ブラックフェイス手帳

中央線201系 最後の軌跡

H29.8.11(金) 阪堺の廃線跡

2017-08-31 | 路面電車・LRT

 2年前に廃止された住吉~住吉公園に行ってみたが、早くも駐車場に転用されていた。





 住吉の平面交差もきれいさっぱり。


 まっ、廃止されても、すぐそばに頻発しているので、利便性には影響なし。

H29.7.16(土) 鹿児島市交通局の車庫移転

2017-07-30 | 路面電車・LRT
 鴨池港からバスで鹿児島中央駅に向かう際に、「二中通」という聞き覚えのない電停を見かけた。この辺は市電の車庫があるので、「交通局前」のハズだが・・・と車庫のある方を見ると更地化されており、ビックリ。

 どういうこっちゃ???と調べてみると、どうやら昨年、車庫を移転したらしい。


 鹿児島中央駅に着いた後、2系統に乗り、「神田(交通局前)」へ。


 こちらが、本線から分岐する入出庫線。




 隣は公園になっており、車庫を眺めるための(?)ベンチまで置かれている。






 公園の隣には市民病院が新設されていた。この一帯は、もともと何かの跡地で、跡地利用の動きがなかなか見えなかったが、いつの間にか市民病院と車庫が移転しており面食らった。




 これは元々あったのか知らないが、センターポール化事業の竣工碑があった。


 桜島バックに、鹿児島らしい車庫風景が撮れる。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 1系統は「交通局前経由」だったのが、「騎射場経由」に変わっていた。

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 さて、むかしの交通局前、現在の「二中通」に移動。
 本線から分岐する入出庫線の分岐はすでに剥がされていた。


 上下のわたりは電車線とともに健在と思われる。


 本当に広大な更地になっており、信じられない・・・。


 まさか、廃線跡を見るとは・・・。


 跡地にはこのような記念碑が設置されていた。



 北端から基地の跡地を望む。
 このあたりにトラバーサーがあったのだが。




 跡地の北端には変電所が新設されていた。


 こちらも廃線跡。




 交通局が移っても、マンションの名前は「交通局前」のまま。
 都立大学、学芸大学のようなものか。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 車庫めぐりを終えた後、日没前の桜島をしばらく眺めた。




 夕食は「さつま路」で。


H29.6.17(土) 浜大津にて

2017-07-29 | 路面電車・LRT
 順次、車両が塗装変更されるということで、30分ほど浜大津で張り込み。


△707
 いきなり塗装変更車が来たので、もう変更車はだいぶ増えてしまっているのか・・・とビビる。


△613


△703


△611


△813


△813(左)、801(右)


△601


△603


△809(手前)、813(奥)


△701

 塗装変更車は最初の一本のみ。
 ただ、ラッピング編成もあるので、油断しているとあっけなく旧塗装探しが非効率になってしまうかも。



 琵琶湖のほとりまで散歩して、比叡山と比良山系を眺めて休憩。
 

H23.7.24(日) 土電 途中下車

2011-07-30 | 路面電車・LRT
 高知にはこれまで3回か4回ほど行っているが、土電は完乗していない。
 何度かに分けて乗っているが、御免町~県立美術館通(7.8km)が未乗区間として残っていたので、御免町から攻略することにした。


