ブラックフェイス手帳

中央線201系 最後の軌跡

H29.1.20(金) 「サロベツ」で稚内へ

2017-02-19 | 北海道
 今春のダイヤ改正は、全国的にあまり目立った変更がなく、ダイヤ改正の案内は見ごたえがない(笑)。

 幹線系では、北海道のサロベツ、オホーツクの見直しが目立ったところであるが、せっかく札幌まで来たので、札幌12時30分発の「サロベツ」に乗ってみることにした。


 編成は前から「キハ183-1501」「キハ182-3」「キハ183-212」であった。
 指定席はあらかじめ新千歳空港で取っておいたが、通路側しか取れず、自由席は発車直前に見たところ、ほぼ満席であった。むかしは30分おきにスーパーホワイトアローとライラックが交互に走っており、いくら利用客が減少したからと言っても、旭川まではそれなりに流動がある区間なので3両では少々混むのかもしれない。


 函館本線の札幌~旭川間は久しぶりだが、晴れた日に乗るのは1995年の夏以来と思われる。景色が新鮮で、いままで気づかなかった増毛山地がよく見えた。

 昔は、キハ183は高性能のDCと思っていたが、塩狩峠をえっちらおっちら、さすがに今の時代となっては老兵だなぁ、と思った。


 昔、筬島で途中下車して天塩川沿いをゆく列車を撮ったことがあるので、筬島あたりから天塩川を観察。
 絵画の世界である。


 どこで撮影したのか思い出そうとしたが、もう20何年前ゆえ、さっぱりわからず。

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 南稚内到着前に、1号車(指定)に乗っている乗客を数えると21人であった。2号車、3号車もおなじくらいとすると、「サロベツ」で南稚内・稚内に向かっている人は60人くらいか。






 あれっ、駅が新しくなっている。




 期間限定で資料が展示されていたけど、こういう資料は常設にしてほしい。




 この日は稚内泊だが、路線バスの時刻表を見てびっくり。
 なんと、終日15分パターンダイヤが組まれているではないか!!!


 しかも、さらに、もう1系統!!!
 県庁所在地クラスでも、こんなにしっかりしたパターンダイヤになっている路線バスはそんなに多くはない。

 稚内は、たしかに線状に市街地が連なっており、公共交通には適したコンパクトシティではあるが、これには驚いた。


 夕食は、名物タコしゃぶを。


H29.1.20(金) 札幌市電ループ化区間へ、日本の鉄軌道完乗

2017-02-18 | 北海道
 昨年12月24日に札幌圏大雪のため札幌に到達を断念し、札幌の市電のループ化区間に乗り損ね、日本の鉄軌道完乗(ケーブルカー含む、ロープウェイ除く)を逃したので、改めてチャレンジ。
 羽田7時発のANA51便で千歳に向かった。羽田を離陸すると雲に突入し、景色は眺めらえないので、ひと眠り。


 青森県上空にさしかかると雲が切れ、恐山の宇曽利山湖が見えた。

 新千歳空港から9時発の快速エアポートに乗り札幌へ。南北線に乗換え、大通で下車。

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 さて、最後まで残った西4丁目~すすきの間が目前にして、今乗るかどうか、これで終わってしまうではないか、最後はどの車両で完乗しようか・・・ちょっと迷った。ループ線での完乗と言うのは気分が出ないが、今さら仕方ない。


 この日は、札幌から稚内まで行く予定だったので、あまり、ゆっくりしていられない。来たのに乗っちゃえ、ということで記念すべき完乗電車はこちらの「8512」電車となった。




 サイドリザーベーションを走行するが、それより信号待ち時間が非常に長いのが気になって仕方ない。どうやら電車優先信号にはなっていないようだ。


 すすきのにて完乗。・・・だけど、なんとも思わなかった。


 すすきの電停の西側には電留線があった。


 狸小路の電停はデザインを工夫したようなので、札幌駅に戻る際に観察。




 狸小路の交差点は、信号待ちの時間が非常に長いので、写真を撮るにはここがおすすめ。

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 さて、日本の鉄軌道完乗ということで、民鉄(公営、三セク含む)の平成15年度以降の未乗区間推移のグラフをつけておく。JRは途中まで作っているけど、めんどくさくなったので省略。


