先日、「琵琶湖若狭湾快速鉄道の看板」に関する記事を載せた。
鉄道新線の早期実現、建設促進や複線化・電化などを求める看板、横断幕、ポスター、のぼりなどは時代とともに変わってゆく。
昨年度撮った写真の中に、新規路線の早期実現、建設促進といったことを求める看板やポスターの写真が何点かあり、いくらか記録になると思うので、簡単にまとめてみた。
なお、写真は平成28年4月から平成29年3月までに撮ったものである。
1.内房線複線化
もう色あせてしまって、おそらく20年か30年は経っているのではと思うが、浜金谷の駅前にある。
2.小田急複々線化
平成29年に入り、小田急線沿線で見られるようになったポスター。平成29年度末の開業がいよいよ現実となる。
いまから30年ほど前、通学で小田急線の町田駅を使っていた時期があったが、すし詰めの急行電車が6分おきに新宿に向けて出発する様子を見ており、こんな状況がいつまでも続いたらまずいだろうと思っていたので感慨深い。
3.相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線
古くは東横線の大倉山から分岐し、相鉄の二俣川に接続する新規路線が計画されていたが、JR直通が加わるなど、現在の姿に変わっている。
湘南台の駅で見かけたポスターであるが、相鉄の西谷以西が都心直結となり、新たなネットワークが拡大するけど、比較的単純な相鉄線内の運行体系が相当複雑になりそう。
4.東海道新幹線倉見新駅
海老名駅のビナタウン側を歩いていて見つけた横断幕。
倉見に行くより、橋本に行くようになるのでは・・・と思うが。
神奈川県の地図の着色範囲を見ると、相模原市も塗られているけど、相模原市はどこまで本気なんだろう。
5.北陸新幹線、琵琶湖若狭湾快速鉄道
(1)金沢・敦賀間
看板の文字が「開業」と上書きされているが、もともとは「実現」だったのでは。
よく見ると写真も上から貼り付けられているので、以前は違う絵だったに違いない。
同じ看板でも、段階に応じて少しづつ修正されている事例。
(2)大阪までの・・・
えちぜん鉄道福井駅で見かけたのぼり。
「大阪までの」ということで、どこを通るかは主張していない・・・ということのかな。
(3)小浜・京都ルート(若狭ルート)、琵琶湖若狭湾快速鉄道
さて、若狭の国に入ると、北陸新幹線に関する看板・ポスターを各所で見かける。
ルート名はいくつか呼び名があるようで、昨今の北陸新幹線のルート検討以前のは「若狭ルート」という呼び名がオフィシャル(?)だった模様。
こちらも、古参と思われる看板。琵琶湖若狭湾快速鉄道も並んでいる。
比較的最近つくられたものは「小浜・京都ルート」に変わっている。
東小浜駅には「小浜・京都ルート」の看板が掲げられている。ちなみに、小浜駅にこのような看板は見当たらない。
こちらは小浜市役所。
昨年度は、琵琶湖若狭湾快速鉄道と北陸新幹線の横断幕が並んでいた時期があったが、3月中旬に見た際は琵琶湖若狭湾快速鉄道の横断幕はなくなっていた。
市内の湯岡橋にも二つの路線の看板が並んでいた時期があった。こちらも琵琶湖若狭湾快速鉄道の看板は3月中旬にはなくなっていた。
(4)米原ルート
彦根駅と彦根城の間に彦根市役所があるが、米原ルートを求める垂れ幕があった。
(5)京都府北部ルート
舞鶴経由というルート案があったが、どうやら地元では「京都府北部ルート」という呼び方をしてるようだ。
報道等で、山陰新幹線と併用する案と言われているけど、どういうルートが考えられているのかピンとこないが、このようなイメージらしい。どう考えても福知山の人が不満に思いそうだが・・・。
小浜・京都ルートに決まったようだが、市役所の垂れ幕は残っていた。
同じように、街中の垂れ幕も残っていた。
(6)口丹波ルート
この看板もだいぶ色あせているが、何年か前に初めて見たときは「口丹波」という呼び名が新鮮であり、さらに、通勤新線というのがなかなか興味深かった。
箕面あたりから北摂の山に入り、亀岡盆地に至る路線になるのだろうか。もし実現していたら嵯峨野線はどちらかと言うと大阪方面の列車の方が多かったかもしれない・・・などと考えると面白い。
昔、ささやかれた(?)相模中野~都留や秩父~軽井沢といった路線を思い出す。
(7)京都府南部ルート
京都府北部も賑やかだったが、京都府南部も負けていない。
京田辺駅の改札を出るとこのような横断幕が掲げられていた。さすがに京都府南部で北陸新幹線の絵を見ると、方向感覚がおかしくなる。
何気にお茶のPRですか、という気がしないでもない。
6.京阪奈新線
学研都市線と近鉄奈良線の並行区間にはけいはんな線の延伸を求める看板がある。少々色あせているので設置からそれなりの年数が経っていると思うが、車両の写真からして10数年程度前のものか。
「京町セイカ」はどんなキャラ設定なんだろう。
7.リニア
最近、このキャラクターを見ると、キリンだっけ、と思ってしまうことがある。
お隣の府は「リニアを京都へ」と言っているようなので、「平安時代」に取って代わられないよう気が抜けないところか。
以上、平成28年度に各地で見かけた看板・ポスターを並べてみた。
30年ほど前に八王子駅の北口で運輸大臣が「将来、八王子には中央リニアがやってくる。さらに首都圏環状リニアもやってくる。」と演説していたが、あれはどうなったのやら(笑)
