私の近くのお大師様は お茶畑の隅に鎮座しておられます。
今日は年に一度の お大師様の教えに従って 集落の女衆が 接待です。
17人の参加で お米を3合づつ持参し当番の炊き上げた小豆で 小豆ご飯です。
どんな訳があるのか もち米は使いません。
おかずは 畑の野菜を使い こんにゃくお豆腐で白和えです。
自家製味噌や 胡麻ですから 毎年味が違うのは 仕方ありません。
それぞれが 持ち寄った お漬物 と質素な接待ですが 皆そろってにぎやかな お昼御飯です。
お昼過ぎには かたずけも終わり ひと段落です。
それにしても熱い日差しでした。 南国の春は 短すぎます。
昨日縫物のお友達が 手作りの団子を届けてくれました。
中の餡子が えんどう豆だったり 粒あんの小豆だったり 手作りの美味しい団子でした。
午後穴熊さんは 農協の種苗センターに苗を 受け取りに行きました。
苗を買い 荒代 植代を頼み 田植えを頼み 収穫も依頼し 自分は水を監視するだけの 米つくりですが 脈脈と流れる 百姓の遺伝子が騒ぐのでしょう。
今年も 人並みに台風や 干ばつ大雨の心配をしなくてはなりません。
今月の末ごろ 田植えですが その後の慰労の 「さのぼり」と呼ばれる 呑み方が今から楽しみのようです。
水の張られた田んぼ 機械が走り回っています。
水面をわたってくる風は 冷たくなっています。
やがて一面に 早苗が植えられ 淡い緑に変化します。
並んでいる持ち寄りが、どれもなつかしく手を出したいです。「こんこ」黄色大根の漬物をこう呼んでいましたが、食べたーい。町に売っているのと違う味ですよね。
白和えもなつかしい色合いですね。
でももうそんな季節ですか・