超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

俳句・宝船&みくじ短歌

2025-01-03 05:03:08 | 自作俳句
去年今年実に深けり寺の鐘
初空や晴れのひかりが広がりて
蓬莱の舞いを今年も見てみたし

黒豆とうま煮があれば宝船
一年を刻み始める初日記
読み初め「労使はどれも産業者」

初売りやブックオフだけ見に行かむ
近郊の駿河屋支店も福袋
町の奥祠の中に初だるま

初詣で御籤の歌に返歌する
初計り牛乳寒天目方減る
雪の下福寿草など咲き始め


ちなみにお寺のお御籤の短歌は
「春の苑 紅ないにほふ 桃の花 下照る道に 出で立つ乙女」というもの。
私の返歌
「桃の花 見つけしときは 匂へども 行けば紅ない また遠ざかり」



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徒然俳句・獅子頭

2025-01-01 00:00:06 | 自作俳句
初日の出未広がりの年来たる
元旦は晴れの特異日鷹が飛ぶ
公園で凧揚げの子が走りけり

コンビニで牛乳寒天お正月
町の奥石の祠も注連飾り
お正月短歌御籤を引くつもり

晴れの菓子生八つ橋を二三枚
獅子舞の頭飾りて赤と金
レトルトは年末年始笠地蔵

黒豆と雑煮であける晴れの朝
川沿いの乗馬倶楽部に白い馬
サヴァリッシュWaltzで祝う賀正かな
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徒然俳句・除夜の鐘

2024-12-31 00:03:15 | 自作俳句
行く年を洗い流して大晦日
みな帰省静まり返る末の町
餅も買いうま煮も出来て来る年や

家々に松飾りあり年惜しむ
越して来て今年は家ですする蕎麦
町の子も帰省で疎ら風寒し

静かなる家ゆっくりと年歩む
年送り手持ちの第九聞き比べ
年越せば二割引なりブックオフ

ぬれおかき三つ摘まんで年迎え
来年の福を願いて獅子頭
深々と胸に染み入る除夜の鐘
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徒然俳句・年の瀬

2024-12-30 00:03:05 | 自作俳句
年の瀬に治癒しつつある顔の傷
寒暁に実況録音探し出す
朝食に柚子の香りや日記書く

一年を振り返りけり句読点
この冬はソフビ人形集めけり
冬動画 振付作家に似た動き

行く年や転びながらも進みけり
年の暮れ散歩の時はニット帽
絆創膏で写真を撮りて冬休み

北の地でうま煮と聞きし煮しめかな
深くなる記憶の襞や年歩む
ジュリーニの第九で終える十二月
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徒然俳句・歳末記

2024-12-29 00:03:19 | 自作俳句
年の瀬に大歳時記を五冊売る
絆創膏顔に貼りつつ冬散歩
駿河屋が近郊にあり冬のバス

年惜しみ英国ポップ聞いて居る
サイン入り忠則画集冬ぬくし
来年のカレンダー買う百均で

来年も薔薇を嗅ぎたし冬思う
来年も面影見たし冬願う
笑劇で爆笑させる冬の夢

来年の本をめくりてほくそ笑む
人生に自信はありや冬訊かれ
真冬でも眉間のほくろ影を観る



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