のホームがある平澤駅に到着。乗降客が多い駅だけあって、2号車は20人ほどの立ち客が出てくる。
 なお、平澤駅に到着する直前に、天安行きの5000系とすれ違ったが、そちらは立ち客が多く混雑していた。京釜電鉄線は、片道輸送だけではないようだ。 
 平澤を出ても緩行線を走行する。外線だけにホームがあるチジェ駅を通過し、西井里に到着。7人がけシートの前に2~3人が立つ。
 2駅通過し、7時57分、鳥山駅に到着。
 再び、2駅通過し餅店到着。ここでつり革の残りはわずかとなる。ここはソウルから48.7km地点であり、東京からで言えば八王子とほぼ同じである。

 外線のみホームのある細柳を通過し、比較的大きな都市である水原に到着。ここで多少の下車が見られたが、それ以上に乗車し、つり革はすべて埋まった。
 水原を出ると、緩行線から列車線に移り、グングン加速する。おー、ついに本領発揮といった感じであるが、残念ながら華西駅のみを通過して、その後、成均館大、義王、軍浦と3駅連続停車する。
  成均館大は駅周辺に高層団地が並んでいるので、理解できるが、義王、軍浦は止まるのは少々理解に苦しむ。しかし、駅のホームは2面4線で列車線を走行する通勤型電車も止まれるようになっている。ふと、杉並三駅を思い出した。

 地下鉄4号線と接続する衿井は通過し、8時28分、2面4線の安養駅に到着。2分ほど遅れている。ここはソウルから23.9km地点であり、東京からであれば三鷹に相当する。
 車内は東京の感覚からすればまだ詰め込みの聞く状態であるが、とはいえだいぶ混雑している。

 8時33分、KTXの走行する高速線と合流し、8時34分、衿川区庁に到着。わたしの隣に座っていた兄ちゃんが下車した。ほかにも若干の下車はあったが、それを上回る乗車があり、通路は3列のすし詰めとなる。しかし日本の車両より幅が広いので、ぎゅうぎゅうではない。
 乗降に手間取ったようで、1分ほど停車し8時35分に出発。
 京仁線と合流する九老を通過し、残る停車駅は永登浦駅のみ。

 永登浦駅は地下鉄との接続はない駅だが、京釜線の中では龍山駅とともにサブターミナルとして機能しておりセマウル号も停車する。この電車も停車する。
 8時42分、日本語でも案内があり、永登浦駅に到着。かなりの下車客があり、私の両隣も下車。
 3分遅れであるためか、直ちに出発。

 三複線で漢江を渡り、KTX湖南線の発着駅である龍山駅は通過する。
 龍山駅を通過する頃、離れたところから大声がする。みんな何事かと見ているのでけんかだろうか。さほど長くは続かず、沈静化。

 8時55分、地下鉄1号線直通のメトロ1000系とともにゆっくり併走。
 8時56分、7分遅れでソウルの地上ホームに到着した。

 ソウルの地上ホームは、KTXやムグンファの優等列車と板門店の方に向かう京義線のローカル列車が発着する駅だが、電鉄線から入ってきた電車の客はどこの改札に向かうのか疑問だったが、乗客はみな先頭車の先にある地下に向かう通路に吸い込まれていた。

 客が吐けるのを待ち、写真を撮って、その通路をたどっていくと、1号線の駅につながっていた。

 天安からソウルまでソウル版「通勤快速」が運行されているが、天安はソウル通勤圏とは言いがたいものの、ソウルから75km離れた平澤からはそれなりに利用があり、このあたりが南限のように思えた。
 餅店、水原はソウルから各駅停車で1時間圏であり、このあたりは間違いなく通勤圏と言ってよさそうである。
 混雑状況は、高層団地の多さから、けっこう激しいのではと思ったが、思ったほどではなかった。もっとも、ソウル着が9時近いこともあり、もう少し前の電車であれば違うのかもしれない。
 海外で通勤時間帯に郊外から都心に向かう電車に通して乗ったのはこれが初めてだが、自分も通勤してる気分を味わえ非常に面白かった。
 

4月27日(月)京釜電鉄線の通勤風景(セマウル号からの観察)