 御免町から2001に乗車し篠原で下車。


 御免西町に戻って、歩道橋から撮影。


 今度は、文殊橋の手前で歩道橋を見つけたので、途中下車。
 折返し電車が多いので、見ていて飽きない。

 県立美術館は下車せず通過したが、土電完乗。
 これで、民鉄・三セクの未乗区間は嵯峨野観光の7.3kmのみとなった。


 宝永町の手前で歩道橋を見つけたので、途中下車。
 低床車が撮れたが、この塗装ははじめて知った。
 阪神の5500みたい。


 いったん高知駅に行き、帰りの指定券を購入。
 もともとJALを予約だけしていたが、南風&のぞみが撮れたのでJALは予約キャンセル。


 土電は2年前に完乗したが、その時驚いたのが鴨部付近。
 その時は途中下車する時間がなかったので、通り過ぎただけだが、写真を撮っておきたかったので行ってみた。


 狭隘な道路で、車もバスもうまく譲り合い、不思議とスムーズに流れている。






 単線区間ではタブレット交換も見られる。



 伊野から高知駅まではJRで。
 高架化した高知駅に初進入。


 高知からは南風20号とのぞみを乗り継いで帰宅した。

H23.5.3(火) 鹿児島市交通局

2011-05-07 | 路面電車・LRT
 夕方、天文館へ。


 小雨ながら休日の天文館は賑わっていた。


 きれいな芝生の上を低床車が走行。


 少々早いが17時前に「さつま路」で夕食。
 焼酎は富之宝山。
 やはりおいしい。


 店をでたあと、市電を撮りながら散策。

H23.5.2(月) 鹿児島市交通局

2011-05-07 | 路面電車・LRT
 鹿児島中央駅前から天文館方面に出かけようと電車乗り場に行くと、電車を待つ長蛇の列。
 鹿児島の市電はもともと利用者が多く、学生の多い時間帯は非常に混雑するが一度には乗れないような気がした。


 天文館まで歩こうかと思ったが、まだ乗ったことのない7000系がやってきたので、ひとまず写真を撮っておくことにした。

 ダメもとでホームに行くと、下車客が多く、無事乗車できた。




 九州新幹線全線開業「さくら」開鹿宣言

 夕食は久々にこむらさきラーメンで。

ストラスブールのLRT ~第5回~

2010-02-27 | 路面電車・LRT
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第5回 Hautepierre付近の将来延伸計画
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5-1.将来計画概要
 1994年11月に開業したA線は、1998年に南の終端のBaggerseeからIllkirch Luxenbuhlまで延伸されたが、北西のHautepierre方面は、開業以来特に変化は見られなかった。



 しかし、年末年始にストラスブールに行った際、Homme de Fer電停に、A線の北西方面の将来計画を示す看板が掲げられていた。
 この看板は、ストラスブールがトラムを選択してから20年が経過したことを祝した「20 ANS QUE CE BOUGE」キャンペーンで掲げられた看板のうちのひとつであるが、このキャンペーンの詳細は、次回(第6回)で紹介する。



 これによると、Hopital de Hautepierre電停の先で分岐しOberhausbergen・Zenith方面に至る路線(以下A1線とする)、もう一方はDante電停の先から南方に分岐し、Koenigshoffen方面に至る路線(以下A2線とする)が計画されている。
 A1線は、さらに分岐する将来計画もあるようである。

 そして、A1線が現在のHautepierre Maillon電停付近を経由するためか、現在のHautepierre Maillon電停付近は廃止される模様である。
 路線の付替えにより、という理由であるが、初の廃線が出てくるようである。

 路線の計画図には電停から400mの範囲で黄色い円が描かれている。
 駅勢圏のイメージと思われるが、電停からおおむね徒歩5分圏内にカバーしようと言ったところだろうか。
 電停設置の考え方が伺える。


5-2.現地を歩く
 さて、分岐箇所と、計画が実行されれば廃止されると思われる区間を現在のA線に沿って歩いてみた。



 Hopital de Hautepierreを出てDanteに向かう途中、約60度曲がるカーブがあるが、ここでA1線が分岐し、画面左に向かう。
 なお、奥の高い建物はHautepierre病院である。



 分岐したA1線はこちらの道路を走行することとなる。
 何年か経ったら工事が始まるのだろうか。



 Danteを出ると、Hautepierre Maillonまで約60度曲がるカーブを3回通る。
 写真手前が一つ目のカーブ、奥のカーブ箇所で、A2線が左側に分岐する。



 分岐するA2線はこちらの道路を走行することとなる。
 




 そして、Hautepierre Maillon電停までの区間は廃止されるようである。


 Hautepierre Maillon電停の引上げ線の先端まで歩くと、A1線が整備される道路はすぐ目の前だが、現在は緑豊かな街路だ。


△Hopital de Hautepierre方面
 奥の高い建物はHautepierre病院


△Oberhausbergen・Zenith方面


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 次回に続く




<過去の関連記事と今後の連載予定>

第1回 2008年に開業したB線Elsau以西乗車記【2月11日up
第2回 F線工事現場を歩く【2月11日up
第3回 KrimmeriとDuc d’AlsaceのP+R駐車場【2月13日up
第4回 ユーロトラム(1000系)とシタディス(2000系)の車両運用【2月13日up
第5回 Hautepierre付近の将来延伸計画
第6回 トラムを選択して20年
第7回 中心部のゾーンシステム
第8回 まとめ(?)

