アンドロメダ社のフルトヴェングラー・ベートーヴェン・交響曲全集(ライヴ録音)来る。
1952年12月8日のベルリンフィルの英雄から聞いた。
ウィーンフィルとの全集盤スタジオ録音と似ているが轟音入りの凄絶演奏である。
次に1954年5月23日ベルリンフィルとの運命を聞いた。
音と音の間に溜めのある堂々たる名演である。
運命の動機を物凄く引き伸ばす。
これには感動した。
1947年の戦後復帰演奏が好きだったが、この演奏の到達点も前人未到である。
次にウィーンフィルとの1952年11月30日の1番を聞いた。
これは音が引き気味で籠もっているがいい演奏。
運命と同日の田園も聞いた。導入部のゆったり感が別世界である。
この日の聴衆は幸運である。
あと7・2・4・8番とルツェルンの第九を聞く予定。
これだけ入って2500円はお値打ちである。
フルトヴェングラーは同曲異演が多く迷宮のようなので同曲異演には近づかなかったが、
聞き比べると面白い世界である。
その他に同演異盤の聞き比べという禁断の世界もある。
今日はウィーンコンツェルトハウス四重奏団の芸術の発売日で
タワレコで入荷済み未発送である。
だがアマゾンは発売が一か月後だが1500円ぐらい安い。
価格破壊である。
私は1か月も待てないので割高で入手するが急がない人はアマゾンへ直行である。
アンドロメダ社のフルトヴェングラー・ベートーヴェン・交響曲全集(ライヴ録音)は
アマゾンでは在庫切れ、タワレコではお取り寄せだがHМVは在庫あり2800円である。
決して損はしないお宝音源満載の逸品である。
耳にした同曲異演の別世界天才指揮者の異貌に打たれる
ヴィルヘルム・ケンプのバッハのゴルトベルク変奏曲が音飛びするので
ブックオフオンラインで698円+送料で注文した。
11月になればヴィルヘルム・ケンプ1000が再発売するのだが、
それまで待てないので中古CDを注文した。
ブックオフオンラインは注文の翌々日に来る。
以前は宅配便で来たが、今回はゆうパケットで来た。
今回も音飛びしたら最悪である。
祈るような気持ちでゴルトベルク変奏曲通して検盤して聞いた。無事音飛びしないで聞き終えた。
今日はフルトヴェングラーのベートーヴェン1番と英雄をレガシー盤で聞く。
英雄は1952年11月26-27日のウィーンフィルとのスタジオ録音である。
録音はこれが一番鑑賞に堪えると言われている。
ほんとうはウラニアのエロイカというのが一番評判がいい。
だがレガシーにはウィーンフィルとのスタジオ録音しか入っていないのでこれを聞く。
テンションの高さは今一つで、戦後復帰二日目の運命などの爆演には及ばない。
だが規範となる名演と言われていてこれはこれで聞く価値がある。
悠大で勢いがあって聞き飽きないのだ。
フルトヴェングラーの演奏に優劣はなく今聞いているフルトヴェングラーこそ最高なのだ
とスジガネ入りのリスナーが選ぶクラシックの名盤この一枚に書いてあった。
フルトヴェングラー全部最高!の境地に辿りつきたい。
私はといえば持っている盤をベストチョイスととりあえず信じて
無心で耳を傾けるのみである。
シューリヒトは割と全部最高の境地に辿りついたがフルトヴェングラーは
もっとテンションの高い名盤があるのではと欲が出てしまう。
ヴィルヘルム・ケンプの買い替えたゴルトベルク変奏曲が音飛びせず
ホッとしている。フルトヴェングラー鑑賞とともに小さな幸せである。
買い替えた変奏曲を聞き終わり天国からの音が収まる