「ロストケア」2023年
介護…それぞれのケース。
介護士となった斯波…。
家族からは親身になってくれる介護士。
穏やかで物腰が柔らかではある。
どこかなにかを内に秘めている感は拭えない。
そんななか事件は唐突に明るみになる。
検事大友が事件を担当することに…。
調べていく中で斯波の在籍していた職場。
圧倒的に亡くなる人の数が多いと…。
斯波が浮上して大友と対峙することに。
目をそむけたくなる現実ばかりが。
斯波は使命感を持って殺人を行っていく。
それはあってはならないことだろう。
家族を亡くして斯波を罵倒する遺族。
もう一方で斯波を擁護する遺族。
最後に斯波が法廷で放つその信念。
考えさせられることは言うまでもない。
斯波に対して大友が気持ちを吐露するさま。
現代社会の抱える暗部だなって…。
思わされずにはいられない映画だった。