ストラスブールのLRT ~第4回~

2010-02-13 | 路面電車・LRT
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 第4回 ユーロトラム(1000系)とシタディス(2000系)の車両運用
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4-1.はじめに
 ストラスブールのトラムといえば、ユーロトラム(1000系)の斬新なデザインが有名であるが、その後登場したシタディス(2000系)の勢力が拡大しており、どちらかの車両を狙って乗車したり、撮影をしようとする場合、路線ごとの車両運用に注意が必要である。


△Eurotram


△Citadis


4-2.車両タイプ分類
 現在、車両は、大きく次の3グループに大別できる。
 車両の詳細は、様々なWEBページで紹介されているので、ここでは割愛する。

 Eurotram(1000系)短編成タイプ・・・33.1m、7連接、36編成
 Eurotram(1000系)長編成タイプ・・・44.1m、9連接、17編成
 Citadis(2000系)(定員228人)・・・45m、7連接、41編成


△Eurotram車内
 

△Citadie車内は暖色系になった
 Eurotramに比べ車内の見通しがよくなったが、デザインはごくありふれたものになってしまった




4-3.車両運用観察
 今回、2009年12月31日から2010年1月3日までのわずかな期間であり、かつ年末年始という特殊な時期をはさんでいるため、参考程度ではあるが、運用観察結果は以下の通り。

 A線・・・シタディス限定
 B線・・・ユーロトラム長編成タイプおよびシタディス
 C線・・・全タイプ充当あり
 D線・・・原則としてユーロトラム短編成タイプ(一部シタディス充当あり)
 E線・・・原則としてユーロトラム短編成タイプ(一部長編成タイプの充当あり)


 2007年12月28~29日に観察した際は、ユーロトラム長編成タイプがA線やD線に充当されていたが、運用方針が変わったようである。



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 次回に続く




<過去記事と今後の連載予定>

第1回 2008年に開業したB線Elsau以西乗車記【2月11日up
第2回 F線工事現場を歩く【2月11日up
第3回 KrimmeriとDuc d’AlsaceのP+R駐車場【2月13日up
第4回 ユーロトラム(1000系)とシタディス(2000系)の車両運用
第5回 将来延伸計画のあるHautepierre付近の現在
第6回 トラムを選択して20年
第7回 中心部のゾーンシステム
第8回 まとめ(?)

ストラスブールのLRT ~第3回~

2010-02-13 | 路面電車・LRT
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 第3回 KrimmeriとDuc d’AlsaceのP+R駐車場
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3-1.P+R駐車場
 ストラスブールのトラムは、開業以来、自動車利用者のトラム利用の促進のため、沿線のいくつかの電停に大規模駐車場が整備されている。
 駐車場の設置箇所・容量は、路線の延伸とともに増加し、1996年3月時点で3箇所、計1030台分が設置されていたが、2010年1月時点には9箇所、計4190台分と約4倍に伸びている。
 この間、理由はわからないが、当初設置されていた3箇所の駐車場の中で最大容量を有していたEtoile駐車場(480台)は、公園に変更され廃止されている。


△かっての路線図にはEtoileに「P+R」マークがあった(赤鉛筆の先)

 今回は、ナゾの枝線があるKrimmeri(A線・E線)と、近年設置されたDuc d’Alsace(A線)の駐車場を歩いてみた。


3-2. Krimmeri駐車場
 3年前にさかのぼるが、A線のKrimmeri~Lycee Couffignal間で、トラムの枝線工事が行われているのを見かけた。


△マクドナルドの前から分岐(2007年1月1日)


△分岐後は単線に(2007年1月1日)


△電停の縁石とスロープが姿を現していた(2007年1月1日)

 本線から分岐後に単線区間となり、1面のみの電停が設置されるようであったが、枝線はこの電停の先で途切れていた。
 電停のすぐ南側には、P+R駐車場が設置され、駐車場利用者の利便を図るための新しい路線かなと思った。


