甲ノ上

出来上がりは　甲ノ上です。

そりゃなんじゃ　?  ですか　　お若いですね。

子供のころ母の誉め言葉は　「甲ノ上　だね」　でした。

戦前の　小学校の通知簿は　甲　乙　丙　で評価されていました。　その時代の教育を受けた　母にとって　甲ノ上は　最高の評価になっていました。

この時期　柄にもなく　47才で黄泉の国に　旅立った母を思い出しています。

秋という季節のせいでしょうか。

母の年齢を　はるか昔に過ぎてしまつたのに　いまだなお　人生迷つてばかりです。

先日煮た　生姜バットに広げて　冷蔵庫に入れていました。　丁度いい具合に　乾燥していい仕上がりです。

生姜には　体を温める成分があるとか　私は疑っていますが　あのピリッとした辛みは　気合が入りそうで　好きです。

11月の初めの　栞さんと二人の　布遊び展　気ばかり焦っています。

今年が　最後かもね　と話し合っています。

昨日カードの紙を買ってきて　カードの印刷をしました。　用紙をプリンターに入れ間違い　印刷が少し消えています。

50枚　済んだところで　気が付きました。　　残りはどうにかOKでした。

小物　をもっと作りたいのですが　野暮な用事が多すぎます。

コレクション

生涯学習　10月はバスで　県北の中島記念館を　訪ねるバスの旅でした。

県北の　東郷町は　若山牧水の故郷ですが　その自然豊かな里に　メディキットという名の　医療機器の最新の工場があります。

その工場のすぐそばに　創立者の　中島弘明氏の　コレクションの数々を展示する　美術館が併設されています。

初めて訪ねた私ですが　びっくりしてしまいました。

一階の日本画は　平山郁夫　横山大観　東山魁夷　高山辰雄　加山又造　川合玉堂　など見ごたえのある作品です。

二階には　また有名な画家の洋画です。小磯良平　梅原龍三郎　林武　伊東深水　と本物です。

それに　茶道のお茶椀　青磁の壺など　写真やテレビで見る　見事ななじみの本物を　目にすることができました。

こんな山の中に　あるからこそ　静かに作品を拝見できたのかもしれません。

300点あまりの　作品は　定期的に展示を入れ替えておられるようですから　また　行きたいものです。

お昼は　日向市の港町細島の　漁港のお店でした。

目にも優しく　おなかも満足の一日でした。

三人展

町の　空き店舗を利用する　ギャラリーは月曜日がお休みです。

二週間で　展示の入れ替えが行われますが　本日からは　県北の三人展と　聞いていました。

鬼神面の先生　弓削孝さん　そのお弟子さん　黒木一郎さん　そして一閑張りと刺し子の　神田恵子さんの　三人展です。

神社に　奉納されているお面です。

一番難しいのは　女性の能面ですとは　作者の黒木さんの　言葉です。

私の興味は刺し子の　作品の数々です。

生活の中に　刺し子が生かされた　素敵な作品の数々です。

一閑張りの　籠も趣味の範囲を超えた　素敵な作品の数々でした。

生 姜

日曜日の　夕食をとりながら　必ず見るテレビ　Eテレ6時からの　「猫のしっぽ　かえるの手」

です。

再放送なのですが　イギリス人ベニシアさんの　足が地に着いた生活に　色々教えられています。

9日には　生姜の砂糖煮が紹介されていました。

お国のイギリスのお菓子だとか　知りませんでした。

この時期　そろそろ半そででは　寒いと感じるころ　路地物の生姜の収穫です。

周りの　方々の菜園にも　生姜は欠かせません。

昨日友達からたくさん　立派な生姜をいただき　梅酢につけたり　味噌漬けにしたり　まだ残っていましたので　今日は砂糖煮にしました。

もう少し水分を飛ばしたら　保存して　冬の風邪気味の時に食べます。

 

