1.クリスマスイブの予定
JRを完乗した翌日(平成28年12月24日)、大沼公園から札幌まで北斗で移動し、札幌のループ化区間を乗って日本の鉄軌道を完乗する予定であった(なお、ケーブルカーは完乗済、ロープウェイは除く)。
24日の朝、ホテルの部屋からはきれいな雪景色が見られたが、ホテルのフロントに大沼公園までのタクシーをお願いしたが、しばらくするとフロントから電話があり、北斗7号まで運休が決まっていることを教えてくれた。
前夜から天気予報を見ていると、そんな予感もしていたが、ホテルにいても仕方ないし、函館まで行けば、始発駅なので座れるかもしれないと考え、7時半に函館大沼プリンスホテルを出発。
タクシーの運転士日く、今年の冬はよく降る、異常ですよ、とのこと。
ひとまず大沼公園駅に着いたが、さすがに朝イチから札幌行きの北斗4本が運休となっていれば、函館に行っても座れるわけがない。
この日は札幌のホテルは満室でどこも取れなかったので、夕張のホテルを予約していた。
もし、札幌の到着が遅くなる場合は、札幌に行くのを断念し、南千歳から夕張に向かうか、札幌から夕張までタクシーを飛ばすか、どちらかを選ぶこととなるが、実際北斗がどのように動くのか定かでなかったので、ひとまず大沼公園9時08分発の長万部行きに乗って、のんびりと進むことにした。
1時間ほど待ち時間があったので、大沼公園まで歩いて往復。
駒ヶ岳は雲がかかっていたが、天に突き刺さるような山頂が見え隠れした。
列車に乗る前に、念のため、大沼公園の観光案内所で非常食を調達。
大沼公園は「千の風になって」誕生の地とのことだが、英訳は「A Thousand winds cookies」となっているが・・・。
2.長万部行き821D
大沼からは駒ヶ岳がよく見えたが、姫川付近で、噴火湾とその向こうの羊蹄山が見えた。
森から八雲にかけての区間からは噴火湾を取り囲む雪山の景色が壮観であった。
長万部では、駅弁「かにめし」で知られる「かなや」へ。
駅から2分ほどのところにあり、途中下車したときの食事にはもってこいのお店である。
もちろん、かにめしを注文したけど、もうちょっと食べたくなって焼売を追加注文した。
昼食後、いったん駅に戻ったが、遅れはさらに拡大しており、1時間は遅れている模様だった。駅の売店を眺めていると「クマ笹茶」という見慣れないものがあったので、あめせんと合わせて買ってみた。
待合室にいても暇なので、再度、街の散策に出かけた。
3.スーパー北斗7号
13時ころになり、スーパー北斗7号がまもなくやって来るという放送があり、跨線橋に上ると、倶知安方面は代行バスを利用してください、という英語の案内が立っていた。面白いことに「Kutchan Line」と案内されている。日本語でもこれでいいような気がする。
スーパー北斗9号は62分遅れで長万部に到着したが、すでにデッキまで乗客がいっぱいな状態であり、乗車にてこずり、68分遅れで長万部を出発した。
乗車した編成はST-1201であった。
幸い、ドアの窓から外が見られるところに立てたので、外の景色を見ることができた。
室蘭本線から噴火湾の向こうの駒ヶ岳を見えたのは初めてのような気がした。
洞爺からは、外国人の乗車が多く、ここでも乗車に時間がかかった。インバウンドの効果は抜群であるが、大きな荷物を持った外国人旅行客が多く、こんな混雑時には気の毒である。
73分遅れで東室蘭に到着し、78分遅れで出発。
登別は83分遅れで出発。
苫小牧に到着したところで、もう、ここまで来れば・・・と思ったところで「車両に不具合発生、5~10分止ります」という案内放送が入った。
結局、南千歳には16時02分、113分遅れで到着。
札幌についても暗くなっているし、この先、果たして進めるのか怪しいので、南千歳で下車した。
4.南千歳にて
南千歳の駅の待合室に入って休憩していると、16時20分頃に「スーパーおおぞら7号は、まもなく札幌の車両基地、手稲を出発します。本日は札幌の基地の除雪により・・・」という案内が流れ、どうやら本線の除雪ではなく、手稲の車両基地の除雪で苦戦しているということがわかった。
それなら、そうと言ってくれればいいのに・・・と思ったが、おとなしく夕張行を待った方がよさそうである。
ただ、夕張に行けるのか、行っても晩飯にありつけるのかわからないので、南千歳駅の近くにあるのアウトレットモールReraで夕食をとることにした。
アウトレットモールをぶらぶらし、「れんてつ」というお店で「味玉みそらあめん」を食べた。おいしいラーメンだったが、クリスマスイブの夕食がこうなるとは・・・。
駅に戻ると、おおぞら7号がそろそろ南千歳に到着すると言う。
南千歳の待合室にいるのも飽きてきたので、おおぞら7号で新夕張まで乗ろうかと思い、自動券売機で自由席特急券を購入し、おおぞら7号に乗った。
が、座った瞬間、ん・・・この列車は新夕張に停車するのか、もしや・・・と思い、あわてて時刻表を見ると次の停車駅は占冠ではないか。
慌てて下車して事なきを得たが、占冠なんぞ行ってしまったらタクシーで夕張までいくらかかるのやら。そもそもタクシーがあるのかわからないし、「夕張まで」と行先を告げても「それは・・・無理・・・」となるかもしれない。危ないところであった。
夕張には無事到着できたが、札幌ループ化の乗車は果たせず、日本の鉄軌道完乗はお預けになった。
