しばらく観ていなかった、ダンス映像が2、3ある。
サーシャ・ヴァルツの前衛集団ダンス三部作。
「ケーパー」「S」「ノーボディ」のセットが一つ。
それから、ヴィム・ヴェンダーズ監督の映画
「ピナ」である。
サーシャ・ヴァルツは女性ダンス・クリエーター。
彼女の舞踊集団を持っている。
「ケーパー」は体がどこまで機能的に動くか、
実験しているような作品で、白塗りで舞踏を思わせる
男女が、体の動きの可能性を限界まで追求する。
組体操的な展開も多く、黒板にチョークを使って
珍しい格好で線を書いたりする。
「S」は性を指しているようだ。男女の近すぎる
性的な掛け合いが、これも体の動きの実験のように
展開される。踊り手たちが、職業とは思えないぐらい
近すぎる距離感で密接して演舞する。
舞台の背景にジャングルのキリンか何かの映像が映されて、
それに合わせて舞り手がゆっくり歩くなどの美もある。
「ノーボディ」は、「もはや体ではない何か」、というテーマで、
演舞者にゴム風船を食べさせたり、空気の入った柔らかい箱に
集団で入ったり、その上で踊ったり、奔放なアイディアの実験。
それに比べて、ヴィム・ヴェンダーズ監督の「ピナ」は
ピナ・バウシュの教え子たちが、ピナの振り付けで
公園や、川岸や、電車内で踊って見せる美しい意欲作。
サーシャ・ヴァルツの三部作とは、対照的な舞踊である。
また、見直したい映像たちだ。
白塗りの人体たちが演舞する実験作と街の身体
サーシャ・ヴァルツの前衛集団ダンス三部作。
「ケーパー」「S」「ノーボディ」のセットが一つ。
それから、ヴィム・ヴェンダーズ監督の映画
「ピナ」である。
サーシャ・ヴァルツは女性ダンス・クリエーター。
彼女の舞踊集団を持っている。
「ケーパー」は体がどこまで機能的に動くか、
実験しているような作品で、白塗りで舞踏を思わせる
男女が、体の動きの可能性を限界まで追求する。
組体操的な展開も多く、黒板にチョークを使って
珍しい格好で線を書いたりする。
「S」は性を指しているようだ。男女の近すぎる
性的な掛け合いが、これも体の動きの実験のように
展開される。踊り手たちが、職業とは思えないぐらい
近すぎる距離感で密接して演舞する。
舞台の背景にジャングルのキリンか何かの映像が映されて、
それに合わせて舞り手がゆっくり歩くなどの美もある。
「ノーボディ」は、「もはや体ではない何か」、というテーマで、
演舞者にゴム風船を食べさせたり、空気の入った柔らかい箱に
集団で入ったり、その上で踊ったり、奔放なアイディアの実験。
それに比べて、ヴィム・ヴェンダーズ監督の「ピナ」は
ピナ・バウシュの教え子たちが、ピナの振り付けで
公園や、川岸や、電車内で踊って見せる美しい意欲作。
サーシャ・ヴァルツの三部作とは、対照的な舞踊である。
また、見直したい映像たちだ。
白塗りの人体たちが演舞する実験作と街の身体