2009-05-01 | 韓国・インド・パキスタン
 韓国旅行3日目は、京釜電鉄線(1号線)の通勤風景観察である。

 京釜線は、ソウルから96.6km南の天安まで複々線化されており、外線が1号線が走行する言わば緩行線、内線がKTX、セマウル、ムグンファなどが走行する列車線(急行線)となっている。厳密に言えば、龍山~九老間は龍山発着の快速が走行する快速線も加わり、三複線となっている。

 日本の複々線区間であれば、急行線を有料特急のみならず急行・快速・準急などが走行し、各駅停車を次々と追い抜くのが基本である。
 ソウル近郊路線の主要路線である京仁線の複々線も快速が毎時数本以上が設定され、そのような使い方をされているが、京釜線の複々線では、快速系に相当する電車の運行頻度は少なく、朝から晩までおおむね1時間に1本、しかも間隔はまちまちでしかない。

 京釜電鉄線の快速電車の停車パターンは朝晩に設定されている、日本風に言えば「通勤快速」と、それ以外の「快速」の2種類がある。
 通勤快速は上り方面は天安を6時04分、同35分、7時23分に出発する3本、下りはソウル発7時14分、19時14分、20時03分の3本のみである。

 この日のターゲットは、天安発の上り「通勤快速」である。

 これに乗るためにはソウルを朝早くに出発しなければならない。朝4時45分に起床し、5時過ぎにホテルをチェックアウト。
 ソウル駅で、5時55分発のセマウル号の天安までのチケットを購入して乗車した。

 8両編成で、前から150+378+394+549+403+927(Cafe)+785+184である。

 朝の京釜電鉄線で見ておきたい点は、途中の混雑状況、着席可能エリア、そして、「通勤快速」が走行するのが外線なのか内線なのか、という点である。

 セマウル号は定刻にソウルを出発。

 さっそく、すれ違う上り電車を観察していると、6時02分頃に、地下鉄1号線直通の快速電車を発見したが、さっそく立ち客が見られた。しかし、その後に続く龍山止まりの快速は席の半分が空いていた。
 地下鉄4号線と接続する衿井で各駅停車を見たが、これもまだ座席が空いている。
 次の駅の軍浦(ソウルから27.5km)を過ぎると宅地が減って緑が増えてくる。しかも、霧がかかってくる。
 次の義王は駅の西側にヤードが広がり、駅周辺では団地が建設中である。
 6時25分、各駅停車とすれ違うが立ち客が見える。このあたりはソウルまで各駅停車で40分程度のところである。
 次の成均館大は左右とも高層団地が並ぶ駅であり、乗降客は多そうである。
 6時27分、ソウルメトロの1000系(ステンレス)とすれ違うが、席は若干の空きが見られたが、立ち客もあり。

 6時30分、ベットタウンであり城下町でもある水原に停車。電鉄線の上りホームには、各ドア位置に2~5名が並んでいる。水原はソウルから各駅停車でほぼ1時間圏である。
 セマウル号が停車していると、上り各駅停車が到着したが、水原到着時に10連の一部の車両に立ち客が見られたが、おおむね7人がけ座席のうち1~2人分が空いている状況だった。したがって、水原は各車両に立ち客が出るということになる。

 6時35分、水原の次の細柳で各駅停車とすれ違うが、7人掛けシートに1~2人程度でだいぶ空いてきた。このあたりまで来ると、田園風景が広がり、埼玉県の北部のような風景となる。
 6時37分、餅店を通過すると本線のそばから出庫してくる上り通勤電車があり、そのそばの緩行線(外線)を上り各駅停車が通り過ぎていく。
 このあたりはソウルから48km程度であり、中央線利用者の私としては、だいたい八王子あたりまで来たのか、と考える。
 
 さて、そろそろ天安6時04分発の「通勤快速」とすれ違う時間である。さきほどから「通勤快速」と書いているが英語表記では「Seoul Rapid」であるので、これ以降はそちらで記載する。なお、天安行きの場合はどのような表記かはわからない。ソウルの快速は「行先+Rapid」という表記が多いので「Cheonan Rapid」かもしれない。
 じっくり上り外線、内線を観察したが、すれ違う電車がない。
 6時39分、上り緩行線を走る通勤電車あったが、これがSeoul Rapidかどうかは不明。
 53km地点を通過。中央線で言えば高尾あたりだ。