JRを完乗した翌日(平成28年12月24日)、大沼公園から札幌まで北斗で移動し、札幌のループ化区間を乗って日本の鉄軌道を完乗する予定であった(なお、ケーブルカーは完乗済、ロープウェイは除く)。
24日の朝、ホテルの部屋からはきれいな雪景色が見られたが、ホテルのフロントに大沼公園までのタクシーをお願いしたが、しばらくするとフロントから電話があり、北斗7号まで運休が決まっていることを教えてくれた。
前夜から天気予報を見ていると、そんな予感もしていたが、ホテルにいても仕方ないし、函館まで行けば、始発駅なので座れるかもしれないと考え、7時半に函館大沼プリンスホテルを出発。
タクシーの運転士日く、今年の冬はよく降る、異常ですよ、とのこと。
ひとまず大沼公園駅に着いたが、さすがに朝イチから札幌行きの北斗4本が運休となっていれば、函館に行っても座れるわけがない。
この日は札幌のホテルは満室でどこも取れなかったので、夕張のホテルを予約していた。
もし、札幌の到着が遅くなる場合は、札幌に行くのを断念し、南千歳から夕張に向かうか、札幌から夕張までタクシーを飛ばすか、どちらかを選ぶこととなるが、実際北斗がどのように動くのか定かでなかったので、ひとまず大沼公園9時08分発の長万部行きに乗って、のんびりと進むことにした。
1時間ほど待ち時間があったので、大沼公園まで歩いて往復。
駒ヶ岳は雲がかかっていたが、天に突き刺さるような山頂が見え隠れした。
列車に乗る前に、念のため、大沼公園の観光案内所で非常食を調達。
大沼公園は「千の風になって」誕生の地とのことだが、英訳は「A Thousand winds cookies」となっているが・・・。
2.長万部行き821D
大沼からは駒ヶ岳がよく見えたが、姫川付近で、噴火湾とその向こうの羊蹄山が見えた。
森から八雲にかけての区間からは噴火湾を取り囲む雪山の景色が壮観であった。
長万部では、駅弁「かにめし」で知られる「かなや」へ。
駅から2分ほどのところにあり、途中下車したときの食事にはもってこいのお店である。
もちろん、かにめしを注文したけど、もうちょっと食べたくなって焼売を追加注文した。
昼食後、いったん駅に戻ったが、遅れはさらに拡大しており、1時間は遅れている模様だった。駅の売店を眺めていると「クマ笹茶」という見慣れないものがあったので、あめせんと合わせて買ってみた。
待合室にいても暇なので、再度、街の散策に出かけた。
3.スーパー北斗7号
13時ころになり、スーパー北斗7号がまもなくやって来るという放送があり、跨線橋に上ると、倶知安方面は代行バスを利用してください、という英語の案内が立っていた。面白いことに「Kutchan Line」と案内されている。日本語でもこれでいいような気がする。
スーパー北斗9号は62分遅れで長万部に到着したが、すでにデッキまで乗客がいっぱいな状態であり、乗車にてこずり、68分遅れで長万部を出発した。
乗車した編成はST-1201であった。
幸い、ドアの窓から外が見られるところに立てたので、外の景色を見ることができた。
室蘭本線から噴火湾の向こうの駒ヶ岳を見えたのは初めてのような気がした。
洞爺からは、外国人の乗車が多く、ここでも乗車に時間がかかった。インバウンドの効果は抜群であるが、大きな荷物を持った外国人旅行客が多く、こんな混雑時には気の毒である。
73分遅れで東室蘭に到着し、78分遅れで出発。
登別は83分遅れで出発。
苫小牧に到着したところで、もう、ここまで来れば・・・と思ったところで「車両に不具合発生、5~10分止ります」という案内放送が入った。
結局、南千歳には16時02分、113分遅れで到着。
札幌についても暗くなっているし、この先、果たして進めるのか怪しいので、南千歳で下車した。
4.南千歳にて
南千歳の駅の待合室に入って休憩していると、16時20分頃に「スーパーおおぞら7号は、まもなく札幌の車両基地、手稲を出発します。本日は札幌の基地の除雪により・・・」という案内が流れ、どうやら本線の除雪ではなく、手稲の車両基地の除雪で苦戦しているということがわかった。
それなら、そうと言ってくれればいいのに・・・と思ったが、おとなしく夕張行を待った方がよさそうである。
ただ、夕張に行けるのか、行っても晩飯にありつけるのかわからないので、南千歳駅の近くにあるのアウトレットモールReraで夕食をとることにした。
アウトレットモールをぶらぶらし、「れんてつ」というお店で「味玉みそらあめん」を食べた。おいしいラーメンだったが、クリスマスイブの夕食がこうなるとは・・・。
駅に戻ると、おおぞら7号がそろそろ南千歳に到着すると言う。
南千歳の待合室にいるのも飽きてきたので、おおぞら7号で新夕張まで乗ろうかと思い、自動券売機で自由席特急券を購入し、おおぞら7号に乗った。
が、座った瞬間、ん・・・この列車は新夕張に停車するのか、もしや・・・と思い、あわてて時刻表を見ると次の停車駅は占冠ではないか。
慌てて下車して事なきを得たが、占冠なんぞ行ってしまったらタクシーで夕張までいくらかかるのやら。そもそもタクシーがあるのかわからないし、「夕張まで」と行先を告げても「それは・・・無理・・・」となるかもしれない。危ないところであった。
夕張には無事到着できたが、札幌ループ化の乗車は果たせず、日本の鉄軌道完乗はお預けになった。