超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

徒然俳句・鏡のアリス

2025-01-05 03:02:33 | 自作俳句
正月に祠に座る達磨石
人の庭難を転ずる実がたわわ
冬休み教会ふうの時計塔

防波堤密林ありて冬の川
冬の午後トランペットを吹く河原
密林に垣間見えたり冬の川

冬の川乗馬倶楽部の白い馬
新春に鏡の国のアリス買う
お節にも飽きて十勝のチーズかな

札幌のコートがやはり暖かし
生前のレノンのベスト冬に泣く
初売りで「ゴッホのあしあと」辿りけり
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徒然俳句・巳の小物

2025-01-04 05:02:11 | 自作俳句
参詣者落ち着いたあと初詣で
年末の第九の続き盤比べ
初売りで赤い彗星ザク入手

お煮しめと仏蘭西パンでお正月
天才を寄付で雇えと冬の本
極太のすあまで思う北の冬

初夢は自分の着ている服探し
本物の鷹が夢より好い縁起
初春に円筒型の赤ポスト

御籤には家持の歌書いてあり
夢で見し面影だけが初便り
張り子かな巳年の小物 目が優し

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俳句・宝船&みくじ短歌

2025-01-03 05:03:08 | 自作俳句
去年今年実に深けり寺の鐘
初空や晴れのひかりが広がりて
蓬莱の舞いを今年も見てみたし

黒豆とうま煮があれば宝船
一年を刻み始める初日記
読み初め「労使はどれも産業者」

初売りやブックオフだけ見に行かむ
近郊の駿河屋支店も福袋
町の奥祠の中に初だるま

初詣で御籤の歌に返歌する
初計り牛乳寒天目方減る
雪の下福寿草など咲き始め


ちなみにお寺のお御籤の短歌は
「春の苑 紅ないにほふ 桃の花 下照る道に 出で立つ乙女」というもの。
私の返歌
「桃の花 見つけしときは 匂へども 行けば紅ない また遠ざかり」



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徒然俳句・獅子頭

2025-01-01 00:00:06 | 自作俳句
初日の出未広がりの年来たる
元旦は晴れの特異日鷹が飛ぶ
公園で凧揚げの子が走りけり

コンビニで牛乳寒天お正月
町の奥石の祠も注連飾り
お正月短歌御籤を引くつもり

晴れの菓子生八つ橋を二三枚
獅子舞の頭飾りて赤と金
レトルトは年末年始笠地蔵

黒豆と雑煮であける晴れの朝
川沿いの乗馬倶楽部に白い馬
サヴァリッシュWaltzで祝う賀正かな
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