 6時43分、61km地点でオイルタンク車とすれ違う。
 6時45分、上り各駅停車とすれ違う。
 6時49分、水原~天安間の中では主要駅である平澤を通過。上り通勤電車は7人がけ座席に1~2人が座っている程度。
 平澤と次の駅の間で天安6時35分発のSeoul Rapidとすれ違うので、再び上り線をじっくり観察。
 6時51分、緩行線を上る通勤電車とすれ違うが、これかどうかは不明。
 
 6時52分、天安方面の各駅停車を走行しながら追い越す。意外にも7人がけ座席に3~6人が座っており、ソウル方面より多い。
 眠くなってきたので、少々ウトウトし、目が覚めると上り各駅停車とすれ違う。89km地点であり、中央線で言えば大月付近である。こんなところまで複々線化されているのだからうらやましい。
 このあたりの複々線化工事は、2001年の8月に通った際に見かけたが、ソウルから100km圏まで線増するとは驚いたものである。

 1分ほど遅れて、7時ちょうどにセマウル号は天安に到着した。



4月26日(日)旌善線

2009-04-29 | 韓国・インド・パキスタン
 中央線の起点かつターミナルである清涼里から10時30分発安東行きムグンファで堤川へ向かう。この列車は日本で言えば特急列車に相当するが、154.9kmを2時間半かけて走る。
 地図で見ると中央線は京釜線と並ぶ2大幹線のようだが、だいぶ格差がある。
 速度は日本の特急に比べればさほど遅いというほどではないが、中央電鉄線の終点の菊秀(清涼里から約42km)を過ぎると単線で交換待ちがあるため、非常に時間がかかる。
 景色は菊秀を過ぎると、深い谷間を見下ろす区間が続き、あたかも日本の中央東線の相模湖からの桂川沿いを思わせる。すれ違う貨物列車はタンク車ばかりというのも中央東線に近いものを感じる。
 しかし、こちらの中央線は断続的に現在の路線に並行して付け替え路線の建設が進められ、高規格化が進められている。細かいことは長くなるので省略。
 
 さて、この日のメインテーマは旌善線乗車である。この線は、韓国の岩泉線とも言われる盲腸線で、一日2往復しかない超ローカル線である。
 旌善線は太白線の甑山から分岐し、アウラジに至る延長38.7kmの路線だが、2往復とも中央線の堤川発着である。
 堤川から14時05分発のアウラジ行き1653列車に乗車する。


 先頭からディーゼル機関車(7564)、電源車(99390)、そして客車2両(12328、12460)という、おもちゃのような編成である。日曜日であるため、多少観光客らしき家族連れやグループも乗車していたが、ゆったり座れる程度の乗車率であった。


 アウラジ行きは甑山までは太白線を走行するが、この路線の貨物もタンク車が多い。
 15時30分、甑山に到着すると「Rail Cruise」という展望の良さそうなジョイフルトレインが止まっていた。
 
 いよいよ旌善線に入る。


 ひとつめの駅は山間部の小さな駅だが、11~12階建ての高層住宅らしきものが3棟、6~7階建てが1棟建設中であり、ざっと400戸程度になるはずだが、いったい誰が住むのか理解に苦しむ。
 しかし、これを除けば期待通りのローカル線で、特に絶景はないものののんびりとした雰囲気満点である。

 ちょっとした観光の拠点である旌善駅で半数程度が下車した。ホテルも見られた。


 清流を横目に、終点アウラジに向かう。


 16時24分、8分遅れで終点アウラジ到着。


 さて、ここからのみどころは機回しであり、誰もいないホームで観察。
 まず、機関車を切り離し。


 機関車は引上げ線へ。かつてもう一駅先まで運行されていたためレールはその先まで伸びているが、車止めが置かれている。


 ホームで休憩中の客車たち。


 機関車は側線へ。


 ホームを通過していく。


 そして、戻ってきた。38Km600mキロポストの脇を通過していく。


 再び連結。


 アウラジ駅はローカル線らしい素朴な駅舎だった。無人駅である。


 しかし、すぐそばに、客車2両に魚をかぶせた奇妙なレストランがある。

 レストランといってもハンバーガーと麺類程度しかない、少々がっかりな施設。しかも麺類のメニューをよく見ると「さぬきうどん」だった。
 韓国では「さぬきうどん」は好評なのか、ソウル駅にもさぬきうどんのお店があり、韓国人の行楽客には喜ばれるメニューなのかもしれない。
 しかし、ここで食事を逃すとソウルまで食事の調達ができない可能性があるので、やむなくチーズバーガーセットを注文した。