 平成15~16年に関西をたっぷり消化しているが、この頃は名古屋に住んでいたので、近鉄を利用してよく出かけていた。ただ、この頃は年に3~4回、海外にも行っていたので、ずいぶんと精力的にまわったものだと思う。
いまは、この気力・体力はない(笑)。

 いま、乗りつぶし二順目も始めたが、どうも列車に乗っても寝てしまうので、無理に乗ることはないか、という気もしている。

H29.1.2(月) 武蔵国一宮、二宮

2017-02-18 | その他
 昨年、武蔵国の二宮、三宮・・・はどこにあるのだろうと思い調べてみたら、東秋留の近くにあることがわかった。
 あわせて六社を調べてみると、武蔵国の一宮は大宮の氷川神社と思っていたが、多摩市の小野神社という説や、府中にあった小野神社だという説があるらしい。

 国府、国分寺、一宮、総社といったものは、たいてい(今の時代で言えば)同じ市内かせいぜい隣接する地域にあるが、国府が府中市、国分寺が国分寺市あるにもかかわらず、一宮が大宮市にあるのは、ワケアリな印象を受ける。

 ということで、正月2日は武蔵国一宮(多摩市の小野神社)、二宮神社に行ってみた。

1.一宮(小野神社)
 聖蹟桜ヶ丘駅から歩いて5分ほど。



 全国的に名の知れた一宮のように、駅から案内が掲げられているわけでもなく、森に囲まれた厳かな雰囲気があるわけでもなく、撮影禁止ゾーンがあるわけでもなく、どこにでもある近所の神社といったところ。




 すぐそばを多摩川が流れており、今は堤防があるが、昔であれば氾濫を避けて高いところを選ぶのではないだろうか。すぐそばには、桜ヶ丘や百草園のように、見晴らしのいい高台があるのに、なぜ、ここを選んだのか・・・。


2.二宮
 小野神社を訪れた後、南武線、青梅線を経由して五日市線東秋留駅で下車。
 こちらも駅から5分ほどのところにある。


 しかし、小野神社と違って、こちらは秋留台の東端の小高いところにある。


 住宅ばかりしか見えないが、見晴らしのいいところである。


 こちらも、近所の神社と言ったところ。
 屋台が出ていたので、焼き鳥を食べてお参り。


H28.12.29(木) 東京湾フェリー

2017-02-18 | 北関東、埼玉、千葉

 毎年年末に、都内で同じ学科だった同期メンバーと忘年会をやっているが、館山で行うこととなり、東京湾フェリーで房総半島に渡った。




 船内でかっぱえびせんを購入し、かもめと戯れる。
 しかし、東京湾はかもめに交じってとんびが多い。




 意外に大島が大きく見える。
 伊豆七島には一度行ってみたいが、なかなか行く機会がない。


 船からは丹沢、富士山、伊豆半島、大島などが見えていたが、房総半島に近づいてくると晴れてきてよく見えるようになった。


 もう話題にもならなくなってきているが、撤去するわけにはいかないのだろう・・・。


 洲崎には、鳥居の向こうに富士山が見えるところがあった。


 いままで、房総なんてあまり見るところないだろうと思っていたが、つぶさにまわってみると、穴場スポットは多そうである。



H28.12.25(日) 夕張から厚岸へ

2017-02-18 | 北海道
 クリスマスイブの夜は夕張駅から1㎞ほど離れたホテルシューパロに泊まった。


 朝、目が覚めて街の方を見ると晴れていた。

 朝食を食べに行くと、半分以上が外国人で、次から次へとやって来る。インバウンドの威力は夕張にも間違いなく及んでいる。
 中国でも台湾でも韓国でもなく、モンゴルかチベット、あるいはシルクロードかな?と思うような人が多くいた。どこから来ている人たちなのか気になったので、ホテルの人に聞いてみると、タイからとのこと。最近はタイ・シンガポールの人が増えているらしい。

