超人日記・作文

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

<span itemprop="headline">ブルックナー、サンクタス、年の瀬</span>

2011-12-30 18:05:13 | 無題

今エドワード・リアの絵本からデザインされたフクロウと子猫の形のアルティザン・ビスケットを食べて、珈琲を飲み、朝比奈隆のブルックナーを聞いている。
ヴァントもいいが朝比奈隆も雄大でスケール感のあるブルックナーを聞かせる。

ヴァージニア・アストレイのCDサンクタスは「私たちが安心する庭」という輸入盤CDにサンクタスとメルト・ザ・スノウを加えた日本独自盤で、ほぼ歌なしの牧歌的な音楽風景である。
ヴァージニア・アストレイは可憐なやさしい美声の持ち主なので歌わないのは勿体ない。
だが、美しいCDである。
今待っているのは「やさしいこども将棋入門どんどんつよくなる」という本で、先日親戚の子どもに会ったときに、将棋覚えて下さい、と頼まれたので少しは学習しようと思って買った。
インターネットで将棋のルールを読んで、検索してssj(Java将棋)というのを見つけて将棋しているが、攻め方が判らないのですぐ負ける。

先日友人と待ち合わせて神保町の中華厨房一番館というお店で飲んだが単品が手頃価格で安い、早い、旨いの三拍子揃って満点だった。
その友人は今金沢に行き、内灘の着弾点観測所で吹雪に打たれ、金沢のおでんの若葉で一年を振り返るという毎年恒例の一人旅に出ている。
帰りは京都に寄って千本閻魔堂で閻魔様に叱られ、千本釈迦堂で十一面観音を拝んで帰るのが楽しみだという。

私は今は年末で日頃の煩雑な日々を忘れて朝比奈隆のブルックナーを聞いたり、ヴァージニア・アストレイのCDサンクタスを聞いたり、将棋をかじったりして過ごしている。
朝比奈隆のベートーヴェン交響曲全集もしばらく聞いていなかったので、これから引っ張り出して雄大なスケール感を味わおうと思う。



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<span itemprop="headline">クラシック音楽と聖書の冬至</span>

2011-12-24 15:03:59 | 無題

朝はヨッフム指揮バイエルン放送響のブルックナーのミサ曲を聞く。
続いてサヴァリッシュ指揮ドレスデン・シュタツカペレのシューベルトのミサ曲を聞く。
その後フルトヴェングラー・ザ・レガシーのブラームス聞く。
震災で発売が一カ月延期になったのも記憶に新しい。
今はクレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団の1960年ライヴのベートーヴェン交響曲全集を聞いている。
今日は聖書のイエスがエルサレムで演説する場面をギリシア語英語対訳新約聖書で読んだ。
人々は律法学者を先生と呼ぶが、天の父だけが先生であって、人々はみな兄弟なのだとイエスは言う。

私はこのように、ギリシア語英語対訳新約聖書を少しずつ読んで行くのが好きだ。
シュトーレンを子どもがクリスマスを心待ちにして食べるようなものだ。
今年は25日にテンシュテットのコンプリート・マーラー・レコーディングスが届くように手配してある。
私が聖書のなかでも気に入っているのはテーサウリゼテ・ヒュミン・テーサウルース・エン・ウラノー、
すなわち汝の富を天に築きなさいという文章である。
それと、メー・テーサウリゼテ・ヒュミン・テーサウルース・エピ・テース・ゲース、
すなわち汝の富を地上に築いてはならない、という文章が対になっている。
クレンペラーのライヴのベートーヴェン交響曲全集、音が貧弱だがなかなか懐かしい響きになっている。
これはフルトヴェングラー・ザ・レガシーにも言えることだが
音が古色蒼然としていても、歴史的録音には独特のアウラがあり、好ましく感じる。
これからケーキを食べて、無印良品のシシカバブを食べて、クリスマスのお祝いをする。
向かいの家はクリスチャンらしく、知人が自転車で近所から集まってきて讃美歌を歌ったりしている。
私はテンシュテットのコンプリート・マーラー・レコーディングスを心待ちにしながら冬至のかぼちゃを食べてイエスの生まれた日を静かに祝いたい。

ベツレヘム生まれた赤子人の世の痛みを止めて糧を与える



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<span itemprop="headline">ムーンライダーズ休止前のラスト・コンサート</span>

2011-12-19 19:38:55 | 無題

先日の土曜日、ムーンライダーズの無期限活動停止前のラスト・コンサートに出掛けた。
5時に家を出て6時過ぎにコンサート会場の中野サンプラザに着くが、まだ開場していなくて、長蛇の列ができていた。
6時50分頃、ムーンライダーズのメンバーが客席から演奏しながら入場。ダム!ムーンライダーズの掛け声とともにステージに立ち、幕の前で岡田さん、武川さん、慶一さんにて鬼火を演奏する。
フーズ・ゴナ・ビー・リボーン・ファースト?の歌詞を慶一さんが朗読する。歌詞の書いたメモを会場に投げ入れ、コンサートに突入。
フーズ・ゴナ・ダイ・ファースト?ドント・トラスト・オーヴァー30、フルフル、涙は悲しさでできてるんじゃない、モロンの祭、などで盛り上がった後、新譜Ciao!を演奏する。
新譜Ciao!から慶一さんのマウント・KX、岡田さんのハロー・マーニャ小母さん、武川さんの弱気な不良パートⅡ、博文さんのオカシな救済、良明さんのマスク・ライダー、かしぶちさんのラスト・ファンファーレなど各自一曲ずつ演奏する。新曲をラスト・ライヴでやるところが意欲的。
後半、定番曲で熱狂を帯びる。ボクハナク、クールダイナモ・ライト・オン、ダイナマイトとクールガイ、スカーレットの誓い、トンピクレンっ子、ヤッホーヤッホーナンマイダなどを続けて演奏する。
最後は会場の女性陣を舞台に上げてマスカット・ココナッツ・バナナ・メロンを一緒に歌って踊り、会場の男性陣を募って花咲く乙女よ穴を掘れの穴掘りを良明さんが指導して慶一さんが熱唱。
終わりはKのトランク、ビアティチュードのあと、蒸気でできたプレイグラウンド劇場とこれまた新曲。
天井からは風船やクリスマスの赤銀のリボンやハートの形の紙吹雪が落ちてきてお祭り気分満載。
六つの来し方行く末が流れるなか、メンバーがステージを降りて、会場を歩いて退場する。
最後に慶一さんはまた進化した形でお会いしましょうとマイクで言っていて、今後の活動に含みを持たせる。
おそらく慶一さんはメンバーが健在なうちにきちんとした最後の花火を上げたかったのだろう。
また何かの形でメンバーが集結することはあり得る。とりあえず、これでお終い、あとは勝手にしやがれ
(ゴダール)といったところである。見事な打ち上げ花火だった。
とりあえず終わりにしよう今ならば笑って言える勝手にしやがれ



