仮面をつけた車を奇人が引いて歩いている。
しんとく丸と書いた卒塔婆が背景に何本も立っている。
赤い囲いがあって、母を売りますと称して女性を売っている。
身毒丸は父親に連れられてこの見世物に来て、母親を父が買って
帰るのに従う。身毒丸は私を忘れないでと言って死んだ母親の
写真を大事に持っているが、母親の写真には顔がない。
義理の母になったなでしこという蛇女と父と兄弟で一緒に暮らし、
家族合わせのカードゲームをする。身毒丸は母親の札を全部持っている。
女たちが母親として身毒丸を囲み、かごめかごめをする。
一瞬、義理の母を本当の母だと思い込んで夢中で抱き合う。
穴を掘って地獄に入り、母と遭えたのだと錯覚したのだ。
夢から覚めてみると母だと思っていたのは義理の母で、義理の母は
藁人形で身毒丸を呪って肺病病みにしてしまう。身毒丸は目も潰されて
生きているのか、死んでいるのか行方をくらます。家を継いだ兄弟に
身毒丸の霊が現れて肺病を移す。人差し指は誰の墓とか俳句や短歌が
科白にも出てきたし、屏風に描かれて出てきた。母を歌った情念の
歌がたくさん出てくる。他の人の演出より、天井桟敷に近い。
音楽はJ.A.シーザーのを使っていて、ダンスは躍動感を加えている。
サーカス、見世物、説話的世界、わらべ歌の世界が前衛的に結びついている。
札幌に来て本格的な寺山が見られてとても嬉しかった。
身に毒が広がる前に一行の歌を卒塔婆に書いて消えよう
春物の青いワーク・キャップ・デニムなかなか来ない。
面白い仕事が雪だるま式に増えてたいへん。
画家バルテュスのインタビュー映像を、メディア・プラザにダビングしに行く。
通り道のフクロウの置き物が冬支度で仕舞われていた。
ベーカリーでかぼちゃパンとココア食す。
昨日は佐渡の農協のあんぽ柿食べる。激旨。
割と寒いけど町の人は薄着。
「ざくろの色」と「О氏の肖像」が来る。
まじめな人と不真面目な人、両方がいる。
それでも何とかこなしていかなくてはいけない。
ギルベルト・シュヒターのシューベルトピアノ独奏曲全集が救い。
必要があって、DVDを買い揃えている。
心ある人に受け入れられる毎日だと嬉しい。
自分で作った格言を書き溜めている。
時間が解決する、とか今全部できなくてもいい、とか自分に言い聞かせている。
来年の予定も半分ほど固まった。引き続きたいへん。
だが少しだが、受容されている感覚がある。
今年も高崎の達磨サンタが見守っている。
イエスはペテロに天国の鍵を預けると言った。
無意識の扉を開けると次の視界がひらけるはずだ。
また一つ扉の鍵を開けるからまだ見ぬ場所で会える日が来る
今年は雪が遅い。
今日もハードデイズナイトだが、少しは慣れた。
今日は夜回転寿しに寄って帰ってきた。
晩ご飯もスーパーの寿しだったので家族に譲った。
帰って一休みして明日、明後日の資料を通読する。
夜はヴィルヘルム・ケンプのメンブランの14CD聞いている。
実に気持ちが落ち着く。
最近、コーヒーの代わりにデカフェを飲んでいる。
緊張が減って調子がいい。
最近、普段着用のイージーパンツのストックを買った。
冬物のドゴール・キャップが好評なので、
まだ遠い春を見越して春物の黒いイタガスリのドゴール・キャップ
を注文している。
ネットで見ただけでは色の様子が写真では
よくわからないので到着してのお楽しみである。
ちょうどよい色合いだと嬉しいけど、どうだろう。
今年もだるまサンタや点灯式のガラスのツリーをもう出している。
いろいろ諦めてもまだ希望を繋いでいる。
ブライアン・ウィルソンのスマイル・ライヴ映像を見た。
プラスの振動が飛び交うことを祈る。
周りからよい振動を受け取って上向いてくる今日も明日も