 夕張駅まではホテルの送迎バスで移動。


 新十津川よりは本数は多いものの、ほとんどの人が自動車利用なのだろう。
 夕張支線の廃止は地元も受け入れているので、夕張から列車に乗るのはこれで最後かもしれない。


 8時17分着の列車がやってきた。

 夕張駅からの乗客は日本人3人、欧米人1人、中国人のような気もするけどイマイチよくわからないアジア系親子3人。


 列車が折返し準備をしている間に日本人3人が写真を撮るのを見た欧米人が「オー、メニー、トレインガイ!」と叫ぶ。思わず噴き出した。トレインガイと言うのか・・・。

 一方、アジア系の父親が「これはスペシャルトレインか」と聞いてきた。
 ある意味、スペシャルかもしれないけど、それを説明するまでの英作文がアタマに浮かばないし、普通のコミュタートレインの方が好きな人もいるし、何の変哲もない普通の列車を撮るのが日本人のあり方なのだ(?)ということを示す必要もある(?)だろうと思い、「ノーマルなトレインだ」と伝えた。


 キハ40-1824は定刻に夕張を出発。途中、南清水沢から5~6人の乗客があり、新夕張に到着。


 「スーパーとかち1号」は少し遅れてやってくるとのことで、駅前広場に行ってみた。駅名は紅葉山のままでもよかったのでは・・・。





 さて、遅れてやってきた「スーパーとかち1号」はST-1102編成。前日に長万部から南千歳まで乗った編成である。
新夕張を14分遅れで出発した。

 新得までは平成23年12月に来ているが、新得以東に入るのは平成7年8月以来となる。最近、JR北海道の路線のあり方について話題になっており、今さらながら、どんな利用状況なのか気になって、久しぶりに道東方面に足を踏み入れることにした。



 帯広で下車するのは初めてである。
 帯広駅は2面4線の駅だが、宮崎駅と同じく、1・2番線用の改札と3・4番線用の改札が別々となっている構造だった。




 観光案内所で十勝・帯広の観光パンフレットを入手し、駅前広場に出て見渡すとおそらく近年進出したと思われるチェーンホテルが多い。


 少し早い昼食をとることにして、帯広駅前の「ぱんちょう」に入った。豚丼、しっかりとした味だった。
 その後、帯広の中心街を歩いて藤丸デパートまで歩いたが、「もしかして、帯広って潤ってる?」という印象を受けた。あまり人通りは多いと言えないが、商店街は裏通り含めて小奇麗。
なんだか不思議なので、「帯広」「景気」といったワードで検索してみると、どうやら十勝は大規模農業で潤っているようであり、ついでに北海道の所得を調べてみると、道北・道東の第一次産業主体の自治体が高ランクに入っているようだ。

 ぶらぶらしていると、六花亭帯広本店を発見。
 お菓子のお店と思っていたが、食事もできるようなので、お茶でも飲みに、ということで入ってみた。


 豚丼を食べたばかりなので帯広本店オリジナル「帯広の森(冬)」を注文。他の客はピザを頼んでいる人が多いようだが、ピザが有名なのか???


 帯広からは「スーパーおおぞら5号」に乗るが、2番線、3番線にキハ40がとまっていたので撮っておく。「スーパーおおぞら5号」は23分遅れで帯広を出発。
 「エゾシカ、カモシカが多く発生する区間に入ります・・・」という放送が入る。




 冬の北海道は日が短い。


 16時近くなると薄暗くなってくる。
 白糠を25分遅れで出発したが、網走行き、根室行きには接続するという


 釧路からは久しぶりにキハ54に乗車。


 席が埋まっていたので、運転室後ろで前面展望し、厚岸で下車した。


 JASマークを見ると、学生時代に戻った気分。

 厚岸では、駅から徒歩1分のホテル五味に泊まった。


 食事はちょっと豪勢なものを予約していたが、予想を超える見事なものだった。


 牡蠣、牡蠣、牡蠣。