鉄道新線の早期実現、建設促進や複線化・電化などを求める看板、横断幕、ポスター、のぼりなどは時代とともに変わってゆく。
昨年度撮った写真の中に、新規路線の早期実現、建設促進といったことを求める看板やポスターの写真が何点かあり、いくらか記録になると思うので、簡単にまとめてみた。
なお、写真は平成28年4月から平成29年3月までに撮ったものである。
1.内房線複線化
もう色あせてしまって、おそらく20年か30年は経っているのではと思うが、浜金谷の駅前にある。
2.小田急複々線化
平成29年に入り、小田急線沿線で見られるようになったポスター。平成29年度末の開業がいよいよ現実となる。
いまから30年ほど前、通学で小田急線の町田駅を使っていた時期があったが、すし詰めの急行電車が6分おきに新宿に向けて出発する様子を見ており、こんな状況がいつまでも続いたらまずいだろうと思っていたので感慨深い。
3.相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線
古くは東横線の大倉山から分岐し、相鉄の二俣川に接続する新規路線が計画されていたが、JR直通が加わるなど、現在の姿に変わっている。
湘南台の駅で見かけたポスターであるが、相鉄の西谷以西が都心直結となり、新たなネットワークが拡大するけど、比較的単純な相鉄線内の運行体系が相当複雑になりそう。
4.東海道新幹線倉見新駅
海老名駅のビナタウン側を歩いていて見つけた横断幕。
倉見に行くより、橋本に行くようになるのでは・・・と思うが。
神奈川県の地図の着色範囲を見ると、相模原市も塗られているけど、相模原市はどこまで本気なんだろう。
5.北陸新幹線、琵琶湖若狭湾快速鉄道
(1)金沢・敦賀間
看板の文字が「開業」と上書きされているが、もともとは「実現」だったのでは。
よく見ると写真も上から貼り付けられているので、以前は違う絵だったに違いない。
同じ看板でも、段階に応じて少しづつ修正されている事例。
(2)大阪までの・・・
えちぜん鉄道福井駅で見かけたのぼり。
「大阪までの」ということで、どこを通るかは主張していない・・・ということのかな。
(3)小浜・京都ルート(若狭ルート)、琵琶湖若狭湾快速鉄道
さて、若狭の国に入ると、北陸新幹線に関する看板・ポスターを各所で見かける。
ルート名はいくつか呼び名があるようで、昨今の北陸新幹線のルート検討以前のは「若狭ルート」という呼び名がオフィシャル(?)だった模様。
こちらも、古参と思われる看板。琵琶湖若狭湾快速鉄道も並んでいる。
比較的最近つくられたものは「小浜・京都ルート」に変わっている。
東小浜駅には「小浜・京都ルート」の看板が掲げられている。ちなみに、小浜駅にこのような看板は見当たらない。
こちらは小浜市役所。
昨年度は、琵琶湖若狭湾快速鉄道と北陸新幹線の横断幕が並んでいた時期があったが、3月中旬に見た際は琵琶湖若狭湾快速鉄道の横断幕はなくなっていた。
市内の湯岡橋にも二つの路線の看板が並んでいた時期があった。こちらも琵琶湖若狭湾快速鉄道の看板は3月中旬にはなくなっていた。
(4)米原ルート
彦根駅と彦根城の間に彦根市役所があるが、米原ルートを求める垂れ幕があった。
(5)京都府北部ルート
舞鶴経由というルート案があったが、どうやら地元では「京都府北部ルート」という呼び方をしてるようだ。
報道等で、山陰新幹線と併用する案と言われているけど、どういうルートが考えられているのかピンとこないが、このようなイメージらしい。どう考えても福知山の人が不満に思いそうだが・・・。
小浜・京都ルートに決まったようだが、市役所の垂れ幕は残っていた。
同じように、街中の垂れ幕も残っていた。
(6)口丹波ルート
この看板もだいぶ色あせているが、何年か前に初めて見たときは「口丹波」という呼び名が新鮮であり、さらに、通勤新線というのがなかなか興味深かった。
箕面あたりから北摂の山に入り、亀岡盆地に至る路線になるのだろうか。もし実現していたら嵯峨野線はどちらかと言うと大阪方面の列車の方が多かったかもしれない・・・などと考えると面白い。
昔、ささやかれた(?)相模中野~都留や秩父~軽井沢といった路線を思い出す。
(7)京都府南部ルート
京都府北部も賑やかだったが、京都府南部も負けていない。
京田辺駅の改札を出るとこのような横断幕が掲げられていた。さすがに京都府南部で北陸新幹線の絵を見ると、方向感覚がおかしくなる。
何気にお茶のPRですか、という気がしないでもない。
6.京阪奈新線
学研都市線と近鉄奈良線の並行区間にはけいはんな線の延伸を求める看板がある。少々色あせているので設置からそれなりの年数が経っていると思うが、車両の写真からして10数年程度前のものか。
「京町セイカ」はどんなキャラ設定なんだろう。
7.リニア
最近、このキャラクターを見ると、キリンだっけ、と思ってしまうことがある。
お隣の府は「リニアを京都へ」と言っているようなので、「平安時代」に取って代わられないよう気が抜けないところか。
以上、平成28年度に各地で見かけた看板・ポスターを並べてみた。
30年ほど前に八王子駅の北口で運輸大臣が「将来、八王子には中央リニアがやってくる。さらに首都圏環状リニアもやってくる。」と演説していたが、あれはどうなったのやら(笑)