一足早く(?)、ティントナーのブルックナー全集聞く。
ティントナーのブルックナー4番は呼吸が深く、清澄。
ティントナーのブルックナー5番速足だが快調。
ブルックナー7番も静寂を湛えた清澄な演奏。
ティントナーのブルックナー8番も呼吸が深いスケール感ある演奏。
8番は異稿だが聞いていて差しさわりはない。
決定稿に比べて装飾や遠回りがあるが、録音が少ないだけに
却って新鮮に感じる。
ティントナーのブルックナー9番も深淵を描き切っている。
総じてオケの音の厚みは薄いが、
切迫感のある名演揃いである。
スコットランドやニュージーランドのオケなので
厚みはないが清澄で逼迫した凄絶演奏。
ポストや録音に恵まれず、病に侵されながら、
ナクソスに大役を託された隠れた名匠。
来日の予定もあったが病を苦にして生を絶った。
全集を数々残す余裕はなく、全貌は掴みきれないが
聞く価値のあるブルックナー全集で
録音史にその名を永遠に刻んだ。
廉価盤指揮者で片づけられない、味のある
名全集を残したものである。
コンパクトでしっかりとした体裁の
立派な箱に入ったブルックナー全集である。
かすかな悲しみが聞き取れるのは思い入れ故であろうか。
清澄な深さ湛えた名演を遺して逝った孤高の名匠
今日はリラ・ロゼを飲みながらノイマンのチェコフィルのスプラフォン単売CD+箱の珍しいマーラー全集を聞いている。
版画風の出窓の絵が一枚ごとに書いてあり、箱は黒いなかに石の家形の石碑が載った箱のCD。
チェコフィルは渋い音色のボヘミア感ある名演。
ノイマンやマーツァルのチェコフィルのマーラーは甲乙つけがたい良い出来。
味わい深いマーラーの名演に痺れる。
復活が一枚に収まっていて超感動の演奏。
3番、4番、5番、7番、もいい。
9番も鄙びた音色で彼岸へ連れ出してくれる名演。
SACDの方が格段に音は良いが、旧盤の方がアートワーク・音色ともに納得できる定番である。
クーベリックとともにボヘミア感のあるノイマンは最強。
ヴァーツラフ・ノイマンはドヴォルザークもいい。
スプラフォンの録音は名演が多い。
日本ではスプラフォンはコロンビアで出ているようだ。
ドヴォルザーク・コレクション管弦楽編、室内楽編ともに幻の名演。
休日は一日ヴァーツラフ・ノイマンとチェコフィルの渋いマーラーに浸る。
マーラーはボヘミア出身のユダヤ系オーストリア人。
私は三重の意味で異邦人だというようなことを言っている。
第八交響曲では宇宙が鳴っているのですというようなことを言っている。
私の時代が来る、というような言葉も残っている。
父と散歩した札幌の西岡の貯水池公園はマーラーの作曲した別荘を思わせる。
いろいろな記憶が思い起こされて感慨深いマーラーである。
柴田南雄の「マーラー」は斬新な作曲法で書かれたマーラーの交響曲の
革新性を作曲家の立場で書いていて興味深い。
ブルーノ・ワルター編曲のピアノ・デュオ版巨人もツボに入る。
貯水池の記憶も浮かぶマーラーのアダージェットを木漏れ日で聞く
先日梅ヶ丘で友人と待ち合わせる。
友人はそれでも歌い続けるというような題のオリジナルを聞かせてくれた。
太陽食堂に行き、テーブル席に座る。
焼きとん、ヤキトリ、ハムカツ、牛筋煮込み頼む。
シンクロニシティは非因果的連関で、心理と物質は繋がってるのか、
かなぶんの話をしていてかなぶんが飛んできたとかそういう例か、
かなぶんの精神性は問題にされないのか、どうもよくわからない、
「ああ悪夢だ」と口走った瞬間にテレビで「10月の悪夢」と映るのは怖い話だぞ、