△Krimmeri駐車場(2007年1月1日)


 2年前の2007年12月に行ってみたところ、枝線と電停は完成していたが、トラムが使用されている形跡はなかったが、今回、再度行ってみた。


△左の道路をA線・E線が走行
 手前の芝生軌道が枝線(2010年1月2日、以下同じ)

 依然、電停にホームはあるが、券売機や案内はまったくなく、使用されている形跡はない。

 
△落ち葉がきれいだが、裏を返せば清掃されていないということ


△本線上をトラムが行き交う

 駐車場の設備は2年前より向上していた。
 しかし、土曜日の朝だからか、新年翌日だからか、駐車している車は極めて少なかった。

 
△駐車場の建物と利用説明の案内看板は多少立派になった


△250台のスペースがあるが、車は10台もなかった

 この駐車場は、Etoile駐車場の廃止の代替措置として設置されたのではないかと思うが、最寄のKrimmeri電停までは200mほどあり、不便な駐車場である。
 ナゾの枝線の電停が利用できれば便利だが、活用する気配はなさそうである。
 念のため、CTSの案内所においてあった時刻表を見てみたが、この枝線に運行される便は、やはり存在しない。
 今回もナゾのまま終わった。


3-3.Duc d’Alsace駐車場
 今回、Duc d’Alsaceに駐車場が設置されていることに気づいたので行ってみた。
 帰国後調べてみると、2007年1月に行った時点で、既に設置されていたが、当時は気づかなかった。


△案内のデザインはこれまでと同じ

 
△約300円で、トラムの往復チケットが付くのでかなりお得

 設置位置からすると、従来のRotonde駐車場の利用者がシフトしているのではないかと思われる。


 帰りに、Rotondeで途中下車して駐車場に寄ってみたが、こちらは3.1EURで若干高い。


△Rotonde電停とP+Rの案内看板


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 次回に続く




<過去記事と今後の連載予定>

第1回 2008年に開業したB線Elsau以西乗車記【2月11日up
第2回 F線工事現場を歩く【2月11日up
第3回 KrimmeriとDuc d’AlsaceのP+R駐車場
第4回 ユーロトラム(1000系)とシタディス(2000系)の車両運用
第5回 将来延伸計画のあるHautepierre付近の現在
第6回 トラムを選択して20年
第7回 中心部のゾーンシステム
第8回 まとめ(?)

ストラスブールのLRT ~第2回~

2010-02-11 | 路面電車・LRT
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 第2回 F線工事現場を歩く
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2-1.F線概要
 ストラスブールでは現在、6路線目となるF線が、2011年の開業を目指して建設工事が進められており、ストラスブール市内では、2009年2月から新規路面区間として下記の2区間で工事が実施されている

(1)Place de la Gare(SNCFのストラスブール駅前)からFaubourg de Saverneを経て
   B線・C線に接続する850m。
(2)C線・E線のObservatoireから分岐し、東に向かい、Vaubanに至る640m。


 さて、F線の最大の目玉は、トラムトレインが採用されることであり、市内区間を走行したトラムがストラスブール駅からSNCFに直通することとなることであろう。
 上記(1)の区間は、現在の路線とSNCFを接続する区間となる。

 F線は開業後、SNCF区間は、ストラスブールからEntzheim空港(ストラスブール空港)を経由し、Molsheimに至る。
 ここで二方面に分岐し、西方はGresswiller、南方はBarrまで運行される路線となる。

 一方、ストラスブール市内は、ストラスブール駅前からストラスブール中心部のHomme de Ferを経由し、Republiqueに至る。
 ここで二方面に分岐し、E線と同様La Robertsau Boecklinに至る路線と、ObservatoireまでC線・E線と共用し、上記(2)の新規区間のVaubanに至る路線となる。


 以下、それぞれの区間の工事状況を紹介する。


2-2.ストラスブール駅前からHomme de Ferまで
 こちらの区間は1月2日に歩いてみた。
 実際にはHomme de Ferからストラスブール駅に向かって歩いたが、ここでは、ストラスブール駅から順に紹介する。

 SNCFと接続するストラスブール駅前は、駅前広場の北東の片隅の目立たないところで工事が進められている。

 
△ストラスブール駅前広場


△これがPlace de la Gare電停か?

