仕事場に、不要不急の集まりがいくつかあるので困惑している。
緊急事態宣言みたいなのも出ているのだから、誰か舵を切ってくれないか。
ただ、このコロナ問題で、雑務が半減したことは事実である。
夜に、ほんとうはいつものように法哲のメモ書きをしなくてはいけないのだが、
妙に力が出ず、仕方ないので最近入手した南方熊楠の伝記をめくっている。
神主が命名した熊楠という名前だが、その土地によくある楠の字をつけて楠の霊験にあやかっている。
楠というトーテムを通じて熊楠は森の動的な生態系と結ばれていた。
トーテミズムは自然と文化をつなぐ遠大な生命観だった。それを表現するすべを
のちに熊楠は東洋的思考の、縁や曼荼羅のなかに見つけることになる。
多少、誇大表現が気になる熊楠伝だが、大筋は追える流れとなっている。
楠の樹木の霊に護られて生態系の森に分け入る
緊急事態宣言みたいなのも出ているのだから、誰か舵を切ってくれないか。
ただ、このコロナ問題で、雑務が半減したことは事実である。
夜に、ほんとうはいつものように法哲のメモ書きをしなくてはいけないのだが、
妙に力が出ず、仕方ないので最近入手した南方熊楠の伝記をめくっている。
神主が命名した熊楠という名前だが、その土地によくある楠の字をつけて楠の霊験にあやかっている。
楠というトーテムを通じて熊楠は森の動的な生態系と結ばれていた。
トーテミズムは自然と文化をつなぐ遠大な生命観だった。それを表現するすべを
のちに熊楠は東洋的思考の、縁や曼荼羅のなかに見つけることになる。
多少、誇大表現が気になる熊楠伝だが、大筋は追える流れとなっている。
楠の樹木の霊に護られて生態系の森に分け入る