デジャヴとか既視感を体験したことのない人は珍しいぞ、
それはそれで不思議なことだ、
煩悩が和凧のように空中をさ迷っている正月の空という短歌は
凧を上げている人に失礼だと言ってるんだ、
人の上げている凧に自分の煩悩を託すな、と友人は喋る。
今日は出掛けた帰りに中古CD店で
チェリビダッケのリビング・ステージ社のブラームス・ライヴ全集
900円とスヴェトラーノフのソビエト国立響のブラームス全集
720円を買って帰る。
帰ってチェリビダッケのライヴ全集を聞いたが録音がわるい。
それでも途中でスピードを落としたり、掛け声を掛けて気合を入れたり
チェリビダッケらしさは随所に見られる。
拍手も入って感動的ではある。
ティントナーのブルックナーとベルグルントの廉価盤が聞きたい。
チェリビダッケも正規盤で聞きたい。
ラトビア製ボルシチを買ったが友人も偶々ボルシチを作ったと言う。
奇遇である。
往年の名演古い音質で聞き終えてから沈黙に耽る
昨日はテレビでティーレマンの第九見た。
カーリングの後ティーレマン見た。
復古調の王道の演奏。ロベルト・ホルが出ていた。
ティーレマンのウィーンフィルとの英雄聞き直す。
20世紀前半に復古した演奏。
セーゲルスタムのシベリウス聞く。
セーゲルスタムのシベリウスはじっくり歌っていてよい。
マーラーもそうだが心の籠った演奏。
シベリウスはゆっくり歌って欲しい。
今日は辞書を引いて古い神話集を読む。
少しでも読み進むと充実。
昨日は食材店でラトビア製ボルシチ買う。
食材店で珈琲を飲み
ベルグルントのボーンマス響のシベリウスどうか考える。
セーゲルスタムは交響曲を200曲以上書いている。
最近ティントナーのブルックナー全集が聞きたい。
ティントナーのブルックナー再販である。
ベルグルントのシベリウスは速い。
セーゲルスタムがスローテンポで歌うのがよい。
古い神話を時間を掛けて読み解いている。
古代の旅行記の後は古い神話である。
セーゲルスタムはもっと数多く録音してほしい。
だがマーラーとシベリウスだけでも宝である。
北欧の巨人の心温まる名演奏である。
北欧の巨人の振った名演に心奪われ旅行記を読む
ふたたび大雪。
CDを研磨サービスに出したが、音飛びは改善しなかった。
店で交換したEМIレコーディングスは順調に音が出る。
シベリウス全集は今後の課題。
昨日は豪徳寺で友人と会って会食。
サンマルクカフェで友人は音楽のダウンロード。どんどん購入。
パティヤラパレスで談笑する。
友人が喋ったのは以下の通り。
同じ指揮者で同じ曲で楽団が違う全集を揃えるのは微妙だ、
仁和寺の八十八か所巡りはきついぞ、
三軒茶屋のラウンジでホーミーの人とギターの人が
やったライブを見たがレベルが高かった、
絨毯が敷いてあって寛げるが傾向は即興や前衛だ、
外国のラジオ放送を流して即興で歌うといいかも知れない、
ストラヴィンスキーのバレエ音楽がいいとなぜ今さら言うんだ、
シェーンベルクの宗教音楽は程よく前衛でいいぞ、
俺たちが行ったペルー料理は五反田だ、
ラム肉焼きやポテトの素朴な料理だ、と喋る。
ほうれん草とチーズのカレー、ほうれん草とラムのカレー、シシカバブを頼む。
二人で計4460円。
帰ってリヒャルト・シュトラウスの英雄の生涯、
ドン・キホーテ、ドンファンを聞く。
リヒャルト・シュトラウスは享楽的だが管弦楽を気持ちよく用いる。
リヒャルトシュトラウスはオーケストラを聞く快感は一流。
大雪で前も見えない聖人日オーケストラで寒さ忘れる