 将来のPlace de la Gare電停と思われるホーム形状のものが設置されていたが、相対式の頭端駅のような状況であった。
 SNCFと直通させるためには、奥の建物の壁を突き破ることとなるものと思われるが、どのようになるのか、これからのお楽しみである。

 すでにレールが敷設されているが、F線の工事区間の中でレールが敷設されているのはこの100mにも満たない区間のみである。


△Place de la Gare電停(?)からPresident Wilson通りへ

 駅前広場を出ると、北東方向に伸びるPresident Wilson通りの中央部で道路が掘り起こされており、中央走行方式が採用されるようである。


△President Wilson通り

 このあたりは、商業地や住宅地ではなく、オフィス街のようであるが、空室も目立ち、やや寂れた感じのするエリアである。


△President Wilson通り(ストラスブール駅方面を望む)


△工事の案内看板

 Faubourg de Saverne通りとの交差点で右折し、Faubourg de Saverne通りに入る。


△この交差点で右折

 現地で買った鉄道雑誌(Connaissance du RAIL, Dec2009-Jan2010)に掲載されているストラスブールのトラムの将来路線図には、「Faubourg de Saverne」という電停名が記載されているが、おそらくこの付近に電停が設置されるものと思われる。

 Faubourg de Saverne通りは、道路の片側(西側)で工事が行われており、これは軌道敷設前の準備工事なのか、軌道敷設工事なのかわからないが、後者とすると、片側集約方式が採用されるものと思われる。


△Faubourg de Saverne通り(ストラスブール駅方面を望む)

 F線は、地下区間を走行するA線・D線と交差し、イル川を渡る。
 ストラスブールでは初めてトラム同士の立体交差が生まれることとなる。


△Gare Centraleに向かうA線
 地上のトラムと交差している道路がF線が通るFaubourg de Saverne通り


△B線・C線合流部
 イル川の橋を渡るとB線・C線と合流する。
 Faubourg de Saverne通りがB線・C線のHomme de Ferに擦り付けられるような角度で交差しているので交差点の線形確保は比較的容易と思われる。


2-3.ObservatoireからVaubanまで
 こちらの区間は1月1日に歩いてみた。
 現在、C線・E線は、Republique電停からObservatoire電停まで東に進み、直後の交差点で進路を南に変えるが、新規区間は、まっすぐ東に延伸される形で建設される。


△Observatoire電停から見た新規工事区間


△手前に向かって延伸される

 新規区間のVauban通りは、現在道路の中央に街路樹があり、その両側に車道が設けられているが、この街路樹の左右外側で道路が掘り起こされている。
 C線・E線のGallia~Observatoire間と同様に、街路樹の左右外側に軌道が設置されるのだろうか。
 

△工事の案内看板  

 
△Vauban通り工事状況


 終点のVaubanでは、電停にしては広い範囲で工事が行われていた。
 留置スペースでも確保するのか、それとも、バスターミナルや駐車場になるのだろうか。

 
△終点Vauban付近


△この先の道路標識にはKehl、Offenburgと言ったドイツの地名が書かれている



2-4.F線という路線名について
 現在、F線という名前で工事が行われているが、おそらく開業時にはF線、G線・・・と名称が増えるのではないかと思っている。

 と言うのは、B線・C線として運行されている路線について、まだ工事が始まる前の1997年3月に住民に対するアンケートのお知らせの野外看板を見たことがあり、この看板には路線名として「lignB」と書かれていたが、B線・C線として開業した。

 F線もB線・C線と同様に枝分かれがあるため、同じように複数の路線名が与えられるのではないかと、予想している。

 ただ、だんだん路線名が増えてきてややこしくなりそうであるが・・・。

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 次回に続く




<過去記事と今後の連載予定>

第1回 2008年に開業したB線Elsau以西乗車記【2月11日up
第2回 F線工事現場を歩く
第3回 KrimmeriとDuc d’AlsaceのP+R駐車場
第4回 ユーロトラム(1000系)とシタディス(2000系)の車両運用
第5回 将来延伸計画のあるHautepierre付近の現在
第6回 トラムを選択して20年
第7回 中心部のゾーンシステム
第8回 まとめ(?)

