超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

徒然俳句・無花果パン

2025-02-09 00:03:19 | 自作俳句
山雀が春の茂みで遊びけり
チューリップ漸く出会う春の顔
庭先にスノードロップ二輪咲く

団地脇菜の花たちが背比べ
ノアフィグの無花果パンを食べる指
膨らんた春の木の芽がはち切れん

春光が漸く戻り服軽し
風光り自転車乗りが上手い人
早春の山を登りて一望す

春先の雪の景色を懐かしむ
凍て返る川にアオサギ一人きり
春バザーパステル色のタオルかな
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徒然俳句・梅八分

2025-02-08 00:03:11 | 自作俳句
久々に春の日差しも暖かや
用足しに春色のバス街へ出る
見慣れない派手な男や春うらら

駐車場やや枯れ気味の菜の花や
春の朝無人販売野菜来ず
特売の春の蜜柑や大袋

三学期さぼりて眠る学児童
梅二本陽当りがよく八分咲き
日曜に開くお店の春咖喱

北窓を開ければ眩し春の朝
品切れのターメリックを春に買う
春暁に寝惚けまなこで仕事する
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徒然俳句・春障子

2025-02-07 00:03:02 | 自作俳句
余寒では済まない様な寒気団
春曙光次第に部屋が呼吸する
ヒーターをいまだに出して春ぬくし

春の暮れ魚肉のハムを齧りけり
春光に日焼け止めにはまだ早し
春の雲緊張感を和らげる

凍て解けでぬかりし道に足を置く
凍て返り繰り返しつつ北の春
水温む顔を洗いて目が覚める

牧開き乗馬倶楽部の牝馬の眼
北窓を開いて春の風光る
春障子眠いまなこに好い光り
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徒然俳句・春浅し

2025-02-06 00:03:15 | 自作俳句
黒海のクラフナ食べて春浅し
春の午後動けないのは休符かな
目出し帽春に被ればやや怪し

思うより陽射しはあれど春寒し
風光る外に誘われ厚着せり
春服を買いに行くには低気温

数々の山を登りて花野出る
雲一つなき春空に願い事
天国は身近にありて春雀

外遊びする声響く春の風
公園に移動図書館春浅し
通い道梅がそろそろ花開く
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徒然俳句・早春譜

2025-02-05 00:03:12 | 自作俳句
陽光が草木を照らす早春譜
春めきてあれやこれやに挑戦し
曇天や麗らかになり上機嫌

春暁に俳句と短歌目まぐるし
春の宵ワードをいじり天手古舞い
春光が俄に曇り肌寒し

風光る中で古木も深呼吸
春の闇昔の友の走馬灯
雪溶けは近くて遠い北の町

山笑う麓の町で買う玩具
春の川乗馬倶楽部の白き馬
白鳥の帰りし後の蜃気楼
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