超人日記・作文

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

歳時記俳句・蛍袋

2024-05-31 00:03:39 | 自作俳句
やや暑し洗濯物も風に揺れ
色の濃き紫陽花すでにあちこちに
炎天に燕飛び交うこの町や

雲の峰みな八方に躍り出し
熱風や今日も日中草いきれ
西日差す部屋で暮らせり二十歳頃

芝を刈る学び舎までの十二分
珍しき英国風の夏館
一人部屋置き場に困る籠枕

日記帳開ければ過去の走馬灯
庭先の線香花火玉も落つ
あの夕も蛍袋のぶら下がり
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歳時記俳句・青葉出づ

2024-05-30 00:03:09 | 自作俳句
青葉出づ木々の眩しき季節かな
秘めながら露わなままで新樹立つ
山人のよく知る森の小径かな

山目覚め森の隅まで生え出づる
留まらず浮かんでは消え夏の雲
万緑の生まれては消え夏来たる

その背中追い掛けながら夏の川
快晴の町を歩きて風薫る
清水湧く岩場に出たり夏木立

次々と夏の星座の廻りゆく
白鳥座いて座や琴座見る瞳
髪型で違って見ゆる夏姿
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日々雑記・成りて在る、を考える

2024-05-29 21:14:37 | 無題
あと4分の1で書き掛けの小冊子が終わるのだが、
毎日は持続できない。
ただ後半メインの2冊の内1冊読解が終わったので、前進感はある。
後半メインの残り1冊は、6章立てで、毎日はきついので
6月中を目途に終わろうと思っている。

ブロ友さんの記事で山下毅雄氏作曲の第1期ルパン3世の
サウンドトラックがいい、と読んで、懐かしくなり、
山下毅雄氏と大野雄二氏の第1期と第2期のベスト盤を
中古で買って、内緒で聞いた。山下氏の曲がやや少ない。
知らずに聞いていた曲も思い出されて懐かしい。
まぁ、懐古趣味は程々にして、筆を進めよう。

テーマは、簡単に言うと、「成りて在る」である。
「成りて在る」を樹々の芽吹きに例えて説明するのは、
いい発案だと思う。
折角だから、無事終わらせたい。

成りて在るこの現実を森林の樹々の芽吹きで語る力感
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歳時記俳句・青嵐

2024-05-29 00:03:09 | 自作俳句
夏雨の合間を縫って珈琲へ
朝涼や底冷えのする長い雨
庭の露木々の青葉に滴りて

青嵐台風一号到来す
紫陽花も梅雨を迎える用意済
眠る程疲れが募る夏の朝

夏バテに栄養補給板チョコで
筆先の降りて来るかな白鳥座
夏の日に落ち着く場所へ胸収め

夏の星天球儀から飛翔せり
夏の野を引き寄せるなり町花壇
向日葵の双葉も地から顔を出し
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歳時記俳句・始業ベル

2024-05-28 00:03:32 | 自作俳句
通る度青の濃くなる紫陽花や
青嵐傍に来ている気配かな
朝涼にやや肌寒し寺薬師

五月雨の直降りそうな曇り空
夏上着二枚羽織りて熱いお茶
久々に町で真紅のランドセル

町中に希望を植える夏花壇
自転車で雨降前に始業ベル
色々とやり終えた感五月尽

束の間の苗代寒や風強し
明易やまだ半分は夢の中
衣更え今少し待つ寒暖差
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