ストラスブールのLRT ~第1回~

2010-02-11 | 路面電車・LRT
 年末年始に、ストラスブールのライトレールを見に行ったが、これから何回かに分けて散策メモをご紹介する。

 現在のところ、下記のメニューを予定しており、2月中に完結する予定だが、遅延する可能性もある。

第1回 2008年に開業したB線Elsau以西乗車記
第2回 F線工事現場を歩く
第3回 KrimmeriとDuc d’AlsaceのP+R駐車場
第4回 ユーロトラム(1000系)とシタディス(2000系)の車両運用
第5回 将来延伸計画のあるHautepierre付近の現在
第6回 トラムを選択して20年
第7回 中心部のゾーンシステム
第8回 まとめ(?)


【ご注意・お願い】
①地名・用語などに特段注釈はつけませんが、ご了承ください。
②フランス語のトラム雑誌を、辞書を参照しながら、解読したところがあります。
 フランス語はまったく知らないため、誤りがあるかもしれませんが、ご容赦下さい。
③現地の治安等については、ご自身でお調べください。
④誤記があった場合、適宜修正しますが、特にお知らせはいたしません。




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 第1回 2008年に開業したB線Elsau以西乗車記
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1-1.はじめに
 ストラスブールのトラムは、最初の路線(A線)が1994年11月に開業し、その後順次路線を拡大し、5線目となるE線が2007年8月25日に開業した。
 また、同日、C線・D線が延伸された。

※路線名について、A線あるいはA系統という訳し方があるが、ここではA線と訳す。

 2007年末にC・D・E線の新規区間を乗りに行ったが、この際にB線のElsau以西で延伸工事が行われているのを見た。


△工事中のMartin Schongauer電停(2007年12月29日)
 軌道工事はほぼ完了し、電停は残すところ券売機と屋根の設置のみという状態だった。


△Martin Schongauer電停の先も芝生軌道が姿を現していた(2007年12月29日)


 このB線Elsau以西は2008年1月30日に、Ostwald Hotel de Villeまで、同5月23日に(現在の終点である)Lingolsheimまで開業した。

 そこで、今年1月1日に、この未乗区間に行ってみた。

 
1-2.沿線風景
 Elsauから先は、B・C線開業時に設置された車両基地までの入出区線が延びていたが、B線の延伸区間はその途中から分岐している。
 次のMartin Schongauer電停まではやや殺風景な印象を受ける高層団地であるが、Cranach通りからイル川を渡るまでの間は、荒地となっている。
 Martin Schongauer電停は、2007年に工事中の写真を撮っているので、下車してみようかと思ったが、電停の風除けのガラスが粉々に割られているので、下車はやめておいた。

 イル川を渡り、d'Ostwald通りにあるWihrel電停付近までは宅地だが、Hotel de Ville電停付近は林に囲まれている。


△Hotel de Ville電停にて

 Boulevard Urbain通り、Lingolsheim通りは農地が広がり池もある。
 このあたりはストラスブール中心部から20分程度であるが、ここまで来ると宅地は途切れる。

 Alouettes電停から終着Lingolsheim電停までは中層団地となっている。
 地図で見ると、Lingolsheimの町の中心部は、もう少し先のようであるが、トラムはそこまで入り込まなかったのはなぜだかわからない。


△終点Lingolsheim電停にて


 終点の先は戸建住宅地となっている。


△当面、延伸される気配はないようだ


1-3.走行方式・電停
 Elsauを出ると車両基地までの区間は芝生軌道であったが、Martin Schongauer電停を過ぎ、Cranach通りまで芝生軌道が続く。
 Cranach通りが途切れたところからイル川を渡るまで専用軌道となる。

 その後、d’Ostwald通り、Gal Leclerc通り、Boulevard Urbain通りは中央走行方式であるが、軌道の両側に1車線づつ車道があり、外側に歩道となっている。