 昔は、といっても数年前までは列車が運行されていたレール。


 いまは、観光客向けに、ゴーカートのような足こぎ自転車で一駅先まで行けるようになっている。料金表らしき案内に16000、28000という数字があったので、2000~3000円で乗れるようだ。
 ただし、季節営業なのか、店員も客も見当たらなかった。
 気になるのは、途中ですれ違えないはずなのに、どうやって交換するのか・・・。


 17時30分発の堤川行きでアウラジを後にした。


4月26日(日)ソウル1号線(回基)

2009-04-29 | 韓国・インド・パキスタン
 清涼里駅のひとつ隣の回基駅で、1号線の写真を撮って時間つぶし。

 まず、ソウル方面行きの韓国鉄道公社の1000系がやってきた。1043+1241+1341+1851+1441+1541+1951+1641+1741+1143という編成で、第41編成、第43編成と第51編成の付随車を寄せ集めた編成のようだ。


 次に、議政府方面行きがやってきた。先頭車は1156だったが、メモは取れなかったもののこれも寄せ集めの編成だった。


 こちらは5037-5137編成の仁川行き。5000系で寄せ集め編成は見かけなかった。



4月26日(日)中央線(九里)

2009-04-29 | 韓国・インド・パキスタン
 この日は韓国のローカル線で知られる旌善線に乗りに行くのだが、中央線の清涼里駅10時30分発の列車まで時間があるので、中央電鉄線に乗って時間をつぶす。中央電鉄線は徳沼~菊秀間が延伸され、電鉄区間としては未乗区間だが、菊秀まで行っている時間はないので九里で引き返した。
 中央線の電鉄線区間は、東海道新幹線の静岡駅や、阪急六甲駅のような配線の駅がいくつかあり、九里もそのひとつである。
 9時20分発の菊秀行きが入線。


 そして、菊秀に向かって出発していった。


 九里駅の周辺は高層住宅が並び、中央電鉄線の中でも乗降客数が多そうだった。


4月25日(土)ソウル1号線(天安牙山、新昌)

2009-04-29 | 韓国・インド・パキスタン
 天安牙山駅も、KTX開業当時には接続する鉄道のない駅であったが、3年前にKTXに乗った際、鉄道らしき構造物がKTXに直交して建設されているのを見た。
 後に、1号線の延伸路線であることが判明したが、これに乗車するため天安牙山駅でKTXを下車。



 光明駅と同様、駅前は依然何も建物がなかったが、これから何か建設する工事は進められていた。
 左がKTXの天安牙山駅、右が後から開業した長項線の牙山駅である。


 交差駅にもかかわらず駅名が違うが、KTX単独のときは、日本の水沢江刺や燕三条のように、天安牙山でよかったのだろうが、在来線の長項線の駅名としては、御本家の天安駅があり、天安を冠するのはふさわしくないと言うことからだろうか。

 牙山駅は2面4線で、内側が列車線用ホーム、外側が1号線用ホームであり、ホームの高さが異なるため、ホームの中央に階段やスロープが設置されている。


 1号線から延伸された新昌までの区間は日中は毎時2本しかなく、不便である。
 暇なので16時44分発、益山行きを撮ることにしたが5分遅れで到着。
 長項線は3年前に乗車したが、このころの長項線の終点は長項駅であり、対岸の群山線と接続する工事が進められていた。現在、長項~群山間がつながったため未乗区間が発生してしまった。いずれ乗らねばならない。



 新昌行きは16時51分発のはずだが、10分遅れでやってきた。
 5051-5151編成の10連である。


 新昌駅は2面4線の駅であり、中線が1号線の発着ホームである。中線の先には引き上げ線があり、4両編成がとまっていた。
 この区間は10連のみではなく、短編成も使われるのだろうか。


 乗ってきた5051-5151編成を撮り、改札へ。


 真新しい駅舎だが、駅前には農村が広がっていた。