十五夜を心の奥に秘め入らせ
秋の宵夢見し人の残り影
花野原舞いたる影や白蝶草
秋の水映る瞳に曇りなく
啄木鳥が響く野原を行き帰り
飛び乗りて夜汽車に揺られ渡り鳥
足音に気づけば逃げる稲雀
食卓に今年初めて食べる柿
時満ちて人家の庭に通草かな
早咲きの蘭を横目に秋支度
長袖のTシャツの色野紺菊
薄緋色スニーカーにも飛蝗跳ね
秋の宵夢見し人の残り影
花野原舞いたる影や白蝶草
秋の水映る瞳に曇りなく
啄木鳥が響く野原を行き帰り
飛び乗りて夜汽車に揺られ渡り鳥
足音に気づけば逃げる稲雀
食卓に今年初めて食べる柿
時満ちて人家の庭に通草かな
早咲きの蘭を横目に秋支度
長袖のTシャツの色野紺菊
薄緋色スニーカーにも飛蝗跳ね