△Wihrel電停付近は中央走行方式 1053編成が到着

 
△電停の設備の仕様は従来と変わらない

 Lingolsheim通りは片側集約方式で、車道の北側に軌道が配置されている。

 Alouettes電停を出て、Lingolsheim通りから離れると芝生軌道となり、終着Lingolsheim電停に至る。

 
△芝生軌道


1-4.車両運用
 車両はEurotram(1000系)の長編成タイプ(44.1m)とCitadis(2000系)が充当され、Eurotramの短編成タイプ(33.1m)は入らないようである。


△Eurotram 1053編成(Lingolsheimにて)


1-5.運行頻度、所要時間等
 Elsau以西が延伸されたが、Elsau等での段落ちはなく、B線はすべてLingolsheimまで運行されている。
 日中の運行頻度は、平日5~6分、土曜6~7分、日曜・祝日は時間あたり4~5本となっている。
 ストラスブール中心部のHomme de Ferから終点Lingolsheimまでの所要時間は24~25分、B線全線の所要時間は42~47分となっている。


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 次回に続く

12月24日(木)ポートラム散策

2009-12-26 | 路面電車・LRT
 環状線散策の合間に、ポートラムにも行ってみた。

 ポートラムに向かっていたところ、金沢に向かった知人より「ボンネット代走のはくたかが出発した」というメールが来たので、いたち川の橋で待機することにした。


 なにか地鉄電車が来たなと思ったらレッドアロー


 こちらがボンネット「はくたか」

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 さて、ポートラムへ


 奥田中学校前


 犬島新町で雪景色を撮る
 このあたりは田んぼが広がっているので雪景色を撮るにはよい


 電停のすぐそばに喫茶店があったので、そこで行き交う電車を見ながら昼食をとり、再度田んぼで撮る


 こんどは踏切で


 0601編成がやってきた


 この編成はラッピング編成


 牛島町交差点まで追いかけて撤収

12月24日(木)環状線散策(③越前町交差点~富山駅前)

2009-12-26 | 路面電車・LRT
 最後に、越前町交差点から、グランドプラザ前電停、西町交差点を経て、富山駅前までを紹介。
 在来区間は若干粗いがご了承いただきたい。



 平和通りに入るとすぐに一番町交差点があり、国道41号線と交差する


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 グランドプラザ前電停に到着
 平和通りも片側2車線の道路であるが、夕方は混雑するようだ




 グランドプラザは夜撮る方がいいかもしれない



 西町交差点で1・2系統に合流



 荒町電停では、後続の電車が追いつくところを目撃 


 奥の高いビルはインテックビルである
 ポートラムの電停の名前にもなっているビルである


 桜並木の松川を渡る


 中央郵便局の前の交差点を左折すると富山駅前だ

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 富山市内環状線のご紹介は、以上である。

 この環状線は、富山駅前と中心地(総曲輪)を結び、回遊性を高めることにより中心市街地を活性化させることを目指して整備された路線である。

 そのため、必ずしも利用者数が確約された路線ではないが、コンパクトシティを目指して、全国に先駆けて富山市が進める実験として、今後の推移を見てゆきたい。

12月24日(木)環状線散策(②丸の内交差点~越前町交差点)

2009-12-26 | 路面電車・LRT
 こちらでは丸の内交差点から国際会議場前電停、大手モール電停を経て、越前町交差点までの区間を位置順に紹介する。



 丸の内交差点からは片側2車線の富山高岡線の中央を走行する


 富山城址公園の前を通る


 大手町交差点で右折
 ガラス張りの建物が富山国際会議場



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 国際会議場前電停に到着
 大手モールは片側1車線の道路である


 朝食は国際会議場の喫茶店でトラムを見ながら・・・


 西側の歩道は広々としており、イベント時には屋台などが出店する。


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 大手モール電停を出発


 大手モール電停を出ると目の前に越前町交差点があり、左折して平和通りに入る
 電車用の信号「←」が点灯すると出発

12月24日(木)環状線散策(①富山駅前~丸の内交差点)

2009-12-26 | 路面電車・LRT
 ここでは、環状線の沿線風景を富山駅前を起点に、走行位置順に紹介。
 まずは、富山駅前から丸の内交差点まで。
 


 富山駅前を出ると、左折し、すずかけ通りへ


 道路の中央を走行し、新富町へ向かう


 丸の内交差点で、左折し、富山高岡線へ
 大学前方面の電車は、右折して西に向かう