「ふるさとの星・和名歳時記」で主に今の星を詠む。
泣く子にも頭上を駆けるほうき星
下天には禍福もあれど旗雲や
あそこまで歩いて行かむひしゃく星
親子星二つ並んで大犬座
無垢な子に生まれてみたし仔犬座や
宵空を列車横切るカシオペア
北の海 漁船導くいかり星
車窓からふと見上げれば三つ星座
閻魔さま夜空を見張る草睨み
全身に光をまとうプレアデス
冬近し物干し台にすばる星
追っ手から逃げ切る前の牡牛座や
家路へと大人も帰る夜更け星
人の世の顔を照らして落つ燈明
行く当てもない夜に見ゆる六連星
あそこまで歩いて行かむ北斗星 旅の終わりに見える道標
泣く子にも頭上を駆けるほうき星
下天には禍福もあれど旗雲や
あそこまで歩いて行かむひしゃく星
親子星二つ並んで大犬座
無垢な子に生まれてみたし仔犬座や
宵空を列車横切るカシオペア
北の海 漁船導くいかり星
車窓からふと見上げれば三つ星座
閻魔さま夜空を見張る草睨み
全身に光をまとうプレアデス
冬近し物干し台にすばる星
追っ手から逃げ切る前の牡牛座や
家路へと大人も帰る夜更け星
人の世の顔を照らして落つ燈明
行く当てもない夜に見ゆる六連星
あそこまで歩いて行かむ北斗星 旅の終わりに見える道標