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<span itemprop="headline">飯守泰次郎指揮の第九に行く</span>

2011-12-11 17:41:46 | 無題

府中の森芸術劇場で飯守泰次郎指揮のベートーヴェンの第九を聞きに行く。
前の日オーマンディのベートーヴェン交響曲全集で第九の予習をしてきた。
午後二時開演だが、一時20分に着くと全席自由席なので三〇〇人ぐらい行列ができていた。
だが入場すると前の方は空いているという。
前から二列目の真ん中よりやや左に座った。
二時数分過ぎて指揮者の飯守泰次郎氏が入場すると割れんばかりの拍手。会場は満席。
私の席からは飯守さんの表情までよく見える。
まず、序曲エグモントを演奏。お手並み拝見。
序曲が終わって飯守さんが再び登場。第九始まる。
飯守さんは確かベーレンライター版を得意とするという話だが、今回はそんなに早くない。
バイオリンが真ん中で別れて右左がちゃんと違って聞こえて、生のステレオ感覚を味わえた。
飯守さんの指揮はここ、ほら、そこだっ!と掛け声が聞こえてきそうな気合の入った指揮ぶり。
実際、飯守さんの唸り声が何回か聞き取れた。気合の入った第一楽章、第二楽章に続き、うっとりとする第三楽章も無事終え、怒涛の第四楽章。
西高生がだいぶ合唱に入っているせいか高音もきれいに聞き取れる。
合唱指導の大久保正義氏のお陰で合唱も問題なく聞けた。
フィナーレが終わり、盛大な拍手。
飯守さんも満足そうな表情で答えていた。
やはり生演奏の第九は迫力がある。
いつもはCDで第九を聞いているが、この音はこうやってそこから出すのかという発見があり、
たまには生演奏もいいものだと改めて思った。
市民皆で作り上げた手作りの第九もなかなかのものだ。
暖かい気持ちで師走の列車に揺られて家路についた。

手作りの静かな第九聞き終えて師走の列車走る家路へ 



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<span itemprop="headline">ブルガリア料理店ソフィアに行く</span>

2011-12-09 00:30:34 | 無題

外国文学の本を読んで要約しながらケルン放送響のブルックナーを聞いて仕事を終えようとしていたら、友人から電話で何処かへ飲みに行こうと言うので、
各国料理のページで見つけたブルガリア料理店ソフィアに行こうと提案して八重洲中央口で待ち合わせた。
移動中ヴィルヘルム・ケンプのピアノでシューベルトの楽興の時とさすらい人幻想曲をメディア・ケグで聞いて出掛けた。
ブルガリア料理店ソフィアは八重洲ブックセンターの脇を曲がった所にある。
入るとひじょうに家庭的な雰囲気のお店で、民族衣装のフォークロア的な絵画で壁が飾られている。
いちばん価格帯の安全なコース料理を頼む。ボリャルカビールという地ビールを飲む。
出てきたのはヨーグルトパンとブルガリアン・サラダ三種盛り。
スネジャンカというヨーグルト・チーズとパプリカのマリネとジョブスカ・サラダというキュウリやトマトに粉チーズを掛けたサラダ。スネジャンカ、濃厚でうまい。
次はブルガリアン・ムサカ。ムサカという料理は各地にあるがそのブルガリア版。
お次は冷えたヨーグルトスープ、タラトル。
次はだんご料理キュフテでシシカバブ風味のもっちりしたハンバーグ。
次はカヴァルマという豚野菜のトマト味オーブン焼きで目玉焼きと混ぜて食べる。目から鱗の美味しさ。
最後にデザート盛り合わせでブルーベリータルトとヨーグルトとヨーグルト・アイスと林檎のスライス。
珈琲がまた濃厚な味。
友人はユニットでブルガリアの民謡や合唱も歌いたいと言っていた。
お皿も皆民芸品で統一されていた。
他には絶対あり得ない味でとにかく珍しくて美味しいのに仰天した。
友人は胡桃の部屋の音楽の監修は奇才大友良英だ、音楽の学校スコラは是非見たい、
年末金沢に行き着弾点観測所で吹雪に打たれ、おでん屋若葉で憩い、
帰りに京都の千本閻魔堂で閻魔様に叱られ、千本釈迦堂で十一面観音を拝んでくると言っていた。
帰ってエド・デ・ワールト指揮マーラー千人の交響曲を聞く。
エド・デ・ワールトのマーラー再販すると良いのだが。

驚きの花咲く食のフォークロア一度は行ってみたい原郷



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