厚い本は読み応えがあるけれど……。
引き続き、ヴァランダーの物語です。
ここでは、刑事をやめようかと決めつつ。
なんとなく彷徨っているところへ旧友が駆けつける。
父の事故はそうじゃないと訴えるのだけれど。
彼自身、刑事という自分を見失っているので、
聞く耳を持たないわけで……。
でも、友の死がきっかけで、奔走する羽目に。
新人の女性刑事が加わって、チームの雰囲気も変化が。
いやぁ~、いろいろなところから段々と近づいていくのよね!
ちょっと、息苦しい感じもするのだけれど。
ヴァランダーは些細なことから閃くのよね。
彼独特の勘ってやつですが……。
それが主犯格へと導くためのヒントになりえる。
読みだすとけっこうページは進むかもね!
隠れ蓑をいいことにやっていることは最低。
だから、言いぐさまでむかつく主犯格の笑う男。
緊迫の逃走劇で幕を閉じる。
ヴァランダーはまだまだ刑事を続けるようで!
あと1作品未読なので、読みかかろうっと!
☆笑う男☆
ヘニング・マンケル著