段々冬が近づいているのだと 感じられるようになりました。
それと同時に なんのために自分は生きているのか 意味があるのか
これから先の不安が とめどなく襲います。
私の生活の中に コーヒーの存在は無に近いものでしたが 友達が
町にただ一軒のコーヒー焙煎のお店に行くと 聞いたので 私も
頼みました。
爺と婆の暮らしに コーヒーの文化は縁のないものでした。
何でもいいよと頼みました。
それから 台所の隅に押し込んだコーヒーのための道具カップを出して
しばし 青春にバックです。
一人ではもったいないと 友達にメールです。
「モーニングを始めました。
ただしコーヒーと手作りプリンしかありません。お暇だったら おいで」
婆の客引きでした。