ポーチが出来上がりました。

幅22cm　深さ16cm　ファスナーは30cmをつけています。

遊びに行ったり　野暮な用事が多くて　ゆっくり針を握る時間がありません。

想 い

先日　決心をして　私たち夫婦も　マイグランドゴルフのセットを　それぞれ準備しました。

まだ　ゴルフのコースを回るのを　楽しみにしている　穴熊さん　とても　グランドゴルフに参加することはないだろうと　女房は思っていました。

ところが　嫁の思惑は　見事に外れました。

水曜と　土曜の午後　お昼ご飯を済ませると　いそいそと出かけるようになりました。

そして　ホールインしたと　帰宅したら報告です。　もちろん大げさに　ヨイショをします。

案ずるより　産むがやすしとは　このことです。

私は　まだそれどころではありません。

悩ましい　加代子さんの携帯袋が　ちらつきます。

小さな布を集めて　まねて作ってみました。

反対側です。　　口幅10cm　　深さ15cmです。

小銭入れ　2個出来上がりです。

 

携帯電話

縫物友達の　加代子さん　昨日　我が家にちょっと寄って　くれました。

そして　携帯電話の画面が　黒くなり　使えなくなり　大変だった話を　始めました。

パソコンも使いこなしている彼女ですが　携帯は必需品です。

どんなのに　替えたの?  と私。

そして　バックから出した　携帯電話。

なんと　袋も　新しくなっていました。

電話に関心はありません。　袋見せてー　　と私。

何とも　趣味のいい袋です。　　口幅　10cm　深さ　15cm。　　口の赤いループが　いい仕事をしています。

早速　まねて私も作ろうと　言いましたが　この布遣いと　色合わせ　出来るはずがありません。

これは　いただいたコースターです。　　おしゃべりの私をいつも　黙らせるに十分な　作品を見せてくれます。

昨日　産直販売所で　見つけたぎんなん　早速　大きめの封筒に入れ　ホッチキスで止め　レンジでチンしました。

モチモチした　秋を楽しんでいますが　食べすぎは　禁物です。

 

 

百貨店

人間　年齢を重ねても欲の皮は　薄くなりません。

別にこれといって　欲しいものもないのに　友達に誘われて　デパートの積み立てに　加入しています。

毎月　私のなけなしの預金通帳からの引き落としですが　残りの一回の引き落としの前に　積立額を現金で納めると　満額の金券と

お礼金の加算があるのです。

預金の金利　ゼロに等しい今　百貨店の礼金は　魅力です。

そこで　土曜日に重い腰を上げて　出かけてきました。

印鑑と会員カードを忘れてはいけません。

バスで　小一時間　かけて出かけます。　

世の中　私のように　つつましく欲を隠している方も　多いのか　到着して番号札のボタンを押したら　147番でした。

アレー　こりゃ時間かかるなあーと　並べられたパイプ椅子の　空いているところを　探したら　ありました。

高齢のご婦人が　大きなバックを横の椅子にのせておられます。

「ここ空いています?」 と私。

大きなバックが　引き下がった椅子に　私が座りました。

受付をしてくれるカウンターは　8席です。　マイクで次々に　番号が呼ばれます。

あーこれなら　思ったより早く　順番がきそうだと　心ひそかに　安心して自分の　147番の紙を確認します。

そして　隣のご婦人に　「込み合っていますね。　奥さん何番ですか?」　と　いらぬおせっかいの私。

するとそのご婦人　96番の札を　私に示しました。

それからは　話がいろいろ続き　そのご婦人　86才で　お若い時に　ご主人をなくされ　子供さんを育て上げ　今はおひとりで

悠々自適の生活だとか。

それも電々公社の交換手を定年まで勤め　お元気に年金生活だとか。

古き良き時代の　電話局の話に　二人で盛り上がりました。

奥さんの番号が呼ばれ　席を立たれましたが　済まされた後　再び私の横に腰を下ろされ　私の番が来るまで　おしゃべりをされて

帰られました。

「いつも一人で　おしゃべり友達も　少なすものですから　ごめんなさいね。」

と　おしゃべり好きの私に　言葉を残して　いかれました。

沢山の人の中　お名前も　住所も　存じ上げないお方に　いろんなことを教えていただきました。

まだ　昨年の商品券も　持て余している私なのに　買い物もそこそこに　夏の名残の暑さの中　汗をふきふき　帰宅しました。

疲れた半日でした。