<span itemprop="headline">ルツェルンの第九と積ん読の日々</span>

知人の古書店主のページに宇波さんのラカン的思考という新刊の情報が載っていた。
私はゲラを見せてもらったことがある。
アマゾンでは四月に入荷らしい。
四月に買おう。
この本は宇波さんの長年のラカン講義を練り上げた集大成らしい。
是非とも思考の歩みを辿りたい。
今日もルカミエのアップルパイを食べた。
美味しくてラッキッキである。
今日もオタケンのルツェルンの第九を聴いている。
フルトヴェングラーの到達点を堪能できる。
フルトヴェングラーの復刻では海外ではグランドスラムとミュートスが二強。
国内ではオタケンと平林盤が二強である。
私は完全にオタケン推し。
TKCという規格番号だけでワクワクする。
TKC335から339がブライトクランク擬似ステレオ盤で必聴。
これから哲学概説読んで、今週はハーバーマスを読む。
友人がヴィンデルバントの哲学概論を本棚から発掘しているという。

名盤と難解本に囲まれて犬は吠えるが歳月は進む

<span itemprop="headline">読書疾走、アップルパイ、ブライトクランク</span>

昨日はできることを全てした。

樫山欽四郎の哲学概説をまとめた。

頂いたアップルパイを食べた。

りんごと生地の間に玉子たっぷりの特製

カスタードクリームが入っていて美味しい。

オタケン盤のブライトクランクの英雄と未完成を聞く。

オタケン盤は十枚ぐらい集めた。

ミント盤バイロイトの第九は初期ＬＰの板起こしだが

プチノイズが耐えがたい。

予備マスターのバイロイトの第九は

足音も拍手も聞こえて臨場感あって素晴らしい。

復帰初日の運命と田園もリマスターて聞きやすい。

メロディアの第九も良い。

擬似ガラスCDの七番と八番も貴重。

あとは何と言ってもブライトクランク擬似ステレオ盤が最高。

今日も疾走した。

全力で本を読み込み擬似ステの透明感で一日を終える

<span itemprop="headline">突然の再会、昔の写真、香草ポーク</span>

今日はオタケンのフルトヴェングラーの
ブライトクランク聞きながら本めくっていたら、
何と最寄り駅まで同窓生が二人来た。
私が遠出をするので近くまで来てくれたのだ。
嬉しい驚き。
駅の近くのパティシエの店でキャラメルバヌーヌと珈琲おごってもらう。
倫理学は善いか悪いか考える学問だ、そう言われるとよくわかる、
広い意味では哲学だ、私はちゃんぽんで考えている、
今は刺激を受けたモルモットだ、鶴の恩返しだ、
昔の写真を持ってきた、持ってないなら今度送る、
ルカミエのアップルパイをこの前のお礼に上げる、
花の形のショートブレッドをあげる、
などと話す。お店が６時半で閉店なのでそろそろお会計を
と言われ友人二人がお金を出してくれた。皆で記念撮影する。
私は最寄りの停留所行きのバスが止まっていたので
皆さんにお礼を言ってバスに飛び乗る。
ルカミエのアップルパイと花の形のショートブレッドを抱えて
帰宅する。
古書店から玉川大学版のヴィンデルバントの哲学概論届いていた。
晩ご飯は香草ポーク。ブラタモリ兵庫と神戸見る。
いい一日だった。今日はオタケンのブライトクランク聞きながら
オールフリー飲んで一日を終えるつもり。

友人の今の笑顔を焼きつけて瞳を閉じてステレオで眠る

<span itemprop="headline">板起こしＣＤで一回性を越える</span>

最近オタケン盤に凝っちゃって止まらない。
オタケン盤は基本的に板起こしである。
板起こしというのは現在残っているレコード会社の
マスターテープが劣化しているから、
それならマスターテープが新しかった時代の
見本盤や未聴盤などの良質のLPを発掘して
初期LPのいい音をＣＤで復刻しようという試みである。
オタケン盤のブライトクランクも状態のいい
ブライトクランクＬＰから復刻した逸品である。
モノラル盤もデジタルリマスターではなく、
状態のいい初期盤の未使用ＬＰを発掘して
その音をＣＤに復刻することで音質が改善されるという。
私は今までブライトクランクに興味を集中させてきたが
モノラル盤の板起こしも音が良いなら欲しくなってきた。
デジタルリマスターではないのでＬＰ由来の
ノイズもそのまま入っているが、
初期ＬＰ盤の情報量の多い鮮度の高い新鮮でふくよかな
音質をＬＰを買わずにＣＤで体験できるとは
何ともありがたい職人技である。
私は今までオタケン盤で失望したことがないから、
モノラル盤の板起こしのＣＤも期待大である。
オタケン盤を聞いて初めてフルトヴェングラーが
ワルターの音質に追いついたと感じている。

復刻の耳新しい音源で一回性の芸術をなぞる

<span itemprop="headline">ニコラーエワの芸術とベートーヴェン盤</span>

本を山積みして奮闘している。
友人から借りたタチアナ・ニコラーエワを自分も欲しくなって、
スクリベンドゥムのベートーヴェン９枚組入手。
平均律クラヴィーアも欲しいのだが高額で入手できない。
４年ほど前ヴェネツィア盤でタチアナ・ニコラーエワの芸術１３枚組
というのが廉価で出ていてそれには平均律クラヴィーア全曲を含め、
ゴルトベルク変奏曲などバッハ作品がふんだんに入っていた。
あとショスタコーヴィチも。ショスタコーヴィチはニコラーエワのために曲を書いたという。
このボックスあっという間に廃盤で
今では超高額で取引されている。ヴェネツィア盤はいいの出すけどすぐ廃盤なのだ。
タチアナ・ニコラーエワの芸術みたいな廉価盤が
再発売されるのを待つことにする。この際アルティスでも構わない。
最近多忙で本の蒐集と整理に追われているのだが
、ニコラーエワのベートーヴェン飽きない。
何とも味わい深い全曲演奏集である。
人間的な奥深さを感じる絶妙の間合いの
豊かな演奏に暖かい拍手が送られる。
言葉なしに暖かいものが行き交っている。
理想の音楽空間が成り立ってる。
ヴェネツィアでもスクリベンドゥムでもメンブランでもいいから
廉価盤で平均律やゴルトベルク出してください。
人生のあれこれを抜けて笑顔で明日を迎えるには廉価盤様が必要なのだ。
ユーチューブじゃ味気ないしやはりボックスで欲しいのである。
今夜は深夜にオタケンでも聞こう。

山積みの密林からも抜け出して心が通うソナタに遁れる