AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

大作主義テクノ

2024年11月10日 | まったり邦楽
え?Perfumeもう新作?
なんかペース早い気もするんやけど、前作出したんいつやった?
ついこないだやったような気が・・・


へんにアーティスティックな方向になった前作で、なんかPerfumeに冷めちゃったとはいえ、情報などは勝手に入ってくるし、動向はそれなりに気にしてはいた。

昨年なんかは大人気アニメの映画『すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ』の主題歌に起用された「すみっこディスコ」ってアニソンを出しているが、これがもの凄くオシャレで完成度が高くて。ディスコ三部作の中で一番好きかも。




海外ツアーなどで「Love Cloud」など、未発表の曲を初披露したり、まだまだ前進姿勢を保っている姿も嬉しく、今後の活動にも大いに期待がもてた。

今年6月からスタートした「Perfume "COD3 OF P3RFUM3 ZOZ5" Asia Tour 2024 」では、今作の冒頭を飾る先行シングル曲「The Light」も披露された。
最初ライブで盛り上がることを想定したあざといコール&レスポンス曲かと思ったが、ヴォーカルラインのクールさ、そしてエレクトロサウンドとの絶妙な掛け合いがとてつもなくカッコいい良ナンバーだ。




先月末にリリースされたPerfumeの最新作『ネビュラロマンス 前篇』。

まず、スターウォーズ、ダフト・パンク、寺沢武一マンガなどがごちゃ混ぜにされたハリウッドSF映画ちっくなジャケ画と、「前篇」ってのに面食らった。
え、これに続編があるの?二部構成?
まるでHELLOWEENの『守護神伝』やんけ。




いや~私もガキの頃からそういうの好きだけどさぁ、中田ヤスタカ氏もそういった中二病的な感性をお持ちだったんですね。


一応今回は限定版の方をAmazonで予約注文したが、発売日当日、想定以上に大層なブツが届けられてビックラこいた。
そういえば昔の輸入盤CDはこういうトール型のパッケージだったこともあるな。




しかもパンフレット付き。
いまだサブスクをやらず、CDを購入して音楽を楽しんでる私みたいな物欲主義者には嬉しい遊び心。




本作はコンセプト大作として、てっきりクイーンズライチの『OPERATION:MINDCRIME』みたく凝った演出のイントロで始まるのかと思いきや、いつものごとく前半はほぼ既出曲の詰め込み。SEとか全然ない。
まぁSF映画のサントラというイメージで作られたのかもしれない。

ただ、M1~M7くらいまでほんと捨て曲なしの充実した内容。
新録では、3人がエレガンス&エキゾチックに歌うシットリムードな「Starlight Dreams」が秀逸。 
最近はシティ・ポップなレトロサウンドが心地よいアース・ウィンド&ファイアーみたいなサビの「Morning Cruising」が超お気に入り。
ラストの「メビウス」は、いかにもエンディングテーマ的な疾走感あるエピローグナンバーで、今後のさらなるドラマティックな展開を期待させる。


いやいや、今から続編が楽しみである。


それにしても、ここにきてPerfumeの近未来テクノポップなエンターテイメント性をおもくそ出してきたな。

原点回帰!と言ってもいい。


彼女たちの戦いは、まだまだ続く。

コメント
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